イエスタデイ(2019)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 イ行
 > イエスタデイ(2019)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

イエスタデイ(2019)

[イエスタデイ]
Yesterday
2019年上映時間:116分
平均点:7.06 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-10-11)
ドラマコメディ音楽もの
新規登録(2019-08-17)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-05-18)【Olias】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ダニー・ボイル
キャストリリー・ジェームズ(女優)エリー・アップルトン
エド・シーラン(男優)エド・シーラン
アナ・デ・アルマス(女優)ロクサーヌ
ジェームズ・コーデン(男優)ジェームズ・コーデン
カミーラ・ラザフォード(女優)ヒラリー
エリザベス・バーリントン(女優)ヘイゼル
園崎未恵(日本語吹き替え版)
鶴岡聡(日本語吹き替え版)
深見梨加(日本語吹き替え版)
勝杏里(日本語吹き替え版)
脚本リチャード・カーティス
音楽ダニエル・ペンバートン
挿入曲ザ・ビートルズ"Hey Jude"
製作エリック・フェルナー
ダニー・ボイル
リチャード・カーティス
配給東宝東和
編集ジョン・ハリス〔編集・1967年生〕
あらすじ
シンガー・ソングライターのジャックは、友人でマネージャーのエリーに支えられながら音楽活動をしているが全く売れない。夢を諦め掛けた時、世界中が大停電になりジャックも事故で怪我をする。病院で目覚めたジャックには普段の日常に戻ったかに見えたが、停電前と世界は大きく変わっていた。回復祝いに友人からギターをもらいお礼にビートルズの「イエスタデイ」を歌うが、誰も初めて聴く曲だという。しかも、ビートルズも知らない。何と世の中はビートルズが無い世界になっていたのだ。やがて、ジャックが歌うビートルズの曲が次々にヒットしていく。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1234
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
62.《ネタバレ》 中学生のころ、モーツァルトが好きだった親父が、ビートルズのことを「ブレスリー、ローリング・ストーンズ、ビートルズじゃなくて、バッハ、モーツァルト、ビートルズだ」って説明してた。中学では、クラスに四人のメンバー毎に派閥があって、誰が一番か真剣に放課後議論した。高校生のとき、ヘイ・ジュードをギターで練習してコードFが押さえられずに挫折した。レノンが殺されたことを深夜ラジオで聴いて、その後ずっと夜通し流れるビートルズを聞いた。社会人になって再びヘイ・ジュードに挑戦してとうとうFが押さえられるようになった。結婚してティーンエイジャーの子供が二人。家族で車で移動するとき流す音楽で誰からも異論がないのはビートルズ。思い起こせばビートルズはやっぱり特別だ。
長男に面白いと紹介されて観に行ったのがこの映画。特に大きな期待をしていたわけではない。ビートルズをパクって有名になるけど、それがバレて大変な目に合うって感じかなと思ってた。涙腺が大崩壊したのは3箇所。エド・シーランが彼はモーツァルト。僕はサリエリだとつぶやくシーン。作り手と100%気持ちがシンクロする。そうだよね〜エド・シーランの好感度1万パーセントアップだ。ビートルズだからこそ現役ミュージシャンもこの脚本に納得したんだろう。主人公の嘘を暴くキャラかなと思ってた2人が、ビートルズを残してくれてありがとうと感謝するシーン。ここから話が暗転するとの予想を覆す。視点が優しい。そうだよね〜やっかむより嬉しい気持ちが優先しちゃうよね〜そんなゲスな自分の予想を反省する暇もなくあの人に会うシーン。もはや映画であることを忘れ、本当に良かった〜と心からの涙が止めどなく流れる。映画が終わった後でどこに感動したか次男に話してる最中に嗚咽が漏れそうになるレベルで心を打たれた。あー恥ずかしい。客観的にみれば、ビートルズをそんなに知らない人や、あま〜い話が好きではない人にはどうでもいい話かなとも思う。だけどビートルズとともに人生を歩んできたあなたにとっては、至高のひとときを過ごせる映画であることは間違いない。長いこと映画レビューを書き込むことなんか忘れてたけど、余りに心を動かされので書かざるを得ませんでした。長文失礼しました〜
正義と微笑さん [映画館(字幕)] 10点(2019-11-03 21:36:37)(良:6票)
61.《ネタバレ》 「ビートルズが消えた世界」かあ。まあこうなるよね、という展開とオチ。でも全編にわたってビートルズ愛とリスペクトに溢れてて、もちろん楽曲が最高なので楽しかったです。
この世界にビートルズの記憶がある人が主人公ジャックのほかに二人存在していて、ついにジャックの前に現れるシーンがヤマ場の一つとなっています。ここ、意外な展開を見せました。てっきり泥棒呼ばわりされるかと覚悟したら、曲を甦らせたことに感謝された。や、これもし自分がビートルズの記憶アリ側の人間だったら、彼らと同じくジャックに感謝したくなるかもです。ある日持っていたCDもテープも消え、ビートルズの曲が聴けなくなる。狼狽するだろうし、そしてそれらを復刻できる技量の無いことにがっかりする。そんな時、‶新曲”としてだけど高い再現力でLet it Beがメディアから流れてきたら。ああ、演奏できる誰かがこの世に生き返らせてくれたと嬉しいでしょうねえ。
ジョン・レノンが凶弾に倒れることなく齢を重ねていたというアイデアも優しくて素敵でした。役者さん、そっくり。
ビートルズを前にして自らサリエリ役に甘んじて脇を務めたエド・シーランのユーモアセンスには脱帽です。
そうだそしてあの世界にはさらに‶ハリー・ポッター”を復活させる凄い人が出てくると良いですね。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-17 23:49:11)(良:2票)
60.《ネタバレ》 ビートルズ大好きで、設定を知っただけでめっちゃワクワクした。けど、中身はビートルズ映画というより恋愛映画だった。

ビートルズがいない世界観なのに、そのバタフライエフェクト的影響とかもオアシス程度でそんなになさそうだし、なぜ二人ほどビートルズを覚えている人がいる?どういう理由?そして摘発するでもなくお礼を言うやさしい世界。レコード会社に無断で無料配信する展開も、そんなことしたら違約金とか賠償金とかハンパないだろ!!などのツッコミどころも満載。なろうアニメみたいだった。
でも劇中の売れないミュージシャンのカバーでもビートルズの楽曲に多くの人が感動したり打ちのめされたりする展開は気分が上がるし、なんかもう映画館でビートルズの楽曲が聴けるだけで幸せ!ああ、ビートルズは偉大だ!
今この映画が製作されたことで、今の若い世代がビートルズを知るきっかけになるかもしれない、もしかすると好きになってくれるかもしれない、これでまたビートルズが少しでも長く先の時代まで影響力を残したというだけでも、意味があった映画だと思う。

最後に、リリー・ジェームズ、いい娘すぎる…!こんなに好いてくれてるのにこのヘタレ主人公は大馬鹿野郎だよ!
eurekaさん [映画館(字幕)] 8点(2020-05-16 22:43:53)(良:2票)
59.《ネタバレ》 これは要するに、この国で近頃流行りの「異世界転生」の一種ですよね(私、漫画やアニメは殆ど追いかけてないので、最近のそーいうので観たこと読んだことあるのは『ドリフターズ』くらいなのですケド)。そして「知識」を持ち込むことで俺ツエ―!するうえでは、知的財産、中でも「歌」とゆーのは意外ながら好い着目点だと思います。専門分野のソレとゆーのは、よほど体系的に学習して応用が利くように実践も積んでいるとゆーならまだしも、素人レベルでは(色々と状況が異なるだろう)異世界で適応して活躍するのはかなり難しいでしょうし、同じ知的財産でも文学とかは本を数冊丸暗記でもしてないとまた厳しそうですし。歌とゆーのは、ひとりでも結構沢山持ち込めそうですし、基本自分が覚えていれば幾らでもどーにでも再現できますからね。日本の「なろう」作家さん達は「してやられた!」と思ったのではないでしょーか。

ただし、最強の切り札たる「知識」を持ち込んだトコロで、其処で幸せになれるかはまた別、とゆーのにも今作では納得しやすいです。ソレによって間違いなく「違う自分」になってしまう、このお話の中ではその変化のスピードも非常に急激で、結局主人公はソッチの方に適応できませんでした。でもそれは「やり方」の問題とゆーよりは「人の器」の問題、という様にも見えてですね…その意味では、今作とゆーのは平凡な人間が(予想どおりに)平凡で在り続けた、という私にとってはごく普通のお話に感じられました。誤解を恐れずに言えば正直、非常に部分的なアイデアは優れていたのだけど…とでも言いますか。

でも、そんな中でひとつ際立つのは、そもそものお話の根本である「ビートルズ」自体の偉大さなのだと思います(それは主人公が平凡であることで一層光り輝く様に感じられる)。ビートルズは確かに、己らの才能に身を持ち崩すこともなく、また世界的スターであることの重圧にも負けずに名曲を、歴史をつくり、また今もつくり続けているのですから。恐らくコッチの方こそが今作の真のテーマ、なのではないかと思いましたね。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-16 21:28:03)(良:1票)
58.《ネタバレ》 ビートルズを愛し、ビートルズを尊敬し、ビートルズを敬う最高のビートルズ映画!

もしこれがアメリカ製作の映画だったら、欲に走った主人公に思わぬ落とし穴やハプニングが舞い込んで、どん底に落ちる。そしてそこからまた再起に向けて動き出す!みたいになってたかも。

主人公と同じようにビートルズの記憶が残っていた彼らのあの、あの対応の仕方が、彼ら(ビートルズ)の曲をこの世界に伝えてくれてありがとう、って・・・もうね、あそこ、最高すぎますよ。

ただねここまでいっておいてあれですけど、ヒットってやっぱり時代もあると思うんですよね。今ビートルズの曲があんなに熱狂的に迎えられるのか?ていうのも、寂しいけど否定はできません。むしろタバコ産業の方がウハウハでしょ。始めるのも大変そうだけどw


でもね、それでもね、やっぱりこの作品好きだわ~。「愛」があるからね。

そしてエリー・・・本当、可愛い。
Dream kerokeroさん [DVD(字幕)] 7点(2020-06-18 00:16:10)(良:1票)
57.《ネタバレ》 ビートルズをリアルタイムで知らない僕がビートルズをよく聴いたのは80年代になってからのことだった。
本作でも歌われるレット・イット・ビーもヘイ・ジュードもイエスタデイもあのビートルズの曲という前提で聴いた。
誰もが知ってる、あのビートルズが存在しない世で、人々が何の前提も無くビートルズの曲を初めて耳にしたなら?

ビートルズが存在しない世では、あのジョン・レノンも殺されることは無く、
あのジョン・レノンではなく、78歳になっても元気な元船乗りのただのジョンじいさんだった。
しかし、ジョンじいさんがごく短い時間だが人生を語り、愛を語る。
もし彼が若かりし頃、マッカートニーと出会っていれば、あのジョン・レノンになっていたんだろうな。
そう感じさせるものがある、78歳になったジョンの登場のさせ方がとても良かった。
ダニー・ボイル流、今までに無いビートルズへのリスペクトのかたちでした。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2020-05-26 20:07:19)(良:1票)
56.《ネタバレ》 良かったです。大停電が起きた後、ビートルズを知らない世界になるというこのアイデア。
そんでビートルズだけじゃ無くてコカコーラとかハリーポッターとかも抜けちゃっててそれが逐一笑えます。
ビートルズの名曲が数々披露されますが、そのシーンそのシーンにちゃんとぴったり合っていて、
見終わって「あぁやはりビートルズは偉大なんだなぁ」ということを再認識いたしました。
それにしても、おじいちゃんになったジョン・レノンがめちゃめちゃ似てましたね。
もし生きていたら本当にあんな感じなんだろうなと思った。
あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-18 19:11:33)(良:1票)
55.《ネタバレ》 ビートルズの記憶を失っていなかったのは他に二人居て、その登場がこの物語の展開上、効いている。

70代で元気なジョンレノンが出てくるところ、ああ、この映画はファンタジーだったんだな、と思わせる。そこからラストまで、昇華される感じで観ていてとても気持ちが清々しくなった。

主人公を支えるヒロイン、とても魅力的、もうそれだけで君は十分、人生を謳歌しているじゃないか、と云いたいところ、それがラストで具現化される。

HeyJudeをBGMにエンドロールを眺め、元気をくれた、と貴女も貴方も思う筈だ。
Postefさん [インターネット(吹替)] 8点(2020-05-06 11:30:04)(良:1票)
54.《ネタバレ》 ある日この世界が「ビートルズが存在しない世界」になっていたら…
大のビートルズファンで、ギター片手に少しくらいの曲なら弾き語りもできる自分としては、この上なく興味深い妄想だ。

それが実際に映画になるんだから、やっぱりビートルズってすごい存在なんだよね。

作品としては、イギリス風のコミカルなタッチで、主人公ジャックの挫折と成長、そしてエリーとの恋を描く王道ラブストーリー。
欲深な人はいるものの、いわゆる悪人は登場しないハートフルな物語である。
たびたび出てくる「ネット検索」シーンが現代風なポイントとしても効果的に使われている。

でも冷静に考えたら、ビートルズの楽曲がいかに素晴らしくても、ジャックが真似たくらいでここまでの大騒ぎになるかな…とも思ってしまう。
「あの時代」に「彼ら」が歌ったから、その後もずっと残る価値をもっているわけで…
最後に登場するあの方も「声」が全然違うので、少し拍子抜け。

とはいえ、そうした冷静な評価は抜きに、純粋にビートルズの名曲とそれに(いい意味で)振り回される人間模様を、主人公と一緒に経験するのが本作の楽しみ方なのだろう。

後半に登場する二人のビートルズファンが「彼らの名曲をこの世界に残してくれてありがとう」というセリフ、この言葉を入れたいがために作ったのではないかと思えるほど、ビートルズの素晴らしさを再確認できる作品。
田吾作さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-04 14:20:21)(良:1票)
53.《ネタバレ》 .
オアシスが存在しない←分かる。
ジョン・レノンが存在する←まだ分かる。
ハリー・ポッターが存在しない←???
だったのですが、この意味を独自に解釈してみました。本作と同じリチャード・カーティスの脚本(と監督)で『ラブ・アクチュアリー』という映画があるのですが、その中でヒュー・グラント扮する英首相がイギリスの良いところを挙げる場面で「シェイクスピア、チャーチル、ビートルズ、ショーン・コネリー、ハリー・ポッター」と言っています。つまりこのシーンは、「おいおい、まさかハリー・ポッターの存在しない世界でハリー・ポッターを書いて印税ドバドバ映画化ウハウハを狙ってんじゃないだろーな」という、ややシニカルな落ちだったのです。それはそれで観てみたい気もしますが。
金子淳さん [映画館(字幕)] 9点(2019-12-05 04:39:07)(良:1票)
52.《ネタバレ》 これは観方を誤ったかもしれない。何故かビートルズがない世界に迷い込んでしまったミュージシャンの彼がビートルズの楽曲の力だけで有名になっていき、最後には自身のアイデンティティなどと葛藤していくというファンタジー形式の割と深い(笑)物語だと思っていた。勿論それも間違いではないのだが、この作品の核はあくまで幼馴染である男女のラブストーリーである。そう完全にラブストーリーがメインなのである。その為時空の歪みなどの細かい伏線とそれらが全て回収されるカタルシスと・・・と思ってずっと観ていた自分はなんとなく勝手に肩透かしを食らったような気分になってしまった。例えばバックトゥザフューチャーのようなタイムパラドックスとかそういう細かいところまで色々と期待して観てしまった。しかしおそらくだが、制作側は「そこまで深く考えていない」というのが正解だろう。これはもっとライトに、不思議な世界に迷い込んだ男女のラブコメとして見るべきだ。そうすればなんの不満もなかったと思う。普段見慣れたハリウッド映画とは異なり、イギリス映画らしい細かさというか、優しさというかとにかく最初から最後まで細かいギャグのオンパレードで、(それが面白いかどうかは別として、)素直に笑わせ続けようとしている作風には好意しか抱かなかった。肝心のビートルズの存在意義に関しても、おそらくそこ迄深い意図はなく、「もし聴きたくなったら、レコードショップに行けば、我々はいつでも本物のビートルズの音楽に触れることができる。ビートルズがあった世界で、よかったよね!」というくらいのメッセージじゃないかと思う。と言うわけで、次に見る時は「少し変わった設定の軽〜いラブコメ」と意識して観たいと思う。
rain on meさん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-02 22:51:39)(良:1票)
51.《ネタバレ》 泣きました。イエスタディ、ロング・アンド・ワインディング・ロードを歌うところで泣きました。それよりやはり終盤で
突然顔を出すアノ人にびっくり仰天。泣きました。ビートルズを知っている2人からもらったメモは一体何? エリナー・リグビーの
歌詞? ところがそれはビッグサプライズでした。ローグ・ワンのラストでのレイア姫もびっくりしたけどこれもすごいよ。最近多いね

私もエド・シーランを知らなかった1人です。だから知っている人の驚きはわかりませんでした。コークやハリーポッターも無いのも
不思議だし、ビートルズの影響を受けたミュージシャンなどはどうしただろう、などその他ツッコミも色々あるが、
とにかくビートルズの歌を聞ければそれで最高です。レット・イット・ビーもちゃんと聞きたかったけどアノ父親だめだね。
リバプールでファンに追い駆けられるシーンはもう少し欲しかったな。携帯の着信音が日本と同じで笑った。

でもこれはビートルズ好きには10点です。鳶が鷹のお父さんにマイナス1点です。
仙台のチップさん [映画館(吹替)] 9点(2019-11-17 20:27:31)(良:1票)
50.《ネタバレ》 設定が好き。
地球という大きなコンピューターが何かの原因でクラッシュしてダウン、ただちにバックアップから
11分という間を使って何事もなかったように復旧に成功。
と思えたが、いくつかのデータが損傷して完全復旧とはいかなかた、、そのひとつが「ビートルズ」
ダウン直前で気を失った主人公がリロード対象から外れてしまった(そんな感じだと思う)

そりゃぁ納得いかないところも多々あるが、面白い
ビートルズに影響されたオアシスもいなくなった、きっとビートルズ関連で知り合い夫婦となったカップルもそんな出会いはなく、生まれていた子供もいなくなった、そんな設定だろう。
だから「ビートルズが存在していたから死んだ人」も当然生きている。
曲が思い出せずリバプールまで行って思い出す、実は地球上に主人公と同じ境遇の人が他にいたなんてホント素敵。
私としてはこのタイムパラドックス的な世界観をもっと展開してもらいたかったが、チープな幼なじみの恋物語に焦点が移ってしまったのが残念。

ぜひ「ハリーポッター版」も。
かのっささん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-21 12:56:15)(良:1票)
49.《ネタバレ》 最後は主人公がファンに撃たれて『イマジン』が流れてエンドとかだったらどうしよう…などと想像していたのですが、杞憂でした(苦笑)。それにしても、タイムスリップモノになりそうな設定をパラレルワールドモノにしたところもグッドです。(インターネット検索の繰り返しがヨイw)

「世界からビートルズが消えている」ことを理解したジャックは絶望的な表情を浮かべました。彼が必死にビートルズの楽曲を練習したのは決してビートルズの名声を手に入れたかったからではなかったはずです。だからこそ彼は正確な歌詞を思い出すことに必死になっていたのではないでしょうか…。主人公ジャックとイエローサブマリンの二人が必死にやっていたことは「ビートルズが完全に消えることを阻止する」こと。たとえ「ブラスバンド??」と怪訝な顔をされても、ステージでの "All You Need Is Love" の演奏にわざわざブラスバンドを入れたのも「ビートルズがそうしていたから」だからです…。(ちなみに記者会見の「アレ」はイエローサブマリンの二人が自分たちをジャックに印象付けるためのもの=悪意はなかったワケだから、部屋を訪れた時に「驚かせてゴメンね」とヒトコト言ってくれた方が観客側もスッと納得できたように思います。)ラストで一瞬映った“サージェントペッパー風の衣装”を着て踊っていた2人の姿にも涙腺崩壊なのでした…(つД`)・゚・

そして…後半に登場した78歳のアノ人!!!もう反則だろアレは…(号泣)。ある意味で俺が杞憂していたコトも完全な的外れではなかったようにも思えます…。やっぱり「ビートルズと現在」を描く時には、実は避けては通れない大きなテーマなのかもですね…アノ人の存在って…。

点数は迷ったけど…“ビートルズ加算”で、10点にしちゃう!!!いいだろ?なぁ相棒(デュード)!!!

そして…リリー・ジェームスタン可愛すぎワロス(;´Д`)ハァハァ

【追記】海辺で老人をハグした時に「ビートルズが存在しない世界には別の意味もあった」ことを悟り、そこでようやくジャックはこの世界を受け入れることができたのではないでしょうか…。あの世界で今もジャックは、ビートルズの楽曲をYouTubeにアップし続けているんだと思います…。
幻覚@蛇プニョさん [映画館(字幕)] 10点(2019-10-15 15:50:07)(笑:1票)
48.《ネタバレ》 「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督によるファンタジー&コメディー。
予告編で面白そうだったので、公開初日に鑑賞。

舞台はイギリスの田舎町。ジャック・マリック(ヒメーシュ・パテル)は、幼なじみの親友エリー(リリー・ジェームズ)に支えられてシンガー・ソングライターとして活動しているが、全く売れず、夢を諦めかけていた。
そんなある日、世界規模で12秒間のブラックアウト(停電)が起こる。ちょうどその時にジャックは交通事故に遭うのだが、昏睡状態から覚めてみると、「ビートルズ」が存在しない世界になっていた。ビートルズの名曲を覚えているのは世界でジャック唯一人だけ。ジャックはそれを利用して、一躍大スターになるのだったが・・

なかなか面白い着想のストーリーである。原作があるのかオリジナル脚本なのかは知らないが、脚本を担当したリチャード・カーティスは、「Mr. ビーン」「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」等を手掛けた人である。

主演のヒメーシュ・パテルという俳優は初めて目にするが、歌のシーンは自分で歌っているのか吹き替えなのかは不明。ジャックは普段はスーパーの店員。相手役のエリーは数学教師という設定。

事故から回復した彼が友人たちを前にして、ギター弾き語りで「イエスタデイ」をやったところ、「何、この曲、素晴らしい!」的な反応を示したので、最初は揶揄われているのかと思ったジャックであったが、試しに「Beetles」をググってみると、「カブトムシ」としか出てこないことで、この世界には「ビートルズ」が存在しないことを知る。
ちなみに存在しないのは、「ビートルズ」だけではなくて、例えば、「コカコーラ」も存在しないのだ(「ペプシ」は存在する)。

さて、ジャックの記憶の中にしか存在しないビートルズの名曲の数々を、彼は次々に発表していく。ただし歌詞はうろ覚えの部分もある。ともあれ曲は次々にヒットとなり、ジャックは一躍時の人に。そして、有名シンガーのエド・シーランともコラボすることに。
何とエド・シーランが本人役で出ているのだ。彼、演技の方もなかなかのものである。
ジャックとシーランが即興曲で対決するシーンがいい。ジャックは、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」(The Long And Winding Road)を披露して完勝するのだが、負けたシーランが、「彼はモーツァルト。僕はサリエリだ。」と言うシーンが泣ける。

かくして栄光を掴んだジャックだったが、この手の話の常として、いいことは長く続かない。どうやらジャックの秘密を知っているらしい年配の男女が現れたのだ。この先どうなっていくのだろう?と観ている方の期待は高まるのだが、その期待は裏切られたとだけ言っておこう。そして終盤近く。ジャックは「ある人」に会いに行く。誰かはネタバレになるので書かないけど、なんかそのシーンを観て、急に白けた気持ちになってしまった。
ロマンス要素もあって、ジャックと幼馴染のエリーとの関係が親友から恋人に発展するのか?という話もあるのだが、正直、そんなことはどうでもいい感じだ。

着想は面白いのに、話としては上手く着地させられていなくてもったいない感じ。
予告編に騙されたかな?
キネマトさん [映画館(字幕)] 5点(2019-10-12 22:29:19)(良:1票)
47.ビートルズが消えてしまった世界で、ビートルズの曲を通して描かれる一人の男の物語。金や名声の為じゃなく、ビートルズの音楽を皆に伝えたいという純粋な気持ちが伝わって来てそこはとても感動的だった。
のだが…この世界の仕組みがイマイチ理解し難い所があり、なんかモヤモヤが残る。
おまけにあの人物まで出てくるし、もはや面白ければなんでもありという精神。嫌いじゃないけどそこまで盛り上がりもせず…といった所でした。
主人公がダサい感じなのがいいよね。イケメンだったら全然違う内容になってたと思うし、嫌みの無い人物だったのでそこは好感が持てた。
あと、リリー・ジェームズがとても可愛い。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 6点(2019-10-12 18:08:14)(良:1票)
46.《ネタバレ》 “Yesterday”『昨日』という意味のビートルズの楽曲。世界規模の謎の停電の翌日、ジャックが初めて歌って聞かせたビートルズの曲。
『もしもビートルズが存在しなかったら?』って、考えてみたらラノベの異世界モノみたいな展開。そうなったら、ビートルズに影響を受けたミュージシャンはどうなってるんだろう?なんて細かいことをチクチクするような映画でなくて、大雑把にその架空の世界観を楽しむ作品だろうね。

ロンドン五輪の時、ポールがヘイ・ジュードを歌った時、若者が「?」ってなったってのを、ネットで見た。「知らないおじいさんが“おい、ユダヤ人”って歌ってるぞ?」みたいな。まぁ日本だと三波春夫とか橋幸夫が流行ってた時代の曲だし、私よりふた回りも若い世代だと、ビートルズやポールを知らないってこともあるだろう。もちろんネットの口コミだから、ウケ狙いのジョークの面が強いとは思うけど。
このロンドン五輪開会式の総合演出がダニー・ボイル。この映画を作ったキッカケは、実はこんなところにあったのかもしれない。だから映画最後の曲はヘイ・ジュードだったんだろう。タイトルはイエスタデイなのに。

さて、ビートルズが存在しない世界で、映画のように過去の名曲がヒットするかはちょっと疑問。BTTFのジョニー・ビー・グッドみたく同じ時代に世に出たなら確実にヒットしただろうけど、今は多様性の時代。ポップス、ロック、EDMと方向性が多岐にわたり、ネット配信でヒット曲のサビしか聞かない時代に、1曲(ヘタしたら1枚のアルバム)で一つのメッセージを表現するビートルズの歌の価値が、通じるかなぁ?
またインド系イケメンのヒメーシュ・パテルを主人公にしたのも、どんな意図があったんだろう?14億人市場狙い?ビートルズが売れたのは歌の魅力だけでなく、4人のビジュアル面(アイドルの一面)もヒットの大きな要因だったと思う。ジャック一人じゃジョンとポールのハーモニーは出せないわけだし…

あの人が生きていたのは意外性があって嬉しかった。ターミネーター・ニューフェイトのジョンを観たとき以来の嬉しさかな?ここはとても幸せな気持ちになれたわ。でもこの映画はポールがメイン。劇中印象的だった楽曲の多くが、イエスタデイもヘイ・ジュードもレット・イット・ビーもエリナー・リグビーもバック・イン・ザ・U.S.S.R.もザ・ロング・アンド・ワインディング・ロードもポールの楽曲。
映画と違って、今から60年も前に本当に伝説を作って、そして今でも現役で活躍しているビートルズが居るんだよ。って、そんなメッセージにも思えたわ。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-01-25 22:50:39)
45.設定は興味深く、所々にコメディらしさもあるんだが、なんのヒネリもない予想通りの展開で終わってしまった。もっと主人公が追い詰められて葛藤すれば面白くなったのかも。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-25 14:38:28)
44.《ネタバレ》 入口の時点で、もう面白くなることが約束されるかのようなフックのある設定。そしてその後は、予想できるコメディの王道を進んでいくわけですが、その中でも、「謎の老人2人」とか「生きていたあのお方」とか、話を一次元上に持っていくセンスが光っています。●ダニー・ボイルとリチャード・カーティスという取り合わせには、一体どうなるのかと思っていましたが、カーティスの脚本は、いつもどおりの安定度ですね。他方、ダニー・ボイル色はほとんどありません。何でこの仕事を受けたのかが不思議になるくらいです。●で、一番まずいのは、肝心の主演の彼が、演技もできてないし、歌も上手くないし、ステージでも別に格好良くないという点です。分かりやすく作品の足を引っ張りまくっています。一体誰がどうやってキャスティングしたのかと疑うレベルです。制作側は途中でまずいと思わなかったのか?●あと、小ネタで一番ウケたのは、主人公のタイトル提案場面で「ホワイト・アルバム」に対し「それは多様性の観点で問題がある」と切り捨てられるくだりです。さらっと毒が利いてるねえ、カーティス先生。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-18 00:15:01)
43.《ネタバレ》 アタマの堅い私は、この世からビートルズだけ都合よく消えるという事態の合理的理由をどうしても見出せず、それが最後まで引っかかって馴染めませんでした。夢オチか、もしくは臨死体験オチかとも思ったのですが違うようで。
それから最大の鑑賞目的だったアナ・デ・アルマスが最後まで現れず、盛大な肩透かしを食らった気分です。私が情弱だったというだけの話ですが。まあこの展開なら、登場しなくて正解かなと。
それはともかく、ビートルズがいかに数々の名曲を生み出したかはよくわかりました。昔のベスト盤を引っ張り出して聴き直したくなったことが、唯一の収穫です。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-05-10 01:51:01)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1234
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 7.06点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5812.90%
61320.97%
71829.03%
81524.19%
969.68%
1023.23%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review4人
2 ストーリー評価 5.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.60点 Review5人
4 音楽評価 9.50点 Review6人
5 感泣評価 5.60点 Review5人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS