ギャラクシー・クエストのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ギャラクシー・クエスト

[ギャラクシークエスト]
Galaxy Quest
1999年上映時間:102分
平均点:7.95 / 10(Review 295人) (点数分布表示)
公開開始日(2000-01-20)
アクションSFコメディアドベンチャーパロディ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-05-26)【イニシャルK】さん
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監督ディーン・パリソット
助監督アンディ・アームストロング〔スタント〕(第二班監督)
ステファン・ファングマイヤー(第二班監督)
演出アンディ・アームストロング〔スタント〕(スタント・コーディネーター)
キャストティム・アレン(男優)ジェイソン・ネズミス/ピーター・クインシー・タガート艦長
シガニー・ウィーバー(女優)グエン・デマルコ/タウニー・マディソン少佐
アラン・リックマン(男優)アレックス・デーン/ドクター・ラザラス
トニー・シャルーブ(男優)フレッド・クワン/技術主任チェン
サム・ロックウェル(男優)ガイ・フリーグマン/保安主任ロック
ダリル・ミッチェル(男優)トミー・ウェバー/ラレド
エンリコ・コラントーニ(男優)マセザー
ミッシー・パイル(女優)ラリアリ
ジャスティン・ロング(男優)ブランドン
コービン・ブルー(男優)若き頃のトミー
レイン・ウィルソン(男優)ランク
ブライアン・ペニカス(男優)(ノンクレジット)
鈴置洋孝ジェイソン・ネズミス/ピーター・クインシー・タガート艦長(日本語吹き替え版)
小山茉美グエン・デマルコ/タウニー・マディソン少佐(日本語吹き替え版)
石塚運昇アレックス・デーン/ドクター・ラザラス(日本語吹き替え版)
山路和弘ガイ・フリーグマン/保安主任ロック(日本語吹き替え版)
伊藤栄次マセザー(日本語吹き替え版)
阪口大助ブランドン(日本語吹き替え版)
落合弘治(日本語吹き替え版)
脚本ロバート・ゴードン[脚本]
音楽デヴィッド・ニューマン〔音楽〕
編曲デヴィッド・ニューマン〔音楽〕
撮影ジャージー・ジーリンスキー
製作マーク・ジョンソン
チャールズ・ニューワース
アレグラ・クレッグ(共同製作)
ドリームワークス
配給UIP
特殊メイクスタン・ウィンストン
スタン・ウィンストン・スタジオ
ブライアン・ペニカス
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ステファン・ファングマイヤー(クリエイティブ・アドバイザー&視覚効果共同スーパーバイザー)
コリン・ストラウス(3D効果スーパーバイザー)
グレッグ・ストラウス(デジタル効果スーパーバイザー&システム・スーパーバイザー)
美術ガイ・ヘンドリックス・ディアス(コンセプチュアル・イラスト)
衣装アルバート・ウォルスキー
編集ドン・ジマーマン
字幕翻訳戸田奈津子
その他チャールズ・ニューワース(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
米国のSFテレビドラマ、STAR TREKに出演していた俳優さんたちの舞台裏を映画化。完全な実話(ドキュメンタリー)ではありませんが、実話に基づいた話です。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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295.《ネタバレ》  「スタートレック」のパロディ作品なのですが、どちらかといえば「サボテン・ブラザース」の影響の方が色濃いようにも思えましたね。

 「物語の中のヒーローが、本物のヒーローになる」という筋書きが全く同じであり、その枠組みを「西部劇」から「スタートレック」に置き換えただけ、という感じ。
 である以上、既視感だらけで退屈な映画になりそうなものなのに……なんと吃驚。
 これがまた、元ネタに優るとも劣らぬ傑作に仕上がっているのですよね。
 自分の場合「サボテン・ブラザース」を観賞済みだったので、ある程度展開が読めてしまった部分があるのですが、そういった予備知識無しで観ていたら、本当に衝撃的な面白さだったんじゃないかと思います。

 ストーリー展開が読めているのに、何故こんなに面白かったのかと考えてみたのですが、それに関しては「登場人物が魅力的である」という一点が大きかった気がしますね。
 往年のSFテレビドラマ「ギャラクシー・クエスト」の栄光に縋って生きている、売れない俳優達。
 互いに喧嘩したり、仕事に対する文句を言ったりはするんだけど「基本的には良い奴等」という線引きが絶妙であり、観客としても素直に彼らを応援出来るんです。

 特に感心させられたのが、序盤にて主人公のジェイソンがファンに八つ当たりしてしまう場面。
 ここって「主人公達は現状に不満を抱き、鬱屈としている」「そんな彼らが、この後ヒーローになる」という事を示す為、決して外せない場面だと思うんですが、一歩間違えば序盤の段階で「こいつは嫌な奴だ」と観客に悪印象を与えてしまう、非常に危うい場面でもあるんですよね。
 でも、この映画ではヒロインのグエンが「ファンを相手に、あんなにカッとするなんて初めて」と驚く展開が用意されている。
 それによって「主人公はファンサービスを大切にするような、優しい男である」「そんな彼が思わずファンに八つ当たりしてしまうほど、現状に対しては不満を抱いている」という二つの情報を、同時に観客に与える事に成功しているんだから、これは本当に上手かったと思います。

 「ドラマでは直ぐに死ぬ端役だが、現実の世界では今度こそヒーローになろうともがいている男」を、ゲスト枠のような形で参戦させているのも良いですね。
 主人公達が「ドラマのようにヒーローになる」という展開ならば、彼に関しては必然的に「ドラマと同じように死んでしまうのでは?」と思わされるし、その存在によって、適度な緊迫感が生まれてる。
 女性型宇宙人とのロマンスを繰り広げる技術主任なんかも、程好いアクセントになっていたかと。

 彼らに助けを求める宇宙人側の描写も、これまた良いんですよね。
 「コスプレかと思ったら、本当に宇宙人だった」という序盤の展開だけでも面白いし、歩き方や笑い方がぎこちないという、わざとらしい「宇宙人っぽさ」の演出も素敵。
 リーダー格のマセザーが、ジェイソンから「本当の俺達はヒーローなんかじゃない。全ては作り物だった」と告白されて、凄く切ない反応を返す場面も、忘れ難い味がありました。

 「サリスの船から盗み出したテープ」「小さな猿のような生物」など、要所要所でハッとさせられる場面があり、コメディでありながら油断出来ない、シリアスな物語としての魅力が充分に備わっている点も、見逃せない。
 そんな魅力がピークに達するのが「ドクター・ラザラスに憧れていた青年」の死亡シーンであり、彼を看取りながら「役者のアレクサンダー」が「ヒーローであるドクター・ラザラス」へと生まれ変わる流れは、本当に感動的だったと思います。

 無名時代のジャスティン・ロングがオタク少年役で出てくるサプライズも嬉しかったし「いつも一秒で止まるのよね」などの台詞も、ユーモアがあって好み。
 仲の悪かったジェイソンとアレクサンダーが、咄嗟の機転で一芝居打ってみせ、窮地を脱する辺りも面白かったですね。
 無事に悪者を退治した後「ギャラクシー・クエスト、十八年振りのシリーズ復活!」「かつての端役が、今度はレギュラーに抜擢」「技術主任と女性宇宙人も、ラブラブなカップルに」といった映像が次々に流れるハッピーエンドも、非常に後味爽やか。

 気になる点としては、切り札であるオメガ13の使用シーンにて(明らかに十三秒以上、時間が巻き戻ってない?)とツッコまされる事。
 そして、上述のオタク少年も皆を救った功労者なのに、それが認められる場面が無かった事なんかが挙げられそうですが、精々そのくらいですね。

 元ネタありきの内容でありながら「これは元ネタより面白いんじゃないか」と思わせてくれる。
 非常に貴重な映画でありました。
ゆきさん [DVD(吹替)] 8点(2018-05-29 14:19:58)(良:4票)
294.《ネタバレ》 おバカ映画のふりをしていますが、脚本がすごくよくできています。宇宙機雷を活用した攻撃方法やオメガなんとかという謎の究極兵器によるドンデン返しなど、「なるほど~!」と快哉を叫んでしまいます。また、泣かせどころもあって、トカゲアタマの弟子が死ぬシーンなど、私も怒りにふるえてしまいました(笑)。さらに、ラストのほうではファンたちのサポートが絶大な役割を果たしており、細かい配慮も怠らない筋書きが見事です。
  そうしたスペオペとしてもよくできていますが、本作には「+α」のテーマが込められています。それは「自己再発見」です。最初、「ギャラクシー・クエスト」出演者の面々は、現状に倦み無気力、惰性に流されてイヤイヤやっているばかりでした。しかし、一連の体験を経て、ラストでは見違えるように輝いていており、自分たちに誇りさえ感じられるように変わっています。自分のなかにあった可能性と素晴らしさに気づいたわけです。
  サーミアン人たちにしても、あれほどの科学力をもちながら、当初は自主性が欠落していました(このあたりは社会批判とも受け取れる)。ちょっと強い敵にはなぶられ放題で、誰かのマネをするしかできない、ひ弱な花といった存在でした。が、こちらも最後には自分たちのなかに真のリーダーを見出し、雄々しく大宇宙へと旅立っていきます。
  つまり、自分を高め、強めてくれるものは、実はもともと自分のなかにあるんだよというメッセージであり、そのため観客も観終えてから、なんとなく勇気がわいてくるような気持ちになれます。本作は、そうした人間賛歌の精神が通底しているがゆえに、観ていて気持ちよく、心温まるものが感じられるのだと思います。すばらしきB級映画ではありませんか! ということで、8点也です。「ギャラクシー・クエスト2」を希望!
delft-Qさん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-06 13:27:39)(良:4票)
293.《ネタバレ》 (『サボテンブラザーズ』の内容に触れますので、未見の方は一応ご注意ください。)『サボテンブラザーズ』にコメントを入れた時、本作に触れたレビューを幾つかお見かけしました。それ以来気になる作品でしたが、この度やっと観ることができました。偉大な作品をモチーフにした場合、得てして期待ハズレに終わることが多い。その覚悟を持って観たのですが、何なんですかコレは!めちゃくちゃ面白い!!確かに、『スタートレック』のパロディで、アイデアの元ネタは『サボテンブラザーズ』。しかし、プロットに大胆なアレンジが施されています。『サボテン』では、現実は確固として存在し、主人公たち(架空のヒーロー)はその現実に合わせることでリアルヒーローになります。しかし本作では、まず“架空の設定”が存在し、そこに現実が合わさっていく。まったく逆の発想です。しかもそのことを最初から観客に意識させるのではなく、クライマックスに至る過程で徐々に気づかせていく。発想の転換が、ドラマファンたちの活躍を生みます。なんという演出テクニック。なんという力技!“オメガ13”のくだりに至っては、ほとんど逆ギレみたいなもんです。でもこれが爽快。こんな気持ちの良い逆ギレは初めてです。『サボテン』も本作もどちらも大好き。甲乙は付けられません。しかし点数は、本作の方を1点高く付けます。それは新作映画『ギャラクシークエスト』の新レギュラー保安主任ロック、もと死に役のエキストラ、彼に捧げる+1点です。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-01 00:16:26)(良:3票)
292.《ネタバレ》 死神が最期に映画を一本見せてやると言ったらたぶんギャラクシークエストを選ぶ。それくらいこの映画には最高濃度の幸福性が満ちている。

特筆すべき点は、B級SFドラマの役者をメタ視点で描きつつ、その狂信的オタクに重要任務を与え本作の役者に仕立て上げたことだ。全体に漂うB級ムードに騙されてはならない!

落ちぶれたB級役者が魅力的なら展開も魅力的。続編がないのもちょっと寂しい気もするけれどセラヴィ。ギャラクシークエスト、この映画のない人生は味気なさすぎる。
超見聞人間シネマボーイさん [DVD(字幕)] 10点(2020-04-27 14:04:06)(良:2票)
291.TSUTAYAの発掘良品に釣られて借りましたが、期待以上に面白かったです。
この好評価にも納得!見終わって気持ち良く、すがすがしかったです。
のははすひさん [DVD(吹替)] 8点(2010-11-17 23:59:52)(良:2票)
290.《ネタバレ》 最も好きな映画の一つ。最初から最後まで無駄のない展開、愛すべき登場人物たち、ニヤニヤできる伏線など全てに自信を持って「大好き!」といえる要素が詰まっています。
中でも一番好きなのは番組オタクの少年が活躍する場面。オタクというものは大体趣味でやっていて、まわりには理解されなかったりするもの。好きなものに対して「やっぱり本当だったんだ!」と活躍できるこのシーンは一億人以上のオタクが歓喜するはずです。
ヒナタカさん [DVD(字幕)] 10点(2010-07-11 17:50:15)(良:2票)
289.《ネタバレ》 今までの人生で最も好きな映画。たくさん笑って、たくさん泣いた、本当にお気に入りの映画です。今の自分にはもうなくなってしまった、純真でピュアな心が笑いにもなるけど、とても胸を打ちます。純真なのは宇宙人だけじゃない、放映後何年経とうがずっと熱心なファンで居続けている人たち、そしてそんな彼らの期待に応えようとするキャスト達もそうなんですよね。
アランリックマンを勝手に師と仰ぐ宇宙人が殺される所で、そしてなんとも都合良くファンのフェス会場に帰ってくるラストシーンで嗚咽が出るくらい号泣していたら、周りの人に怪訝な顔されましたが、自分にとってはコメディって言うよりも感動巨編です!(笑)
HAMEOさん [映画館(字幕)] 10点(2009-07-12 02:19:34)(良:2票)
288.《ネタバレ》 スタトレ大ファンとしてははずせません。唯一の不満は本家スタトレ映画より面白いところです。
yu-miさん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-04 22:41:12)(良:1票)(笑:1票)
287...すんばらしい映画。
  皆さんご指摘の通り、最も綺麗なシガニーウィーバー(当社比)を拝見できる映画。

 あと、メークの関係か知らんが、昔のテレビ放映版当時の艦長(ティムアレン)が TOKIO のリーダー(城島)にクリソツ!

あばれて万歳さん 9点(2004-07-20 14:53:28)(笑:2票)
286.見終わった後、言葉が出なかった。エンターテイメントとはかくあるべきという感じである。そして、近年稀に観る完璧な「『劇場用』エンターテイメント作品」だ。ピストンの通路は死ぬほど笑える。
しかし、観賞後、何でこんな劇場でしか掛かってないんだ?と、こいつが単館上映だったのが不思議であった。(大阪北では、当時、「Loft」の地下にひっそりある単館劇場だけでしかやっていなかった。)
配給会社は、鳴り物入りの駄作ばかりに力を入れるんじゃなく、もっと実のある作品を大々的に公開すべきだ。
あむさん 9点(2004-06-06 19:39:35)(良:2票)
285.《ネタバレ》 最初はやっつけ仕事だった彼らが、ラストでは誇りとプライドを持った"クルー"の顔になっていたのが一番感動した。オタクの少年が活躍するのも小気味いい。突然だが、インタビューなんかでごく普通の職についている米国人が「自分の仕事に誇りを持ってます」なんて言うのを聞いて、その素朴な気持ちよさが羨ましくなることがあるが、この映画にもやはりそういった類の「気持ちよさ」があると私は思う。自分に与えられた仕事を愛し、奢らず、真面目に、誇りを持って一所懸命やる、そしてそれが自分と他人を楽しませることになるのだ、というエンターテイメント魂がこの映画にはある。しかし、だからといって説教臭いメッセージを前面に押し出すような安易な方法では、ここでこれだけの高評価を得ることはできなかったろう。この映画は、もちろんスタッフやキャストの狙いにハマっても十分楽しめる。だが、私は彼らが意図しなかったであろうところでも、そういう精神が滲み出ているのを感じ、あの爽やかなラストシーンがより爽やかなものになったと思うのだ。これぞ愛すべき職人の映画。コメディというより、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じカテゴリである。大画面で観たかった。
veryautumnさん 9点(2004-02-13 10:53:23)(良:2票)
284.パロディも、成功するとここまで面白くなるのだなあ、と思う。「スタートレック」をパロった人物設定、「サボテンブラザーズ」をパロったプロット。さらには、出演者が自分自身をパロディにしている。リックマンはあの役を演じることで、自分自身のキャリアを見事に自嘲し(仏頂ヅラ、ヤケクソ気味の自己陶酔ヅラには大爆笑)、シガー二ーは、自分自身のパブリックイメージを笑い飛ばすかのように、バービードール系(まさに彼女のパブリックイメージとは対極にある)を嬉々として演じている(『エイリアン』主演と言うキャリアもお忘れなく)。他にも、デジタル転送の失敗のエピソードは「ザ・フライ」を彷佛とさせるし、ティム・アレンの雰囲気は「インディ・ジョーンズ」みたいだ(ちょっと言い過ぎかも)。パロディを、はじめて心から純粋に楽しめた。
黒蜥蜴さん 8点(2003-12-12 10:50:54)(良:2票)
283.林で投げたおもちゃのブーメランがカンカンカンと木に当たり、遠くへ・・・ あーあと思うとくるりと向きを変え、スピードを上げながら戻ってきて、再び同じ木にカンカンカンと当たり、手の中にすぽっ。 見ると、金のブーメランに変わっている。・・・何というエンターテイメント。 ここ数年のベスト。
Berettaさん 10点(2003-11-09 11:43:21)(良:2票)
282.そもそもAとかBとか、映画に級で色分けするのが間違ってるんだろうなあ。
要は、面白いか面白くないか。好きか嫌いか。
それでいくと、この映画は間違いなく面白くて、好きだ。
ネバーギブアップ!
ネバーサレンダー!
roadster316さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-11-03 23:47:32)(良:1票)
281.《ネタバレ》 「ダイハード」のハンスが、ナカトミビルでマクラーレン刑事にやられる前に、トカゲヘッドの博士役で特撮俳優やっていたなんてビックリです。しぶといラスボスをしとめる重要シーンが、ファン大会のキャラクター紹介のアッサリした演出みたいになっているのが好き。一皮むけて帰ってきた彼らに、なぜだか胸が熱くなる。これはいい。
なたねさん [DVD(字幕)] 9点(2021-08-30 05:13:46)(良:1票)
280.設定だけでワクワクさせてくれますが、中身もそれを裏切りません。役者とは何か、芝居と嘘はどう違うのかといった深遠なテーマにまで迫っていた気がします。一見するといかにも荒唐無稽なB級作品でありながら、アラン・リックマンとシガニー・ウィーバーがA級な気品を漂わせています。カブリモノと胸元がだんだんボロボロになっていくあたり、演技から本気になっていく様子を演出しているわけで、バカバカしいけれどよく練られているなぁという感じです。なお、シガニー・ウィーバーがこんなに美人だったとは、この作品で初めて認識しました。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-28 03:32:03)(良:1票)
279.《ネタバレ》 「好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧」で常に上位にランクされていた作品ですが、やっと観る機会を得ました。でも、面白くなかったです。笑いを狙っているシーンなどは、面白いと云うより不愉快な気分で観ておりました。なぜこんなに不愉快なのかと考えさせられました。
TVシリーズの「スタートレック」は私の映像SFのルーツみたいな作品で、今でもリスペクトしています。その作品をバカにされたような気分になったのだと思います。「スタートレック」の世界を現実に引き込み、トレッキーを客観視し、「スタートレック」的なストーリーに仕上げたのは確かに巧みです。でもねぇ、「スタートレック」の役者さんたちが「スタートレック」以外ではパッとしない方々なのは厳然とした事実なのです。知ってるよ、そんなことは。それをネタにしている時点でとても悪趣味だと思うし、必要以上に貧乏臭く設定されているのが気の毒でした。
「面白く作り替える」のがパロディだと思いますが、そこにはオリジナルへの愛が必須です。気難しいこと言いますけど、私は本作に愛じゃなくて悪意を感じてしまいました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-05-16 01:46:08)(良:1票)
278.《ネタバレ》 役者にとって、”当たり役”とは嬉しい半面、やっかいなことでもあるんでしょうな。そのキャラクターであることを常に周囲から期待され続けるなんてけっこうキビシイ。まさにその呪縛にかかったSFシリーズ物の面々、いやおかしいやら同情するやら。A・リックマンの「俺は名優なんだ。リチャード三世を演ったんだ」の叫びもS・ウィーバーの「指示を繰り返すのがアタシの唯一の仕事なの。文句つけないで」のキレ具合もすんごくリアル。そうでしょうなあ。
フェイクを知らない異星人とのギャップの中、元ネタのシリーズをいじりながら(でも愛を込めて)展開するヒューマニズムあふれるお話(?)。なんでかちょっと泣けたりもします。
でもって、この作品、ちゃんとコアなファンのことも一緒に愛してくれているのが素晴らしい。「これは現実だ!」と俳優ではなく、”船長”から告げられた時の喜び、生き甲斐はとても理解できる。良かったな!
私は現在BBC制作の某ドラマシリーズにぞっこんなのですが、役を担う生身の彼らが必要以上に役者の幅を狭めることの無いよう願ったり、といろんなことを感じ入る作品でありました。
tottokoさん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-23 00:11:13)(良:1票)
277.序盤はギャラクシー・クエストという元ネタに対する現実の描写がなんだか切なくて、もしかして真面目な話なのかと思わせておいて、そこから一気になんでもありのパロディ展開に引きずり込まれる。
でも、それが単なるパロディではなくて、次第にリアルな物語に思えてくるのが不思議だ。
作品の随所に皮肉が込められているんだけど、それと同じだけ愛情が込められていることもよくわかる。
一見すると、夢を壊すようなシナリオではあるけど、最終的には夢を守る展開に制作サイドの良心を感じた。
笑いを取るにしても、涙を誘うにしても、ギャラクシー・クエストという設定が上手く活用されていて、よく出来たシナリオだなと感心させられました。
あと、20年後のヒロインという設定にシガニー・ウィーバーが見事に嵌っていて、歳は食ってるけどイケるという絶妙なエロさが良かった。
この何歳なのかよくわからない年齢不詳の魅力にやられました。
もとやさん [DVD(吹替)] 8点(2012-10-16 17:01:43)(良:1票)
276.《ネタバレ》 とにかく作中作『ギャラクシー・クエスト』という設定をフルに活用していて非常に面白かったです。ドラマの様な展開を通して役者としての誇りを取り戻していく過程にはジーンと来るものがあります。また、通路が無駄に危険な作りになっているだとか、1秒前で止まる炉心だとか、クエレック(敵に撃たれたサーミアン人)をDr.ラザラスが看取るシーンでは敵は何故か追って来ない等々、メタ的なギャグも抜群に面白かった。アクションもどこかドラマのクオリティというか何処かもっさりした動きなのが笑えます。キャストも把握していないほど宇宙船の構造を熟知しているファンを活かした展開もオタクへの愛が感じられて嬉しいですね。実際、スターウォーズやスタートレックのファンは船の構造まで調べてる熱狂的なファンも多いですからね。エンドクレジットでは地球で住むことになったラリアリが「JANE DOE」になっているのには思わず爆笑してしまいました(JOHN DOEは英語の名無しの権兵衛のことその女版というわけ)。ただし、理由なく二回目でデジタル転送が成功したり、着陸した惑星は空気もあるし気圧も温度も問題無い等のご都合展開もかなり目立つ作品です。それもスタートレックシリーズなどへのオマージュだと言ってしまうのは簡単ですが、逆に「空気が無い、どうしよう?」「俺たちのドラマではいつも問題無かったじゃないか!どうすんだ!」「常識的に考えてあるわけないだろ!」なーんて展開があっても面白かったんじゃないかなあと思います。
民朗さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-05 08:15:45)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 295人
平均点数 7.95点
000.00%
100.00%
210.34%
341.36%
451.69%
5113.73%
6258.47%
73712.54%
89632.54%
98227.80%
103411.53%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.76点 Review13人
2 ストーリー評価 8.46点 Review32人
3 鑑賞後の後味 9.03点 Review31人
4 音楽評価 7.00点 Review14人
5 感泣評価 6.88点 Review17人
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