ジャンゴ 繋がれざる者のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ジャンゴ 繋がれざる者

[ジャンゴツナガレザルモノ]
Django Unchained
2012年上映時間:165分
平均点:7.19 / 10(Review 88人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-03-01)
アクションドラマウエスタン犯罪ものバイオレンス
新規登録(2013-01-22)【8bit】さん
タイトル情報更新(2018-03-20)【TOSHI】さん
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監督クエンティン・タランティーノ
キャストジェイミー・フォックス(男優)ジャンゴ
クリストフ・ヴァルツ(男優)キング・シュルツ
レオナルド・ディカプリオ(男優)カルビン・キャンディ
ケリー・ワシントン(女優)ブルームヒルダ
サミュエル・L・ジャクソン(男優)スティーブン
ウォルトン・ゴギンズ(男優)ビリー・クラッシュ
デニス・クリストファー(男優)レオニード・モギー
ジェームズ・レマー(男優)エース・スペック
ドン・ジョンソン(男優)ビッグ・ダディ
フランコ・ネロ(男優)アメリゴ・バセッピィ
ジェームズ・ルッソ〔男優〕(男優)ディック・スペック
ドン・ストラウド(男優)保安官ビル・シャープ
ラス・タンブリン(男優)ジョニー・ケッチャム(ガンファイターの息子)
アンバー・タンブリン(女優)ジョニー・ケッチャムの娘
ブルース・ダーン(男優)カルカーン
M・C・ゲイニー(男優)ビッグ・ジョン・ブリットル
ジョナ・ヒル(男優)ランディ
ゾーイ・ベル(女優)追跡者
マイケル・ボーウェン〔男優〕(男優)追跡者
ロバート・キャラダイン(男優)追跡者
ジェイク・ガーバー(男優)追跡者
トム・サヴィーニ(男優)追跡者
テッド・ニーリー(男優)追跡者
マイケル・パークス〔男優・1940年生〕(男優)レクィント・ディッキー鉱業社の従業員
ネッド・ベラミー(男優)ウィルソン
エヴァン・パーク(男優)バッグヘッド
クエンティン・タランティーノ(男優)レクィント・ディッキー鉱業社の従業員
レックス・リン(男優)テネシー・ハリー
マイケル・バコール(男優)スミッティ・バコール
楠大典ジャンゴ(日本語吹き替え版)
山路和弘キング・シュルツ(日本語吹き替え版)
加瀬康之カルビン・キャンディ(日本語吹き替え版)
朴璐美ブルームヒルダ(日本語吹き替え版)
屋良有作スティーブン(日本語吹き替え版)
辻親八ビッグ・ダディ/アメリゴ・バセッピィ(日本語吹き替え版)
脚本クエンティン・タランティーノ
作曲エンニオ・モリコーネ"The Braying Mule"(「真昼の死闘」より)他多数
ジュゼッペ・ヴェルディ"Dies Irae(Requiem)"(「バトル・ロワイアル」より)
リズ・オルトラーニ"I giorni dell'ira"(「怒りの荒野」より)
ジェリー・ゴールドスミス"Nicaragua"
ルイス・エンリケス・バカロフ"Django Theme Song (English Version)"他多数
挿入曲トゥーパック・シャクール"Unchained (The Payback/Untouchable)"他1曲
ジェームズ・ブラウン[主題歌]"Unchained (The Payback/Untouchable)", 他1曲
ジョニー・キャッシュ"Ain't No Grave"
ジョン・レジェンド"Who Did That to You?"
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
製作レジナルド・ハドリン
ステイシー・シェア
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
マイケル・シャンバーグ
ジェームズ・W・スコッチドポール
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特殊メイクグレゴリー・ニコテロ
K.N.B. EFX Group Inc.
特撮リズム&ヒューズ・スタジオ(視覚効果)
美術J・マイケル・リヴァ(プロダクション・デザイン)
レスリー・A・ポープ(セット装飾)
衣装シャレン・デイヴィス
録音ワイリー・ステイトマン
ゲイリー・A・ヘッカー
マイケル・ミンクラー
スタントトロイ・ギルバート
J・J・ペリー
ミック・ロジャース
その他ジェームズ・W・スコッチドポール(ユニット・プロダクション・マネージャー)
シド・ヘイグ(スペシャル・サンクス)
サシャ・バロン・コーエン(スペシャル・サンクス)
ラルフ・バクシ(スペシャル・サンクス)
アンソニー・マン(スペシャル・サンクス)
フランコ・ネロ(スペシャル・サンクス)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(スペシャル・サンクス)
ロバート・ロドリゲス(スペシャル・サンクス)
リチャード・ラウンドツリー(スペシャル・サンクス)
カート・ラッセル(スペシャル・サンクス)
RZA(スペシャル・サンクス)
ユージニオ・マーティン〔監督〕(スペシャル・サンクス)
セルジオ・コルブッチ(スペシャル・サンクス)
サリー・メンケ(彼女に捧げる)
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88.《ネタバレ》 純然なブラックスプロイテーションだったと思います。近年は暴力的でありながら、真剣に「暴力や復讐は何も生まないんだ、云々~」と説く映画が多いですが、「そんなもん知るか!悪い奴らはブッ殺せ!」という、ある種陽気な暴力シーンは見ていてスカッとします。これぞブラックスプロイテーション。
しかし終盤まで主人公のジャンゴとシュルツは法に背いた殺しはしません。シュルツはいつも自分は法の下に賞金稼ぎとして人を殺めていることを強調し、ジャンゴは子どもを持つ賞金首を殺すことにためらいを感じたりもしています。
だがシュルツは極悪人キャンディを射殺してしまいます。キャンディは法的には別に犯罪者では無いにも関わらず。ではなぜあれほど法を重んじていたシュルツはキャンディを殺したか。
シュルツはキャンディの義姉(もちろんレイシスト)がベートーベンの『エリーゼのために』をハープで弾くのを聞いて、「ベートーベンはやめてくれ!」といつも冷静な彼とは思えない程に狼狽します。それはドイツ人の彼が自国の最高の作曲家を差別主義者に演奏されるのが耐えられなかったのだと思います。その後、キャンディの書斎で大デュマの『三銃士』を見つけるところも同様。大デュマは「正義」を常に作品に込めた作家でしたから、「なんでこいつはデュマの作品が好きなのにこんな非道いことができるんだ?」と愕然としたのでしょう。私も全く同感で、「もうこいつらブチ殺すしかねーよ!」とフラストレーションが極まった所で、大銃撃戦となり、白人どもを皆殺しにしてくれるので爽快感は半端じゃなかったです。この戦闘シーンに至るまでの会話劇は本当に素晴らしかった。アカデミー脚本賞も納得の出来だったと思います。
それからタランティーノの映画にはいつも言えることですが、画面がカッコいい!広漠な大地とそこに佇むガンマン・ジャンゴというだけで本当にサマになる。往年のマカロニ・ウエスタンの何よりもカッコよさを優先する画作りにはシビれました。「助けに来たぜ、ベイビー」なんてついつい笑っちゃいますけど、超カッコよかった。
民朗さん [映画館(字幕)] 9点(2013-03-23 09:31:15)(良:2票)
87.《ネタバレ》 アカデミー賞関連の映画ということで鑑賞したが、やはり意味のない暴力描写が多い。クジラの潮吹きのように飛び出る血や、指で目をつぶす描写などに目を背ける正常な人間とは反対に、興奮して「面白い!」「カッコいい!」「センスのいい音楽と人殺しの組み合わせは最高!」と絶賛する病んだ人々がいる。私はこの映画を観て、病んだ現代人は減っておらず、むしろ増え続けていることを確信した。ゲームの中でモンスターを殺すことに粘着したり、レイプアダルトを見ている病んだ人間たちの深層心理は到底理解できないが、そんな人間が多いからこそ、犬に人間が食われる意味のない映画を観て狂喜できるのだろうと思う。つまり、病んだ人間が増えれば増えるほど、タランティーノは商売繁盛となるわけだ。私はこの映画に映画愛のかけらも感じられなかった。彼は実は映画を憎んでいるのではないだろうか?こんな監督に「差別はいけませんね」なんて言われる筋合いはない。しかし人間というのは、残虐なシーンを見て喜んでいる自分を隠そうとする。だから差別問題をカモフラージュにして血しぶきを見せる。そうすれば観客たちは安堵するのだ。戦争の悲惨さや、差別の根深さを知るためにもっと血を流しましょうか。満足ですか?え?血の量が足りない?差別問題はもっと奥深いからもっとクールな殺し方を見せてほしい?あぁ怖い。映画の内容が怖いのではなく、この手の映画に需要があることが怖い。センスのいい音楽を聴きながら、センスがいい殺され方だと絶賛する病んだ現代人が怖い。
花守湖さん [DVD(字幕)] 0点(2014-03-16 14:26:33)(良:1票)
86.『ジャッキー・ブラウン』までは緻密な構成力とオタクらしいおふざけのバランスが素晴らしかったものの、『キル・ビル』辺りからB級マニアを意識しすぎた映画作りが鼻につくようになり、『グラインドハウス』でとうとう自家中毒に陥ってしまったタランティーノですが、その後の2作(『イングロリアス・バスターズ』と本作)ではオタク趣味を控えめにし、純粋に面白い映画を作ろうという姿勢にシフトしたように感じます。どちらの映画も時代劇であり、得意の音楽談義や映画談義ができない舞台を設けることで自身に制約を課したようなのですが、それでいて、従前からの選曲センスで観客の意表を突いてくるという遊びは面白く、タラの個性が非常に良い形で出た娯楽作として仕上がっています。。。
本作で感じたのは、私たちが思っている以上に、タランティーノは引き出しの多い監督さんだということです。かつて、タランティーノと言えば捻れた構成が第一の特徴として挙げられていましたが、一方本作は驚く程シンプルです。ジャンゴという男の物語が一直線に進むのみであり、時間軸の解体等のテクニックで観客の目を誤魔化したりはしていません。また、演出についても笑いに逃げている部分が少なく、正統派のウエスタンをやってやろうという気概に溢れています。90年代にはオフビート専門でオンビートの映画を撮れない監督だと思われていたタランティーノが、ここまで真っ当な娯楽を追求したことは意外であり、本作はこれまでの彼の作風の正反対をいく企画だと言えるのですが、これをほぼ完璧に作ってきたことには驚かされました。ジャンゴのかっこよさ、生理的嫌悪感を抱かせる敵、そしてガンファイトの迫力、そのどれもが非常に高いレベルで仕上がっています。長い上映時間がまったく苦にならないほど展開はスピーディであり、さらには農場での食事の場面など、アクション以外の部分にも只ならぬ緊張感が漂っています。これだけやってくれれば大満足です。。。
さらに、黒人奴隷の物語でありながら、人種問題を過度に扱い過ぎていない点でも好感を持ちました。ジャンゴのパートナーは白人だし、敵方にも黒人のブレーンがいる。余計な政治的要素を排除したおかげで、純粋に楽しめる娯楽作となっています。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2013-09-30 01:03:54)(良:1票)
85.165分、この長丁場の間ワタシの心臓はばくばくしっ放し。常日頃の1.5倍速で血流が体内を巡っていたと思われるわけで、身体にいいんだか悪いんだか。でも面白かった。凄く面白かった。長いのに中ダレしないのは、やはり脚本の力か。掴みの5分でこの話の虜になるし、全パートにわたってぴりぴりと緊張感がある。どの場面も、ストーリーに絡む“意味”がある。タランティーノ一流の無駄話シーンも健在。kkkの前身のような荘園の一味が目出し袋をめぐって阿呆を炸裂させる場面は個人的にこの映画の必見場面ベスト3に入る。そして、クリストフ・ヴァルツ。オスカー受賞おめでとうございます。遅咲きの名優、かのランダ大佐。大好き。この人は役を完全に自分のものにする。口から出る言葉が、完璧にこの人の思考に基づいて発せられている。“会話”が大きなポイントになるタランティーノの作品にあって、台詞を滑らかに筋に乗せることができるC.ヴァルツはまさに適任。Dr.シュルツが生き生きしてたパートまでなら10点あげたい。
tottokoさん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-15 01:00:07)(良:1票)
84.《ネタバレ》 フランコ・ネロとの会話。「Dは発音しないんだ。」「知ってる。」ウォー、拍手!!
リニアさん [映画館(字幕)] 7点(2013-05-05 11:20:42)(良:1票)
83.燃え盛る巨大な炎をバックに黒い肌のヒーローがニカッと笑う。
そこには、ありとあらゆる葛藤を超えた映画的カタルシスが満ち溢れ、「ああ僕は“映画”を観たのだ」という真っ当な満足感に包み込まれた。

正直、何をまずピックアップすべきかどうか非常に迷う。
歴史に虐げられた黒人たちのすべての怨念が凝縮し爆発したようなヒーローの存在感か、確固たる歴史的事実として存在するアメリカ奴隷制度の目を覆いたくなる残虐性か、稀代の映画作家が生み出した個性的なキャラクター達を文句の付けようも無く演じ切っている俳優たちの素晴らしさか。
どの側面から捉えても、この映画の価値は高く、揺るがない。

ただやはり、これがクエンティン・タランティーノの映画である以上、特筆すべきは「会話劇」の妙だと思う。
今なお鎮まるはずもない歴史的な“怒り”を礎にした荒ぶるバイオレンスアクションでありながら、この映画の構造の中心に存在するものは、最初から最後まで登場人物たちの「言葉」のやり取りだ。
あらゆる思惑の人間たちの対峙から生まれる会話によって、娯楽性に溢れた緊張と緩和が繰り広げられる。
それはもちろん、デビュー作以来貫き通しているタランティーノのスタイルであり、彼が映画史に残る“脚本家”でもあることの証明に他ならない。

「憎しみは何も生まない」だとか「憎しみの連鎖に終わりはない」ということを描いた映画は今とても多いし、僕自身本当にそう思わなければならないと思う。
しかし、結局そんなのは、自分自身が本当の憎しみを抱いていない者が言える綺麗事に過ぎないんじゃないかとも思う。
本当に深い憎しみや怒りは、ただ一人の人間の中で断ち切れるようなものではない。
この映画が生んだカタルシスのすべては、詰まるところそういう人間の純粋な感情に端を発している。

裁かれない悪に対して正義の鉄槌を下す。
あまりにありふれたそのプロットは、世界中の人々が映画をはじめとする愛すべき“作り物の世界”に求め、そして唯一許された「復讐」の手段なのかもしれない。

“映画”という娯楽の何が面白いのか、人々が観たい“映画”は何なのか、そういうことを誰よりも良く知っていて、誰よりも追求し続けているクエンティン・タランティーノという人間の真骨頂。
今、この時代に生きていながら、その彼の最新作を映画館で観ないのは、あまりに勿体ない。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2013-04-13 16:31:48)(良:1票)
82.《ネタバレ》  人種差別への批判を根底に持った、ウエスタン。と思っていたのだが、どうしても素直に頷けないのは、この映画がバイオレンスを娯楽として見せているという、基本姿勢だ。この監督は、そういう方面で特に評価が高いと聞いている。
 派手な血しぶきを飛ばすな、とは言わない。しかし、これだけ見る者の破壊衝動を揺さぶっておいて、人種差別を声高に批判されても「そうですね」とは、言えないな。人間というのは、そんなに都合よくは、出来ていないものだ。特に、なーんにも悪いことしていない、採石会社の白人を殺したときには、本当に驚いた。
Tolbieさん [映画館(字幕)] 5点(2013-03-11 05:10:03)(良:1票)
81.クリストフ・ヴァルツさんのファンなのです。
どの場面の演技も素晴らしいと、たっぷり堪能した。
賞をいくつか受賞したそうだ。
その価値はあると思った。

白人が主のウエスタンを、黒人主人公で描きたかったのか?
主役のジェイミーさんにもうちょっとオーラがあれば、他の大物たちと対等にに立ち向かえたのかも、と感じた。

L・ジャクソンさんやディカプリオさんも憎たらしくて良かった。
たんぽぽさん [インターネット(字幕)] 8点(2023-02-10 15:35:49)
80.面白かったのですが、驚きはありませんでした。もう少し捻りがあるとよかったかな。
シネマファン55号さん [インターネット(吹替)] 7点(2022-06-13 14:53:13)
79.歳を重ねるごとにジャック・ニコルソン的雰囲気を醸し出してくるディカプリオさんですが、そろそろ彼の悪役を見てみたいなあと思っていたところで本作品を知りました。彼の役柄についてはちょっとイメージしていたものと違いましたが。
タランティーノ監督の言葉へのこだわりがひしひしと伝わってくる脚本がとても好きになりました。普通、そこでそんなこと言う??というようなウザい絡みが最高です。
まるで呼吸をするように殺人をするような映画は本当は嫌いですが、それでも見たいと思える魅力に溢れていました。見て良かったです。
めたもんさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-22 16:53:24)
78.むかつく奴をぶちのめす爽快感は、悪役のレオナルド・ディカプリオらの憎たらしさがもたらしているのでしょうね。
いやあ、面白い。
海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-20 23:02:06)
77.《ネタバレ》 タランティーノ節満載の歴史娯楽作ということで少し期待したのだけれど、タランティーノの作風は僕の好みとはあわない(「いい」「悪い」の問題ではなく)。近年は、合わないことはわかっているのに、魅力的な場面が必ずあって見過ごすことができないという、不思議な位置づけの監督だ。今作のよかったところ。まず冒頭のシーン。歯医者の馬車と怪しげな外国人の登場。タランティーノ映画の冒頭としては最高レベルだと思う。そこから、ジャンゴとシュルツのバディ・ムービーとしても素晴らしい。とくに、個人的に好きなのは、シュルツが語るドイツの昔話をジャンゴが聞くシーン。子どものように目を輝かせるジャンゴ。冒頭は絶望と憎しみだけしか感じなかった「奴隷」ジャンゴが、少しずつ「人間」になっていく過程が本当に素晴らしい。こうゆうヒューマンな絵をタランティーノの独特の節回しで語られると、なんだか妙にグッときてしまう。ところがどうも自分の好みから離れていくのは、ディカプリオ登場後のシュルツ&ジャンゴ対キャンディ一家の対決になってから。一つ一つのシーンが長く、台詞が長く、へんな緊張感だけで引っ張られる。好きな人は好きなんだろうなと思いつつ、だんだんうんざりしてくる。それから、これは個人的な事情だけど、このあたりから、膨大な台詞量を英語で聞いて処理する限界量を超えてしまったようで、まったく頭に入ってこなくなってしまった。とくに、最後の「黒幕」のサミュエル・L・ジャクソンの黒人英語の台詞は何言ってるか、本当にわからず・・・。物語は単純なので、どういう話かは十分理解できたけれど、細かい台詞の内容を味わうことはかなわなかった。このあたりは日本語字幕版で見直したいけれど、たぶん何言ってるか理解できても評価はあまり変わらないと思う。タランティーノの映画は、台詞の内容よりも、台詞のやりとりが生む緊迫感とそれと一体化したバイオレンスが、やっぱり真骨頂だと思うし、それこそが、自分が「合わない」と感じてる部分なので。
ころりさんさん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2020-02-08 23:57:52)
76.《ネタバレ》 いや~、これは面白かった。
安っぽいマカロニウエスタン風のオープニングテーマから全く期待していなかったので、
メチャクチャハードル下げて見ました。
登場人物が派手に殺されていくやり方が実に爽快でした。
私は基本ドンパチものは嫌いなんですが、この作品には本当にやられました。
全く予備知識なしで見たものですから、ドン・ジョンソンやディカプリオが登場したのは意外でした。
タランティーノまで登場しましたが、彼らを羽振りよく殺してしまう脚本は素晴らしかったです。
黒人の最大の敵を黒人にしたのも面白い設定でした。
まさかあの黒人さんがサミュエル・ジャクソンだったのは見終わって知りました。
凄い役者ですね。
私の採点は8点はソフト購入なんですが、ちょっとソフト購入まではいきませんが、
この映画は8点献上したいと思います。
ホント、何も考えずに見れる最高の娯楽作品です。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-01-16 13:22:21)
75.《ネタバレ》 ディカプリオが殺されるぐらいまでは、リアルな人間ドラマで、かつ張り詰めた緊迫感が良くて「さすがタランティーノ監督」と思ったのですが・・。その後の銃撃戦は、ジャンゴが超人過ぎて「さすがにあり得ない。マンガか?」と思いました。トマトを潰したかのような過剰な血のりも嘘くささを助長していて私は受け入れられませんでした。本当に、途中まではイーストウッドの「許されざる者」のような殺伐とした乾いたリアリティがあっただけに残念です。
wayfarerさん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2019-11-25 21:20:38)
74.タランティーノ監督だと言われなければ、気が付かないかも。昔ほどのパンチ力はないのですかね?
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 7点(2019-11-04 00:05:23)
73.タランティーノ映画にしては普通の作品。「デス・プルーフ」以前の独特な作風・演出が抑えられ、何か物足りなさを感じてしまう。ただ、それでもやっぱりタランティーノ映画は面白い! 監督の他の作品にも言えますが、今作の選曲も相変わらず素晴らしく、未だにサントラを聴き続けています。ジャンゴ演じるジェイミー・フォックスがとにかくカッコよく、他の登場人物もみんな個性があるだけでなく、どのシーンを見ても演技に妥協がない。ラストシーンのケリー・ワシントンの仕草がめちゃくちゃかわいい!
たけたんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-09-28 17:29:38)
72.《ネタバレ》 歴史が裁けなかった巨悪をタランティーノが映画で成敗します・・! シリーズ第2弾。本作はC・ヴァルツが圧倒的に楽しい。膨大な台詞もなんのその、スラスラと流暢に自らの言葉のように溢れだす姿は観ていて本当に楽しい。そんな愉快な彼をいつまでも観ていたかったのに、、、一番楽しいキャラの途中離脱はやはり残念、無念。後半、J・フォックスも孤軍奮闘で頑張っているが、如何せん口数が少なすぎてタランティーノ映画の主演向きじゃない気がします。やはりこの監督の映画では、ガンアクションよりも言葉遊びを楽しみたい! と改めて思ったのでした。KKKの描き方は面白いと思う。彼らをここまでコケにして茶化した描き方をしたのは、映画史上でもタランティーノが初めてでは?
タケノコさん [DVD(字幕)] 6点(2019-01-16 21:39:33)
71.悪くはないんだけども。昔のタランティーノ作品のもつ突き抜けた面白さがない。逆に言うと、正統派の映画になってきているのだけれども。レオ様の演技は、いつものように上手い。心に響くかどうかは別にして。
にけさん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-22 22:08:17)
70.《ネタバレ》 緊張感ある会話劇で観客を繋ぎ止め、激しいバイオレンスで爆発させる。それを除けば、タランティーノにしてはビックリするほど正攻法な映画で、小手先のテクニックに頼らずとも、もはや巨匠の粋に入っているほどの演出力と画の重厚さを証明させる。同時に若さゆえの鋭さがなくなって、ちょっと寂しい限りだが。我慢に我慢を重ねて、キャンディを撃ったのが同じ白人のシュルツであり、ジャンゴが止めを刺した黒幕が同じ黒人のスティーブンというあたり、善悪のステレオタイプに陥らないタランティーノの知性の良さが感じられた。とは言え、165分はとにかく長く、ラスト20分の仕切り直しはいらなかったような。クライマックスの銃撃戦で決着をつけて欲しかった。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 7点(2018-06-23 16:48:59)
69.滅茶苦茶やるのはいんだけど、やりすぎで後半は醒めてしまった。
爆裂ダンゴ虫さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-08-27 00:33:02)
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【点数情報】

Review人数 88人
平均点数 7.19点
011.14%
100.00%
200.00%
311.14%
422.27%
522.27%
61618.18%
72932.95%
82528.41%
977.95%
1055.68%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 6.88点 Review9人
3 鑑賞後の後味 6.88点 Review9人
4 音楽評価 8.11点 Review9人
5 感泣評価 4.83点 Review6人
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【アカデミー賞 情報】

2012年 85回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞クリストフ・ヴァルツ受賞 
脚本賞クエンティン・タランティーノ受賞 
撮影賞ロバート・リチャードソン〔撮影〕候補(ノミネート) 
音響効果賞ワイリー・ステイトマン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2012年 70回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演男優賞クリストフ・ヴァルツ受賞 
助演男優賞レオナルド・ディカプリオ候補(ノミネート) 
監督賞クエンティン・タランティーノ候補(ノミネート) 
脚本賞クエンティン・タランティーノ受賞 

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