レディ・プレイヤー1のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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レディ・プレイヤー1

[レディプレイヤーワン]
Ready Player One
2018年上映時間:140分
平均点:7.02 / 10(Review 101人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-04-20)
公開終了日(2018-08-22)
アクションSFアドベンチャー小説の映画化
新規登録(2017-12-28)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2023-06-18)【イニシャルK】さん
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監督スティーヴン・スピルバーグ
キャストタイ・シェリダン(男優)ウェイド・オーウェン・ワッツ/パーシバル
オリヴィア・クック(女優)サマンサ・イヴリン・クック/アルテミス
T・J・ミラー(男優)アイロック
サイモン・ペッグ(男優)オグデン・モロー
森崎ウィン(男優)トシロウ / ダイトウ
ハナ・ジョン=カーメン(女優)フナーレ
マーク・ライランス(男優)ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー/アノラック
レティーシャ・ライト(女優)レブ
ベン・メンデルソーン(男優)ノーラン・ソレント
KENNウェイド・オーウェン・ワッツ/パーシバル(日本語吹き替え版)
坂本真綾サマンサ・イヴリン・クック/アルテミス(日本語吹き替え版)
山寺宏一オグデン・モロー(日本語吹き替え版)
森崎ウィントシロウ / ダイトウ(日本語吹き替え版)
松岡禎丞ショウ(日本語吹き替え版)
小林由美子ゾウ(日本語吹き替え版)
斉藤貴美子ヘレン・ハリス / エイチ(日本語吹き替え版)
後藤哲夫ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー/アノラック(日本語吹き替え版)
楠大典ノーラン・ソレント(日本語吹き替え版)
玄田哲章リック(日本語吹き替え版)
高島雅羅アリス(日本語吹き替え版)
三ツ矢雄二シクサー研究員(日本語吹き替え版)
日高のり子シクサー研究員(日本語吹き替え版)
茅野愛衣フナーレ・ザンド(日本語吹き替え版)
桐本拓哉(日本語吹き替え版)
乃村健次(日本語吹き替え版)
脚本ザック・ペン
音楽アラン・シルヴェストリ
作曲伊福部昭「ゴジラ・タイトル」
挿入曲プリンス「I Wanna Be Your Lover」
ブルース・スプリングスティーン「Stand On It」
ザ・ビー・ジーズ「Stayin' Alive」
ダリル・ホール&ジョン・オーツ「You Make My Dreams」
撮影ヤヌス・カミンスキー
製作スティーヴン・スピルバーグ
ワーナー・ブラザース
配給ワーナー・ブラザース
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ロジャー・ガイエット(視覚効果スーパーバイザー)
編集マイケル・カーン
字幕翻訳岸田恵子
日本語翻訳岸田恵子
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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101.お話がスッカスカ。脚本がテキトウ。説明セリフで話が進む。
映画全体が、自分でゲームをプレイしているときの感覚に似ている。
都合よくアイテムが出てきたり、抜け道があったりするけど、プレイしている私たちは死ぬことなく決められたルートに従って冒険をし、ラスボスを倒してゴールする。
冒険はするけど、登場人物は死ぬリスクなんて負わず、ちょっとしたら装備なしの状態で出てくる。

リアル世界の方の敵も銃で脅してきたりしますが、それ本当に撃つ気あるの?といいたくなるくらい。
唐突に死人はでますが、実に唐突で「競争相手は悪ですよ、まじ悪い人だからやっつけていいんですよー」というただその文脈のために殺されただけのようなちぐはぐさ。

オアシスの外側の世界でも話は進んでいくんですが、まずそっちのリアル世界観を描写するところから始めるべきなんじゃないかと。荒んだゴミ溜めのなかで人々がゲームに熱中するというディストピアがあり、なぜそこに至り、誰もどうにかしようとしないのか。そこをおざなりにして「何かが解決しました」感を出されても「は???」としかならない。

キャラに思い入れがあるほど、あるいは「我らが日本の○○が出てきたああああ!」的思いがあるほど楽しめる映画かな。
「オタクがあそこにアレが出てきた!って探して楽しむ映画だ」なんて感想をネットで観ましたが、その通りかも。
私は特に思い入れはないし、さほどキャラ達に対するリスペクトも感じられなかったし、ウォーリーを探せはイライラするので、普通につまんなかったです。
カメタンさん [映画館(字幕)] 3点(2018-04-26 06:46:21)(良:4票)
100.《ネタバレ》 原作未読。貧富の差が激しくなった2045年。その現実を忘れるため世界中の人々がOASISと呼ばれる仮想現実世界のゲームに入り浸りっていた。そして様々なアバターとして全く別の自分に成り代わり、隠されている創設者の莫大な遺産とOASISの後継者となれる権利を求めて日夜壮大な争奪戦を繰り広げていた。 主に日米の80年代ポップカルチャーをフューチャーし、仮想現実のVR世界を舞台に映画、アニメ、漫画など多数のキャラクターを登場させまくっていてまさに祭典のようですね。アッチにはあのキャラが!コッチにはあのアイテムが!などネタ探しは楽しそうでもありました。でも、ただそれだけだったかな。映像も凄いとは思わなかったし、キャラの使い方が雑で総じて薄っぺらい。せっかく様々な組み合わせがあっても出してるだけにしか見えなかったですね。 主人公は貧民側で対抗する勢力はインターネットプロバイダーで世界制覇を目論んでいる大企業。それに抗っているレジスタンスにはヒロインがいて簡単に恋仲にという定番な図式は飽きましたわ。企業側は排除する気があるのかないのか分からないレベルの間抜けぶりだし、現実世界でもVR内でもしょうもない追いかけっ子ばっかり。終盤のネット民への呼びかけ演説も既視感があったし、大ボスがメカゴジラでしたがデザイン悪いしで終始テンションは低いままでした。まあ唯一「俺はガンダムで行く!」は「おおっ!」とは思いましたけど。 キャメロンの「アバター」は先住民族とDNAを掛け合わせた人造生命体を作り神経を接続し、意識を憑依させた状態の現実世界を描いていましたが、アッチの方が設定も上手かったし映像も凄くてスケールも大きかったなと思いましたね。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 5点(2018-04-28 20:05:25)(良:2票)
99.《ネタバレ》 IMAX 3Dにて鑑賞。世界観を説明する導入部や前半の見せ場であるカーレースでは3D効果の高い見せ場があるものの、後半にいくにつれてだんだんと3Dは雑になり、2Dでもいいっちゃいい状態になっていきます。
かつては娯楽作の帝王だったスピルバーグも今や70代。そういや21世紀に入って作った娯楽作で本当に凄かったのは『マイノリティ・リポート』と『宇宙戦争』くらいで、あとは社会派作品ばかりになったスピは過去の監督だと思っていたのですが、ごめんなさい、見くびってました。演出の緩急の付け方や見せ場に入るタイミングなどでは熟練した技が炸裂し、スピはいまだ現役バリバリの娯楽監督であることを見せつけられました。レースでのゴール場面や、ピンチにおける味方の救援など、来ることは分かってるのにそれでも興奮させられるという、この演出のキレは凄いと思います。
物語は紋切り型です。オタク青年の成長物語と夢追い人だったクリエイターの人生をたどる物語が平行して描かれるのですが、これが70年代から繰り返し見せられているスピルバーグの自己投影映画であり、特に新鮮味なし。また主人公の育ての親であるおばさんが殺されるという展開は、あくまで観客に対して敵はそれくらいやってくる奴ですよという説明をするためだけに存在しており、主人公の物語にはまるで影響を与えないというアッサリ仕様。要はビジュアルを見せることに映画のすべてを集中させており、そのためにドラマパートは極力簡素にとどめているというわけです。この豪快な刈り込み方とか、見ようによってはツッコミどころ満載の内容なのに、見せ場の勢いで乗り切ってみせたスピの力って、やっぱりすごいと思います。
もうひとつスピが見せた実力と言えば、膨大なキャラの権利関係の調整だったと思います。本作に登場する古今東西のキャラクターはとんでもない量であり、画面の片隅にチラっとえらいものが写ったりするのですが、これだけのキャラの使用権を獲得できたのは、世界中のクリエイターからの敬意を受けているスピルバーグが本作の看板になっているからだと思います。他の監督ではこうはいかなかったでしょう。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 8点(2018-04-21 03:15:32)(良:2票)
98.《ネタバレ》   
こりゃ、どの年代を狙って作った映画ですかw
シャイニングのパロディ?やら、オリジナルを見たことのない人にはサッパリでは?w
ATARIってゲーム筐体を知ってる人がどのくらいいますかw
でも、でも私には楽しい、ひたすら楽しい映画でした。
アバターに気になりすぎてストーリーが上の空になることもしばしばw
あ、ヘイロー?ん?タイタンフォール?冒頭にキティちゃんとバツ丸歩いとるし。

あと、音楽もたまりません。
エンディングがホール&オーツって。もう、なんなん、この映画w
て感じで楽しみまくりました。
こっちゃんさん [インターネット(字幕)] 9点(2021-12-09 21:22:59)(良:1票)
97.《ネタバレ》 スピルバーグ監督、凄いなぁお年を召してもやっぱり天才は健在、と素直に思ってしまう。リアルの世界は決してハッピーではなくむしろ後退している感の2045年という時代、ヴァーチャルに依存する傾向だけは進んでいて、人々は現実逃避に忙しい。登場人物のハリデーが作ったオアシスという劇中ゲームを使って、スピルバーグはやりたい放題。様々なカルチャーに傾倒するオタクどものオタク心をくすぐるアイテムを次から次へと登場させるからターゲットが広い。ハリデーとスピルバーグは間違いなく同一人物にして確信犯。こういうのみんな好きでしょ~って。ゲームや特にネトゲ―には全く興味のない者でも、シャイニングのホテルやタイプライターには鳥肌が立ったし、アイアンジャイアント、ガンダム、メカゴジラが出てきたらウホ~ってなるし、デロリアンやエイリアン他にも嬉しくなる瞬間がたくさん散りばめられていて、アミューズメントパークのよう。リアルの世界が大切というのが本題ではあるが、悪者が逮捕され、オアシスは週休二日になって、それだけでこの世界がどう変わるのかはさて置き、少年の成長物語に複雑なリアリティーは必要ないのである。
ちゃかさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-28 14:27:47)(良:1票)
96.《ネタバレ》 「僕はガンダムで行く!!」

スピルバーグは良く判ってる!
心鷲掴みです。

バン・へーレンの「ジャンプ」で始まった時点でノックアウトですね。
その後に続く、ストーリーも思わず引き込まれます。
さらに、ウンチクが言いたくなるような場面も盛り沢山!!

スピルバーグは、最近この手の映画を作らせたら、本当に外さないですね。

それは、ジェラシックパークシリーズにも言えますが、CGなどを駆使しないと、絶対に描けない世界観の中に、興奮と感動をキッチリ埋め込んできます。

スピルバーグの原点ともいえる「ET」から脈々と流れているように感じます。

私は、そんなにゲームはやりません。
しかし、そのゲームの世界観や、面白さがちゃんと伝わって来ました。

この映画ってRPGの進化版って捉えてもいいのでしょうか?違ったらごめんなさい。
RPGをやったことがないのですが、やって見たくなりました。

登場してくるキャラクターも、懐かしのヒーローがたくさん出てきますね。

特に、スピルバーグは日本贔屓だからなのか、日本のキャラクターがたくさん出るところも好感が持てます。

単純に楽しめた1本です。
そして、今後もたまに見たくなる映画の一つになりました。
レスポーラーさん [DVD(字幕)] 8点(2021-01-07 13:51:27)(良:1票)
95.《ネタバレ》 疾走感がスゴイ。

もう、力技で引っ張られてく。


あの企業の悪いおっさんが、自分のパスワードを書いたメモを貼っておくのはありえないけど許そう笑

企業の存亡をかけた仕事をするあの装置のある部屋に、誰もが簡単に入ることができて、防犯カメラもないのもありえないけど許そう笑

それに主人公の男の子と、その子とくっつく女、そして友達の3人…

全世界で利用者がいるこのバーチャルゲームで、アバターとして知り合ってるこの5人が、世界中の遠く離れた国々に散らばっていてもおかしくないのに、なぜかすぐに会える超至近距離に住んでることも許そう笑


とにかく全部許そう笑


それにしても、過去の映画作品やカルチャー全般のオマージュの量は半端ない。

内容はどうでもいいんじゃない?

SNS映えするお菓子みたいなもの。

中身のスポンジはよくある味でいいから、外側にレインボーカラーのクリームを分厚く塗りたくって、チョコスプレーをぶっかけて、
フルーツを盛り付けて、イチゴソースをだらだらと垂らしたお菓子。それがこの映画。


それにしてもスピルバーグは、ほんとスゴイ。

「シンドラーのリスト」を作った同一人物とは思えない。

かたや白黒の重くて深い映画。

かたやカラフルで軽くて楽しい映画。

どういう脳みそしてるんだろう…。
フィンセントさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-18 09:27:43)(良:1票)
94.《ネタバレ》 ストーリーはともかく、本当に「おもちゃ箱をひっくり返したような映画」という言葉がぴったりはまる映画で、とにかく見ていて純粋に楽しめた。冒頭部分からの金田バイクの登場は2か月前に「AKIRA」を再見したばかりというのもあって出てきただけで興奮したし、ガンダムとメカゴジラの戦いももちろん見ていて燃えたし、子供の頃にソフビで遊んでいた感覚を思い出してなにか懐かしくなってしまった。あえて野暮な欲をいえばメカゴジラの登場シーンでゴジラのテーマではなくメカゴジラのテーマ(74年Or93年)を使ってほしかったところ。でも、いちばんの見どころはやっぱり「シャイニング」の再現の完成度の高さで、かなり気合いを入れて作り込んであって、ここが見ていていちばん興奮してしまったし、久しぶりに「シャイニング」見て見ようかとも思った。こういう映画は元ネタを知らないと楽しめないかもというのがあるのだが、この「シャイニング」のシーンで、中に入るメンバーの中に「シャイニング」を見ていない人物を一人入れているのは、実際に見ていない観客と同じ立場の人物を置いておくことでその観客が置いてけぼりを食らうのを最小限にとどめるためだと思うが、これは良かったと思う。映画の世界を疑似体験できるVRというのはそのうち実現するだろうなと思わずにはいられない。それにしても70を過ぎたスピルバーグがまだこういう直球勝負なエンタメ映画が作れるということに驚くとともに嬉しくなる。映画に興味を持ったのは中学の頃で、きっかけとなった中には「BTTF」や「ジュラシック・パーク」があるわけだが、この映画が今のこれから映画に興味を持とうという人のそういったきっかけの一つになれば嬉しい。
イニシャルKさん [DVD(吹替)] 8点(2020-09-22 13:03:38)(良:1票)
93.《ネタバレ》 面白かったし、映画館で見ればよかったと思いました。
大分カットされてると思うので、公開当時映画館で見てたら
もっと点数は高かったかもしれません。

ただ、映画もゲームも好きだから、元ネタ探しや宝探しは楽しいけど、
時間とともに残念感が面白さを上回ってしまいました。
映像に凝るあまり、ストーリーを雑にした印象です。

パーシバルが解いていく謎が、大企業のシンクタンクが束になっても解けない謎とは思えないし、
世界規模のゲームのはずだけど、トップ5のメンバーは全員ご近所さんかと思うくらいの集結ぶりだし。

現実逃避でゲーム依存してる人もいれば、切実にゲーム内でしか自由に生きられない人もいるはず。
誰でもなりたい自分になれると言いながら、実際はプレイの腕や財力でアイテムを揃えて強者になる仕組み。
掘り下げれば、深いテーマになりそうなところをスルーして、結局「現実の生活を大事にしようよ」というありきたりな結末で終わらせてるので内容が薄いです。
せめて本当にアルテミスが140キロのジョンだったら面白かったのに。

「シャイニング」の再限度は凄くて、そこが一番興奮しました。
nanapinoさん [地上波(吹替)] 6点(2020-07-08 01:07:58)(良:1票)
92.《ネタバレ》 いつものように、冴えないユダヤ人青年みたいな主人公が、女の子や仲間たちと一緒に冒険をする物語。そういう意味では、いかにもスピルバーグな映画だけど、外見がアバターになってる分だけだいぶ新鮮に見えるし、表現の自由度も増している気がします。アバターというのは、自分の本性を偽る部分もある反面、かえって本性が露わになる部分もあるのだなと感じました。「パルジファル」というワーグナーの主人公の名前を使ってるのも、スピルバーグ自身がユダヤ人という現実から自由になったせいでしょうか? 臆面もなくサタデーナイトフィーバーやキューブリックのパロディをやってるのも楽しいし、キングコングやメカゴジラの造形もリアルでカッコよかったです(モンスターバースのキングコングよりずっと出来がいい)。
ただ、残念なのは、前半のヴァーチャルパートが面白かったのに対して、後半のリアルパートが旧態依然としてつまらなかったこと。「現実世界だけが本当のリアルなんだ」ってのが物語の結論みたいだけど、この映画を見るかぎり、むしろヴァーチャルパートのほうにリアリティがあって、リアルパートのほうにはまったくリアリティがないのです。仮想世界では気のいいだけの大男だったエイチが、現実世界で出会ってみたら妙な事情通だったりするのも不可解だし、そもそも世界中から参加しているはずのゲーム・プレーヤーたちが、みんな同じ町内に住んでるのも不自然きわまりない。そういうところが、ヴァーチャル以上に嘘っぽいのです。どうせ舞台が2045年なら、自動車で白昼の町内をカーチェイスするんじゃなく、地球の周りを大型ドローンで飛び回ってもいいはずなのに。
わたしが思うに、実際の未来というのは、リアルな世界よりもヴァーチャルな世界のほうが現実性を増していくはずじゃないですか? かりに企業が個人を支配するとしても、それはリアルに拳銃をもって追い回したり、社員を出社させて酷使するのではなく、やはりヴァーチャルな手法を取るのだろうし。
映像の表現は先進的だったけど、物語のコンセプトがだいぶ保守的だと感じました。映像は8点。物語は5点。
まいかさん [地上波(吹替)] 7点(2020-07-04 19:20:58)(良:1票)
91.日本人ならつい甘い点数を付けたくなる要素が沢山ありますが。お話自体は普通というか、要はゲームのやりすぎに注意しましょうと。完全にゲームの中だけで解決して、ラストでリアルに会ってガッカリも面白かったのに。ヒロインがハゲのオッサンだったとかね。
毒林檎さん [地上波(吹替)] 5点(2020-07-04 11:32:08)(良:1票)
90.《ネタバレ》 世界の大監督と「イヤー、ソレ分かります!」と意気投合するとは思わなんだ。80’sが身体に入っている世代はあの頃のmy favoriteを見つける楽しさがてんこ盛りです。
冒頭からデロリアンの雄姿に息をのみ、デュラン・デュランと聞けば芋づる式にカルチャークラブやデビッド・ボウイも思い出されて懐古趣味が止まりません。
シャイニングに大きく時間を取ってくれてたのにはテンション上がりました。「ああ、ほらエレベーターの前にいては洪水に飲まれるよ!」とか「237号室には絶対入っちゃいけないし」と、こちらの突っ込み待ちのような展開を見せてくれます。
メカゴジラにガンダムに、とジャパニーズ・カルチャーの存在意義の大きさが誇らしかったりと楽しいことは楽しかったのですが、でもこの楽しみ方って映画を見る姿勢としてはどうなの、とも思います。肝心のストーリーは予定調和に収まって驚きもないですしネタの数々を知らない世代が見たらあまり面白くないのかも。なんかやっぱり子供らと観て一緒に盛り上がりたいのですこういう映画は。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-02 23:41:29)(良:1票)
89.《ネタバレ》 たぶん自分が生涯でもっとも聴いたロック・スコアである“Jump”がいきなり響き渡るのだから、そりゃ高まらないはずはないでしょう。次から次へと登場してくるポップやサブカルチャーのアイコンたちには息を飲むばかりでしたが、そのうち半分近くが日本ネタというところに、改めて日本のポップカルチャーの影響力を実感させられました。噂では「ゴジラも出てくるらしいよ」と聞きましたが、実際にはゴジラはゴジラでもメカゴジラの方だったのはちょっと残念。ローランド・エメリッヒが例のイグアナ・ゴジラを製作してるときに「君がゴジラをリメイクするのは冒涜以外の何物でもないから、止めた方が良いよ」と非難したぐらいのスピルバーグですから、自作でもゴジラそのものを登場させることは矜持が許さなかったのかもしれません。エッグを獲得するための最後の試練がアタリの原始的なゲームだったというのはアメリカらしいけど、ここはぜひともドラクエとかゼルダの伝説なんかをフューチャーして欲しかったところです。 オアシスを開発したジェームズ・ハリデーとは、観れば判る通りスピルバーグその人なんです。とくに若いころのハリデーは50年前のスピルバーグと瓜二つでしょう。映画の道に進まなかったらただのオタク少年だったスピルバーグが、もし違う人生を選択出来たらなりたかった自分の姿こそジェームズ・ハリデーなんだろうと感じます。そしてラストで見せられるハリデーの部屋は、スピルバーグ少年の部屋を再現したんだろうなと想像してしまいました。「孫もいる歳になっても、まだピーターパン症候群が治らないのかよ」と突っ込みたくなりますが、「リアルがいちばん大事、週二日は脱Net日を」なんて分別くさいメッセージを織り込めるぐらいの大人にはなれたみたいですね(笑)。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-25 20:32:31)(良:1票)
88.《ネタバレ》 期待していた映画だっただけに残念。ストーリーが単純すぎて完全に子供向けですね。
現実世界でVRの装置を付けてドタバタしているシーンはシュール過ぎる。至る所でそのシーンが流れるが、その度に冷めてしまう自分がいた。
最後の主人公の演説もダサすぎて鳥肌モノ(しかも無駄に長い…。)
映画館で見たかったが、都合がつかず見れず後悔していたがブルーレイで十分、むしろ映画館に行かなくて良かったと思った。
はりねずみさん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2018-09-17 11:44:10)(良:1票)
87.《ネタバレ》  この圧倒的な才能は、見事なまでに「見て快いもの」だけを峻別し、つなぎ合わせて魅せてくれる。

 【ネタバレ】

 悪いが「ブレードランナー2049」あたりの、不愉快なものをほぼナマで見せてしまう監督とは
真逆なのである。しかしそれは時に虚しい。
 
 なぜならバーチャルでつかむ幸せは、現実ではない、という真実を覆い隠してしまうからだ。
 幸せになれたとしても、それは宝くじ並みの確率でしかない。
 この映画をまともに解釈すれば、そんなふうになってしまう。
 見た目の快楽はごまかしじゃねーか。
 普通の人はそう気づくはずだが、それに対するエクスキューズはなく、放置のままである。
 
 その点、マンガではあるが「いぬやしき」ラストシーンでの、「僕は夢を実現するために機械に
 なったんだ」とかいう叫びは、かなりいい線いっていると思う。
 ぜひハリウッドに輸出して、まともな監督に映画化してもらいたいと思う。
 
 未来は悪いことばかりではない、と思う。
アンギラスさん [映画館(字幕)] 6点(2018-06-13 10:00:34)(良:1票)
86.《ネタバレ》 原作の和訳本、『ゲーム・ウォーズ』既読です。というか、たまたま偶然その書籍に興味を持ち、たまたま読み始めたところ、たまたま作品の映画化を知り、たまたま読み終えたころ検索してみたら、たまたま近くの映画館でやってたという流れ。しかも上映スケジュールの予定では「5月中旬で終了」との報。やべえ、これを逃すともう映画館で観れねえ。というわけですぐさま映画館に向かい鑑賞した次第です。

さてさて原作を読んで胸熱状態の私がさっそく映画化verを観ての感想は、、、正直ガッカリ感の方が少し勝ってしまうかな??以下にその理由を書いていきますが、まずキーを取る段取りが原作と全く変わってしまっていたことにガッカリ。原作から入るとしようがないのかもしれませんが、やはり原作で得たイメージを映画でも期待してしまうもので、それがゴッソリ別のものに変わってしまっていたことに少なからずショックを受けました。しかも一つ目のコッパーキーに関してはゲームの知識とは特に関係なく裏技のような攻略法になっており、それがハリデーの求めたものなのか甚だ疑問に感じました。原作ではどのキーの攻略に関しても彼の愛したゲームの攻略が必須だったというのに。

アルテミスに振られ、シクサーズにも出し抜かれ、ランキング外に落ち自暴自棄になるというドン底状態のときに、断固たる決意で臨むパーシヴァルIOI潜入ハッキング作戦が、あんなパスワードをメモで貼り、そこからハッキングされるという超絶つまらない展開に変えられたのも納得いかない。ていうかパーシヴァルはアルテミスのシールド破壊は計算に入れてなかったはずですが、なのになぜ全世界のガンたーを招集しようと思ったのでしょう?集めたところでシールドは絶対無敵なので、もしアルテミスがシールド破壊できなければ、原作でいうところの「超しらける展開」になったはずなのでは。こまかい粗がとても気になる。

一番「あーあ」と思ったのはアルテミスととウェイドを簡単にリアルで会わせてしまったことですかね。そこは原作では最後までなかったシーンだったのに。よくこの展開に原作者のOKでたな。

まあ分かってるんです。現実は世知辛いって。原作では出てきたウルトラマンやレオパルドンやエヴァも(おそらく権利の都合上)映画化はかなわなかったんだろうし、より一般向けにするようにいろいろ手を加えられて映画にされたんだろうなというのも分かっています。ただこういう、本当に読みながら頭の中でイメージを鮮明にして楽しめたストーリーというのは本当になかなかないので、やはり原作に近い形にしてほしかったという不満はいつまでも残ります。合掌。

いろいろ不満を書きたてましたが唯一良かったと思えたのは、「火・木のオアシス禁止」条例。原作にもあったハリデーの意思が尊重されていると感じました。
TANTOさん [映画館(字幕)] 5点(2018-05-21 22:35:02)(良:1票)
85.《ネタバレ》 10点以外考えれらないでは無いか!
理由は山ほど有るが、絞りに絞って以下の通り。
①RX-78ガンダムが主役級の活躍をしている! 小学校5年の時(39年前!)からガンダム大好きな私に取って、スピルバーグ監督のハリウッド大作の中でその勇姿を拝見出来る事は喜び以外の何物でもない。
②散りばめられた小技の数々、しかもそれらが全て宝石の様に輝いている。 バリー・フォージ号が登場した時は本当に椅子からずり落ちそうになった。
ブルーレイを買ったら一時停止の連打になりそうだ。
1967年生まれ、80~90年代のアニメ・特撮を首まで浸かって楽しんだ私に取って、本作は天からの贈り物だ。
スピルバーグ監督、本当に有難う。
たくわんさん [映画館(字幕)] 10点(2018-05-10 12:51:02)(良:1票)
84.《ネタバレ》 全編を通じてゲームやアニメ等の大衆文化に対して膨大なオマージュが捧げられた作品。そこでオマージュされている対象に対する知識や熱量が高いほど盛りあがれるだろう。人によってその対象は様々だろうが、ゲームやアニメに関して一般的(もしくはそれ以下)の知識量しか有しない自分にとってはThe Shiningへのオマージュが決定的なものであった。まさか2018年の映画館で、かのoverlook hotel内をツアーできるなんて思ってもみなかった。さほど長くないシーンだが、それでもシャイニングの主要シーンが完全に再現されていた;237号室のシャワーから女性が出てくるシーンなどは恐らく同じ素材を使っているのだろうし(そっくりさん?)、印象的なあのカーペットの柄やballroomに入る際のカメラの動きまで完コピで、映画ファンとしては「スピルバーグは、ひょっとしてこれをやりたかったのではないか。」いやそうあってほしいという疑った見方をしてしまった。さすがにこのシーンはテンションが高まった。それと本作は音楽も一つの仕掛けとして活躍していて、オマージュされる対象が出るとそれに関する音楽が流れるところも楽しかった;アランシルベストリのback to the futureは当然としても、ゴジラのテーマやThe shiningの音楽まで色々と細かい仕事をしていた。

しかし、本来こういった要素というのは付加価値的なものであるべきであり、例えば本作でオマージュされた元ネタを全く知らない人間が見たとしたら、この映画はどのように評価されるのだろう。本当に面白い映画というのは、サブテキストや元ネタなど何も知らない人が表面的に見ても面白いものだと思うが、本作がそういう映画だったかというと、はっきり言ってそこまで面白いとは思えなかった。事実、自分は先述したThe Shiningシーン以外は大して面白みを感じられなかった。ここまで情報量の多い映画を大ベテランであるスピルバーグが撮ったことに関しては感嘆する。が、最終的な感想としては、とにかく莫大な情報量を誇る映画なので一度で全てを消化するのは難しいが、かといってもう一度見たいかと問われると、そうでもないといったところだ。
rain on meさん [映画館(字幕)] 5点(2018-05-09 20:43:21)(良:1票)
83.《ネタバレ》 近未来。現実は荒廃しVRの中の仮想空間だけが「オアシス」である世界。
今もすでにVR空間でコミュニケーションするゲームありますからね。
本当にこんな時代が来てもおかしくないです。

ゲームの中のお話なので、映像の8割はCGです。
びっくりするくらい綺麗です。迫力ありました。
PVを見ている感じ。

映画に限らず、漫画、アニメなどの他作品からかなりのネタが引用されているかと思います。
正直、私はこの手のポップカルチャーには疎いので全ての把握はもちろん出来ませんでした…。
キューブリック『シャイニング』の映画の中に入るシーンがあります。
名シーンがコミカルに再現されててニヤリ。
タイプライター、双子の女の子、エレベーターから大量の血、老婆の霊、雪の迷路。
鮮烈な記憶が蘇るとともに、改めて「キューブリックの映像って凄かったんだな」と思わされます。
最終的にはガンダムがメカゴジラと戦います。
『チャイルドプレイ』のチャッキーもアイテムとして登場してます。
つまりゲームの中なので何でもありなんですね。
そのパーティー感、ごちゃ混ぜ感も非常に良かった。

ただ肝心のストーリーはどうなんですかね?
正直あまりついていけなかったです。
謎解きも雰囲気だけ…。
アーウーマンデさん [映画館(字幕)] 7点(2018-05-08 14:41:44)(良:1票)
82.《ネタバレ》 多量に使用される80年代ポップスに端的に表わされるように、この映画のメインターゲットは40代後半から50代(当方、まさにど真ん中)なのでしょうが、メインキャラクターはティーンエイジャーだし、ストーリーは幼稚だし、一体どの年齢層をターゲットにしているかわからない状態でした。
私は映画は大好きなので、シャイニングがらみのネタは大変楽しめました。一方、アニメとゲームは人並みには好きでしたが、20代で卒業してしまったので、そちらのネタには嵌まりきれず。でも、アニメネタ、ゲームネタも随分古くて、やっぱり若い人向けではないよね。30代以下の人は楽しめないんじゃないか?
未来世界の創造がA.I.やマイノリティー・リポートほどもしっかり出来ておらず、よって、いくら主人公がシリアスになっても、OASISを支配しようが支配されようが、どうでも良いんじゃない?という感覚が最後まで抜けずでした。
現実世界だけがリアルである、なんて結論も、さすがにこの年ならもうわかってますって。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 5点(2018-04-29 19:06:14)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 101人
平均点数 7.02点
000.00%
100.00%
200.00%
332.97%
432.97%
587.92%
62120.79%
72524.75%
82625.74%
91110.89%
1043.96%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.60点 Review5人
2 ストーリー評価 6.50点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review8人
4 音楽評価 7.00点 Review7人
5 感泣評価 3.25点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
視覚効果賞ロジャー・ガイエット候補(ノミネート) 

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