ハイウェイの彼方にのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ハ行
 > ハイウェイの彼方にの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ハイウェイの彼方に

[ハイウェイノカナタニ]
Adopt a Highway
2019年上映時間:81分
平均点:7.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(2020-12-17)【envy】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ローガン・マーシャル=グリーン
キャストイーサン・ホーク(男優)ラッセル・ミリングス
エレイン・ヘンドリックス(女優)ダイアン・スプリング
脚本ローガン・マーシャル=グリーン
製作イーサン・ホーク
ジェイソン・ブラム〔製作〕
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.《ネタバレ》 これは掘り出しものでした。この映画をビデオスルーした配給会社のなんと見る目のないことか。同じ日本人ながらあまりのセンスの無さに驚きを通り越して呆れるばかりです。本作「ハイウェイの彼方に(原題:Adopt a Highway)」は、人によっては地味な映画に見えるかもしれません。しかしなぜだか私は非常に奥深い映画だと感じ入ってしまいました。それはおそらく人として不変的であろう親子の愛を描いているからに他なりません。赤ちゃんがフューチャーされた予告動画やパッケージを見ただけではこの映画の本当の内容は理解できません。両親の墓前で「思うような人生ではなかった」と告白する男。インターネットすら使ったことがない40代の独り身の男が20年の刑期を終え乗ったバスの先に、この男の新しい人生が待っています。

【ここからはネタバレを含みます】
世間から取り残された独身息子に向けた手紙になっていますが「小さなこの子は私に愛を教えてくれた」という文面の通り、親としていかに無条件の愛情を子に注げたのか?という親から子に向けた愛の物語にもなっています。終盤までの70分がほとんど前置きですが、その前置きに沢山の伏線・理由・意味といったものが散りばめられています。「何でも分け合う優しい子だった」とか「父が嬉しそうに開ける茶封筒の話」、墓前で座り込む絵面の素晴らしさなどなど、、シンプルで静かな映画なだけに後で思い返すと「なるほど~」と妙に染み入ってきます。とにかく、亡き父からの手紙が非常に良い。あれほど感動させられる文面には滅多にお目に掛かれません。

ちなみに「三振法」とは1990年代にアメリカで実際に州法として運用が開始された法律で、前科が2回以上ある者が3度目の有罪判決を受けた場合、犯した罪の重さにかかわらず極刑(スリーストライク=アウト)となる非常に厳しい法律。
また、原題である「Adopt a Highway」は、Adopt-A-Highway Program というアメリカの州間をつなぐ幹線道路をそれぞれ関わっている州が分担して清掃やメンテナンスなどを行うプログラムのことを指しており、各州が道路の一部区間を「養子」として引き取って面倒を見るという意味合いから、捨て子を養子として引き取りたい主人公の心情を掛け合わせた題名となっています。「ハイウェイの彼方に」ではこういった深い意味合いまでは汲み取れていないようです。
ラストで人生を取り戻せと託された「チリアン・プラム(切手)」ですが、これは非常に高価な物で評価額が15万ドル以上(今の日本円で2,000万円近くにもなる!)の非常に貴重なものだそう。主人公(イーサン・ホーク)の目で訴えかけるような渋い演技も含め、とにかく本当に素晴らしい映画でした。これがビデオスルーだなんて信じられません。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-10-02 12:42:15)
2.イーサン・ホークが成熟した演技で魅せてくれますね。この方は会話劇がとっても得意かと思いきや、SFもこの映画のような寡黙な役もこなせて幅広いですね。
題名になった「Adopt-A-Highway Program」、道路も養子になれるのだから、エラのことも、と考えたのだろうか。ちょっとしたことで道を外れてしまった幸せとは言えない人に幸あれ。という意味のエンディングロールのひとことだったと思う。
心温まる作品でした。
HRM36さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-06 16:29:21)
1.《ネタバレ》 日本では劇場未公開なんですね。三振アウト法なんていうのも初めて知りました。
イーサン・ホークは演じるタイプがほんとに多岐にわたっていると思うんですが、その中でも本作のような人物を演じると見事ですね。
おどおどしていて自分をなかなか表に出せないみたいな。繊細で表情も情感に溢れていてこちらにズンズンくる感じ。
もうオープニングからラストまでラッセルの表情だけでウルウルしてくる。とにかくイーサン・ホークの演技が素晴らしい。
最初は赤ちゃんを育てることで生きる糧を見出し、再生していくのかなと想像していたのですがちょっと違ってまして。赤ちゃんとのことがきっかけになって亡き両親と向き合うために故郷へ戻るわけで、そしていつも首からかけていた鍵がなんだったのかがわかり、一気に状況が変わるといいますか、光がさしてくるっていう具合。
全編ラッセルにウルウルだけじゃなくハラハラしどうしなんですが、赤ちゃんをベッドの端っこに寝かせたままにしているのにいちばんハラハラ。
でもあれって伏線になってたってことかしら。生後4~5か月というような赤ちゃんにチュールレースの安っぽいドレスを着せて置き去りっていうのが余計に哀れに感じて泣けたわね。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-17 21:46:26)(良:1票)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7266.67%
800.00%
9133.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS