ガメラ2  レギオン襲来のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ガメラ2  レギオン襲来

[ガメラツーレギオンシュウライ]
GAMERA 2: ADVENT OF LEGION
1996年上映時間:100分
平均点:7.55 / 10(Review 98人) (点数分布表示)
SFファンタジーシリーズものパニックもの特撮ものモンスター映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-03-27)【イニシャルK】さん
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監督金子修介
助監督片島章三
神谷誠(特技助監督)
演出佐藤敦紀(予告編)
キャスト永島敏行(男優)渡良瀬裕介
水野美紀(女優)穂波碧
藤谷文子(女優)草薙浅黄
川津祐介(男優)野尻明雄
吹越満(男優)帯津
石橋保(男優)花谷
長谷川初範(男優)佐竹
沖田浩之(男優)笹井
螢雪次朗(男優)大迫力
田口トモロヲ(男優)地下鉄の運転手
徳間康快(男優)内閣官房長官
ラサール石井(男優)NTT送信所員
辻萬長(男優)戦闘指揮所の師団長
渡辺裕之(男優)戦闘指揮所の第三隊長(大野)
梅垣義明(男優)札幌・機動隊小隊長
小林昭二(男優)武器小隊の先任空曹
前田亜季(女優)仙台の少女
田口浩正(男優)銭湯の学生
ベンガル(男優)穂波の父
角替和枝(女優)穂波の母
安田顕(男優)自衛隊隊員
鈴井貴之(男優)札幌市職員
大泉洋(男優)地下鉄の乗客(ノンクレジット)
大河内浩(男優)札幌・大通指揮所の連隊長
福留功男(男優)ズームイン朝のキャスター
小松みゆき(女優)レポーター
梶原善(男優)ビール工場のアルバイト警備員
小林涼子(女優)
村田博美(女優)
出演中山忍長峰真弓(写真)(ノンクレジット)
日本テレビ(日本テレビ報道局のみなさん)
脚本伊藤和典
音楽大谷幸
作詞トータス松本「そら」
吉幾三「雪国」
作曲トータス松本「そら」
吉幾三「雪国」
編曲ウルフルズ「そら」
主題歌ウルフルズ「そら」
挿入曲吉幾三「雪国」
撮影戸澤潤一
釘宮慎治(撮影助手)
製作大映
日本テレビ
博報堂
IMAGICA(製作協力)
製作総指揮徳間康快
企画武井英彦
プロデューサー奥田誠治(アソシエイト・プロデューサー)
配給東宝
KADOKAWA(2021年リバイバル)
特撮樋口真嗣(特技監督)
松本肇(視覚効果)
坂美佐子(CGIスーパーバイザー)
佐藤敦紀(3Dデジタルエフェクト)
普嶋信一(特技編集)
三池敏夫(特技美術)
井上泰幸(ミニチュア製作)
美術及川一
樋口真嗣(怪獣デザイン)
前田真宏(怪獣デザイン)
原口智生(怪獣造形)
若狭新一(群体レギオン造形)
長谷川圭一(装飾)
録音橋本泰夫
照明吉角荘介
スーツアクター大橋明ガメラ
吉田瑞穂巨大レギオン
その他ホリプロ(映像提供)
IMAGICA(現像)
角川大映スタジオ(協力)
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98.《ネタバレ》 GYAOの無料動画で視聴。
平成ガメラ3部作をすべて配信していましたが、第1作は集中力がもたずに途中で放棄。戦術シミュレーションのドキュメントみたいな作風が『シンゴジラ』の原型になったそうですが、肝心の樋口真嗣の特撮は期待ほどではありませんでした。遠景のスペクタクルは美しかったものの、近景の映像は魅力に乏しく、『シンゴジラ』で蒲田くんをクローズアップにした映像のインパクトには程遠かった。
こちらの第2作は、SF大賞を獲っただけあって脚本の内容が興味深く、「地球外から生命の種子がもたらされる」という水野美紀の話などは、先日の「小惑星でアミノ酸が見つかった」というニュースを予言したかのようでした。東日本震災の15年前の作品ですが、「半径6キロに避難命令、半径8キロに避難勧告」などと言いつつ仙台の壊滅を描いたのも予言めいている。NTTの職員がインターネットやコンピュータを駆使してますが、これも当時としては最先端だったと思う。
ただし、映画としての出来は平凡です。
宇宙生物の実態が明らかになって、ススキノに巨大植物が現れる序盤は興味深く、スペクタクルとしての魅力もあったし、終盤で怪獣どうしが戦う夜のシーンの特撮映像もよく出来ていたけれど、いかんせん中盤部分が退屈でした。つまり、怪獣の生態を解明して撃退方法を検討していく部分ですね。これは日本の怪獣映画の宿命かもしれないけど、この部分がどうしてもつまらない。ミステリー小説でいえばトリックの解明と犯人捜しにあたる部分なので、面白くすることも不可能ではないと思うけど、たいていの怪獣映画はこの部分で失敗しているのだと思う。撃退のロジックがややこしいからなのか、最後に怪獣が死んだ理由もよく分からず、なんか呆気なく終わってしまった感じです。
怪獣の撃退方法にかんしては、どれだけ緻密なロジックを作っても、しょせんは荒唐無稽なファンタジーなのだから、そんなものをゴチャゴチャやられても仕方ないのよね。むしろ時代劇の「大魔神」みたいに、この要素を取っ払ったほうが怪物映画としては面白い。伊藤和典の脚本は詳細に作られてるんだろうけど、映画のほうはそれを具現化するのに精一杯で、およそ物語としてのエモーションに乏しい。吹越満の役どころは、たぶんオタクっぽいインテリという設定なのだろうけど、やや軽薄なキャラが緊張感を削いでいる。少女とガメラが交信する神話的要素も、なんだか取ってつけたような感じで人間ドラマとして機能していない。
また、宇宙生物は意志をもたない植物のほうが不気味だったから、意志をもつ動物になった途端に怖さが半減してしまったのは、かえってマイナスポイントかもしれません。
まいかさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-03-26 00:56:10)
97.ガメラが避難しようとしているヘリを守るという都合のいいありかたにげんなりしましたが、ラストでガメラが守っているのは人間ではなく地球環境だという仮説が提示されて一安心です。しかし、両者は両立しません。プロデューサーと監督の確執か、とか想像をたくましくするのも楽しいものです。今更なぜこの役者を起用するのか、とかも。ちなみに、「なんで怪獣を援護しなければならんのだ」というのは見解の多様性を持たせようとしたのかもしれませんが、頭が悪すぎて冷めてしまいます。
怪獣映画としては...というアプローチがあるようですが、私は特に怪獣映画に重きを置いていないので映画としてどうなのかという視線で評価することになります。あしからず。
傲霜さん [地上波(邦画)] 6点(2023-02-09 20:43:45)(笑:1票)
96.《ネタバレ》 特撮映画というよりもモンスターパニック映画な感じで始まりましたが、最後にはガッツリ特撮映画でした。ちょっと画面が暗くて見にくいシーンがいくつかありました。それで不気味さが増すというメリットもありますが、個人的にはストレスの方が強いです。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2022-09-19 00:07:25)
95.《ネタバレ》 前作より本格的になり、迫力だけでなく「エイリアン」等を彷彿とさせる怖さも増した。ついでに気持ち悪さもか。今回の敵はレギオンなるもの。かなり強く、ガメラも苦しい戦いを強いられるが、人間に味方と認められ自衛隊がガメラを援護する。最後の敬礼シーンはグッとくるものがあった。ワンシーンだけだが小林昭二の登場も泣かせるねえ。こういう粋な演出は大好きだ。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-08-30 22:08:24)
94.《ネタバレ》 前作から僅か1年で、しかもこれほどの進化を遂げての映画化が凄い。
前作の丸々したガメラに対し、クワッと凛々しい本作のガメラ。同じガメラとは思えない造形から醸し出される雰囲気は、もう子供の味方という愛嬌は感じられない。しかも本作は、血が飛び散るなどのスプラッタ描写、巨大昆虫が群がってくる気持ち悪さ、水野美紀の健康的な太ももを撮り倒すカメラワークと、前作以上に対象年齢が高め。前作の大迫刑事がチョコっと出てくるのも面白い。浅黄は結構重要なポジションで出てくるけど、相変わらず、どこか遥か遠くを見つめてるような目。頑張って演技してるんだなって、ある意味可愛く思える。

さて、はい。もう札幌市民としては嬉しさと懐かしさがギュッと凝縮された映画ですよ。四半世紀前の札幌の空気が感じられる映画。不謹慎に思われるかもしれないけど、自分の街が怪獣に壊される嬉しさ、怪獣が地元に来るって、こんなにワクワクするんだって、この作品でようやく私も実感できました。
初っ端からラジオの周波数が1440と来た。青少年科学館の学芸員って、当時あんな制服だったっけ?今は廃墟のパーラー・マコマナイ、真駒内駐屯地があるからって南区ばっかりズルい。あミスターだ、ヤスケン痩せてる。…って、札幌市民は大興奮ですよ。むしろ当時当たり前だった光景が無くなってたりで、当時観たとき以上に興奮してました。
そして改めてミニチュアの街の再現度の凄さを実感。つい数年前に解体されたロビンソン百貨店、当然ながら4号エレベーターまで造ってある。レギオンに巣食われるロビンソンは、ちょうど真下が地下鉄すすきの駅で、当時の飲み会の待ち合わせスポットだったから、札幌で一番、携帯の電波とかが飛んでいた場所かもしれない。

クローバーフィールドの10年以上前に、ゴジラUSAより数年前に、大怪獣とミニ怪獣のコンビネーションを出していたのには、さすが怪獣映画大国日本!って思った。CG技術はハリウッドに劣るけど、アイデアと特撮の味わいは決して負けてないぞ。その自覚があるから、CGは味付け程度にして、得意分野の特撮技術を全面に押し出す心意気が素晴らしい。
本作で地元が舞台だったのも大きいけど、ガメラと日本人、自衛隊員と勇気ある民間人(アメリカ軍のチカラ借りてないんだから人類とは言わない)が、お互い意志疎通出来ないながら、共同で宇宙怪獣を倒す。エンディングのウルフルズを聞いていて、ガメラという存在がとても愛おしく感じられた。
K&Kさん [ビデオ(邦画)] 7点(2022-06-13 23:18:45)(良:1票)
93.《ネタバレ》 1作目を劇場で見て以来、実に20年ぶりの続編鑑賞なのですが、今見ても特撮は褐色なく、むしろホラー要素もあって、ちびっ子が見たらトラウマになるんじゃね?というレベルの描写にちょっとびっくり(笑)
リアリティのある演出や、ガメラの勇姿など、今見ても十分面白い怪獣映画でした。
クリムゾン・キングさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-05-16 03:26:50)
92.《ネタバレ》 舞台は札幌、仙台
敵怪獣が新怪獣のレギオンで、ギャオスに比べるとちょっと格落ち感あり。
ガメラの造形が可愛くなくなって、ちょっとガッカリ。
小さいのが沢山出てくるあたりは、ラドンのメガヌロンっぽい。
ガメラにたかるところは気持ち悪いね。
特撮はまたまた申し分無し。
エンドロールのウルフルズの曲も良い感じ。
戦いの決着はあっさり付いた感じ。
ahiru3さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-06 20:10:12)
91.《ネタバレ》 VSタイトルになってるし宇宙怪獣とか言ってるからもう、ライバル会社の放射能怪獣シリーズみたいになるのかと嫌な予感がしてました。UFOが飛んできて乗ってる宇宙人だか未来人だかを流行の可愛い子ちゃんアイドルに演じさせて、改造されたメカジグラとかメカバルゴンで戦うつもりかよいい加減にしろよとか勝手に思ってましたね。結果、こういう予想を良い意味で裏切られた、またもや良作でした。侮ってた宇宙怪獣は、ターミネーターばりに目的遂行に邁進して邪魔者を確実に排除する実力を持つ強敵で、一敗地に塗れたガメラが、子供たちの祈りに応えて復活する様は劇的でした。気弱だけど知的で行動的な後方支援をしてくれた[おびつさん]が好印象。また、ガメラのピンチヒッターとして戦おうとする戦車の操縦士や戦闘機パイロットを、優しい言葉で支えていたそれぞれの上官たちのシーンが好印象です。決戦後に去ってゆくガメラに自衛官たちが敬意を表したり、ヒロインの〆の言葉もナイス。良い映画でした。ただ、、、、このヒロインを撮るカメラアングルが、なんかいかがわしくないだろうか?
役者の魂さん [ビデオ(邦画)] 9点(2019-07-02 14:34:26)
90.《ネタバレ》 前作での特撮シーンの古さが劇的に改善されて、作品への没入を妨げられなくなったのは大きい。敵怪獣のデザインも今作でも変わらず秀逸なので、レギオンの生物的な習性と恐ろしさを良く演出出来ている。それともう一つ、自衛隊の描かれ方も良くなっている。人類とガメラとの共闘が熱いのだ。個人的には渡良瀬隊員が拳銃一丁で群体レギオンと戦うシーンが大好きだ。最後のガメラを敬礼で見送るシーンも胸に来る。
特撮映画の名作として挙げられる事にも納得の面白さだった。
alianさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-07-04 22:00:26)
89.《ネタバレ》  『ギャオス戦』から1年くらいしか経っていないのに、映像技術に凄い差を感じるのは気のせい?
 今作における『ガメラ初登場の飛行シーン』、『小型レギオン初登場のホラー演出』、今までの怪獣映画の中で、この2つのシーンのクオリティは群を抜いていると思うのです。
 そして『レギオン』、素晴らしい敵ですね。『怪獣』と『エイリアン』を見事に融合させた造形とその高いスペック。ガメラのライバルとして申し分なかったと思います。思うに、理想的な敵とは、主人公(ガメラ&人類)より『ちょっとだけ強い』ってのが大事ですね。そして多様性。この2点をクリアしている『レギオン』は歴代怪獣の中でも最高傑作と言っていいんじゃないでしょうか。
 まずは『小型レギオン』の造形と攻撃力。『怪獣はでかいもの』『人間では太刀打ちできないもの』という常識を根底から覆しているその発想の柔軟性が素晴らしい。その小ささから、ガメラでは手に負えないが、逆に人間には倒せちゃうっていうのは、今までの怪獣映画にはなかったプロットです。『ガメラ』と『人間』による、本当の意味での『共同戦線』。こーゆーのがぜひ見たかったんです。
 更には大爆発とともに種子をとばす、時限付き核爆弾のような『草体』。多彩な攻撃、鉄壁の防御、圧倒的な強さでバトルを盛り上げる『大型レギオン』。そんなレギオンたちに何度もやられながら何度も立ち上がるガメラの痛々しいこと。
 今作のガメラは、『小型レギオン』にやられ、『草体』の爆発にまきこまれ、『大型レギオン』に一度はコテンパンにやられてしまうという、痛々しさが半端ないんです。多分シリーズ中最も血を流している作品です。そこには『プロレス』にも通じる、相手の攻撃を真っ向から受け止めるというかっこよさを感じるのです。
 いよいよクライマックス。いったいここからどうやってガメラは勝利を掴むのか・・。どきどき・・・。
 ・・・っておい、マジンガーZかよ、っていう必殺技。そしてラスト飛び立つとき、なぜか回転ではなくてロボットのようなジェット噴射。最後の最後で、なんかがっかり。いや、これね、ゴジラシリーズだったら全然良いんです。ガメラだから、なんかこんなんガメラじゃないっていう、そーゆーがっかりなんですよね。
たきたてさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-05-23 11:04:24)
88.前作よりは特撮も向上したような気がするが、さすがに現代においては厳しい。
ガメラも時代とともにあった作品かもしれないので、ずっと残るという程の期待をしてしまった自分の感覚が過剰だったかも。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-08-29 17:46:26)
87.確かに前作よりは見応えあるが、相変わらずのセガール娘の演技が残念。あまり細かいことは気にせず素直にガメラと自衛隊のチームワークに拍手。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-25 21:46:57)
86.《ネタバレ》 全体のストーリーと俳優には、まじめに映画に取り組んでいて好感が持てる。
でも、部分的な内容がダメで、致命的なレベルの低さを露呈。
今後の怪獣映画製作で改善して欲しい点を書きます。
・ガメラが復活するとき火の粉がガメラを囲むチャチなCG
・レギオンの最後の触手攻撃チャチなCG
・最後のガメラの攻撃CG(これらCGで映画がマンガレベルに落ちた)
・作戦本部の人々がホコリ一つない新品の制服のままで、全く命がけの戦い
 をしているとは思えない(本部まで攻撃され多くの負傷者を出すこと)
最後も、人間とガメラが、協力し、肉弾戦でレギオンを倒してほしかった。
初代「ゴジラ」がなぜ、あれほど映画として人々を魅了するかよく考えて欲しい。
cogitoさん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-10 20:00:07)
85.ガメラ大好きなんです。
本作はガメラも迫力あってカッコイイし、レギオンも存在感たっぷりで怖かった。
私としてはストーリーはどうなのかな?と思った部分もありましたが、ガメラの大暴れが見られたので満足しています。
たんぽぽさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-25 18:23:38)(良:1票)
84.《ネタバレ》 だいたいガメラシリーズというのは、敵怪獣に特徴があって、その特徴をうまくフィーチャーした時良作になるという伝統があるようです。本作のレギオンもそのパターンで、レギオンの特質が物語の牽引役を果たしています。それは怪獣対策にも生かされ、終盤小型レギオンを送信所におびき寄せるあたり、かなり嬉しくなりました。ガメラも、炎をエネルギーとする、一度は敵に敗れるなど、昔ながらのパターンを踏襲していてよいです。小型レギオンは、前年の小型デストロイアよりはよほどそれらしくて○。巨大レギオンも、宇宙生物らしく異質なデザインがよかったと思います。怪獣同士の戦いでは、終盤よりも霞目飛行場の方が、シチュエーションやカット割りのよさも目立って見ごたえがありました。出演者では、吹越満さんがなかなかいい役回りでしたね。
逆にまずかった点としては、あいかわらず女性キャストにまずさが目立つところと、最後に陳腐すぎる「環境問題」を持ってきたところでしょうか。あと、途中報道番組の映像が続くところがありましたが、ちょっと長くて飽きてしまいました。あの辺はもっと短く切り上げてほしかったところです。
前作も含め、日本のお家芸である「ミニチュアワーク」がまだ生きており、アナログな作りのよさを感じさせるところは、個人的にはポイントが高いです。それと特記すべきはタイトル。従来の「○○対××」というパターンから脱却した斬新なもので、ポケモンの映画にも影響を与えていそうです。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-27 20:57:53)
83.《ネタバレ》 シリーズ一番の傑作と呼ばれてますが個人的には一作目と同じくらい。
演技力がまずい人が減ったかなぁくらいの印象。
特撮は相変わらず見どころたくさん。
生理的に嫌悪感の塊のようなレギオンの造形を良しとするかしないかでまず評価は別れると思われます。
個人的にはギリギリアリ。
ハードな話に気持ち悪い怪獣とちょっと滅入ってしまいますが。
今回のMVPはなんといっても自衛隊のみなさん。
それっぽい雰囲気を短い尺でしっかりだしてます。
ガメラとの共闘シーンなどなかなか泣かせます。
ただラストのよくわからん必殺技で減点1。
せっかく丁寧に組織戦を描いてきたのに非常に惜しい。
CBパークビューさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-13 09:17:18)(良:1票)
82.まず私はゴジラよりガメラ派です。1より断然面白かった!ガメラのデザインもカッコ良くなった!今回は漫画チックな感じも無くなってたし女優も上手だった!そして『水曜どうでしょう』ファンにもたまらない、ミスターや大泉さんや安田さんのエキストラ出演は心が沸いた!
movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-22 00:05:12)(良:1票)
81.《ネタバレ》 前作は結構古さを感じたが1年しか経っていないのに今作は古さを感じさせなかった 前作ヒロインのシャツインパンツとか伊原剛志のへんてこな髪型のせいかな 前作で違和感があった部分が見事に解消されている 前作の本田博太郎の様なマンガ的キャラはいなくなり特撮も一部CGを巧く使ってよりリアルになった 仙台消滅のVFXとかも衝撃的だ この辺の特撮とCGの兼ね合いがちょうど良いんじゃなかろうか 以後イリスではCGが多用されてつまらなくなっている 怪獣のいる風景として引きのカメラが多用されてよりリアルな怪獣映画となっている 空港でレギオンとガメラの戦闘を飛び立つヘリから俯瞰で見るとかカメラワークも新鮮『クローバーフィールド』を彷佛とさせた 爆発シーンを背景に見栄を切るレギオンとか消滅した仙台に佇むガメラとか美しい景色も健在 ガメラの造形も前作よりさらに凶暴な感じ レギオンにおいては歴代怪獣造形としても傑作である ガメラが吐く元気玉のエフェクトもより迫力を増している 自衛隊の協力も前回どうりだが例えば戦車が集団で戦闘するシーンよりも一般道を走行する戦車隊のほうがよりリアルに緊迫感を感じさせる巧い演出があった ラストの反則とも言うべきガメラ最終奥義も劇場で見てぶっとんだのを思い出した そういえば当時1996年で見た年のすべての映画の中でナンバーワンだったなぁ  傑作怪獣映画だと思う
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-24 12:29:55)(良:1票)
80.《ネタバレ》 敵生物のデザインやスピリチュアル風の要素など気に食わない点はあり、90年代の素朴な環境観に基づくラストの警句も陳腐に感じられる。しかし前作よりマンガっぽさは薄れており、低レベルの突っ込みどころは多くない。また社会描写の現実感は増しており、映像面でも前作同様の感動がある。マイナス面は小さくプラス面が最大限に発揮されていて、大人向け(一応)のガメラ映画としては総合的に高水準の内容を実現しているように思う。
特に、前作では邪魔ばかりしていた人間側が今回は大活躍なのは素直に嬉しい。当初はほとんど絶望的な戦いだったが、ガメラと共闘を決めた後はちゃんと効果的な支援ができていた。隊員が普通の人間の心を持っている(当然だが)ことを示す場面や、ともに戦った仲間としてガメラに敬意を表する場面があったのは、わざとらしくもあるが心温まる情景だった。
また霞目飛行場でのガメラが具体的行動として人間を守ろうとしていたのは印象的で(振り返ってヘリを見ていた)、ちゃんと“ぼくらのガメラ”的性質を持っているのは一応安心できる。浅黄ちゃんの「ガメラも血を流したんです」の台詞で泣けて来たのは他人には言えない。
ほか特筆すべき点として、今回はヒロインが可愛い(前作が可愛くないとまでは言わない)。また日本テレビの関谷アナウンサーが懐かしい。この人がまだ現役の時代と思えば、けっこう前の映画なのだなと実感する。

なお以下は余談になるが、今回は東京以北の都市が舞台なのは怪獣映画としては珍しい。しかし仙台に関しては、「白松がモナカ」の看板は何度も映るものの仙台らしい特徴的な風景があまりなく、学生時代に住んでいた者としては不満もある。またキャッチコピーが「消滅するのは日本か、レギオンか」であるのに、結果的には日本でなく仙台だけが消滅してしまったのは理不尽だ。こんな深い穴があいてしまっては復興どころではなく、一体どうしてくれるのかと思う。
ただ些細なことだが個人的に注目したのは、宮城県が設置した救護所のテントに「名取市役所」と書いてあったことで、これは仙台市の被災により隣接の名取市が緊急的な支援を行っていることを示している。これも映画のリアリティに寄与しているが、その後の震災のことを考えれば複雑な心境にもなる(両市とも沿岸部の津波被害が甚大だった)。現実の悲惨さに接してみれば、怪獣映画も呑気に見ていられない。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 7点(2013-01-20 08:46:33)
79.《ネタバレ》  大好評を博した『大怪獣空中決戦』の続編で、新怪獣の登場。なんだか防衛関係に好評だったのか、自衛隊協力のクレジットが異常に多い。

 さて今回は、ただ現場にいたというだけの単なる民間人に、作戦上のアドバイスを受けたり、現場に連れて行ったりと、ちょっと非リアルでそういう所ダメな人も居そう。でも、今回の最大の見所は、師団長の「火力をレギオンの頭部に集中、ガメラを援護する」だろう。これこそ、一方的だった、ガメラの思いが成就した瞬間。ガメラが人類の味方、という設定だからこその、素晴らしいカタルシスだった。
 また、某格闘アニメの影響からか、地球の「気」のようなものも、素直に受け入れられた。

 しかし、今回の話は、私の気に入っていた「人類の味方設定」に、暗雲がかかっている。「ガメラが守っているのは人間じゃないのかも」とラストで示唆するところだ。
 だけど、今作にはガメラが仙台に降り立った時に、踏み潰しそうになった車をよけるカットがある。そんな事言わないでほしいものだ。もちろん、草薙浅黄ちゃんがあの場にいたら、キリッと否定してくれたろうけど。
Tolbieさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2012-10-16 12:56:09)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 98人
平均点数 7.55点
000.00%
100.00%
211.02%
311.02%
444.08%
566.12%
699.18%
72323.47%
82626.53%
91414.29%
101414.29%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.83点 Review6人
2 ストーリー評価 8.14点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review6人
4 音楽評価 7.57点 Review7人
5 感泣評価 5.20点 Review5人
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