とうもろこしの島のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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とうもろこしの島

[トウモロコシノシマ]
Corn Island
(Simindis kundzuli)
2014年グルジアチェコカザフスタンハンガリー上映時間:101分
平均点:7.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-09-17)
ドラマ戦争もの
新規登録(2017-08-30)【aimihcimuim】さん
タイトル情報更新(2021-01-30)【かっぱ堰】さん
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撮影エレメール・ラガリイ
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3.《ネタバレ》 基本はグルジア(今でいうジョージア)の映画だろうが、その他いろいろな国から支援を集めて作ったらしい。役者としては、祖父役はトルコ出身のクルド人のようで、また孫娘役は名字からしてグルジア人に見える。いずれにせよアブハズ語の話者ではないだろうが、台詞が少ないのでボロが出ないで済んだかも知れない。
題名の島は、最初に全貌が見えた時点では本当に小さい中州だが、やがてそれなりの畑地ができていくのは見事と思わせる。撮影は2013年の4~9月とのことで、季節が変化すると作物が伸びて人の衣服も変わっていた(体型が透けて見えすぎだ)。

ところで他の映画レビューサイトを見ると、最後に出た男は全く別の登場人物と思うのが普通らしいが、個人的には祖父によく似た人物かと思った(鼻など)。ただし少し若く見えるので、これは例えば祖父の息子(孫娘の父)が、最初にここで人形を見つけた時点まで遡ったと思うこともできる。この人形は娘にとっていわば父親の形見なのかも知れないが、祖父が最初にここで発見したのも息子の遺品だったのではないか。土地は耕す者のものだという言葉そのままに、祖父は息子の土地だったこの場所を、いわば自分の領土として守り抜こうとしたと取れる。
「戦争でのうても人は亡くなる」という別映画の台詞を思わせる結末になってしまったが、しかしそれほど柔な男でもなく、しぶとく生き延びて孫娘の成長を見届けたはずだと個人的には思いたかった。よくわからないところもあったが結果として、戦争があっても自然の猛威があってもこうして人間は生きている、ということを訴えたかったようではある。あるいは国家も耕作者も区別なく、人間の土地に対する支配など永続するものではない、というのが真意かも知れない。

ほか個別のこととして、負傷したグルジア兵に対しては祖父としても思うところがあったらしい(ポケットの遺品に手をやっていた)が、最後はもうこの男を軍隊には戻したくないと思っていたようだった。
また思春期の孫娘が変に色気づいていくのは心配させられた。トウモロコシ畑でつかまえて状態で翻弄されまくった男は哀れだったが(バカみたいだ)、その後の収穫時に孫娘が手を切ってしまい、軍手とかはしないのか、と思っていたらいきなり泣き出したので笑ってしまった(笑ってごめんなさい)。こんな乙女心には付き合いきれない。祖父も大変だ。
かっぱ堰さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-20 09:29:38)
2.川の真ん中にぽつんとある小島(丘?)に住む老人と孫娘。2人とも住んでるとこも変わってるが、人間的にも相当変わってて面白い予感。川の両岸で戦争しており、怪我をした好青年が泳ぎつくが、2人の変人に最初は戸惑う。が、打ち解けていくと良い人であり、その過程がなかなか面白い。
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-21 12:14:04)
1.みかんの丘に引き続き見る。
とても綺麗な映像と、そこから感じさせる社会情勢が
うまくまとまった良質な映画。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 7点(2017-09-05 11:37:16)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
73100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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