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原子人間

[ゲンシニンゲン]
THE QUATERMASS EXPERIMENT
(THE CREEPING UNKNOWN)
1955年上映時間:79分
平均点:7.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
サスペンスSFシリーズものモノクロ映画TVの映画化
新規登録(2009-01-26)【なにわ君】さん
タイトル情報更新(2009-05-07)【カニ】さん
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監督ヴァル・ゲスト
助監督アイダ・ヤング(第二班助監督/ノンクレジット)
キャストブライアン・ドンレヴィ(男優)
リチャード・ワーズワース(男優)
ジャック・ワーナー(男優)
ゴードン・ジャクソン(男優)
ジェーン・アッシャー(女優)
原作ナイジェル・ニール
脚本ヴァル・ゲスト
音楽ジェームズ・バーナード〔音楽〕
製作アンソニー・ハインズ〔製作〕
制作ハマーフィルム・プロダクション
配給コロムビア・ピクチャーズ
特撮レス・ボウイ(特殊効果)
編集ジェームズ・ニーズ
スタントノッシャー・パウエル(ノンクレジット)
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【クチコミ・感想】

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3.のちにクゥオーターマスシリーズとなる第一回目の作品。実は、三作目をだいぶ前に観て、あまりおもしろく感じなかったんだけど、これは、もう一度三作目を見直したくなるほどおもしろかったです。まず、冒頭からかなりいい感じ。いきなりロケットがふってくる。で、ロケットは笑ってまうくらいロケットな形なんだけど、それが地面に突き刺さっている絵図らはコントセットみたいで笑ってまうねんけど、ちゃんと実物大のロケットを作ってるし、その周りを、消防隊やら、人々が取り囲む描写でなんだかリアルな感じがして、これでいっきに映画の世界につれていかれました。クゥオーターマス博士も、一応主人公なんだけど科学の進歩のためなら、多少の犠牲はどーでもいーとゆうかなり非情なキャラ。でもその博士が事件を冷静にそしてテキパキこなすところは逆にかっこよく見えてきます。その後は、ロケットの乗組員3人のうちなぜ2人は消えてしまったのか?残りの助けられた一人はしゃべることができず、感情のない人間なってしまい、さらに体に変な異変があり、いったいロケットの中でなにがあったのか?そんな謎を探っていくところが、医者と警察とも連携して、事件をおっていくとゆうサスペンス推理タッチで、結構のめりこんでみてしまいました。ロケットの中の記録映像を見せられるくだりは不気味。さらに、クライマックスに登場するモンスターの姿もこれまた不気味。下手に人を襲いまくるモンスターものとは全然違った感じのテイストが妙にリアルに思えてしまいます。また、生き残った乗組員の苦しそうな表情にはせつなさもあり、最後のクゥオーターマスの台詞にはしびれました。全体的に派手なモンスター映画ではないのでそーゆうのを期待すると退屈かもしれませんが、こまかな描写で妙な説得感のあるかなり異色の宇宙からの侵略もの映画でした。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-27 01:46:51)(良:1票)
2.《ネタバレ》 “クォーターマス”という名前は“クェイタマス”と読むのが発音に近いみたいです。まあそんなことはどうでも良いとして、このクェイタマス教授はなかなか興味深いキャラでもあります。もとが大人気TVシリーズの映画化だけあって、クェイタマス教授のことは知ってて当然というスタンスだからこの人の情報量は極端に不足しています。どうも英国の月探査プロジェクトの責任者みたいです。演じる俳優が科学者というよりも鬼警部か将軍みたいな風貌のせいもありますが、彼の行動は終始ハードボイルドです。科学の進歩のためなら宇宙飛行士が何人犠牲になっても意に介さないという非情な男で、あんな大参事が起こっても「もう一度やり直すぞ」と部下を叱咤して立ち去ってゆくラスト・シーンは、なんか虚無感すら漂っていました。 冒頭のロケットが墜落してくるシークエンスからSF映画とは思えないミステリー・タッチで思わず引き込まれてしまいます。劇中いっさいセリフを発することなく怪物化してゆく宇宙飛行士カルーンですが、これまた演じる俳優の形相が怖くてこりゃ子供のころに観ていたらきっとトラウマになってたでしょう。このキャラ造形や少女と遭遇するシーンなどには『フランケンシュタイン』へのオマージュも感じられ、そこはさすがハマーフィルムと感じました。この怪物化した宇宙飛行士は、生きるために動物や人間を吸収するぐらいで他には大したこともせず割とあっさり焼き殺されてしまうのですが、そこにはクェイタマス教授の実験の犠牲となった男の悲哀が込められているような気がします。 本作こそウルトラマンに登場するジャミラの元ネタに違いないと思います。
S&Sさん [ビデオ(字幕)] 8点(2016-08-09 21:34:36)
1.《ネタバレ》 最初から好意的に見ようとはしていたのだが、残念ながらその好意を持続できなかった。いきなり冒頭の男女の行動からして呆れてしまい、夜間に屋外でライトをつけてまでやることかと問いたくなる。またロケット内部の造形が貧弱なのは仕方ないとしても、本体が頭から地表に突っ込んでいるのに内部は横倒しのように見えるのはさすがに変だと思われる。
一方でストーリー自体は堅実な感じだが、進行がのろいのでかったるい。問題の生物に関しては、中盤までは人型だったのに動物園以降はナメクジのようだったらしく(移動跡がそのように見える)、さらに最後は結局タコになっていたのはかなり唐突に思われた。いろいろ事情はあるにしても観客が変化の過程をイメージできないのは困ったことであり、映画ではそのために縮小版としてネズミ入りのケースを見せたということだろうが、それでも納得はしかねるものがあった。また映画自体のせいではないが、邦題も結果として意味不明に終わっている。
そういうことでSF的な見方からすればあまりほめるところはないが、劇中で微妙にユーモラスな場面があって、羽目を外さない範囲で笑わせていたのは趣味がいい。また教授の人物像についてはTVシリーズで確立していたのだろうが、人命の犠牲にも頓着なく科学の発展のため邁進する不屈の男、というキャラクターは斬新に思われる。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 4点(2014-05-03 18:56:12)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4133.33%
500.00%
600.00%
700.00%
8133.33%
900.00%
10133.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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