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カツベン!

[カツベン]
2019年上映時間:126分
平均点:5.89 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-12-13)
公開終了日(2020-06-10)
ドラマコメディ青春もの
新規登録(2019-09-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2022-01-31)【イニシャルK】さん
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監督周防正行
助監督片島章三(監督補)
キャスト成田凌(男優)染谷俊太郎(國定天聲)(活動弁士を夢見る青年)
黒島結菜(女優)栗原梅子(沢井松子)(女優を夢見る 俊太郎の初恋相手)
竹野内豊(男優)木村忠義(ニセ活動弁士を追う熱血刑事)
永瀬正敏(男優)山岡秋声(大酒飲みの酔っ払い活動弁士)
高良健吾(男優)茂木貴之(スター気取りの活動弁士)
音尾琢真(男優)永尾虎夫(大金を狙う泥棒)
竹中直人(男優)青木富夫(青木館主人)
渡辺えり(女優)青木豊子(気の強い青木の妻)
小日向文世(男優)橘重蔵(青木館のライバル タチバナ館の社長)
井上真央(女優)橘琴江(タチバナ館の社長令嬢)
池松壮亮(男優)二川文太郎(映画監督)
酒井美紀(女優)梅子の母親
山本耕史(男優)牧野省三(映画監督)
草刈民代(女優)マルギュリット(無声映画「椿姫」の登場人物)
城田優(男優)アルマン(無声映画「椿姫」の登場人物)
上白石萌音(女優)お宮(無声映画「金色夜叉」の登場人物)
シャーロット・ケイト・フォックス(女優)無声映画「南方のロマンス」ヒロイン
徳井優(男優)定夫(青木館で働く三味線担当の楽士)
田口浩正(男優)金造(青木館で働く鳴り物担当の楽士)
正名僕蔵(男優)耕吉(青木館で働く管楽器担当の楽士)
山崎バニラ(女優)弁士
細田善彦(男優)
浜村淳(男優)映画館の客
目黒祐樹(男優)駄菓子屋の主人
黒田大輔(男優)
山本浩司(俳優)(男優)
出演阪東妻三郎久利富平三郎(「雄呂血」より)
脚本片島章三
音楽周防義和
作詞片島章三「カツベン節」
編曲周防義和「カツベン節」
主題歌奥田民生「カツベン節」
撮影藤澤順一
製作木下直哉
アルタミラピクチャーズ(製作プロダクション/「カツベン!」製作委員会)
東映(「カツベン!」製作委員会)
木下グループ(「カツベン!」製作委員会)
テレビ朝日(「カツベン!」製作委員会)
電通(「カツベン!」製作委員会)
東映ビデオ(「カツベン!」製作委員会)
朝日新聞社(「カツベン!」製作委員会)
企画アルタミラピクチャーズ
配給東映
特撮野口光一〔特撮〕(VFXスーパーバイザー)
美術磯田典宏
赤松陽構造(タイトルデザイン)
編集菊池純一
照明長田達也
その他寿々喜多呂九平(「雄呂血」脚本)
二川文太郎(「雄呂血」監督)
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1
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9.《ネタバレ》 周防正行監督が自ら脚本を担当していない初の映画だが、サイレント映画の活弁がテーマというのはいかにも周防監督らしい着眼点で、先人たちへの敬意や愛情も感じられて、周防監督の映画愛に溢れた作品になっていて面白かった。また、全体的にもサイレント映画を意識している部分が多く、タンスの押し引きや床を踏み破るギャグ、そして捕らわれた梅子(黒島結菜)を俊太郎(成田陵)が救いに来たシーンやクライマックスのドタバタ劇にそれが感じられ、微笑ましい。それにストーリー面でもどことなくチャップリンの映画を思わせるものがあるなど、なかなか徹底している。周防監督は本作を通して弁士という存在と魅力を伝えたかったようだが、俊太郎の弁士としての成長を通してそれはじゅうぶんに伝わってくるし、活弁付きのサイレント映画はBS放送のテレビでいくつか見た事があるものの、改めて生の活弁を体験してみたいなと思った。それに、舞台となる大正時代の映画館のレトロさにも惹かれるものがあった。弁士という職業はトーキー映画の登場によって急速に衰退していくわけだが、その事について山岡(永瀬正敏)が屋台で酒を飲みながら語るシーンはスター弁士だった彼がなぜ落ちぶれてしまったかを想像できるし、トーキー映画の登場によって失業した弁士たちのその後の人生にも思いを馳せることができ、とても印象に残る。俊太郎ら弁士役の喋りは見ていて違和感がなく、普通に上手いと感じられるものだった。劇中に流れるサイレント映画は既存のものではなく、オリジナルのものも含めて全て撮りおろしというのもこだわりを感じる。そのうえでラストにバンツマの「雄呂血」を絡ませてエンドロールのバックでは実際の「雄呂血」の映像を流すというのも粋だった。配役に関しては以前も別作品で書いたかもしれないが周防作品に竹中直人や渡辺えりなどいつもの面々が出ていると安心感があるし、井上真央が悪役的存在を演じているのも新鮮。現在の朝ドラを見ているのでサイレント映画の登場人物役として上白石萌音と城田優が出ているのに思わずニヤリとしてしまった。(黒島結菜は次の朝ドラの主演だし、井上真央と一緒のシーンは新旧朝ドラヒロインの共演になってるなぁ。)それにしても、時代劇の撮影シーンや、登場するサイレント映画に時代劇もあるのを見ると、周防監督にはいつか時代劇映画を作ってほしいという思わずにはいられない。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2022-01-30 19:39:52)(良:1票)
8.活動弁士を目指す少年と、女優になると誓う少女。
2人の夢が交差し、やがて思わぬ着地点を見せる。

とにかく、活動弁士という仕事があること自体初知りで、なんて素晴らしい職業なのだと感動。

同じ映画でも弁士によって個性が出るので、全く違う内容になったりしてたのが面白い。

時に出鱈目に、時にウケだけを狙いに行ったり、そこまで変えちゃっていいの?と思うけど、とにかく面白ければ何でもアリなんだろうね。

感動系の物語かと思いきやどこまでもドタバタ喜劇で、大いに笑わせてもらった。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2019-12-16 23:36:15)(良:1票)
7.周防監督、どうしちゃったの~~ぉ! これは 本が 悪すぎです~ 監督って 喜劇が苦手なの? それとも 老害?? 全然笑えないし 中途半端..こんな映画で 客が入ると思ってたのか..疑問だ..残念...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 4点(2022-11-19 20:41:26)
6.《ネタバレ》 セット等のつくりがよくできている。
大正時代に生きていたわけではないが、とても懐かしい気持ちになった。
チェブ大王さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-07-31 16:05:54)
5.この映画はやはり最後のドタバタ劇が評価の分かれ目になってそう。活動写真へのオマージュというのはもちろん分かるんだけど、個人的にはちょっとやりすぎだったかなと思ったり…。とはいえ活動弁士に光を当て、映画愛に溢れる作品だったのは確か。実在した人物も登場し、エンディングはバンツマという粋な演出。なんだかんだで楽しかったなー。竹中直人、徳井優など周防組常連も相変わらず良い。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-10-12 22:03:03)
4.《ネタバレ》 おそらく「舞妓はレディ」で、日本の映画職人のハートを掴んだんだろうね。
この映画は、映画職人の力なくしてはできない。

後半のドタバタは、007のような映画に慣れてる向きには冗漫と映るかもしれないが、
映画愛に満ちたシーンと捉えれば、微笑みすら出てくる。
実際、日本の昔の活劇は(語るにはまだあまり観てないが)、長いことドタバタが展開する。
そして、敵との攻防も押したり引いたりの繰り返しである。
さらには、絶体絶命の場面が次々続くとこもそう。

昔の映画へのノスタルジーだけでは、ここまでは引っ張れない。
そこを弁士として売れるまでの苦労など人生譚を重ねることで、
あの時代に引っ張り込まれる。

周防さん、ナイスジョブ!
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2020-09-12 23:09:34)
3.《ネタバレ》 うーん。終幕20分前くらいからのシーン。DVDのチャプターとしては「大乱闘からの世紀の追いかけっこ」の部分。そのチャプター名からして、おそらくあのパートは、サイレント時代のドタバタ喜劇を撮りたかったんじゃないかと思っています。そうじゃないと、あのいわば牧歌的とも言えるシーンが延々と続くのが理解できないので。であるとすれば、あの部分は昔の技法(白黒のフィルム撮影、コマが少なくなんかカクカクしてるヤツ)を使うべきだったのではないでしょうか? そしてそのパートのカツベンは、活躍が少なかった伝説の山岡秋声にお願いしたい。なんてのは、いかがでしょうか?【追記】なぜ、チャップリン(茶風鈴)のワンシーンを入れられなかったのだろう?
なたねさん [DVD(邦画)] 4点(2020-07-25 21:42:50)
2.《ネタバレ》 大正期の無声映画を題材にしてますが、名も無き映画の先達たちへの愛情にあふれています。流石に手練の周防監督、なんとなく観に行ったのですが最後まで楽しめ、ロケや美術に手間もかかってるのか映像も暖かい色調で綺麗で、観た後の気分も良かったです。
配役もいつもの周防組はじめ豪華ですが、井上真央、高良健吾が珍しくちょっと悪役。あと監督夫人を無声映画の椿姫に使ったり、竹中直人の映画館名がシコふんじゃったの役名に引っ掛けた青木館だったりの遊びも楽しいです。また、活弁を真似する主人公の子役時代の子の口跡がなかなかいい声で印象的でした。
クリプトポネさん [映画館(邦画)] 7点(2020-01-11 21:38:47)
1.《ネタバレ》 映画の最後に触れられるように、活動弁士というのは日本独自のものであるようだ。これには、落語や講釈といった我が国の豊富で独特な「話芸」の土壌が大いに寄与したものであるのは想像に難くないが、偉そうで胡散臭くてかつ「先生」と呼ばれている点からしても、現代では講釈師がこれに最も近いものであるように思う(ナレーションの芸である点からしても)。終盤、映画の名場面をパッチワークして面白可笑しく語り倒すという場面のアイデアは『五目講釈』という落語の演目に通じるものを感じた。

映画の内容の評価としては、本作はかなり力の抜けたコメディであり、ハプニングは有れどどれも左程シリアスには転ばず、(終盤のドタバタはそこそこ笑えて悪くないとも言えるものの)全体としてやや暢気過ぎ、かつ抑揚が無さ過ぎるようにも感じる。なので、本作を評価する最大のポイントはこの題材の面白さと、活動弁士の活躍シーン(殊にその物珍しさ)にあるかとも思う。その意味では、特に主演の成田凌の「語り」のシーンは(流石に本職の話芸の方々には及ばないとは言え)そこそこ上手さを感じる出来であり、結構感心したというのが正直な感想。中々に芸達者だなと思った。

最後に、往時の人気活弁士というのが現代の落語家・講釈師と比べてどの程度のレベルにあるのかという点が個人的に少し気になった。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-21 01:15:17)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 5.89点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4222.22%
5222.22%
6111.11%
7333.33%
8111.11%
900.00%
1000.00%

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