新幹線大爆破のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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新幹線大爆破

[シンカンセンダイバクハ]
1975年上映時間:153分
平均点:7.36 / 10(Review 132人) (点数分布表示)
公開開始日(1975-07-05)
アクションサスペンス犯罪ものパニックもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-09-15)【イニシャルK】さん
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監督佐藤純彌
キャスト高倉健(男優)沖田哲男
山本圭(男優)古賀勝
織田あきら(男優)大城浩
宇津井健(男優)倉持(運転司令長)
千葉真一(男優)青木(ひかり109号運転士)
郷鍈治(男優)藤尾信次
宇津宮雅代(女優)靖子
竜雷太(男優)菊池(鉄道公安官)
藤田弓子(女優)秋山(女医)
志穂美悦子(女優)東京駅交換嬢
矢吹二朗(男優)工事車運転士(クレジット「千葉治郎」)
多岐川裕美(女優)SAS係員
渡辺文雄(男優)宮下(公安本部長)
青木義朗(男優)千田(警察庁刑事)
原田清人(男優)三宅(新幹線技師長)
浜田晃(男優)長田(警察庁刑事)
矢野宣(男優)南(商社員)
藤山浩二(男優)広岡(記者)
永井智雄(男優)新幹線総局長
田中浩(男優)堤(警察庁刑事)
相馬剛三(男優)刑事C(警視庁)
中田博久(男優)東京運転所係員
田島義文(男優)佐々木(群馬県警刑事)
田坂都(女優)平尾和子(妊産婦)
風見章子(女優)靖子の母
阪脩(男優)
福田豊土(男優)田代(ひかり109号車掌長)
近藤宏(男優)松原(博多署刑事)
林ゆたか(男優)中やん(録音技師)
山内明(男優)官房長官
岩城滉一(男優)東郷あきら
小林稔侍(男優)森本(ひかり109号運転士)
日尾孝司(男優)機動隊員
黒部進(男優)後藤(警察庁刑事)
伊達三郎(男優)商人風の男
河合絃司(男優)部長刑事
須賀良(男優)
久地明(男優)消防士
木村修(男優)記者A
高月忠(男優)浜松駅係員
志村喬(男優)国鉄総裁
鈴木瑞穂(男優)花村(捜査課長)
北大路欣也(男優)刑事
川地民夫(男優)佐藤(道警刑事)
田中邦衛(男優)古賀の兄
丹波哲郎(男優)須永(警察庁刑事部長)
久富惟晴(男優)広田(警察庁特捜係長)
片岡五郎(男優)佐原(警察庁刑事)
荘司肇(男優)乗客
横山あきお(男優)アパートあかね荘管理人
原作坂上順(原案)(ペンネーム「加藤阿礼」)
脚本小野竜之助
佐藤純彌
音楽青山八郎
撮影飯村雅彦
企画天尾完次
坂上順
配給東映
美術中村修一郎
桑名忠之(美術助手)
編集田中修
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【クチコミ・感想】

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132.のちにスピードが80キロ以下になると爆発する爆弾が仕掛けられる設定だけキアヌ・リーブス主演の「スピード」にパクられた(?)東映の鉄道パニック映画。「スピード」もけっこう突っ込みどころのある映画だったけど、こちらはそれ以上に突っ込みどころがあり、とくに既に触れられている方もいるかもしれないが、川くだりのシーンで待機していた刑事が偶然通りかかったジョギング中の柔道部員に大声で「捕まえてくれ」と叫ぶシーンとか絶対に有り得んと思うし、ほかにも警察の無能さをさらけ出しているシーンとかけっこう多かった気がする。それに主犯である高倉健が爆弾の図面を残していった喫茶店が唐突に火事になるのは脚本のご都合主義を感じずにはいられない。それに肝心の新幹線が模型でときどきえらくしょぼいのにも唖然。でも、そういうところを突っ込みながらも映画としての勢いはすごく、高倉健の渋さもあって最後まで飽きることはなく楽しめたし、最初に見た映画が「北京原人」だった影響で個人的にブラックリスト監督となっている佐藤純弥監督の作品の今まで見た中ではいちばん退屈しなかった。でもやっぱり「スピード」の方が好き。宇津井健は映画作品ではあまり馴染みなかったが、もう一人の主人公といえる重要な役柄である運転指令長役をとてもうまく演じていてカッコイイし、新幹線に乗り合わせた女医を演じる藤田弓子も若い。そして高倉健の別れた妻・靖子(宇都宮雅代)の苗字が「富田」。藤田弓子に加えて新幹線の運転士役で小林稔待も出ているのでなんか大林宣彦監督の「さびしんぼう」を思い出してしまった。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-11 14:05:59)(良:3票)
131.日本サスペンス映画の傑作。邦画が海外でも金を稼げることを証明した最初の映画(だよね?)
「時間切れまで後何分」系の映画は、そのタイムアップまでを観客に知らせるにあたり、
単なる数字でしか表現できていない(典型的なのが時限爆弾のタイマー表示)ものが多いのですが、この映画では
新幹線の路線図という、日本地理という基本的な知識として観客の頭にはいっている上に、その途中途中に「何々駅」というわかりやすいマイルストーンがあるものを舞台にする事で、
観客にとってはタイムアップまでの進捗状況をわかりやすいグラフでしめされているような感じになっており、
非常にうまく緊迫感を盛り上げることができています。(「あ、岡山だ」「もう広島だ!」みたいな。)
もともと、当時開業したばかりの山陽新幹線をネタに映画を一本作ろう..くらいの
安直な企画だったと思うのですが、その設定を最大限に生かした
「新幹線をネタにつかうことに最大限の必然性をもたせた映画」に仕上げたスタッフに拍手。
あばれて万歳さん 8点(2003-12-11 12:53:43)(良:3票)
130.小学校低学年の時に見ました。生まれて初めてみた邦画です。この映画がきっかけで、高倉健のファンになり映画ファンになりました。それから何回も見ていますが、何度見てもドキドキします。結末はわかっているのに最後の空港のシーンでは「頼むからおとなしくしていてくれ!」と子役にいつも叫んでしまいます。これがトラウマになり、以後の犯罪モノの映画では、よっぽどの極悪人ではない限り、いつも犯人役には逃げ切って欲しいと願うようになってしまいました。高倉健が死んだ仲間の家族宛てにダンボールに金を包むシーンでは、母親が小学生の私に向かって「あんた、たとえ犯罪者になっても仲間を裏切っちゃダメなんだよ」と言う始末・・・。ところで、同じ佐藤監督の 「君よ憤怒の河を渉れ」はご存知でしょうか?日本版「逃亡者」のような作品で、高倉健が追われて、原田芳雄が追います。こちらも面白いので見てください。 <2005年追記>先日、生まれ始めて浜松で下車したのですが、構内の線路のカーブ具合が映画と一緒で感動したのと、「ここでポイント切り替えしたんだなあ」と思うと、とても感慨深かったです。
東京50km圏道路地図さん [映画館(字幕)] 10点(2003-07-19 22:33:01)(良:3票)
129.《ネタバレ》 如何にも昭和の時代が漂う作りが見ていて懐かしかったりする。例えば高倉健演じる主犯や共犯者が電話でのやりとりをしている場面、赤い電話、今はあまり見かけなくなってしまった赤い公衆電話、時代を感じると言えば何も公衆電話だけではない。出演者の顔ぶれの豪華さなどは正に昭和ならではの物凄いキャストが出ている。東映らしく高倉健の犯人を筆頭に新幹線109号ひかりの運転手の千葉真一、運転司令長の宇津井健にその他にも一度しか出てこない志保美悦子に多岐川裕美に田中邦衛やら、東映らしくワンシーンだけの登場という辺り、田中邦衛の相変わらずと言うよりもこっちのがずっと先だからの北の国からの吾郎さんと同じ口調は既にこの時点で現れている。北海道で田中邦衛を映すのを観るとその後の田中邦衛という人の俳優としての人生を観ているようである意味、面白い。面白いと言えばここまでマヌケでイライラさせられる警察達はいないと思えるぐらいのマヌケぶりも、それ以上にパニック映画本来の持つべき形である。今回で言えば新幹線の乗客以上にパニックに陥っている千葉真一の運転手、一番しっかりしなくてはならない人間がパニックているという面白さ、色んな意味で突っ込み所満載の中、同じ突っ込みでも三人の犯人達の回想シーンや沖田哲男(高倉健)の別れた奥さんとの回想シーンやラストの空港でのシーンで、拳銃で撃たれる高倉健を映す時に流れてくる音楽、何とかならんのか?折角、パニック映画としてワクワクしているのに、あの音楽は無いぜ!あの下手クソな脱力感を感じさせる音楽のセンスの無さ、なんであんな音楽なんだよ?もうね、あの音楽を流すセンスの無さこそがこの映画の中での減点材料の一番の原因である。それにしても宇津井健の正義感溢れる姿は本物の警察よりも正義を感じさせてかっこ良い。最後にイニシャルKさんが書かれているように沖田哲男(高倉健)の別れた奥さんの名前、富田靖子を聞いて「さびしんぼう」(橘百合子)の顔が浮かんでしまった。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-24 21:42:58)(良:2票)
128.サスペンスの要素はよくできているが、人間の背景描写が濃すぎる。「人間の真の姿を描く」ということが、唯物論に席巻された日本の抱え込んでいたテーゼだとしたら、この映画は、そのテーゼの具体化において、やりすぎたゆえに失敗作になってしまっている。ただ、当時の人からみるとおおいにうなずける作品だった可能性もある。なにはともあれ、悪いことするにも理由がないと納得できない。説明せずにはいられない。そういう時代の日本を知る意味でも貴重な作品。
wunderlichさん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-23 20:50:15)(良:2票)
127.《ネタバレ》 製作者、出演者、そして物語中も、何ともプロ意識の高い人等が目白押し。それが何とも格好イイ。それにひきかえ警察官僚の見事なまでのドン臭さは、何だかなぁ。「張り込みも隙だらけじゃないか?通りすがりの柔道部員に…何させてんだよ?え?イキナリ撃っちゃうのか?お?そんなに簡単に事故っちゃうのか?で、死んじゃうのか?そして新幹線車内はラジオでパニック?もしかして報道管制も引いてないのか?そして結局犯人グループ全員逮捕出来ず?無能にも程度があるぞ?警察が絡んでなければ身代金受け渡し&爆弾解除…物語は京都位で済んでるんじゃないか?」と、まぁツッコミ出したらキリがないが、まぁまぁそれ以外にも見応えはあったし、良しとしましょう。特にラスト20分のトリックが秀逸。 そして宇津井健が、滅茶苦茶格好イイのも然る事ながら、キャストが皆、一癖あって面白い。ナイスです。
aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2006-08-12 16:20:31)(良:2票)
126.「第二弾!大恐慌パニック(第一弾は?w) ひかりは今巨大な棺桶と化した」とか予告の煽りから凄まじい。突っ込みどころ満載の内容だけど文句なく面白かった。先が読めないストーリー展開、ラストの衝撃と素晴らしいです。それにこの頃の大作だと会社関係なくキャストが豪華で見応え十分。一番突っ込めるのは誰よりも熱い運転士千葉真一。パニくりすぎ・・・。
バカ王子さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-10 23:52:05)(笑:2票)
125.乗客のことも考えず、犯人を見つけたら追いまわす警察馬鹿すぎ。現金受け渡しシーンの民間人にむかって「捕まえてくれ~!」はありえない。萎えました。乗客の騒ぎ方はステレオタイプでリアリティなし。退屈はしないし、厭世的な雰囲気もグッド、なかなか健さんもカッコいいのだけど期待外れだった。もう少し脚本を練って、人物に厚みをもたせれば凄い映画になったのに凄く惜しい。
モンキィボォンさん 6点(2004-07-24 21:45:25)(良:2票)
124.日本が誇るアクションパニック映画の最高傑作!! いかにも東映らしい荒々しい作風で、見応え満点の映画となっている。特撮は、旧国鉄に協力して貰えなかったらしいが、この年代にしては良く出来ていると思う。とくに指令本部の内部の様子など。さらに、正面衝突を避けるため、下り新幹線を反対車線に移す場面もなかなかの緊迫感。その他にも、手に汗握る場面も数多く用意されており、最後の最後まで観客をクギ付けにする。また、高倉健演じる爆弾犯の人間ドラマとしても秀逸で、彼を慕う2人の部下との絆を絡めながら、日本の下請け零細企業の悲しい現実をも漂わせていた。そのことが単なるパニック物に終らせておらず、哀切を極めたラストシークエンスと共に記憶に残る見事な作品となっている。
光りやまねこさん 10点(2003-07-27 00:05:19)(良:2票)
123.倒産した中小企業の社長、学生運動の生き残り、沖縄出身の貧しい売血青年。これは戦後の資本主義・社会体制の負組と戦後日本の経済発展の象徴である新幹線、言い換えれば日本の陽と陰の部分の決闘なんですよ!!!たんなる娯楽映画ではなく、深いメッセージがある
yoshihiro1730さん 7点(2003-02-14 03:40:42)(良:2票)
122. かの「スピード」の元ネタ?ということで再評価著しい1975年の東映パニック映画。尤も公開当時は「タワーリング・インフェルノ」らハリウッド製パニック映画に惨敗を喫し大コケだった。後に仏で何と「Super Express109」のタイトルで公開され大ヒットを飛ばしたらしい。しかし何と言っても、脚本が秀抜であるのは否定できない事実。監督の佐藤純彌と小野竜之介による入魂のオリジナルシナリオに、佐藤のスピーディーなカットバックを駆使した演出が見事に溶け合い、邦画史に残る秀作と成っていると思う。運転室の千葉真一と指令所の宇津井健の木偶の坊な遣り取りはチープなセットも相俟ってB級色満点で笑える。当時の国鉄に協力を一切拒否されたんじゃ仕方ないか。「カプリコン1」に全面協力したNASAとは大違いだぞ、国鉄!!オット、今やJRか…。特筆すべきは田坂都ら乗客のオーMYガッ!!なパニック描写…じゃなくてぇ、高倉健・山本圭・織田あきらの犯人グループと、丹波哲郎率いる警察捜査本部の息詰まる攻防!!キアヌやデニス・ホッパーなんか目じゃないぜ!でも、特撮とセット美術で(大幅に)負けてるから7点(^^)。
へちょちょさん 7点(2003-01-30 23:23:18)(良:2票)
121.《ネタバレ》 これは凄い。今なら『スカイツリー大倒壊』みたいな感覚か。
東京オリンピックから約10年。
世の中の役目を終えた工場の社長。目的を無くした活動家。集団就職で上京した失業者が、高度経済成長の象徴、新幹線に爆弾を仕掛ける。
とてもテンポが良く、故障車の回避や妊婦の出産、徐々に不安が広がる乗客のパニックと、現実に起きそうなトラブルが、観ていて手に汗握る。
爆弾を探すための写真撮影を2回やるのがリアル。
新幹線のミニチュアもよく出来ていて、東京から来た汚れたひかり109号と、ピカピカの救援車の並走なんて胸熱だ。…そのあと運転士の青木君がバーナー使うのはどうかと思ったけど。
指令室で提案された『後続車両に乗客を移して』…は出来ないにしても面白いアイディア。
並走させて乗客を移す作戦だったら上手く行くかも?と思った。実際この作品の影響を受けたといわれる『スピード』でやったんだよな。
引っ掛かったのは現金受け渡し、最初から高速道路で良かったんじゃないかな。
川からロープで引き上げるのはかなり体力使うし、そのあとバイクの運転は腕が辛いし。
警察の描き方がかなり雑。
大学の柔道部の件は冗談みたいなシナリオだし、逃げるだけの犯人をやたらと銃で撃つのは何故だ?…まぁ撃たれた健さんがカッコいいけど。
あの太鼓叩く宗教団体が頭から離れない。彼らが無事停車した時に喜ぶ姿が、なんか可愛くて良い。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-04-08 20:12:47)(良:1票)
120.《ネタバレ》 ここでのレビューも途切れることがなく、なかなかの高評価。初めて観たんですが納得してしまいました。
まずこれってキアヌの「スピード」の元ネタですよね、それがわかっただけでも私としては大収穫だわ。
1975年といったら、「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」といったパニック映画が日本でも大ヒットしたあとですよね、本作もオールスターキャストのパニックものとしても、人間ドラマとしての部分も負けず劣らず素晴らしい。密室となる場所が日本が誇る世界一の(私はそう思ってる)高速鉄道「新幹線」ていうのもいいわね。
ただ、爆弾処理には突っ込みたくなるし、乗客の様々なキャラ、設定も後半はほとんど触れずになってしまったんですけれども、コレお宝映画だと思いました。邦画のパニック映画としては最高の出来なんじゃないかしら。
envyさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2021-02-15 17:13:30)(良:1票)
119.《ネタバレ》 実はやっと観れました、、、イヤー期待にタガワヌ素晴らしい出来に大満足。2時間半越えの時間もあっという間でした。出演者の方々の豪華さ(+若さ!)に感動しつつ、スリリングな展開にドキドキハラハラ…もうすこしすれば40年前(!!)に制作されたとは思えない濃厚な時間でありました、、、デモヤッパリ喫茶店の火事は有り得んよなぁぁ(苦笑)。用意周到な健さん、最後の最後に元奥さん(初めてみた人だけど、とっても美人だ!)と子どもに会うとは、、、さすがに予想していなかったのでしょうね。。。泣き崩れる元奥様に何か日本人的心情を垣間見た気が今してイマス
Kanameさん [DVD(邦画)] 9点(2013-11-29 22:57:57)(良:1票)
118.《ネタバレ》 初見は公開後のテレビ放送で、もう30年以上前だと思う。この野暮ったいタイトルを馬鹿にしつつ見始めたらどんどんと引き込まれて行ったことを記憶している。後の「スピード」の設定ってこれのパクリですね。今回、久しぶりに観てとても気になったのが警察の捜査方針。犯人検挙に躍起になって用意した身代金が渡せずに人質を危険にさらす。今、こんなことをやったら袋叩きだけど、当時は今ほど違和感を感じる選択でもなかったと思います。でも宇津井健が毅然とした態度でそのあたりをしっかり指摘していて、救われる気分です。犯人側の描写に垣間見える体制対反体制という図式や、喫茶店の全焼といったストーリーの詰め方に時の流れを感じますが、クライムサスペンスとしては一級品だ思います。
アンドレ・タカシさん [地上波(邦画)] 8点(2009-02-21 03:19:40)(良:1票)
117.「日本沈没」と並ぶ70年代屈指の名作。高倉健と宇津井健の名演技は言うまでも無いが、何より監督の佐藤純弥の演出により、画面にとても力がある。途中、ミニチュアの新幹線が登場するが、画面に力があるため、途中までミニチュアであることに気づかないほどであった。それにしても、本当に国鉄の協力が得られないで撮影されたのだろうか?と思わずにはいられないほどリアルな描写にはホントに脱帽だ。細かいことを言えば、突っ込みどころ満載の映画ではあるものの、テロリストの立場からの描写もあったり、事件が解決しても完璧なハッピーエンドとして終わらせないところが、如何にも日本的で、私は好きだ。
ドラりんさん [DVD(邦画)] 10点(2007-01-11 19:01:03)(良:1票)
116.《ネタバレ》 宇津井健ら捜査側からの視点は名作“ジャガー・ノート”高倉健ら犯人側からの視点はセルジオ・レオーネのこれまた超名作“夕日のギャングたち”といった趣の作品ですね。特に回想シーンでの音楽の使い方は“夕日の~”のパクりでしょう。しかし本作全体を覆う‘安~い’感じは当方の我慢の限度を超えていてまるでテレビ版“ワイルド7”でも観ているようだ。豪華キャストがみんなおそろしく大根に見えてしまうのは演出がいいかげんだからなのだろうか。変な客が色々乗り込んでいるのにちっともサスペンスを盛り上げることに貢献していないし、喫茶店が重要アイテムとともにタイミング良く焼けるのはご都合主義と言われても仕方あるまい。そのようなことを許容する世界観ならばそれこそワイルド7なみにぶっとんだクライマックスを期待してしまうじゃないですか。こんなチープなノリで「最後は渋めにまとめてみました」なんて許されると思っているのか!犯人側に移入できるように作ってある等、一部とはいえ政治的に正しいことが救いと言えるでしょうか。
皮マンさん [DVD(字幕)] 4点(2005-05-20 14:08:00)(笑:1票)
115.深夜ふとやってたりしますね。そんな日はつい一家で夜更かしして見てたり。ぃゃ正確には今はムコに出ましたが2児の父ですがわざわざ東京─博多旅行に寝台特急に乗り夜中ホームに降りて車両写真を撮ってる間に発車しちゃって置いてけぼり喰らうようなプチ鉄っちゃんの兄が熱く、そんな子につられて母、そしてそんな様子を面白半分で観察目的で私、といった感じで。「国鉄新幹線司令室キター!!」「もももうすぐ来るぞ車両併走キター!!!」「宇津井健キター!!!!」夜中に熱いですね。もうちょっと成長してから息子たちともおやり。うん、おもしろい映画ですね。 ・・・後に監督氏が北京原人伝説を残した史実は彼らの成人式までは伏せておこうぞ
へろりうしオブトイジョイさん 8点(2004-10-16 12:22:05)(笑:1票)
114.「タワーリング・インフェルノ」が大ヒット!パニック映画ブームが益々過熱する中で作られた傑作です。東映スターが総出演でね、面白かったなぁ。とは言っても初公開時、館内はガラガラでコケちゃったんだよねぇ。
nizamさん [映画館(吹替)] 9点(2004-03-09 12:18:50)(笑:1票)
113.《ネタバレ》 このサイトで知り観たのだが、正直期待していた程の出来では無かった。途中から高倉健と警察の攻防がメインになってしまい、期待していた新幹線のパニックものでは無く、単なる刑事ものになってしまっている。レビューを読んで、国鉄が協力しなかったと知り納得した。脚本も、もう少し大作にあった気遣いが欲しい。喫茶店の偶然の火事(それは無い)、ダイナマイトに火花が散るのを気にしない千葉真一、最後の射殺と白ける場面が多々あった。高倉健が主役にも関わらず、一瞬のチョイ役にも有名俳優を使う東映のやり方が一番不快に感じた。
まさサイトーさん 5点(2004-01-19 00:53:28)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 132人
平均点数 7.36点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
475.30%
586.06%
62115.91%
73627.27%
82418.18%
92619.70%
10107.58%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.11点 Review9人
2 ストーリー評価 7.57点 Review14人
3 鑑賞後の後味 7.08点 Review12人
4 音楽評価 4.42点 Review7人
5 感泣評価 5.14点 Review7人
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