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村八分

[ムラハチブ]
1953年上映時間:94分
平均点:5.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1953-03-08)
ドラマ
新規登録(2021-06-07)【かっぱ堰】さん
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キャスト中原早苗(女優)吉川満江
藤原釜足(男優)吉川一郎
英百合子(女優)吉川きみ
乙羽信子(女優)香山先生
山村聡(男優)本多記者
日高澄子(女優)本多和子
山田巳之助(男優)村長
菅井一郎(男優)山野
御橋公(男優)遠藤
殿山泰司(男優)教頭
久松保夫(男優)アナウンサー
横山運平(男優)山口のじいさん
脚本新藤兼人
音楽伊福部昭
撮影宮島義勇
製作近代映画協会(製作会社)
山田典吾
絲屋寿雄
美術小島基司
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1.《ネタバレ》 1952年の参院補欠選挙に関連して起きた「静岡県上野村村八分事件」を題材にした映画である。劇中の悪玉はムラ社会と保守政治家、対する善玉は「朝陽新聞」(架空?)や教員その他の労働組合、「進歩的な政党」と日弁連であって、そういう人々が古い社会をぶち壊して進撃していく見通しを示していたらしい。
音楽関係では、冒頭と中盤と終幕場面の3回出る陰気な曲はロシア歌謡「仕事の歌」(Дубинушка ドゥビヌシカ)で、当時は革命歌として受け取られていたと思われる。また映像的には最後の場面で、民衆の力が岩をも動かしたことが表現されていたのが目につくが、毎年耕作している畑にでかい岩が残されているという想定は無理があった。
ほか役者としては、乙羽信子という人が若いのに目を引かれた(当時まだ20代)。

DVDには「あなたはどう考える」と書いてあるがわざわざ考えるまでもなく、民主主義の根幹を揺るがす選挙不正は絶対悪である。また現代人の感覚で住みづらいと感じるムラ社会なら住民が去って滅んでいくのも当然であり、その意味で、主人公の父親が言った「引っ越す」は妥当な考えである。
一方で、具体的な行動として主人公がどうすべきだったのかは何ともいえない。本人がこれで納得していたならそれでいいともいえるが、個人的な感覚としては、学校で意見が割れていた状態に近いというのが正直なところである。しかし当然ながらこの映画の立場としては何が正しいのかを決めてしまっており、見る側に考える余地を与えないのはムラ社会と同じである。
村八分に関していえば、そういう習俗自体は前近代の遺風というしかないが、同調圧力ということなら田舎に限らず、今も全国の近隣社会や学校内そのほか日本社会に広く存在すると思われる。しかしそれだけでもなく、インターネットメディアが地球規模で発達した今日、人々の考えの自由を縛り異見を圧殺しようとする力は世界のあらゆる場所に作用していると思わなければならないのであって、劇中の出来事を日本限りの悪弊と捉える限り、この映画も視野の狭かった昔の映画としか見られないことになる。

なお劇中で事件後に警察や法務局が出て来ていたのを見ると、日本社会は普通にまともだと思わされる。現代でも世界的には国家ぐるみで選挙を有名無実化している国もあり、また人権侵害どころか人間の尊厳そのものを踏みにじる非道な国もあるわけで、そのような面でも、視野を国内だけにとどめてはいられない時代になっている。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 5点(2021-06-19 08:54:13)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 5.00点
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400.00%
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600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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