蝿男の恐怖のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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蝿男の恐怖

[ハエオトコノキョウフ]
(ハエ男の恐怖(TV))
The Fly
1958年上映時間:94分
平均点:7.30 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
ホラーSFシリーズもの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-05-05)【イニシャルK】さん
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監督カート・ニューマン〔監督〕
キャストヴィンセント・プライス(男優)フランソワ・デランブル
パトリシア・オーウェンズ(女優)ヘレン・デランブル
ハーバート・マーシャル〔男優〕(男優)チャラス警部
キャスリーン・フリーマン(女優)
川久保潔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中田浩二(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
京田尚子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
槐柳二(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
津嘉山正種(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
結城しのぶ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
渡辺徹(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
西田昭市(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
浪川大輔(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
荘司美代子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
江原正士(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
原作ジョルジュ・ランジュラン「蝿」
撮影カール・ストラス
製作カート・ニューマン〔監督〕
配給20世紀フォックス
特撮L・B・アボット
字幕翻訳岡枝慎二
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12
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33.青を基調とした夜の場面とプレス機はターミネーターに継承されているのかもしれません。序盤の雰囲気は結構悪くないとは思ったのですが、結局ほぼ原作を忠実に映像化しただけの作品でしかないので物足りませんでした。原作にはない映画独自の演出と言えるのは転送に失敗した猫の鳴き声が静寂の中で聞こえる場面と蝿男の複眼の主観ぐらいでしょうか。手紙での語りを回想に変えるのは単純な置き換えでしかなく、舞台が一軒家からほとんど移動がないのも映画としては明確な欠点です。カラー撮影であるため今でも見やすく、そこは50年代のSF映画としては強みです。しかしこの映画に限ったことでもないのですが、この時代のハリウッドのシネマスコープ画面の映画はクローズアップをあまり用いずにほとんどロングショットだけで物語が語られるため映像のメリハリがなく見ていてダレてくるところがあります。この映画でクローズアップが用いられているのは蝿と文字を映す場面ぐらいのものです。文字は大きく映さないと読めないというだけですし、結果として蝿が映される場面が一番刺激的にはなっています。
Сакурай Тосиоさん [DVD(字幕)] 5点(2023-08-22 23:19:42)
32.《ネタバレ》 本作に付いて私と同じ思いを持たれている方が多勢いらっしゃる様で少し嬉しくなります。
私の場合は土曜か日曜の午後、日本テレビか東京12チャンネルで放送されていた洋画劇場が初見です。
頭が人間の蝿が蜘蛛の巣に掛かり「たっ、助けてくれぇ~」と叫ぶ驚愕のラストシーンは、
その秀逸な吹き替えの効果と併せて、当時家に遊びに来ていた叔母と一緒に震え上がった記憶があります。
人間に取って得体の知れないものは理屈抜きで「恐怖」の対象に成り得ますが、本作の場合、それは「頭が蝿の人間(脳は人間のまま)」よりも圧倒的に「頭が人間の蝿(脳は蝿のまま)」です。
昆虫には感情が無いと言われていますが、それに疑問を持ってしまうかの様な描写は当時まだ小学生だった私に確実にトラウマとして残りました。
以来、数限りない多くの虫達を人間の都合で葬ってきましたが、殺虫剤に苦しむ彼らの姿を見る度に、
本作のラストシーンがフラッシュバックして何ともいえない嫌な気持ちになります。
もし、彼らが人間と同じ言葉を発する事が出来たら・・・
いや、もしかしたら元々彼らはずっと前から言葉を発していて人間がそれを理解出来ていないだけだったとしたら・・・
この世は既に断末魔の悲鳴に満ちた忌むべき世界なのかも知れません。
あ、貴方の傍に蚊が飛んでますよ。
たくわんさん [地上波(吹替)] 9点(2019-08-19 13:51:33)(良:1票)
31.《ネタバレ》 昭和の終わり頃にね、民放テレビ局はどこも、放送終了前の土曜日の深夜という時間帯に隠れた名画を放送してくれてたんです。そんなエクセントリックな時間帯に観た映画はことさら記憶に刻まれる事になったもので、当該映画はその代表格。
リメイクの1986年版と比べても、個人的にはこちらが怖い。ストーリーが静かに進行し、誰もが善意で行動し、誰かを救うためとか愛してるがゆえに起こしてしまった行動の結果で語られるため、鑑賞者の心に無理なく入ってきます。特撮技法がチープだとか笑えません。行き過ぎた善意と化学が生んだ悲劇。犯罪者として裁かれる道を選んだ夫人も、何も知らないふりして生き続ける事にした刑事たちも、罪が無いのに重い人生なんだろうな。観た後に眠れなくなった思い出の映画。
役者の魂さん [地上波(吹替)] 9点(2019-07-06 05:56:37)(良:2票)
30.I don't remember exactly when I watched '86 Cronenberg version for the first time but I must have watched it as dubbed or Japanese subtitled one. Anyway, I was lucky to be sitting at right in front of a big screen, watching perfectly restored DCP version, and not only that! with double featured with '86 version, too!! Thank you!, Film Forum!!!

The first round was this original version. Compared to the one I watched first, it was more like "a family movie", except the way Vincent Price acting mysteriously all the way to the ending. Things in common between two versions were sad feeling and tender feeling. The biggest difference would be the way story is being told. This level of mystery would be higher in this version. The only reason I took away one star would be..... you know... I just needed a bit more larger degree of shock when the covering black cloth was taken away. I can't deny that. Sorry. : p

Should I watch other versions between and later of these two?

It should be worth doing so.
keiさん [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2014-04-10 20:38:48)
29.《ネタバレ》 ○先にリメイク版を見ていたのだが、リメイク版で違和感を感じていた部分がすっきりした。主人公はともかく蝿はどうなるんだという答えが一応示されている。○視覚的気持ち悪さはリメイク版が圧倒しており、むしろいかに見せないかという点と美術的な面であっさりした描写となっている。○個人的にはもう少し夫婦の絆を示すエピソードがあったらさらに良かったかも。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-02-10 00:20:45)
28.《ネタバレ》 物質転送機という発想はいかにも荒唐無稽である。音や映像が遠くに送れるなら物体も可能というつもりだろうが、“原子が空中を光速?移動”するというなら電話やテレビなどとは原理が根本的に違うだろうし、それよりなら「どこでもドア」方式の方がまだしも現実的に思われる。ただしわが国の「電送人間」(1960)をはじめ、その後の各種特撮の小道具として使われるようになったことからすれば、その独創性だけは評価しなければならない(映画でなく原作の方だが)。USSエンタープライズの転送装置も、このような事故を繰り返しながら改良されていったと考えると恐ろしい。

それで内容に関しては、昔の映画らしくきっちりまとまった印象を受ける。基本的には屋内中心の静的な環境の中で話が展開し、リメイク版のバイオホラーと違うのはもちろん、昔の特撮映画のイメージからもかけ離れている。そのため初見時(10数年前)にはとにかく地味な映画としか思えなかったが、改めて見ればそれなりに見所はあると感じられる。
劇中で一応の問題提起と思われたのは、人間とそれ以外とをどこで区別するのかということである。当初、妻は「理性」「知性」「心」を重視しており、またこういったものが失われかけたことで夫も死を決意していたことから、精神面が重要だということは夫婦間でも一致していたらしい。しかし一方、妻が内心で葛藤しながらも冷徹な表情で夫の殺害に協力し、事件後「あれは死んでよかったんです(I'm glad the thing is dead.)」とまで言っていたのは、要は夫の顔を見てしまった嫌悪感の方が主な動機ではないか。自分としても、夫がハエ面のままで妻にキスをしようとした場面には非常な違和感を覚え、たとえ人間の心があったにしてもハエ男が人間の女性を愛することは許容できなかった。劇中人物は妻を含めてみな理性的な人々だったが、それでも心が大事などというのは綺麗事という冷たい現実を淡々と突きつけているようでもあり、この点はリメイク版との大きな違いに思われた。

ところで劇中では、兄も実は弟の妻に心惹かれていたが2人の意向を尊重する形で譲り、その後はずっと独身で通してきたらしいことが示されていた。事件の結果、弟は失われたがその名誉は守ったまま、愛する女性とその息子と3人の安定的で穏やかな生活が実現していたようで、これは素直にハッピーエンドとして受け取れる。続編などなければよかったのだが。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-27 20:48:53)
27.《ネタバレ》 リメイクされた『ザ・フライ』のオリジナル版だけど、こちらはこちらで味があって良いですね~。いま観ると技術的には大した事は無く、何となく仮面ライダーを連想してしまいそうですが(笑)、昆虫の視界(複眼)から見た映像や、入れ換わった蝿側の、人間の頭を持つ蝿が出てきたりと、リメイク版では廃止されてしまったシーンがあったりして、楽しかったです。ラスト近く、人間の頭を持つ蝿が蜘蛛の巣に掛かり、蜘蛛に喰われそうになる際の「ヘルプ・ミー~~!」とか細い声で鳴き叫ぶシーンは、悪夢を見ているようで怖かった・・。
けんおうさん [ビデオ(字幕)] 8点(2013-12-16 17:43:18)
26.《ネタバレ》 ほんとの衝撃は頭が蝿の男じゃなく頭が人の蝿だったんだな。
小さい頃見たらトラウマになりそう。
たんたかたんさん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-23 11:42:27)
25.蠅男になった科学者の悲劇を描いたオリジナル版。
リメイクのほうは映像で見せてくれたけど、こちらはクラシック映画ということで、
サスペンス・タッチで物語が進みます。謎解きのように事の真相が明らかになっていく展開は、
中々凝っていて面白かった。さらにインパクトのあるラスオチも用意されていて、
ホラーものとしては、ストーリーも演出もかなり出来がいい作品だと思う。
モノクロでなく、カラーというのも観やすくてよかった。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-27 09:39:28)
24.《ネタバレ》 蝿の頭は今見るとやはりどうしてもそこらの玩具屋で買ってきたかのような安っぽさが拭えませんが、問題の蝿男が終盤まで殆ど画面に映らないとことであまり気になりません。
むしろ、蝿男のもたらす恐怖ではなく実験の失敗によって自分の身に起きた異変に対する脅威、恐怖という設定、そして冒頭で物語の結末を提示し、そこから何が起きたかを究明していくミステリーの手法共々、特殊メイクによって阿鼻叫喚の変身シーンを見せ付けたクローネンバーグ版とはまた違ったスリルがあります。
そして、人間の頭に摩り替わった蝿が叫ぶラストも、冷静に観れば滑稽ですが、なんともいえない余韻を残します。
古きよき怪奇ホラーに7点。
クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-30 04:13:43)(良:1票)
23.《ネタバレ》 リメイク版と共に鑑賞。頭が人間のハエの衝撃は忘れられません。
njldさん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-04 21:24:32)
22.ヴィンセント・プライスさんの気品のある演技が良いなあととても気に入りました。
恐怖と言うよりも、無念さのほうを強く感じてしましました。

訴える力のある作品。
たんぽぽさん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-03-29 22:29:40)(良:1票)
21.《ネタバレ》 これシネスコってことで、ビデオで見るとたしかに最初と最後は左右詰まった画面になってるけど、肝心の中身、トリミングした不自然な感じがなく、どうなってるんだろう。いかにもやっつけ仕事の演出って感じで、明るすぎるセットで登場人物がそれらしい動きをするだけ、よく言えば禁欲的。でも中途半端に凝ったことやられるとかえって安っぽくなるのを、ここまで何も工夫しないと、たとえば妻が蝿を目で追うなんてささいなアクションすら味わい深くなるから妙である。原作が面白い場合は、こういう何も凝らない演出のほうがいいのかも知れない。原作読んでみたら、映画はラストがハリウッドの定番で明るく変えられてるほかは(もっとも一番怖い蜘蛛の巣は生かしてある)けっこう忠実で、消えた猫がもう一度絡んでくるのをやめたのは、映画の場合正解だっただろう。「白い頭の蝿」が家の中にはいり込み、みんなで追うシーンが加わっているのは、映画的でよろしい。ゾンビものと同じで、人間界から離脱した肉親は処分してしまうのが情け、なのがあちらの考え方なのね。でこの映画の教訓は、やれ打つな蝿が手をすり脚をする、だ。
なんのかんのさん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-09-16 12:12:48)(良:1票)
20.じわりと来る恐怖感がありました。鑑賞はずいぶん昔のことですが、印象的なシーンがいくつもあります。古典はやはりいいですね。
ジャッカルの目さん [地上波(吹替)] 8点(2008-09-01 00:32:42)
19.《ネタバレ》 うん、古典的SFホラーの超名作ですね、コレ!
こんなにももどかしく悲しい話があろうか?
スプラッター色の強い「ザ・フライ」も好きだけど、この作品には深い悲壮感、メランコリックな感じがあって好き。
自分が死んでも、なお自分の身体の一部が蝿として生き続きているというのはどういう気持ちだろうか。

館などの、優雅でとても品がある感じが良い。
理想的な家族の平和な生活が描かれているので、それが徐々に崩壊してゆくのはとても残酷なことである。

でも家の中の明るくて平和な感じと、地下室の研究所の暗く怪しい感じはまったく別の空間になっていて面白い。
この忌々しい出来事も、地下の研究所(裏世界)から生まれて、平和な日常(表世界)をどんどん侵食してゆく、そういうのが面白いと僕は思います。
おそらく「猫」を転送したあたりから、全てがどんどん変になって行くように思うのです。

奥さんが「やめて!放っといて」って言ってるのに看護婦がやめないのがムカついた。

子供が「変わった蝿を捕まえたよ!」と、この母親は全くそれを見ようともせずに決め付けて「ダメよ、逃がしてあげなさい」と、
これが僕には怒りが収まりません!
せっかく父親を救う重大なキッカケを見つけた子に対して、母親は「泥だらけにして!」と叱り付けるのです。
(それで後になってから「あれを見つけるのよ!」なんてね。)
「もどかしい!」
子供の話に親はちゃんと関心を持ってあげようというメッセージなのかもしれません。
あぁ、猫ちゃん、、、!猫の声が印象的だったなあ、どこか遠く、この世の果てから聞こえてくるようで、悲しいような怖いような。
マイケルは黒い布を頭に被っているけど怖いね。
どうどん性格が凶暴になってゆく様も見事に表現されている。
何度観ても布を取った場面はショッキング!
全てを壊し、自分の存在を自ら消すアンドレの悲しみはどれほどだろうか?

転送したシャンパンが普通のシャンパンよりも美味しく感じるのは、なんだか分かるような気がします。

兄フランソワがかっこよかった。
なぜかこの作品の雰囲気に、飾ってあるモディリアニの絵画がよく合っているように感じた。
《これがカラーで、続編が何でモノクロなの!?》
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:20:23)
18.《ネタバレ》 名作です。父親が今夜は蠅男がお前を襲ってくるからね・・・なんて冗談にもならない事を言い放ち眠れぬ幼少時を過ごした記憶は今でも鮮明です。後に蠅男のなんたるかがATYGCであることが解るのですが。映画って本当に奥が深いです。
成田とうこさん [地上波(字幕)] 8点(2008-04-21 19:56:12)
17.50年代製作のこういう手造り感満点のSFホラー空想映画、楽しくてやたら好き。ぬちゃくちゃネラネラと人間からハエヘの「変態」を、リアルな映像でグロテスクに見せられるよりよっぽど。どの登場人物もドエライ事が起こっているにも関わらず、わりかしおっとりと優雅な物腰で終始行動しているのは、この時代ならではというべきか。複眼に映る奥さんの悲鳴顔のショットには思わず度肝を抜かれてしまった・・・(←弱い)科学の発達の早さについて行けないと嘆く奥さんに、自分はひたすら感情移入。身体半分蠅に変身してしまったダンナには、同情すべき点は多々あるけれど、科学者ゆえの悲しい性といおうか、神の領域に踏み込んでしまった者の宿命というべきか、まあ単なる自業自得ともいえる。トータル的にはひたすら哀しい鳴き声を上げ続けていた、原子ネコたんが一番可哀相だったなあ・・・。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-21 15:24:36)(良:1票)
16.今まで見た映画の中でラストシーンに一番衝撃を受けた映画です。
この場面のパロディをバートンは映画で何回も使っていて、バートンファンなら一度見ておいて損はないかも?。確かに古い映画で特撮や被り物は今見るとさすがにショボいですが、複眼の視覚の再現などはその後も真似されているいいアイデアだと思います。
実際の昆虫の視覚は違うらしいですが、直感的にわかりやすくて画期的な手法だったと思います。
また、男が機械で頭を潰されて死んでいるという不思議な事件が起こり、そして妻が真相を語り始めるという構成がさらに恐怖感を増し、映画の世界に引き込まれました。
頭が蝿になってしまったのに黒板に字が書けることが不思議で、博士より蝿が天才なんではないかと思ったものでした。
アホをどりさん [地上波(吹替)] 10点(2006-02-24 20:14:00)(良:1票)(笑:1票)
15.《ネタバレ》 蝿男が何千万の蝿を率いて街を占拠する、蝿男が未知の病原菌を街にばらまく、ような恐怖を想像して、つい借りてしまいましたが、蝿男が恐怖ではなく、蝿男になってしまった事が恐怖の『悲しみの蝿男』というタイトルがぴったりの物語でした。登場人物全員が善意の人々からなる見事な脚本で、科学者として抑えきれない好奇心が生み出す悲劇が科学の進歩と隣り合わせの危険な落とし穴を感じさせ、妻を愛しているという人間としての意識がある内にという思いから彼がとった行為には胸が詰まるものがあります。左手だけ見せて頭の黒い布がここが最高というタイミングで取れて変わり果てた姿があらわになる恐怖の演出にも唸らされます。自分の予想を良い意味で裏切られた印象に残る作品でした。
The Grey Heronさん 8点(2005-02-13 15:51:01)(良:2票)
14.《ネタバレ》 ホントはリメイクの方の「ザ・フライ」を観ようと思ったのだけれど、ちょっとホラー初心者のワタクシにはキツ過ぎるかな、と思い、こっちをまず観てみる事にしました(何たって「“シザーハンズ”の発明家」ことヴィンセント・プライス御大も出演してるし)。・・・怖い。これはホラーというよりスリラーに近いのではないでしょうか。まず蝿男が死んでいる所から始まるのに意表を突かれたし、あの物質転送機の存在自体も怖い。んで肝心の蝿男もなかなか出てこなくてかえってドキドキが高まるし、「白い頭の蝿」がどういうのなのかもすげー気になるし。それに冒頭でさりげなく猫の伏線が張られているところなど、脚本もよく練られていたと思います。それにしても、科学の進歩が早すぎて、人間の感性や習慣などが追いつかない、というのは重要な指摘だよなあ。
ぐるぐるさん 8点(2005-02-11 17:00:22)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 7.30点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
413.03%
526.06%
6515.15%
71030.30%
81030.30%
939.09%
1026.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.20点 Review5人
2 ストーリー評価 8.00点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.75点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 6.50点 Review2人
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