マッドマックス 怒りのデス・ロードのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 マ行
 > マッドマックス 怒りのデス・ロードの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

マッドマックス 怒りのデス・ロード

[マッドマックスイカリノデスロード]
Mad Max: Fury Road
2015年上映時間:120分
平均点:7.73 / 10(Review 153人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-06-20)
アクションSFシリーズものバイオレンス3D映画
新規登録(2015-04-12)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2023-10-13)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
演出木村絵理子(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
キャストトム・ハーディ〔男優〕(男優)マックス・ロカタンスキー
シャーリーズ・セロン(女優)フュリオサ大隊長
ニコラス・ホルト(男優)ニュークス
ヒュー・キース=バーン(男優)イモータン・ジョー
ジョシュ・ヘルマン(男優)スリット
ネイサン・ジョーンズ[男優・1969年生](男優)リクタス・エレクタス
ゾーイ・クラヴィッツ(女優)トースト
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー(女優)スプレンディッド
ライリー・キーオ(女優)ケイパブル
アビー・リー(女優)ザ・ダグ
コートニー・イートン(女優)フラジール
ジョン・ハワード〔1952年生〕(男優)人食い男爵
リチャード・ノートン〔1950生〕(男優)最高司令官
AKIRAマックス・ロカタンスキー(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
本田貴子フュリオサ大隊長(日本語吹き替え版【DVD&BD/ザ・シネマ】))
中村悠一ニュークス(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
竹内力イモータン・ジョー(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
千葉繁武器将軍(日本語吹き替え版【DVD&BD/ザ・シネマ】)
後藤哲夫人食い男爵(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
斎藤志郎コーパス・コロッサス(日本語吹き替え版【DVD&BD】)/人食い男爵(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】
沢田敏子ミス・ギディ[ばあや](日本語吹き替え版【DVD&BD】)
たかはし智秋スプレンディッド(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
潘めぐみフラジール(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
巴菁子メリッサ[種を持つ老婆](日本語吹き替え版【DVD&BD】)
磯辺万沙子アントワネット(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
落合弘治エース(日本語吹き替え版【DVD&BD】)/コーバス(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
田村睦心トースト(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
間宮康弘(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
勝杏里エース(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
宮内敦士マックス・ロカタンスキー(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
安原義人イモータン・ジョー(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
伊瀬茉莉也ケイパブル(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
榎木淳弥ニュークス(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
脚本ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
音楽ジャンキーXL
作曲ジュゼッペ・ヴェルディ「レクイエム 怒りの日」
主題歌MAN WITH A MISSION日本版エンディングソング「Out of Control」
撮影ジョン・シール
製作ダグ・ミッチェル
ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
製作総指揮イアイン・スミス[製作]
グレアム・バーク
ブルース・バーマン
配給ワーナー・ブラザース
美術前田真宏(キャラクターデザイン)
コリン・ギブソン(プロダクション・デザイン)
リサ・トンプソン(セット装飾)
衣装ジェニー・ビーヴァン
編集マーガレット・シクセル 
録音マーク・A・マンジーニ
クリス・ジェンキンス
グレッグ・ルドロフ
日本語翻訳アンゼたかし(日本語吹き替え版【DVD&BD】)
あらすじ
放射能汚染後の荒廃した世界。放浪中の元警官・マックス・ロカタンスキー(トム・ハーディ)は水を支配する独裁者・イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の組織に捕まり、戦闘員の一人・ニュークス(ニコラス・ホルト)の「輸血袋」とされてしまう。一方、ジョーの部下・フュリオサ(シャーリーズ・セロン)は、水と他の資源を交換すべく、ウォータンクと呼ばれる改造車を運転して砦を出発する。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
12345678
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
153.《ネタバレ》 これは凄い。2から三十余年、こんなに見事に甦ったマッドマックスを観られるとは思ってもみなかった。(3は脳内からdeleteした)
マッドマックスといえば、世界観を支える美意識、ワタシ的にはここが一番大事なのだけど果てなく広がる荒涼たる大地と青い空は健在で、そこをゆく生き物のようなマシン群は過去作より一段ギアが上がってより洗練され、アイディアも満載だ。
モヒカンは絶滅しても、人間の生き血をハイオクと称する白塗り集団は充分にイカレているし、特に車輌フロント部で狂気の仕事ぶりを発揮する真っ赤なギタリスト、あいつには狂人No.1の称号を授けたい。
全編に亘って細かいことは問答無用の姿勢を貫き、人物の背景などはほぼ説明無し。実に潔い。
だけど、すごいのは綿々と説明せずとも各キャラがはっきり立っていることだと思うのよ。人物らはおおむねイカレているが、演出は非常にクレバーだ。妻たちは美的なアクセントになってはいるけど、自らの意志を持って闘う存在だ。疾走するマシンから臨月の腹をさらしてジョーに三行半を突きつけるスプレンディッドはすごくかっこ良かった。「悪者」の側出身ながら、実に丁寧に描かれるニュークス。異色なことだ。洗脳されてたウォーボーイ、だけど女に惚れて、人生で初めて信頼を寄せられたことで実にフレキシブルにこちら側につく。中2心理を体現したかのような和みキャラであった。そしてフュリオサ。台詞は少ないけれど彼女の思慮深さはあちこちに散見する。マックスの人物を見抜き、信頼が置けると判断してクルマをまかせる。一匹狼だったマックスは容易に警戒を解かず、車内のあちこちから隠し銃器を片っ端から集めるのだけど、フュリオサは煩わしそうにするだけで、するにまかせる。この場面、フュリオサの方がマックスより少し余裕があることを感じさせるワンシーン。大好きだ。
そしてトム・ハーディ。「裏切りのサーカス」では若さが浮かないように頑張っていた彼が、こんなに渋く成長していてワタシは嬉しい。そりゃかつてのメル・ギブソンのような華のあるタイプではないけれど、武骨で男っぽくて新生マッドマックスにぴったりだったと思うな。
企画として持ち込まれた時点では「この脚本、2と同じじゃないの?」とエライ人たちは思ったかも。にも関わらず大金を出した映画会社は偉い。
tottokoさん [DVD(字幕)] 10点(2016-06-20 23:54:53)(良:3票)
152.《ネタバレ》 でかい太鼓を搭載した車がドンドコドンドコと猛チャージをかけ、ギターをかき鳴らせば炎が飛び出る。砂漠を疾走するトレーラーには、奪われた女たちを奪還せんと、棒にしがみついた白塗りの戦士たちがびょーんびょーんと迫りくる。
どひゃぁ、狂ってる!これはMAD過ぎるだろうよ!!しかしこれがべらぼうに面白い。しっかり座ってないと興奮して椅子から転げ落ちちまう。

キャストは一新されたものの監督は変わらずジョージ・ミラー。「ベイブ」等のファミリー映画を手掛ける一方、監督も相当溜まっていたようで、30年ぶりの続編でもその狂人っぷりをいかんなく発揮している。

その内容たるや、現在のボックスオフィスを賑わせている他のハリウッドアクション大作の中では明らかに異質。
クーデターに巻き込まれたマックスの活劇のみを映し出す、シンプルかつパワフルな構成だ。しかし狂気とはシンプルな感情や衝動がもたらすもの。作品のテーマに合致したプロットだと言える。

そして一貫した映像世界もまた狂っている。
オレンジ色の砂漠に真っ青な空。人物のクローズアップではオレンジの肌に青い目が映え、夜のブルーの中ではオレンジ色の爆発が画面を彩る。いつの頃からかハリウッド映画に蔓延する「ブルー&オレンジ(大作映画のポスターや本編は、この2色で表現されていることが多い)」をやりすぎなくらい対比させ、無二の世界を作り出す。極端であることも狂気の一面である。

これほどシンプルだからこそ、その狂気を助長し、これほど極端だからこそ、生と死のコントラストがサバイブという本能を爆発させる。

CGが氾濫し、映像を展開させる装置とかした脚本が量産されるハリウッド。この潮流に対して、ジョージ・ミラーは見せつけるかのように、再び傑作アクションを生み出した。
荒野の向こうから絶望と狂気が迫ってきたら、こちらもありったけの狂気で真っ向からぶつかり叩き潰すのみ。躊躇えば死、戦い続けることこそ希望。
狂ってる、狂ってるぅ!でもこんなアクション映画を観たかったんだ。やったぜ、マックス!最高にカッコよかったぜ。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2015-06-16 13:44:26)(良:3票)
151.《ネタバレ》 理屈抜きに面白い映画、と云う評価です。
破壊や暴力の理由を世界観だけで補完しながらガンガンと進む。主人公が台詞を発する必要も無い。30年を経て復活したマッドマックス。リメイクでは無く「2」で提示した世界観を引き継いだ新作でした。そして、その設定が初めて十全に活かされた作品だと思いました。「サンダードーム」なんぞとは骨の太さが格段に違う。
荒廃した世界の絶望と希望がテーマで、そこはとてもシンプル。このシンプルさが分かりやすく見応えに繋がっていて、それを言葉で説明する必要を感じません。アクション映画のアクションに久しぶりに圧倒されて幸せでした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-03 14:22:05)(良:2票)
150.《ネタバレ》 観終えたのが夜中の2時過ぎ。あまりの濃さに、そして毒気に中てられ、鑑賞直後は満足度よりも疲労感が勝りました。体感は4時間超の大長編クラス。面白い映画でしたが、2度観ることは無いなと感じました。ところが、です。翌日も同時刻にブルーレイをセットしている自分がいました。フラッシュバックされるハイスパート・カーアクション。狂乱の世界観。それに伴う高揚感。視覚情報の洪水に脳はビックリ、聴覚情報の臨場感で心臓ガッチリ。異なる感覚機能を同時に刺激され続ける苦痛が、いつの間にか快楽に変わる恐怖。もはやドラッグの領域です。面白過ぎて映画館で続けて鑑賞した経験はありましたが(『キック・アス』)、同じ興奮を時間差で感じさせるとは、いやはや恐れ入りました。砂漠と水とガソリンと。暴力と狂気とスピードと。絶望と希望と虚しさと。物語を構築する要素は単純です。しかし純度と密度が生半可ではありません。実に見事な、やり過ぎアナーキーな、ウルトラ馬鹿映画でありました。リニューアル『マッド・マックス』は、“新世紀の『ベン・ハー』”でした。手回しオルゴール一つで蘇る記憶。瞬時に前作(正確には前々作)と繋がれるのは、映画ならではの素晴らしき流儀であり、シリーズ映画の強み。私は本作を猛烈断然支持します。注文を付けるとすれば、生理的に受け付け難い描写が1か所あった事、マックスの顔面拘束具を序盤で取ってしまった事。あの屈辱的かつ無様なビジュアルがあまりに“魅力的過ぎた”ゆえ、ずっと観ていたかったなあと。決着が付いた後で拘束具を外し「俺の名はマックスだ」なんて痺れる展開だったら、3夜連続鑑賞間違いなしでした。レイトショーがよく似合う映画だと思います。
目隠シストさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-05-20 19:59:47)(良:2票)
149.《ネタバレ》 ほとんど砂漠のシーンで道を往復するだけという非常にシンプルな作りながらもメチャクチャ面白い。車の前でギターを弾いたりドラムを叩いたりと馬鹿映画全開でありつつ延々と追跡され続ける緊張感もありエンターテイメントとして素晴らしい出来ばえ。シャーリーズ・セロンがドハマりで、最後のマックスとアイコンタクトだけで別れをするシーンがカッコよすぎでした。スタッフロール中の歌もカッコよくて最初っから最後まで大満足。ターミネーターとどっちを見るか迷いましたがこちらを選択して正解でした。
映画大好きっ子さん [映画館(字幕)] 10点(2015-07-13 21:28:13)(良:2票)
148.みんな高評価だなあ。 そんなにイイ作品ですかね? 私の評価としては、金を払ってまで観る作品とは思えません。 まずグロい、そして舞台の背景等がわかりにくい。 そして、ストーリーが安直過ぎる。 評価できるところは、カーアクションだけ。 そして、私が最も不満に思ったところが、『マッドマックス』のタイトルを付けているところ。 あのオリジナル作品の低予算で作った殺伐さが最高の見所だったんですけど、この作品にはそういう要素が全く無いように思えました。 この作品が『マッドマックス』と言うタイトルが付いているだけで、作品の点数にマイナス点が加わりました。
ミスプロさん [映画館(字幕)] 5点(2015-06-29 18:15:10)(良:2票)
147.《ネタバレ》 オリジナル「MADMAX」を1作目から劇場で観に行っているオジさんとしては今回の作品が3作目の続きではなく2作目のリメイク、いやリブートであることが嬉しい。
あのインターセプターが出てくるからだ。
「ヒュイーン」という音と共にスーパーチャージャーが加速する姿を見れるだけで俺の中に眠っていたMADが目を覚ます。
と思ったら序盤でドカーン!あぁ、あっさりやられちゃうのも2作目のオリジナルと一緒なのね、、
しかし悪人の手に渡り再びインターセクターが疾走!
いいね!インターセプターはまだ生きている!最終的にはマックスの元にもどってインターセプターと共にシリーズ復活!(と確信)
もう味方の女がやられようが敵がやられようが私の一番気がかりはインターセプターが無事かどうか
しかし、、、あえなく木端微塵、、あぁ終わった。

夜空を見上げるたびに思い出せ、、、
かのっささん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-22 10:08:58)(良:1票)(笑:1票)
146.《ネタバレ》 砂漠化が進み、水や資源が枯渇し、近代国家はなくなり、暴力が支配する近未来。すぐに「北斗の拳」を思い浮かべますが、調べるに、「北斗の拳」の方がマッドマックスのシリーズ初期作品から、大きな影響を受けたとのことです。全面的に砂漠が舞台なので、ISISを連想させなくもありません。時宜を得ていると言えなくもありません。そんな何でもありの世界ですから、当然、悪い奴が暴力で支配をしていて、女性を手籠めにしていたりするわけで、女隊長がこれに反旗を翻し、女性を解放しようとし、主人公マックスもこれに加わるというような話です。何もかもが過剰でスピード感も半端ないので、2時間とそれほど長くないのですが、爽快に疲れます。バカっぽいアイデアを、とことん突き詰めて磨きをかけると、驚きと笑いに混じり、妙な説得力が生まれます。なかなか、この領域までは届かないものです。太鼓にエレキギター。棒高跳び。笑えます。
camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2023-03-26 15:38:04)(良:1票)
145.《ネタバレ》 これは面白い。終始殺伐とした雰囲気なのに、ずっとニヤニヤしながら見てしまいます。あまりに荒唐無稽な話を、きわめて大真面目かつ大げさに展開しているからでしょうか。奇抜な車両群による追いかけっこと、何がなんだかよくわからない戦闘シーンと、実は同じルートを往復するだけという単純なストーリーに好感が持てます。
個人的なツボの1つは、白塗りの男たち。彼らは「キョンシー」の影響を受けているに違いない。もう1つは、車両の先頭にくくり付けられたままエレキギターを弾きまくる彼。いったい何の必要が? 彼にとっては快感なのか拷問なのか? 戦闘能力はほぼゼロのはずですが、終盤にちょっとだけ見せ場があるのも笑えます。
そしてラスト、ようやくシャーリーズ・セロンと熱い抱擁かと思いきや、あっさり群衆に逆行して去っていくトム・ハーディもカッコいい。続編を作る気ですかね。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-04 02:32:22)(良:1票)
144.《ネタバレ》 わたし自身、地球上でいちばん最低な生き物は「人間のオス」じゃないかと本気で思うことがありますが、それを具現化したような映画です。狂った親分を崇拝してるだけの雑魚野郎たちに向かって、いくら水と緑と女がなければ文明社会は成立しないのだと言い聞かせても、話は通じませんよね。そういう獣みたいな連中って、実社会のなかにも存在しますけど、いつになったら彼らは生物として進化できるんでしょうか?
巨大な歯車を人力で回したりしてるシタデル砦は、なんだか『千と千尋』に出てくる湯屋みたいなところ。出てくる人間は、全員畜生以下。イモータン・ジョーという仮面男は、支配者のくせにずいぶん無防備で、みずから前線に出ていって殺される。原始人以下の支配体制です。
いちばんの見どころは、シャーリーズ・セロンが「緑の地」が消えたことを知って泣き崩れる場面だけど、その前後の大半の時間は、スピルバーグの『激突!』みたいな内容で、わたし的には早送り再生でも差支えありませんでした。もちろん文明批評的なテーマを汲み取ることはできるけど、どちらかというと狂人同士のプロレスを楽しむ作品なのだろうと思います。
アカデミー賞6部門とはいっても、作品賞でも監督賞でもないですが、国際批評家賞やキネ旬で1位を取っているのは驚きです。地上波のカット版を見ただけの評価ではありますが、そこまでの傑作とは思えませんでした。ちなみに、これ以前のシリーズ作品は見ていません。
まいかさん [地上波(字幕)] 6点(2020-09-16 17:59:59)(良:1票)
143.《ネタバレ》 マッドマックスシリーズのことは何も知らずに観ました。そして圧倒されました。狂気のビジョンは物凄く、これを数十年間も頭の中に入れていて監督はよく狂わなかったものだと感心します。自動車修理の番組を好んで見るので、リアリティについて言うなら不適なところは色々ありますが、それを視聴中は感じさせない迫力に酔いました。ところどころ黒澤映画の演出を借用しているところがあり、そこも興味深かったです。
みみさん [3D(字幕)] 8点(2019-08-23 22:27:02)(良:1票)
142.《ネタバレ》 屈辱の『サンダードーム』から30年、突如としてマックス・ロカタンスキーが我々の前に帰ってきた!老いぼれてしまったメル・ギブソンは当然使えないとして、二代目マックスを拝命したのがトム・ハーディ、まるでこの人はマックスを演じるために俳優を職業にしていたかのような馴染み具合です。冒頭でいきなり愛車を分捕られて泣き別れ、鉄格子のマスクをつけられて人間輸血袋にされるなどはけっこう今までのマックス像を塗り替えるような展開でした。そしてシリーズの特色だった女気のなさもシャリーズ・セロンや美形アマゾネス(?)を活躍させることでついに汚名返上となったわけです。でもそんな俳優たちの演技に目を向ける余裕がないほどの驚異的なカット数、映像の放つ情報量はすさまじいレベルに達しています。もちろんCGのヘルプもありますが異形のバギー&タンクローリー&バイクの実車を使った迫力は息をのむほどで、そもそもこの映画の三分の二は疾走シーンなんじゃないかな。マックスにフラッシュバックする過去やフュリオサが片腕を喪失した事情など、細かいことは敢えて語らないストーリーテリングも好きです。 ほんとに「行って帰ってくる」だけの単純なお話しなんですがこれは『2』以降に共通したコンセプトで、それを35年かけてここまで昇華させたジョージ・ミラーは大した奴です。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2019-03-18 21:48:39)(良:1票)
141.《ネタバレ》 個人的にはシリーズ最高傑作。「マッドマックス」という冠は不必要かとは思いますが、単純にあの世紀末の世界観だけを楽しめます。ストーリーも人間模様も単純明快であり、そのおかげで余計なことを考える暇もなくこの世界観と延々と続くアクションだけを楽しめる。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-07-22 09:43:11)(良:1票)
140.ガソリン 12,000リットルも積んで走っているのに危険物のマーク どこにも一枚も貼ってないんだね 恐ろしいっすよね 近寄れないっすよね
3737さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-04 21:02:04)(笑:1票)
139.《ネタバレ》 しかしまあ、「ただ追いかけるだけ」の作品に、ここまで壮大な手間暇をかけるとは・・・そのぶっ飛び度はまことにあっぱれです。背景の説明がほとんどないとか、無意味に登場するセクシー美女軍団とか、いろんなところで妙にずれたり歪んだりしているのにも好感です。●それと、いかにもな大迫力の映像の洪水に目を奪われがちなんだけど、随所でロングショットを挿入して、位置関係とか地形とか遠近感を把握できるようにしているところにも、丁寧さを感じます。
Oliasさん [映画館(字幕)] 7点(2017-06-28 02:51:51)(良:1票)
138.これは凄い。妻子の復讐に燃えるあの刑事が廻り回ってこんなになってしまった。
TAKIさん [DVD(字幕)] 8点(2017-03-11 18:58:35)(笑:1票)
137.《ネタバレ》 極限状態にあれば「人はパンのみに生きるにあらず」など、余裕で言っていられない贅沢な言葉なのだろう。「マッドマックス2」以降、このシリーズの根底に横たわるのは、剥き出しの形で表現された、生き残りのための命を賭けた殺伐とした闘争であり、生きる者の生存欲求の強さ。オイルや水など、人の生存に不可欠な根源的資源の争奪を通して、エゴイスティクなDNAの特性を考えてしまう。

水の所有・管理権を持つイモータン・ジョーが、民を意のままに支配する構図がそれで、如何にも分かりやすい。密かな目的を持った女隊長、フュリオサに率いられ、隠れて逃げる、生みの性、母体としてのみ、イモータン・ジョーに生存価値を与えられていた、虐げられし女たちの反乱が話のベースとしてあるのは興味深い。

女達が水タンク車と共に、伝説の緑の地を目指すというのは、聖書の「出エジプト記」のカナンの地を目指し、紅海を渡る話と奇妙にクロスする。目指す先に砂嵐が壁の如く立ち塞がるシーンを対比させ考えると、そこに、ラムセス2世から逃れ、やはり紅海を前にしたモーセに率いられたイスラエルの人と同じ構造が浮かび上がる。

「死を恐れるな、死んで甦れ」と唱え、追撃してくる白塗りのウォー・ボーイズの群れ。おそらくISISの戦士たちも同様の信仰を信じ込まされ、進んで死地に向かうのだろうか。日本だと、織田信長に対して武装蜂起した、一向一揆の戦い「進むは極楽、退けば地獄ぞ」の言葉が思い起こされる。人を死地に向かわせるには、嘘で出来た人を陶酔させる魔法の言葉が必要という事だろう。

女たちを乗せた巨大なタンク車をターゲットに、群なして襲い来る、そのウォー・ボーイズ達は、卵子を目指して競争する精子の群を連想させなくもない。軽快に飛び跳ねながらモトクロスバイクで襲撃してくる、敵地での攻防シーンはジョン・フォードの「駅馬車」で襲い来るアパッチを彷彿とさせワクワクする。火を噴くエレキギターと太鼓の音も賑やかに、砂煙をあげ疾走するイモータン・ジョーの一団の狂気が見もの。何と言っても、こうした70過ぎのジョージ・ミラーのぶっ飛んだイメージ形成力には恐れ入る
DADAさん [インターネット(字幕)] 8点(2017-03-10 18:22:34)(良:1票)
136.《ネタバレ》 このシリーズは初見なのですが、過去作を見たら良いのか見ない方が良いのか迷ってしまいます。だってこれで完璧じゃないですか。「宇宙戦艦ヤマト」みたいで、「北斗の拳」みたいで、「風の谷のナウシカ」みたいで、「インディジョーンズ」みたい。アホっぽい感想でイヤんなりますけど、これは無茶苦茶面白いぞ。
なたねさん [DVD(字幕)] 10点(2016-06-12 14:36:42)(良:1票)
135.帰ってきたマッドマックスだが、シャーリーズセロン、かっこよすぎ。マックス脇役。マッドマックス外伝って感じだが、世界観は継承されてて、みんなぶっ飛んでるし、カーアクションもどうやってとってるんだろうっていうくらいすごい。オリジナルと比べるとなんか違うけど、これはこれでありでしょ。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-05-01 17:05:44)(良:1票)
134.ヘナヘナと崩れ落ちそうになる日本語吹き替え版で拝見。みんな安定した仕事してるのに、マックスだけなんであんな…とほ~。
などと最初にガッカリ面を書いた上で、本作のインパクトはもうバイオレンス・グレパッパ族の活躍に尽きるなあ。もうね、『人生狂想曲』のオープニングまで思い出しちゃったくらい、モンティ・パイソンにシンクロしてしまいまして。
そもそもこのシリーズ、1しか観てなかったんですよね。しかも観たのは80年代。今回、新シリーズだと思ってレンタルして、オープニングで「しまった続いてるじゃん!」って(苦笑)。だもんで途中を知らないものでして、マックスのマッドさ(つうか壊れ方)の急上昇ぶりになんつーか衝撃でした。
…くだらない余談でした。世界の作り込みはすごかった。「サスティナブル」という言葉の対極にある、人間を『資源』とみなした究極の鬼畜社会。それがセリフ的な解説なしに、ストーリーの流れに沿って自然に提示されていく。SF作品の醍醐味をたっぷり含んだ展開で、こういう部分は『CODE46』とかを思い浮かべました。
未来が舞台になるSFである以上、観客との間に何かしらの接点を設けないとストーリーに入ってきてくれないわけですが(悪い例だと『オブリビオン』はそのあたりをサボった作品ですな)、徹底改造された車たちがその役を担っているという、安定のマッドマックス仕様。ほぼすべての舞台が車中・車上なので、現実との乖離が少なく、異世界にスムーズに入れます。ここ重要。
この映画の世界は社会構造から産業・生死観に至るまで本当の異世界なので、観客のいる世界とはガッツリと違ってる。自動車のような見慣れた舞台装置の上でストーリーが進む絶対的な必要性があったはずです。これをやらなければ成功しなかったろうと思いました。

…でもやっぱ、グレパッパ族のインパクトでしたねえ。アレが全部持ってっちゃったなあ。マックスどころかセロン姐まで完全にかすんじゃったなあ。
あと、カラスの地で、竹馬みたいのに乗って歩いてた人たち。あれは画面に映るの自体が一瞬だけなのに、強烈に印象に残りました。
ジョージ・ミラーと前田真弘のイマジネーションにズッポリはまった120分でしたね。
エスねこさん [インターネット(字幕)] 8点(2016-04-23 21:46:46)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
12345678
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 153人
平均点数 7.73点
000.00%
100.00%
200.00%
310.65%
410.65%
595.88%
62113.73%
73019.61%
84227.45%
93220.92%
101711.11%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.64点 Review14人
2 ストーリー評価 7.13点 Review15人
3 鑑賞後の後味 8.62点 Review16人
4 音楽評価 8.00点 Review14人
5 感泣評価 6.70点 Review10人
chart

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕候補(ノミネート) 
撮影賞ジョン・シール候補(ノミネート) 
視覚効果賞 候補(ノミネート) 
音響効果賞マーク・A・マンジーニ受賞 
音響賞クリス・ジェンキンス受賞 
音響賞グレッグ・ルドロフ受賞 
美術賞コリン・ギブソン受賞(プロダクション・デザイン)
美術賞リサ・トンプソン受賞(セット装飾)
衣装デザイン賞ジェニー・ビーヴァン受賞 
編集賞マーガレット・シクセル 受賞 
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
監督賞ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS