レディ・マクベスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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レディ・マクベス

[レディマクベス]
Lady Macbeth
ビデオタイトル : レディ・マクベス 17歳の欲望
2016年上映時間:89分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-10-23)
ドラマサスペンス歴史ものロマンス小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-03-08)【Yuki2Invy】さん
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キャストフローレンス・ピュー(女優)
音楽ダン・ジョーンズ
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2.《ネタバレ》 19世紀、イギリス。海沿いのとある地方都市に住む大富豪マクベス家へと嫁いできた、まだうら若き17歳の少女キャサリン。それまでの貧しい生活から一転、彼女は何人もの使用人を抱えた何不自由ない生活を手に入れたのだった。だが、当主である年の離れた夫は横柄な性格で、妻であるキャサリンをまるで使用人の一人としか見てくれない。しかも潔癖症なのか特殊な性癖の持ち主なのか、キャサリンに指一本触れてこないばかりか、夜な夜な彼女を裸にしてそれを眺めながら自分で処理するという毎日。次第に欲求を抑えられなくなったキャサリンは、ある日、野性味あふれる馬の世話係の男と一線を越えてしまうのだった。夫は数日前から所有する炭鉱のトラブル処理のために旅立ったきり、帰ってくるめども立っていない。若い欲望を持て余したキャサリンは、どんどんとその男と愛欲の海へと溺れてゆくのだった。当然、閉塞的な田舎町で彼女の不倫は瞬く間に人々の噂の的となり、それは遠く離れた地に居る夫の耳にも届いてしまう……。イギリスの寂れた田舎町を舞台に、若くして地主の妻となったそんな〝マクベス夫人〟の禁断の愛を濃厚に描いた愛憎劇。『ミッドサマー』で強烈なインパクトを残してくれた若手女優フローレンス・ピューの長編デビュー作となった本作を今回鑑賞してみました。全編まったくBGMもなく、ただひたすら淡々と起こった出来事を綴ってゆくという本作のスタイルに最初こそ眠気を誘われたものの、この主人公が人目も厭わずに若い男と情欲の海に溺れ始める辺りから次第に惹き込まれて観ている自分がいました。とにかく画が非常に美しいんです。シンメトリーを意識したであろうカットはどこを切り取っても、まるで中世の絵画のような気品ある美しさに満ちています。特に真っ青なドレスを身に纏った主人公が大きなソファに座ってこちらを見つめるシーンは、そのまま切り取って部屋に飾っておきたくなるほど。そんな美しい〝画〟の力が、正直このありきたりな不倫話を濃厚な愛憎劇へと昇華させることに成功しています。そして何より、大胆なラブシーンにも挑戦したフローレンス・ピューの存在感よ!勝ち気でツンとすました彼女のその凛とした表情には、何か吸い込まれそうな魅力がありますね。稀代の悪女誕生という最後のオチも説得力抜群で、素晴らしいとしか言いようがない。いやー、やはり成功する人ってデビュー作から放っているオーラ違うんですね。なかなか見応えのある愛憎劇の秀作でありました。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2021-05-12 03:01:11)
1.《ネタバレ》 フローレンス・ピューの初主演作になるのでしょうか。若いのに実に可愛げの無いふてぶてしい様相がかなりのハマリ役だと言ってよいでしょう。思ったよりも生々しいセックスシーンを含めた彼女の演技は力強さや冷たさ・キレを兼ね備え、それが本作に唯一と言ってよい「観る価値」というものをつくり込んでいる、というのは間違いの無いトコロかと思います。

しかし、話の内容はもはや陳腐、と言ってよいレベルのシンプルさ、加えて、フローレンス演じる主人公の「悪」としての存在にも、何というか「凄み」というものが感じられないのですよね。要は、彼女は自分の劣情の赴くままに場当たり的に悪行を犯してゆくだけであって、そこには知性というか手管というか、手に負えない厄介さというものが感じられないのですよ。なのに結局、最終的に彼女の勝利に終わるこのお話というのは、サスペンスとしてはもはや不可解と言う他の無いチープさ、だと言って過言ではない様に感じています。

善にせよ悪にせよ、それをそれと在らしめるものは「力」なのだと思っています。その裏付けのない悪というものは、ただ空虚ですね。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 5点(2021-03-08 00:29:41)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
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200.00%
300.00%
400.00%
5150.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
900.00%
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