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渚にて

[ナギサニテ]
On the Beach
1959年上映時間:134分
平均点:6.26 / 10(Review 39人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-02-10)
ドラマSFモノクロ映画ロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-05-14)【TOSHI】さん
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監督スタンリー・クレイマー
キャストグレゴリー・ペック(男優)ドワイト・ライオネル・タワーズ中佐
エヴァ・ガードナー(女優)モイラ・デヴィッドソン
フレッド・アステア(男優)ジュリアン・オズボーン
アンソニー・パーキンス(男優)ピーター・ホームズ少佐
ガイ・ドールマン(男優)ファレル少佐
ケヴィン・ブレナン(男優)キング
城達也ドワイト・ライオネル・タワーズ中佐(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / 日本テレビ / BD】)
翠準子モイラ・デヴィッドソン(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
北原隆ピーター・ホームズ少佐(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
勝田久ブラディ提督(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
松村彦次郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
鈴木弘子(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
野田圭一(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
玉川伊佐男ジュリアン・オズボーン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ジェームズ・リー・バレット(ノンクレジット)
ジョン・パクストン[脚本]
音楽アーネスト・ゴールド
撮影ダニエル・L・ファップ
ジュゼッペ・ロトゥンノ
製作スタンリー・クレイマー
制作東北新社(日本語吹き替え版【テレビ朝日 / BD】)
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術ルドルフ・スターナド(プロダクション・デザイン)
フェルナンド・キャリー(美術監督)
編集フレデリック・ナドソン
録音ウォルター・エリオット
スタントキャリー・ロフティン(ノンクレジット)
ネタバレは禁止していませんので
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12
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39.《ネタバレ》 淡々としながら、根底に絶望感が嫌というほど漂っていて、それは人物らがつかの間釣りをしたり、レースに興じたりしている間もしっかり意識にこびりついて、なんかとてもざわざわする映画でした。怖かったです。
放射能=死が迫っているのに皆落ち着いているように見えるのは、この時期は「パニックにひととおりなった後」を描いているからでしょう。おそらく人は生の期限をばくぜんと知らされても、朝コーヒーを入れ、制服に着替えて出勤し、傾いた額をいちいち直すのだろう。絶望と、ほんの少しの希望を抱きながら。こんな諦念を抱えた人々の、半分しか生きてないような表情が辛い。
無人のサンフランシスコやコーラの瓶とブラインドが打電するシーンなど、サスペンスとしても一級の演出が強烈でした。
G・ペックとA・ガードナーが恋情を昂ぶらせる場面は二人を大映しにする画が往年のメロドラマみたいでちょっと興ざめしましたが。
刹那的な恋愛を挿みながらもラストはきっちりと非情に幕を閉じました。なかなかシビアな監督です。「まだ時間はある」の幕が切ない。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-11 18:02:11)(良:2票)
38.『海底二万哩』からアドベンチャー要素を取り除きロマンス仕立てにした作品。グレゴリー・ペック、エヴァ・ガードナー、フレッド・アステア、アンソニー・パーキンスといったしっとりとした俳優達がそれなりに雰囲気を醸し出すものの、こじんまり感が否めず、街の終末模様の虚しさや終末を迎える街の緊迫感が何も響いてこないのが残念。製作費がかけられなかったのだろうか?
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 5点(2018-05-27 16:00:59)
37.《ネタバレ》 グレゴリー・ペックがでてるとどうしても恋愛ものに見えてしまうなぁ、タイトルもそんな雰囲気だし。でも実は北半球の人類は絶滅していて、何故かオーストラリアは今のところ無事だという設定なんですねこれは。まぁようするに人類絶滅ものなんだけどほぼそれを感じさせない構成・造りは何かちょっと一種独特。謎の通信信号が発信されているくだりはなかなか面白かったし、、フレッド・アステアが踊らなくてなぜか科学者でなぜかフェラーリに乗ってレースにでる。で、初めてでたけど優勝しちゃうとか 無人のサンフランシスコの絵はこれはすごい!よく撮影したなーー だけど全般的に制作年もあってかちょっとダラダラ感があったかなぁ、でもこのテの滅亡モノの元祖?らしいので興味深く拝見致しました。エヴァ・ガードナーさんもなかなかお綺麗でゴザイマシタ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-03 11:43:18)
36.避けられない死が海の向こうから徐々に迫っている、という雰囲気がイマイチだった気はしますが、一見の価値がある作品には違いありません。サンフランシスコからの謎の信号を究明するシーンは、結果を知っていても緊張しましたし、言い知れぬ寂しさを感じました。
次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 6点(2017-03-25 13:23:02)
35.《ネタバレ》 非常に良い作品だと思います。淡々と、しみじみ人々の終末観を映し出しています。
無人になった街、工場が映しださていきますが、結局のところ、この世で価値があるのは
人々の中の愛情でしかない・・と感じさせる映画です。
やはり、最後は故郷に帰りたいと思うのでしょう・・・
cogitoさん [DVD(字幕)] 7点(2015-10-24 17:10:43)(良:1票)
34.核戦争後の世界を描き、核の怖さを声高にではなく、淡々と描いている。人生に先が見えてきたとき、人は何をすべきか?深く考えさせられる。全編に流れる「ワルチング・マチルダ」の音楽が印象深い。例のコカ・コーラのモールス信号打電シーンは名場面だ。このシーンで終わってもよかったのでは?
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-24 09:49:33)(良:1票)
33.第3次世界大戦による、仮想現実の世界を描いたアイデアの面白い映画。
昭和34年製作の作品ということもあり、どうしても映像的な部分での緊張感は欠けるのだが、
そのぶん様々な苦労が窺える。役者さんたちの表情やセリフで緊張感を煽りながら、
ドラマに重点を置きつつ、ストーリーを進めていくという手法。
でもやっぱり時間は長すぎる気がするし、ドラマといっても恋愛風のエピソードまで入っていて、
さすがにこれではちょっと辛いかなという印象を受けた。
一番記憶に残っているシーンはラスト。メッセージ性は抜群で、製作者の意図は十分に伝わった。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-07 07:22:45)
32.映画製作時から見た近未来SFだが、映画がスター俳優たちのものだった頃のハリウッド映画らしく人物メインで映しているせいもあってロマンスものにしか見えない。エヴァ・ガードナーとグレゴリー・ペックがバルコニーで語らうシーンが最も力の入ったシーンで、それ自体はいいのだが「核の恐怖」の最中という設定を無視した演出はどうかと。切羽詰った感でも無常感でもなんでもいいけど、普通じゃないってところが全く描かれていない。無人のマンハッタンとかレースシーンの迫力とか随所にいい画はあるが、やはりスターの顔を引き立てるハリウッドスタイル、しかもオールキャストの弊害は否めない。
R&Aさん [DVD(字幕)] 4点(2010-12-02 14:08:02)
31.《ネタバレ》 終末戦争の果て、確実に「滅亡」に突き進む顛末を描きながら、この映画では、爆弾が爆発するシーンも無ければ、人が絶命するシーンすら無い。
残された人間たちの、“最後の時”を迎えるまでの僅かな日々を、淡々と描き連ねる。
「悲劇」に対する悲壮感も、感動も努めて排除されているように思う。

だからこそ、異様とも言える「恐怖」をひしひしと感じる。

この映画に“救い”は無い。
核戦争により滅亡を決定づけられた人類。かろうじて直接的な被害を逃れたオーストラリアにて、残された日々を生きている。
すがるように追い求める幾つかの「希望」は、次々と儚く崩れさっていき、全世界を覆い尽くそうとしている放射能汚染により、着実に滅亡に突き進んでいる。

「希望」を失った人類たちに残された道は、ただただ淡々と“その時”まで生きること。
その人間模様をそのまま淡々と描き、ラスト、無人となった街のカットで締める潔さに、映画としての多大な説得力と、テーマに対する真摯さを感じた。

冷戦の最中、核の脅威を描いた幾つかの名作に共通することは、決して安直なハッピーエンドを描かないことだ。
人類が直面する「危機」に対して、極めて真剣に問題提起を試みている結果だと思う。

今、そういう映画はほとんど無い。
冷戦という時代背景はもちろん過去のものだが、だからと言って、“脅威”が消え去ったわけでは決してない。
今日のニュースでも“となり”の国の半島で起こった「愚行」を延々と伝えている。

“脅威”に対する危機感の薄れ。
そのことこそが、今の時代に最も恐怖すべきことのような気がしてならない。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-23 23:03:38)(良:2票)
30.《ネタバレ》 誰もいないゴールデンゲートブリッヂ。サンフランシスコの坂の街。どうやって撮影したんだろう?と思ったくらい。この映画は放射能で汚染されるまでには、まだ時間があるが、いづれは死を約束された場所。暴動を起こす若者も、無邪気に走り回る子どもたちもいない。ただ死への不安や孤独に怯える人々の人生模様が描かれる。サンフランシスコに残ることを決めた男性が釣りをしていた傍で潜水艦が浮上するとこのシーンは秀逸。今のCGじゃ出せない映像だ。また生存者からの信号かと現地まで探りに行くと、コーラのビンと風に揺れるカーテンが正体という、生き残った人類の孤独感が一層と感じられる演出もいい。しかし、生き残っているのがアメリカ人ばかりのようなのが、ちょっと「あれ?」と思わされる。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-23 17:02:19)
29.《ネタバレ》 音楽も、放射能により既に滅亡した街の描写も、刻々と迫りくる放射能を前になす術もなく最後の時を待つ人々の描写も悲壮感があまり感じられず綺麗すぎるきらいはありますが、どうにもならない、なす術がない以上結局は現実を受け入れる他ない。そんな人々の人間模様、諦観を演じる豪華キャストの静かな演技は見応えありでした。時は東西冷戦真っ只中、本作も社会的なメッセージ色の強い作品を撮り続けたスタンリー・クレイマー監督らしい作品です。ラストシーンの生命感が消え去った街に残された「兄弟たち、まだ時間はある」というメッセージ。本作から50年の時を経た今の世界は環境問題で世界が一つにならなければならない時代であり、このメッセージはそのまま今の世界へのメッセージのようでもあります。
とらやさん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-18 16:41:34)(良:1票)
28.《ネタバレ》 核による放射能により、人類は「種」として「老境期」を迎える。人々は、パニックを起こすでもなく、自分の任務を淡々とこなしながら、しかし、それぞれの人生の後悔で身を焼きながら、その日がくるのをただ待つ。まるで、老人ホームの光景のようだ。静かな終末未来観。
なたねさん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-17 00:48:42)
27.《ネタバレ》 映像の光と陰、明と暗、人の姿と無人の風景の対比がとても印象的でした。
はんにまるさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-20 02:34:37)
26.恋愛映画のようなタイトルですね いろいろ突っ込みどころがあります 主人公はいいオトコです
マーガレット81さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-01-30 20:32:10)
25.シリアスな地球滅亡系の映画なんですがなんていうかまぁ、もうちょっと人々が行きかうようなシーンがあると思ったんだけど意外に静かですね。真面目に作ってるのはわかるんですがその・・すんません、死体はいずこへ?でもダンスを踊らないフレッド・アステアをメインに持ってきたのはなかなかのツボでシリアスさが表現されてるのはよかったし、静かさが逆に絶望感を漂わせてるような感じがしてよかったです。
M・R・サイケデリコンさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-17 23:45:16)
24.《ネタバレ》 第三次世界大戦後、放射能に汚染された地球というパラレル世界を描いたSF。この時代の人はこのような作品をモノクロ映像で見せられて満足できたのだろうか。潜水艦のシーンなどは是非カラーで見たいものだ。発想はSFだが、むしろ寿命を告げられた人間がとる行動をそれぞれ描いていて、なかなか考えさせられた。現実を受け入れない者、過去の夢を果たそうとする者、死の苦しみから少しでも逃れようとする者、故郷に帰る者、大好きなワインの心配をする者などもいて、千差万別。最近の地球滅亡モノの走り的作品。
ちゃかさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-16 20:09:18)
23.《ネタバレ》 「復活の日」の元ネタはこの作品なのでしょうか?パニック描写を排し、淡々とした日常生活を積み重ねる手法は一応好感が持てるのですが、それにしても危機感や切迫感が希薄です。一見平穏な部分の描写に注力するのはいいとしても、その中に潜む人の狂気のようなものを浮かび上がらせないと、北半球が死滅という前提の設定に説得力がありません。コーラのシーンと釣りのシーンに5点。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-09-05 04:25:10)
22.《ネタバレ》  この時代に、人間ドラマだけで世紀末を描く映画も珍しいのではないでしょうか?
近年CGを屈指させながら、偽善的な人間ドラマを描く邦画の評判の悪さを、日本の製作者たちは、本作を観て勉強してもらいたいです。
 ですが、本作もタイトルだけでは観賞意欲は全く湧いてこないし、それぞれの人間ドラマの絡みがほとんどないので倦怠感を感じます。
 冒頭で登場するアンソニー・パーキンス夫妻は途中からほとんど描かれないので、どうなったんだ?と思いました。
 今の情報化社会で知られている現状と比べて、放射能について、どの程度の知識を踏まえて原作が作られたのかも疑問です。
 2時間を超える上映時間はとても長く感じました。
 画期的ですが、私も歴史に残る映画とは思えません。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-09-04 01:29:44)
21.《ネタバレ》 非常に真面目に作られた反核映画で、全編リアルな演出に徹したのが効いています。力作だとは思いますが、見終わると疑問が。
放射能の影響による“死”を扱っている割には、死体がひとつも出てこない。まったく無人のサンフランシスコという図は、これはこれなりに恐怖感を抱かせるわけですが、猫の子一匹死体がないとはどういうことか。放射能汚染で突然死ぬわけではあるまいし、パニックになって暴動や略奪が起こりそうなものですが、そういった形跡もなし。まあ、作品全体の雰囲気と合わないのかもしれませんが、あまりにも静かすぎます。
核戦争が「愚かな人間」によって引き起こされたのなら、愚かであることを感じさせてくれなければ、なるほどと納得できません。どうも、あまりにも綺麗事すぎるんじゃないかと思います。結局のところ、「アメリカ人が作った反核映画」はこんなものか、という気がします。いい映画だとは思いますが、傑作とは言えません。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-01 20:44:50)
20.若き頃評判の作品もテーマが暗く何度もパスした。40年前の作品であるが今こそ一番恐ろしい時代。核戦争後の放射能汚染よる迫り来る人類滅亡を良識ある豊かな人々、家庭を通して、静かに、淡々と描写。実際はこんな静かな良識ある最後にはならない。それでも人類の愚かさと悲しみが良くでている。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-20 14:13:41)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 6.26点
000.00%
100.00%
200.00%
312.56%
4512.82%
5615.38%
6615.38%
71435.90%
8615.38%
912.56%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review4人
2 ストーリー評価 4.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.60点 Review5人
4 音楽評価 5.00点 Review4人
5 感泣評価 4.50点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

1959年 32回
作曲賞(ドラマ)アーネスト・ゴールド候補(ノミネート) 
編集賞フレデリック・ナドソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1959年 17回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演男優賞フレッド・アステア候補(ノミネート) 
監督賞スタンリー・クレイマー候補(ノミネート) 
作曲賞アーネスト・ゴールド受賞 

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