ペット・セメタリー(2019)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ペット・セメタリー(2019)

[ペットセメタリー]
Pet Sematary
2019年上映時間:101分
平均点:5.50 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-01-17)
ドラマホラーサスペンスミステリー小説の映画化
新規登録(2020-01-15)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2021-12-13)【イニシャルK】さん
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キャストジェイソン・クラーク〔男優・1969年生〕(男優)ルイス・クリード
ジョン・リスゴー(男優)ジャド・グランドール
原作スティーヴン・キング
音楽クリストファー・ヤング
製作マーク・ヴァーラディアン
スティーヴン・シュナイダー
配給東和ピクチャーズ
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1
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18.《ネタバレ》 自分が過去に酷い目にあってんのに「上手くいくとイイネ」じゃないよお隣さん。オリジナルと違いスケボー少年の出番がかなり削られたり、悪知恵のはたらくお姉ちゃんが蘇ったり、相違点がありました。胸糞エンドも好きだなぁ。エンディング曲はラジー賞にノミネートされたオリジナルのカヴァーと聞いて何か底知れぬ執念を感じた。
真尋さん [インターネット(吹替)] 7点(2023-10-27 23:51:44)
17.ずっと考えていたのだけれど、これは…予算が高いB級映画では?
ムーンナイトロンリーさん [インターネット(字幕)] 4点(2022-08-31 15:01:48)
16.《ネタバレ》 子供のシーンは本当にしんどい…。事前にトラックバンバン走らせてるから、もうその段階から<いつくる、いつくる…>と心臓に悪いです。
恐怖表現はものすごくきついものはあまり無いので、見やすい部類かとは思うのですが、子供は、やっぱりしんどいかなぁ。リメイク版とのことなので、旧作も機会があれば見て見たいです。
はりねずみさん [インターネット(字幕)] 5点(2022-07-07 15:47:26)
15.雰囲気も良くって、ジョン・リスゴーおじいちゃんも頑張ってて全体的に怖い映画になってるんだけど、旧作にあった胸を打つ悲しさはなかったかな。エリーが暴れ回るカットされたシーンがめっさ怖くて泣きそうになった。怖すぎてカットされたんだろうな。
センブリーヌさん [インターネット(吹替)] 6点(2022-02-17 02:21:01)
14.《ネタバレ》 ホラーの古典的作品だけあって、今更見ると、ありがちでひねりがなく、予想通りな展開のストーリーで、見てて退屈である。
禁断の秘術で死者を蘇らせたら、蘇った者はもはや別モノで、そこから悲劇が起こる…なんてのは手垢が付きまくった展開で、これからどうなるんだろう、っていうワクワクもドキドキもない。蘇った女の子は邪悪で殺戮に走り、登場人物が次々殺されていくわけだけど、見てても「はいはい、まー、そうなるわな」ってなもんですわ。
小説発表時、もしくは最初に映画化された当時、これがどれだけ怖く、また目新しいものであったかは知らないが、今、鑑賞に耐えれるような内容かと言うと、答えはNOである。
まあ、ラストシーンだけは、ちょっとインパクトはあったけれどど。あのあどけない幼児がこれから家族3人に手をかけられるという残酷な展開を予感させつつエンドロールはよかった。
まあ、でもそこだけだなあ。
ところで、どうでもいいつっこみをするが、娘が死んだのは呪いのせいでも何でもないよね。
両親は、庭が大型トラックが爆走する道路に面しており、その危険性を認識しておきながら、柵も作らず放置して、あまつさえ小さい子供から目を離す。
親の怠慢が招いた事故ではないか。随分と子供思いの両親ぶってるけど、あんたらほんとに子供のこと考えてる?(笑)
あと、最後のエンドロールで猫の役者(?)の名前もちゃんと表記されてたのが面白かった。チャーチ役は4匹いるようです!
椎名みかんさん [インターネット(吹替)] 6点(2021-12-20 22:23:10)
13.《ネタバレ》 引き続き原作は未読ですが、内容的には途中までは旧映画版にかなり忠実につくられてますね。その上で、展開運び自体は格段に向上しているとゆーか、ちょっと無駄や稚拙さが目立っていた旧作に比べると好く整理されてかなりシンプル・スリム、でかつ観易く・分かり易くなっていると思います。ホラー描写も(マイルドめなのはあんま変わってない、とは言え)流石にキョウビの映画レベルのクオリティまでに端的に向上しているので、そこら辺も含めて旧作からは総じて(当たり前に)レベルアップしてると言って好いでしょう。だからその意味では、リメイクとしても観る価値は諸々とフツーにチャンと備えていると思います。


※以降、ネタバレ全開ですのでご注意ください。


なので、問題は中盤以降の「アレンジ」とゆーコトになりますかね。結論をゆーと、まずココまで酷いバッド・エンドは率直にホラーでもそこそこ稀でありますし(ゲイジを手に掛けるシーンまでは映さなかった…のは最後の一葉の良心だとは思いますケド)それ以上にこのお話のコンセプトに対する「アンサー」としてコレが果たして適切なのか…とも個人的には強く感じるトコですね(=もっと「哀しい」お話なハズじゃねーの?と)。あとは純粋なホラーの技術的なハナシとして、復活するのがゲイジ or エリーのどちらが結局より良かったのか?という側面についても、別に今作の方がこの部分も優れた結果を出せていた…とは断言できないかなと思いました。確かに、私も最初はエリーが復活した方が良いのでは?とも思ったのですが(ソレは旧作が全般的にハマらなかったという個人的事情も大きいのですが、まずエリーくらいの年回りなら役者がチャンとホラーの演技を出来るだろう、と思ったのが大きいですね)ところが実際のソレを観てみると意外なホドにシックリ来なかった……つまり、邪な存在があーもペラペラ喋れるってのは、やっぱ結局あんまし怖くなんねーな…と思っちゃったのですよね(=それなら、旧作のゲイジ的な「邪悪な幼な子」の方がまだ好かったカモ、と)。

一言で要約します。ホラーとしてはそんなに悪くはない+ケドそこまで完成度高くはないし、あんまし怖くもない+原作とか旧作とかにこだわりがある人には向かないカモ(=単なる暇潰し用ならま~十分カモ)てな感じすかね(一言になっておらずスミマセン…)。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-12-11 18:49:50)(良:1票)
12.《ネタバレ》 オリジナルを観てから二十数年。
若い頃に観た映画がリメイクされるって、年取ったってことの証だね。
最近こういうケースが増えてきて少し複雑。
で、リメイク版。
オリジナルと比べるつもりはないのだが、前作は喪失感という悲しみが主軸だったのに対して、リメイク版は、死者の怒りが物語の原動力になっている。隣の爺さんの妻が然り、主人公の妻の姉も然り。
生前とは別のモノになって生き返るっていうのは、実は穏やかな死の静寂を乱された怒りだったのかもしれないと、本作を観て考えるようになった。
残念だったのは、娘を失ったことを受け入れられない父親の苦悩が観ている側に伝わらず、映画の筋を成り立たせるためにペットセメタリーを使ったようにしか感じられなかったことかな。
そこが希薄なので、生き返った娘が猟奇的になっている恐怖感ばかりが強くなって、どうしようもないやり切れなさが描かれてない歯痒さを勝手に感じてしまった。
ラストでおぞましい屍鬼と化した親子3人が、まだ幼い息子を迎えに来るシーンはちょっと引いてしまうくらい醜悪。
ホラー映画としてはいい出来なのかも。
もう少し細部にこだわった作りが欲しかったかなあ。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-16 20:34:40)
11.《ネタバレ》 そこは太古より、邪悪で禍々しい力が宿る場所――。都会の喧騒を逃れ、のどかな田舎町へと越してきたクリード家。可愛い盛りの二人の子供たち、愛する妻、そしてペットの猫と共に充実した日々を送っていた夫のルイスだったが、彼にはたった一つだけ気掛かりなことがあった。それは毎日家の前を猛スピードで通り過ぎる幾台ものトラック。不安を感じながらも新生活を始めた数日後、恐れていた事態が起こってしまう。娘のエリーが可愛がる猫がトラックに轢かれ、無残な死体となって発見されたのだ。エリーのことを思い途方に暮れる彼に、隣に暮らす老人が驚きの事実を教えてくれる。なんと森の奥深くにある神聖な〝ペットの共同墓地〟へとその死体を埋めると、次の日、何事もなかったように帰ってくるというのだ。半信半疑ながらも言われるまま、猫の死体を埋めたルイス。すると、ちゃんと次の日、猫は生きて帰ってきたのだった。だが、何処かおかしい。見た目は変わらないが、以前とは何かが違う。戸惑う彼を更なる悲劇が襲う。今度は愛する娘のエリーが、暴走トラックの犠牲となってしまったのだ。「どうして娘がこんな目に…」。嘆き悲しむ彼の脳裏に過ったのは、そのペット霊園の恐るべき力だった……。かつて何かのインタビューで、自分の書いたものの中でもっともおぞましい小説と言わしめたスティーブン・キングの初期の代表作を再映画化したという本作を今回鑑賞してみました。ちなみに僕は原作小説も映画の方も遥か昔に鑑賞済み。どちらも感想としては、愛する者の甦りという設定こそ秀逸だったものの、お話としてはどちらも普通という印象でした。なんか原作は、スティーブン・キングの悪い面が若干強めに出ちゃった感が強く、良くも悪くもサービス精神過剰なんですよね。この邪悪な力を使ってでも愛する者を甦らせたいというテーマ一本に絞れば良いものを、主人公が救えなかった患者の幽霊が何故か何度も出てきたり、妻の死んだ姉のエピソードが何度も繰り返されたりと明らかに詰め込み過ぎでした。本作も基本的にはそんな変わらず、やはり一本の映画としては散漫で引っ張りすぎな印象が否めません。中盤まで、「もうええからはよ死体を埋めに行けよー!」って何度も思っちゃったし。んでも後半、死んだ娘が生き返ってからはホラー映画のセオリーはちゃんと押さえられていたので僕はぼちぼち楽しめたかな。今回、死ぬのは長男から長女にしたのはナイスな変更だったんじゃないですかね。この子がなかなか頑張っていて、顔を歪ませながら包丁を持って襲ってくるとこはけっこう怖かった。あのたどたどしい喋り方もなんともヤな感じで大変グッド。という訳で、僕はまぁぼちぼち楽しめましたです、はい。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2021-04-23 23:31:29)
10.《ネタバレ》 死んだ者が蘇ってくる。でもちょっと違う。それは愛してた者であって別の者。科学が発展してAIで死者が戻ってくるみたいなニュースを最近見たが、科学が発展しようと、やはりそれは違う者なのでしょう。死は誰にでも等しく訪れるのなら残された者はそれを受け入れて生きていくしかない。というメッセージなのか。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-01 00:10:03)
9.ホラーというより、不幸が限界突破してて見てられない。
後味が悪く、救いがなく、気が滅入る。
他人の不幸は蜜の味、な人向け。

家族愛が災いしてマイナスベクトル
オリジナルを観てなかったのは、幸か不幸か…。
愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-13 23:36:48)
8.スティーブン・キング原作と知って、嫌な予感がしたけど、やっぱり合わないなぁ。
原作も読んでないし、オリジナルも見ていないので、本作の問題なのかもしれないが・・・
あきぴー@武蔵国さん [DVD(吹替)] 4点(2020-11-20 10:32:17)
7.《ネタバレ》 オリジナルの完全勝利。何故、リメイク版はきれいに纏めようとするのか?そのせいで作品の熱が冷めてしまってる。
あと、死んだ青年の出番が控えめ過ぎて、それじゃ居なくてもいいんじゃないかと思ってしまいます。中途半端な関りはジャマでしかない。
キングは納得したの?
リニアさん [DVD(字幕)] 5点(2020-10-16 22:29:26)
6.《ネタバレ》 妻レイチェルの姉の話はイランのじゃないか 
ペット霊園とあの土地柄に関係の無い逸話を混ぜ込んできちゃって 邪魔なだけ。
元の原作のスティーブン・キングはこれ認めちゃったのでしょうか 

更に尚、DVDには特典映像としてオマケ的に、もうひとつのエンディングなるものが9分ほど収められ存在していますが、そんなもの要らないと思います。ずるいと思います。一番大事なエンディング、いろんな葛藤しながらも一つに絞るのがプロの仕事でしょ 

(以下、ネタバレ)
でもですが、実はこのオマケのエンディングのほうこそが自分的にはまさかの見応えが有り、しっくりきてしまったのも事実なんですよね。
ママは死ぬこと以前に あの場所に埋められる事にただ怯え、それを熱演す。
結果、パパは死なず死ねず、完全に鬱の闇を引きずり不気味に終わったエンディング。
オマケのほうが良かったじゃないかと思える妙。

まあでも、これ見てしまったせいでまた1989年度版が見てしまいたくなってしまった。
でも見ないがいいかな 良かったものは良かったものとして封印しておくべきかな 迷うところだなあ。
3737さん [DVD(字幕)] 5点(2020-08-10 23:10:05)(良:1票)
5.《ネタバレ》 30年ぶりのリメイクということで拝見いたしました。
つめが甘いと感じるショットもあるにはあるんですが、ストーリーとしてはやはりさすがだなぁと。
ホラー映画は個人的には理解不能な展開に辟易することも多いのですが、
ペットセメタリーは超常的な話でありながらもすんなりと受け入れることができます。
それはやっぱり、人々のトラウマや罪の意識や願いといったものがストーリーと上手くマッチしてるからでしょう。
ラストは驚きと怖さを感じました。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2020-07-31 22:49:48)
4.《ネタバレ》 昔の映画のリメイクだからか、とてもシンプルな内容でした。まさに王道という感じ。

ペットを埋めると復活する謎の土地があって、そこへ突然訪れる娘の死。あとはやることは1つですよね~。

こういう展開の映画は色々観たことあるが、これが元祖だったんですね。

とにかく、そこに至るまでの怖がらせ方と、主人公家族が徐々に崩壊していく様が恐ろしかった。
あんな狭い道で超猛スピードで走るトラックも恐ろしい…。

オリジナル版も気になるので今度観てみよう。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-16 09:15:15)
3.《ネタバレ》 原作未読。原題『ペット・セマタリー(Pet Sematary=ペット霊園)』で霊園の本当の綴りは『Cemetery』。作品内でも説明されるように子供らしい綴り間違いを表してるワケですがこういう表現は日本だと難しいですね。英語圏以外ではどういうタイトルにしてるんだろう。 1989年版をリメイクした今回はだいぶストーリーを変えていて、ただのひねりのないホラーになっているのでオリジナルの方がはるかに良い出来だと思いました。事故で担ぎ込まれ主人公の前で亡くなりその都度忠告に現れるとぼけた感じで気の良い霊パスコーや隣の家の物知りおじいちゃんジャド(ジョン・リスゴー久々に見ました)関係なんかはだいぶ希薄になってるし、主人公一家の家族愛やその後に迫られる様々な選択やそれへの葛藤もグッとくるものは無かったです。そもそも事故死するのを姉にしていてるのは大失敗ですね。未見の方もいると思うので詳しく書きませんがオリジナルを見てみることをお勧めします(と、書いたところでオリジナルの私のレビューを見たら手抜き一言で点数も7点だったのは我ながらびっくりしましたw)。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 4点(2020-01-20 19:43:01)(良:1票)(笑:1票)
2.《ネタバレ》 本作も30年ぶりのリメイク作品。そんなに新作のアイデアがないのか?それとも過去作の出来に満足してないから作り直したのか?
個人的には本作は過去のオリジナルの方は「終盤でぶち壊し」だと思ってるんで、そこが改まるのなら見る価値はあると思っていた。結果は半分成功、半分失敗だと思う。成功したのはパスコーの出番を大幅にカットした事。あのおちゃらけ男は何しに出てきたか分からなかったが、本作ではもういなくても支障ないくらいの役所だった。それと復活した娘は復活させた父親を恨んでいたが何を恨んでいるのかはよく分からなかった。あっちの世界でぜーんぶ理解して帰ってくるのはどう言うことなのか?エイミーやジョンの過去まで全て知っている。悪魔憑きで戻って来るようなものなのか?知りたくない事まで知ったから恨んでいるのか?終盤の展開は今回もかなり疑問に思えた。前半の物悲しい雰囲気は前作の方が良く出来てたように思える。一長一短ありで30年も経って作り直す価値はなかったと言うのが結論です。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 5点(2020-01-19 15:06:37)
1.《ネタバレ》 本作は去年の春に世界的に公開され、日本では例によってやたらと遅れて劇場に到達。
日本公開日の時点で、海外Netflixでは配信も始まっており、VPNを変えれば日本のご家庭でも鑑賞できるという…。
この公開日の遅延、どうにかならないものか。いやビデオスルーにならずに、劇場で観られるだけでも良かったか。

さてオリジナル版のネタバレを避けたいので細かいことは言及しないが、自分は前情報をほとんど入れずに鑑賞したため、本作での改変はに思わず「!?」と目を疑うものがあった。
これ以降、エリーちゃんのフィジカルを活かした攻めのペット・セメタリーへと舵が取られるが、これはこれで楽しめた。
マイナーな変更点としては、パスコウ君の出番が大幅に抑えられたことで、ファンタジー感を削り、よりダークなホラー映画に近づけようとする動きもうかがえた。(ちなみにパスコウ君は人種も変わった)

また、オリジナルでは、愛ゆえに自然の理に挑む人間が哀しさが印象に残ったが、本作は死者の怒りという面にもフォーカスすることで、ホラー映画的な間口の広さを確保できていたと思う。
死後の世界はあるの?どんな感じなの?いやないだろうよと議論を繰り広げた3人。彼らがまとめてペッセメ送りされてしまうという意地悪な脚本が良い。一体どんな答えを見たのだろうか。

しかしながら、事の発端となるチャーチの一件まではオリジナルとほぼ同一内容で進行してくため、いかに攻めた展開にしようと、しっかりとしたドラマが息づいているのもいい。
加えて、レイチェルのお姉さんの話も深く掘り下げており、これはびっくり箱的な恐ろしさを演出すると同時に、「生」という観点における人の無力さ・運命の不公平さを感じさせるエピソードになっている。

結局、生者である僕たちにとっては、「生」と「死」の謎というものは計り知れないものだ。
すべての生き物に公平にありながら、その形や時間はそれぞれ不公平なまでに異なっている。これは自然の理であり、それがどんなに苦痛だとしても、変えることはできない。

大事な人、身近な存在を亡くす悲しみ。子供であろうと大人であろうと、世界の不公平さを受け入れるのはとても難しいものだ。
でも、もしもその理を超える力があるなら。悲しみを癒す力があるなら。
ずっと一緒にいたいと思うのが人間だろう。

しかし、この「ペット・セマタリー」もまた魔法ではなく呪いであった。
悲しくて悲しくて仕方がない。

とんでもないホラー映画ながら、終わってみれば、やはりオリジナルと同じ悲しさが胸中に広がるのを感じた。
そしてオリジナルとまた同様に、軽快なエンディングテーマが余韻をぶち壊していくのを感じた。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2020-01-17 00:34:40)
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★《更新》★:2日以内に更新
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 5.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4316.67%
5738.89%
6422.22%
7422.22%
800.00%
900.00%
1000.00%

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