羊たちの沈黙のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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羊たちの沈黙

[ヒツジタチノチンモク]
The Silence of the Lambs
1991年上映時間:118分
平均点:7.86 / 10(Review 519人) (点数分布表示)
公開開始日(1991-06-22)
ホラーサスペンスシリーズもの犯罪ものミステリー小説の映画化バイオレンス
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タイトル情報更新(2021-09-09)【イニシャルK】さん
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監督ジョナサン・デミ
キャストジョディ・フォスター(女優)クラリス・スターリング捜査官
アンソニー・ホプキンス(男優)ハンニバル・レクター博士
スコット・グレン(男優)ジャック・クロフォード主任捜査官
アンソニー・ヒールド(男優)フレデリック・チルトン医師
テッド・レヴィン(男優)バッファロー・ビル
フランキー・フェイソン(男優)バーニー・マシューズ
ケイシー・レモンズ(女優)マップ
ブルック・スミス(女優)キャサリン・マーティン
トレイシー・ウォルター(男優)ラマー
ケネス・ウット(男優)アーキン博士
ダイアン・ベイカー(女優)マーティン上院議員
ロジャー・コーマン(男優)FBI長官
チャールズ・ネイピア(男優)ボイル警部補
ダニエル・フォン・バーゲン(男優)SWAT隊長
ジョージ・A・ロメロ(男優)メンフィスのFBI捜査官(ノンクレジット)
佐々木優子クラリス・スターリング捜査官(日本語吹き替え版【DVD】)
堀勝之祐ハンニバル・レクター博士(日本語吹き替え版【DVD】)/フレデリック・チルトン医師(〃【テレビ】)
有本欽隆ジャック・クロフォード主任捜査官(日本語吹き替え版【DVD】)
家中宏バッファロー・ビル(日本語吹き替え版【DVD】)
水田わさびキャサリン・マーティン(日本語吹き替え版【DVD】)
石井隆夫フレデリック・チルトン医師(日本語吹き替え版【DVD】)
湯屋敦子アーディリア・マップ(日本語吹き替え版【DVD】)
勝生真沙子クラリス・スターリング捜査官(日本語吹き替え版【VHS】)
金内吉男ハンニバル・レクター博士(日本語吹き替え版【VHS】)
有川博ジャック・クロフォード主任捜査官(日本語吹き替え版【VHS】)
牛山茂バッファロー・ビル(日本語吹き替え版【VHS】)
小島敏彦フレデリック・チルトン医師(日本語吹き替え版【VHS】)
松本梨香アーディリア・マップ(日本語吹き替え版【VHS】)
此島愛子ルース・マーティン議員(日本語吹き替え版【VHS】)
小室正幸(日本語吹き替え版【VHS】)
北村弘一(日本語吹き替え版【VHS】)
村松康雄(日本語吹き替え版【VHS】)
加藤正之(日本語吹き替え版【VHS】)
井上喜久子(日本語吹き替え版【VHS】)
真地勇志(日本語吹き替え版【VHS】)
筈見純(日本語吹き替え版【VHS】)
塚田正昭(日本語吹き替え版【VHS】)
荒川太郎(日本語吹き替え版【VHS】)
辻親八(日本語吹き替え版【VHS】)
板東尚樹(日本語吹き替え版【VHS】)
戸田恵子クラリス・スターリング捜査官(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石田太郎ハンニバル・レクター博士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
家弓家正ジャック・クロフォード主任捜査官(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
曽我部和恭バッファロー・ビル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
高山みなみアーディリア・マップ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
谷育子ルース・マーティン議員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中村秀利バーニー・マシューズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中沢みどり(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田勝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
峰恵研(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田原アルノ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中田和宏(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
茶風林(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仲野裕(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂口哲夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
増谷康紀(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作トマス・ハリス「羊たちの沈黙」(新潮社)
脚本テッド・タリー
音楽ハワード・ショア
挿入曲トム・ペティ"American Girl"
撮影タク・フジモト
製作エドワード・サクソン
ケネス・ウット
製作総指揮ゲイリー・ゴーツマン
配給ワーナー・ブラザース
美術クリスティ・ズィー(プロダクション・デザイン)
ティム・ガルヴィン
カレン・オハラ〔美術〕(セット装飾)
衣装コリーン・アトウッド
編集クレイグ・マッケイ
録音クリストファー・ニューマン〔録音〕
トム・フライシュマン
スキップ・リーヴセイ
フィリップ・ストックトン
字幕翻訳進藤光太
その他ケネス・ウット(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
女性を誘拐し 皮を剥ぐ猟奇連続殺人事件が発生!!! FBI訓練生のClariceは、FBI行動科学課課長Jack Crawfordからある任務を命ぜられる・・多くの患者などを殺害し食!した凶悪犯(天才精神科医)Dr. Hannibal Lecterに接触し彼の協力の下 犯人に迫る事だった!!  Dr.Lecterは捜査のヒントを与える代償として Clarice自身に自らの過去を語らせていく。。。。。Clariceはヒントをもとに“Buffalo Bill” に少しずつ近づいていくの・・・だが。
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519.ここのジョナサン・デミ作品評をつらつら眺めていて気がついた。『羊たちの沈黙』以外はえらく評価が低い…この人、名監督だと思っていたけど違うようだ。そう思ったら、本作の評価がどうして高いのかわかってきた。
この映画の価値は「レクター博士」の発明にある。ほぼ全て檻の中で演技しなければならないレクター役は、俳優にとって厳しい試練だ。アメリカ式のメソッド演技では、何カットもこなす前に早晩限界が来るだろう。レクターはアクターズ・スタジオ風の「なりきり演技」では突破できない矛盾だらけの難物だからだ。そこでやってきたのがアンソニー・ホプキンス。シェイクスピアのたっぷり染み込んだ舞台俳優だ。彼はほぼ立ったままで、表情も変えず、人物を象徴する装飾品もなく、長い長い科白だけで演技した。この爺さんはアメリカ演劇を無礼なまでに無視して、シェイクスピアを持ち込んだのだ…多分これはデミ監督の発案じゃないだろう。ロジャー・コーマン門下生の彼に、こんな大胆な発想ができるわけがない。この映画の特色は「ハリウッド演技の否定」から始まったと言って過言じゃない。
レクターの演技を生かすにはカウンター側のサポートも必要だ。しかもレクターは作中ほとんど主人公クラリスとしか話さない。こちらもシェイクスピアで行くべきか? だが、キャスティングされたジョデイ・フォスターはホプキンスに、張り裂けんばかりの大声で「NO!」を叩きつける。彼女の演技は教科書的なメソッド演技だと思うが、素性は天才子役だ。中学時代にデ・ニーロやカイテルと対等に渡り合った怪物サラブレッドで、知能指数もめっちゃ高く、素の人間としてはコッチの方がよっぽどレクターだ。そんな彼女は、シェイクスピア劇風のセリフの抑揚ではなく目の演技で対抗する。ほとんど表情のみで、強気の中に潜む「弱い少女」を浮かび上がらせる。これこそサラブレッドならではの、神域メソッド演技だ。彼女はこの役を演じる事が、必然的に「イギリス演劇界VSハリウッド映画界」の構図になってしまう事を理解していただろうか? オイラはそうだったと思いたい。
長い歴史、多くの作品によって培われてきた2つの演技方法のガチンコ対決。これが本作の魅力の根底になっていると考えていい。もちろん勝者はない。オイラには、対決をフィルムに収めたデミ監督が不当にも《漁夫の利》を得たような気がしてならないんだ…。
エスねこさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-03 17:25:05)(良:5票)
518.お勧めリストから削除するためのレビューです。この映画も再見は無理です。心臓に悪いです。
HRM36さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-03 16:45:51)(良:1票)(笑:2票)
517.《ネタバレ》 ヒッチコックの『サイコ』を完全に無視したハリウッドが遂に降参してオスカーを与えた、サイコ・キラー映画の完成形。このジャンルでは無数のフォロワーが挑戦を重ねているけど、いまだに本作を凌駕する作品は現れていません。またこのお話はクラリスとレクター博士の異常なラブストーリーで、上司のクロフォードを交えた三角関係の物語でもあります。 ジョディ・フォスターにとってもこの映画に出演してレクター博士と向き合うことは過酷な体験だったそうで、続編の『ハンニバル』には降板してしまいました。そうなると、映画史上もっとも印象に残るサイコ・キラーを演じながら、続編でも脳みそを嬉々として喰っちゃうアンソニー・ホプキンスの方が役者としての器が大きいのか、はたまたそういう素質を持っている人なんでしょうか。と言いたくなるくらい、レクター博士はまさに“人間エイリアン・モンスター”と呼ぶにふさわしい存在でした。なんせ自分に関わったり通り道にいただけみたいな人でも、クラリス以外は足元にいるアリを踏み潰すみたいに殺しまくるんですから。確かにこれでは本筋のサイコ・キラーのバッファロー・ビルの影が薄くなってしまいます、そしてここがこの映画の微妙なところなんですね。まあビルは単なる狂言回しだと思うしかないです。 監督のジョナサン・デミは言うまでもなくなくロジャー・コーマン一派ですが、この映画では奇をてらわずオーソドックスな撮り方でなかなかの手腕を見せてくれます。そりゃ主役ふたりがあれだけの演技を見せてくれれば、傑作になるってもんですよ。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-26 21:15:01)(良:2票)
516.《ネタバレ》 ずいぶん昔にみた。なんて面白い映画なんだろうかと感激した覚えがある。

見終わった後考えると、いろいろと現実に即さないことが多くクラスメートとハンバーガー屋だのファミレスで延々と突っ込んだりして大いに楽しまされた。が、問題はこの映画を見ている最中のことだ。

全く息もつかせないようなプレッシャーとあの異様な雰囲気は、現実に即す即さないの話ではない。あまりに面白くて、どうしようもなく痺れさせられて、正直感動すらした。現実との差異に突っ込みを入れつつ、初見の興奮は絶対に忘れられなかったりするわけだ。

よくよく考えてみれば、80年代の警察やFBIが出てくる娯楽映画は現実に即した物なんてほとんど皆無だが、どれも面白い物ばかりだ。90年代初期の本作はそういう面白さになんだかリアル臭いエッセンスが掛かっていて、一段も二段も上の娯楽になっている。ふざけた感じもせず、ひたすらまじめに面白い。

娯楽とまじめのバランスがふとしたきっかけでバラバラになってしまいそうな作品だが、それがまた良かった。残念なのはテレビで芸人だか何かが研修生がこんなことしない、とかおもしろおかしく突っ込んだせいでそういう見方がパンデミックのように広がったことだ。超話題のアカデミー賞作品だったのがいけなかった。普通のしょうもない刑事映画だったらそんなことにはならなかっただろう。

そのせいでつまらない映画に突っ込みを入れて楽しむ事とは別に、時々面白い映画までそうやって斜に構えて現実と比べてみたりするようになっちゃったじゃんか。嘘が入ってなきゃ成立する訳無いだろフィクションが。

この後ついつい気にくわないと、「わざとらしい」「作られてる」「実際と違う」などと1+1は2に決まってるだろ的なことを言うようになってしまった。そういう契機になった映画だ。そういう発想を植え付けたテレビという物が非常に忌々しい。

でも、やっぱ研修生が単独捜査で拳銃片手に猟奇殺人者を追い詰めたりしないよな。な?
黒猫クックさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-16 09:55:47)(良:1票)(笑:1票)
515.《ネタバレ》 ファンの皆様申し訳ございません(初出コメントは長いから短くしました:笑)嫌いな作品です。
成田とうこさん [ビデオ(字幕)] 1点(2007-08-26 08:29:47)(笑:2票)
514. これは酷い。主役の2人は仕方ないとしてもビルがもっと魅力的に描かれていなければ映画として面白くなるはずがない。原作は未読なのでなんともいえないが・・。一番気持ち悪いのはフォスターをいやらしい目でみる訓練生(か?)の集団のシーン。レクターは予告編で十分。
swamiziさん 1点(2003-12-18 16:16:19)(良:1票)(笑:1票)
513.《ネタバレ》  自分はハンニバル・レクターよりもウィル・グレアムというキャラクターに惹かれるもので、彼が登場せずにレクターが好き勝手やるだけの作品は、あまり好みではないのですが……
 そんな中でも、この「羊たちの沈黙」だけは良く出来てると思います。

 何といってもクラリス演じるジョディ・フォスターが美しくて、彼女を眺めてるだけでも楽しいんですよね。
 原作者のトマス・ハリスも彼女に惚れ込んでしまい、本作の続編となる「ハンニバル」では、レクターに自己投影してクラリスと結ばれるエンディングにしたっていう与太話がありますが、思わずそれを信じそうになっちゃうくらい。
 殺人鬼の許されぬ愛が描かれているという意味では「レッド・ドラゴン」と同じなんですけど、本作の方が世間に評価されたのは、彼女の存在が大きいと思います。

 対するレクターも魅力的に描かれており、ドラマ版「ハンニバル」を別格として、映画という枠内に限って評価するなら、本作のレクターが一番良かったですね。
 知性と凶暴性のバランスが絶妙であり、音楽が流れる中で、指揮棒を振るうように警棒で相手を滅多打ちにする姿なんてもう、痺れちゃいます。
 クラリスとの別れ際、彼女の指をそっと撫でる仕草からも「娘のような年頃の女性に欲情する変態性」「初々しい恋愛感情」の双方を感じ取れて、味わい深い。

 自分は「ウィルを意識する余り、凶悪な殺人鬼から恋する乙女のように変わってしまうレクター」の方が好みなんだけど……
 本作を観ると「クラリスに惹かれてしまう、純情な変態紳士としてのレクター」も、それはそれで悪くないなって思えてきます。

 そんなクラリスとレクターが対面する精神病院も、古城を連想させる不気味さがあって、雰囲気満点。
 しかも、恐怖映画としての不気味さがあるというだけでなく、何処かロマンティックであり「クラリスとレクターが初めて会った場所」として考えても、優れてるんですよね。
 本作は歪な恋愛映画としての側面を備えているのだから、一種の吊り橋効果というか「恐怖の中に、不思議なトキメキを感じる」舞台を用意してみせたのは、もう大正解だったんじゃないかと。

 「穏やかな紳士だが、実は食人鬼」はジェフリー・ダーマー
 「殺人鬼が未解決事件の捜査に協力する」「腕が不自由な振りをして女性を拉致する」はテッド・バンディ。
 「変身願望ゆえに、女性を殺して皮を剥ぐ」はエド・ゲイン。
 「捕えた女性を自宅の穴に閉じ込める」はゲイリー・ヘイドニク。
 ……といった具合に、色んな殺人鬼の逸話が反映されてる物語なので、それらの元ネタ探しをするだけでも面白いですよね。
 事前に知識があれば(あぁ、あれが元ネタか)と思えるし、後に元ネタを知る機会があれば(「羊たちの沈黙」って、ここから着想を得たのか)と驚けるだろうしで、いずれにしても知的興奮が味わえると思います。

 そんな本作の難点は…… 
 クライマックスであるクラリスとバッファロー・ビルの対決にて、暗闇ならではの駆け引きなどが無く「撃鉄の音が聞こえたので撃った」ってだけなのは、ガッカリしちゃいましたね。
 そりゃあ頭の良い犯人って訳じゃなかったけど「予め離れた場所で撃鉄を起こしておく」くらいの知恵は働かせても良かったと思うし……
 これなら「バッファロー・ビルが何か(人質が犬を誘う為に投げて、紐から外れた小骨とか)を踏んでしまい、その音でクラリスが気付く」などの方が、よっぽど納得出来た気がします。

 後は、脱獄したレクターが捕まらないまま終わるっていうのも、スッキリしない感じ。
 彼の勝ち逃げエンドみたいな形で終わるからこそ、ハンニバル・レクターという存在は悪のカリスマになったんでしょうけど……
 個人的には、しっかり逮捕されて欲しかったですね。
 レクターには、外界で自由気ままに人を殺す姿よりも、檻の中でウィルやクラリスに恋焦がれてる姿の方が似合うと思います。
ゆきさん [DVD(吹替)] 7点(2023-05-10 02:23:44)(良:1票)
512.超久しぶりに再見。前回の印象は牢の中、檻の中のレクターしか残っていなかったのですが、今回も同様。独特な〝マスク〟で覆われた風貌もさることながら、ひたすら特殊な性癖とずば抜けた頭脳で勝負するあたりが斬新。脳筋で勝負するスタローン等とは対照的な、ある種のヒーローだと思います。
そのダークな輝きが強すぎて、個人的にはジョディ・フォスターも肝心の猟奇犯も霞んでしまった感じ。さすが名作だと思います。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-10-08 00:40:14)(良:1票)
511.《ネタバレ》 プロファイリングという言葉が出始めたのはこの映画ぐらいからですかねぇ。

原案というか元になったFBI心理分析官?の本は読んだことがあって
異常犯罪者と色々接することで
異常犯罪者の特徴を推測するようなアプローチだった気がしますが、

まさにこの映画はその部分が痺れる部分であり
肝ですね。

某漫画が全くこの映画と同じ手法使っていて驚愕した記憶がありますが、
レクター博士との対話っていうのは、
それぐらい魅力的な部分でもあります。

が、肝心のバッファロー・ビルの事件は微妙かなぁ。
そのあたりが見事に描かれていたら文句つけようのない傑作だったかなぁって気がします。

とはいえ、主演二人が良すぎるので8点で
シネマレビュー管理人さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2018-01-28 21:42:33)(良:1票)
510.《ネタバレ》 ブラックお伽話としてみれば興味深いが、リアリズムの視点でみるといくつか難がある。
1 FBIの一員とはいえ、まだ訓練生の女性を一人で海千山千の猟奇殺人犯に対峙させるか?未解決事件を解決するため上司、クラリスそれぞれの思惑があるにしても説得力に欠ける。
2 上司が警告したにもかかわらず、クラリスが何の葛藤もなしに私生活を打ち明け、レクターにつけ入るすきを与える。信頼関係を築くためだろうが、トラウマを抱えているならなおさら警戒するのが普通。事件解決に向けた「虎穴に入らずんば…」とか「肉を切らせて骨を…」は、この場合該当しないだろう。せいぜい「ケガの功名」だな。クラリスの創作話という高等戦術であれば面白いが。
他にも警備の緩い刑務所(!)への移送等、レクターにとって都合よすぎる展開は弱点であるが、これらの内容がなければ(タイトルが意味するところの)物語が成立しないというジレンマに陥る作品。
また、前景にクラリスとレクターの会話が展開される場面、後景には職業として羊を飼い屠殺する牧場主の姿が脳裏に浮かんでくる。詳細は映画同様謎かけとしておくが、微かな差別を感じ不快感が残る。
上院議員の娘が救出される際、FBIに強い影響力を持つ親がいるためかクラリスに悪態をつきまくるのも変。終盤、バッファロー・ビルとの攻防は「暗くなるまで待って」のスーパーヒロイン版になっちゃった。
レクターの上目遣いの演技は心理学的に威嚇・攻撃・好意を表しているようで、思わせぶりなアップ場面等のカメラワークや心理描写・伏線張りで怖さを強調しているが、その手には乗らなかったよ。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-11-13 13:56:34)(良:1票)
509.《ネタバレ》 ジョナサン・デミによる傑作サイコ・サスペンス。
劇中のアンソニー・ホプキンスの狂気は「サイコ」のアンソニー・パーキンスを彷彿とさせる狂い振り。涼しい顔して何人も血まみれにしていく様子には戦慄する。「ハンニバル」は脳味噌ハンバーグというイカれポンチ振り(褒め言葉)。
その狂気の連続に襲われるこの作品は、最初女性が走ってくるシーンから始まる。整備された森林、女が人気の無い道を走ってくるという場面だけでもワクワクさせられる。汗ばみ息も荒ぎはじめる彼女にこれから何が起こるのか、あるいわ何も起こらないのか。そんな緊張が冒頭から生まれているのだ。
彼女が何者なにか判明するのは、クロフォード主任からの“任務”をスターリング実習生が知らされるシーンだ。
髪を結んでいる時は可愛い、下ろしている時はカッコ良い。見た目はキマッているが内心はまだ訓練を積む新人。
部屋に張られた夥しい“被害者”には慣れっこだが、厳重に管理された独房には身がすくみそう。一人だけ鉄格子でなくガラスの壁という時点で、ハンニバルがどれだけ危ない野郎なのか物語る。
ハンニバルとの会話は妙な緊張が持続し飽きない。スターリングは気丈に振舞うが、本当は囚人からの汚い“送りもの”に叫び声をあげてしまうほど。ハンニバルは彼女を冷静に分析する。内に秘めた狂気を時折覗かせて。
客人に対し“無礼”を働いた囚人仲間を言葉責めだけで追い詰めてしまうのはまさにそんな場面。
ハンニバルとスターリングの取引、乳首にピアスをする人間の気持ちは中々理解できないいやしたくない、スターリングを絵に描くほど“お気に召した”ハンニバルの殺戮ショー、現代アートのように処刑される“標本”。この映画はアチコチに“蝶”のイメージが出てくる。
ハンニバルが何処まで彼女を気に入ったかは知らないが、少なくとも鉄面皮のようで一番彼女を心配していたクロフォード主任は一番の勝ち組。
たった一人で果敢に乗り込むスターリングの覚悟。それを察知した犯人が自ら出向いて来るか待ち伏せるのか解らない緊張、閉鎖的空間のいつ何処から現れてもおかしくない恐怖。それを煽りたてる不協和音。一瞬の銃撃による決着!
教訓:撃鉄は得物を射程に捉える前に落とすべし。
ハンニバルは蝶のように飛び去り、蜂の様に今日も殺人を続けるのだろう。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-18 07:42:25)(良:1票)
508.レクター博士とクラリスの対峙シーンに尽きると思います。
怖いもの見たさに何年かおきに見てしまうのですが、何度見てもこの油断したら心を持ってかれそうな目が怖い。
そして、何度見ても個人的にはこのシーンがピークです。
今回見て気づきましたがジョディ・フォスターが綺麗。昔見たときはそうは感じませんでしたが。
当時の彼女の年齢を超えたせいですかね…まったく本編と関係なくてスミマセン(^^;
午の若丸さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-31 14:55:07)(良:1票)
507.《ネタバレ》 もう映画の神様が現場に舞い降りてきたんじゃないかってくらい、奇跡の完成度を誇るサイコ・サスペンスの古典的名作。それまでシュワちゃんやスタローンやインディジョーンズとかのアクションエンタメ、あるいはゾンビ系のホラー映画しか観てこなかった当時の僕に、ガツンと強烈な衝撃を与えてくれたことを今でも鮮烈に覚えています。主人公は、まだ幼さが残りながらもその心に抱えたトラウマから強い正義感を持ったFBI訓練生、クラリス。そんな彼女に、女性を次々とさらってきてはその皮を剥ぎ、死体を河に捨てるという残虐な猟奇殺人犯バッファロウビルの捜査の過程でとある指令が廻ってきます。それは、かつて自分の患者7人を無残にも殺しその肉を喰らったとして獄中にあるかつての天才精神科医レクター博士の意識調査をしてほしいというもの。軽い気持ちで引き受けたクラリスでしたが、暗鬱な地下牢の奥深くに待ち受けていたのは、社会のちっぽけなモラルや常識など一切通用しない恐るべきモンスターだった…。画面の端々にまで横溢する不穏な空気感がとにかく素晴らしく、おどろおどろしいそんなストーリーを見事に盛り上げてくれています。そして、何より特筆すべきは、やはり“クラリス=ジョディ・フォスター”“レクター博士=アンソニー・ホプキンス”という奇跡とも呼べる見事なキャスティングでしょう。特に、レクター博士という強烈な〝悪〟を体現してみせた、希代の殺人鬼を見事に演じきったホプキンスは映画史上屈指の名演!これ以降、似たようなサイコ・サスペンスが量産されるのですが、いまだレクター博士を超えるようなキャラクターは一向に出てきていません。この世の中には、世間では常識と信じられているモラルなど一切通用しない暗い世界が隠されていて、そこには必ずといっていいほど男の歪んだ性欲が絡んでくる。もしかしたらこの社会を形作る源泉なのかも知れないそんな男たちの性欲に決然と立ち向かうクラリス、彼女を父のように見守りながら勝利へと導く社会から超越した存在であるレクター博士…。正義と悪の定義を根底から覆してみせるその深いストーリーは、混迷する現代社会にあっても一向に色褪せることはありません。映画史に残る唯一無二の名作として語り継がれるのも納得の素晴らしい出来だとあらためて思います。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 9点(2013-03-29 14:39:31)(良:1票)
506.レクターのキャラ設定だけで出来ているといえなくもない映画。
afoijwさん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-01-09 16:23:47)(良:1票)
505.封切当時映画館で4回は見た。グロテスクになる直前でとどめる匙加減が絶妙で、猟奇事件を扱ってるのに品がある。賢くて誠実なクラリスが好きで好きで憧れた。張っていた気がゆるんで車にもたれるシーンが忘れられない。今でも好きです。
tottokoさん [映画館(字幕)] 10点(2011-07-06 13:51:24)(良:1票)
504.《ネタバレ》 レクターの雰囲気が圧倒的にすごい。
暗闇で自分だけが見えてる状態で撃ち合い、負けるバカのくだりだけがイマイチ。
あれがなければ+1点。
虎王さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-25 15:13:49)(笑:1票)
503.本作は「羊たちの沈黙」。どうりでスチーブンセガールが出てこないはずだ。「沈黙の羊たち」ではない。
くまさんさん [ビデオ(吹替)] 9点(2010-07-07 03:00:26)(笑:1票)
502.《ネタバレ》 冒頭のオープニングクレジットのセンスのなさから、この映画ダメだなとすぐにわかってしまいます。
変な例えですが、人を見てお洒落かどうかを見るのは靴を見れば分かるといいますが、この映画でいえば、オープニングが靴にあたるわけで。
オープニングの出来の悪さが、ここまで素直に映画全体の印象に正直に反映されているのも珍しい。
何がセンスがないかといえば、登場人物の映し方。
正面からのアップ、カメラが徐々に近づいていってのズームイン・・・この監督は役者の表情だけで映画が撮れると勘違いしているのではないでしょうか。
人物に迫ったり、またアップで映すことでどのような効果を出すことが出来るのか、何故このアングルで撮るのかとか、まるで考えてもいないのでは。
ストーリーもまた何とも安っぽい感じで、FBIの捜査官が手に負えない捜査を学生に任せて解決に結び付けようとするストーリー設定もお前はコナンかよとか突っ込みたくなるし、最後クラリスが一人でビルの家に突入したりといった現実ではあり得ない展開もこれまた安っぽさ全開で、映画全体を見渡しても見どころはほぼ皆無と言いたい。
ただ、捜査官が囚人に逆質問され、クラリスの深い心の傷を少しずつ紐解いていくというパイオニア的プロットは多くの人に評価されているようですが、これもあくまで原作に因るものであって、決してこの監督の力量によるものではない。原作を凌駕するにはもうひとつ他の事で勝負してほしかったが、この監督のセンスのなさを見ると到底無理なんだろう。
例えば、予めペンを持たせると危険な目に遭うということを観る側の人間に植え付けておき、後半辺りでレクターのすぐ近くにペンが置かれている状況を4カットくらい見せているにもかかわらず、結局そのペンを使った恐怖は何も起こらずにレクターが搬送されてしまう。要するに、観ている側は肩透かしを食らった形になり、こういうところでも監督のセンスのなさが露呈されている。
何度も言いますが、原作と役者の演技だけの映画であり、このジョナサン・デミという人は映画監督としてのセンスがないと断言できてしまいます。
唯一、トイプードルが可愛かったというところだけが評価できるかなと。これなら「羊たちの沈没」といい勝負。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 4点(2010-05-03 14:51:38)(笑:1票)
501.「沈黙」がタイトルの最後に来るだけで名作になってしまうのですね。倒置法、恐るべし。
ダルコダヒルコさん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-04-30 00:24:45)(笑:1票)
500.この映画を見て以降、アンソニー・ホプキンスが誰かを抱き締めるシーンになると、寒気が背筋を走る・・・。
ローリング@ストーンさん [DVD(字幕)] 10点(2007-01-25 19:18:25)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 519人
平均点数 7.86点
000.00%
161.16%
210.19%
320.39%
4101.93%
5285.39%
6499.44%
78616.57%
813626.20%
911021.19%
109117.53%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.27点 Review33人
2 ストーリー評価 7.95点 Review41人
3 鑑賞後の後味 7.51点 Review39人
4 音楽評価 6.86点 Review30人
5 感泣評価 4.95点 Review22人
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【アカデミー賞 情報】

1991年 64回
作品賞 受賞 
主演男優賞アンソニー・ホプキンス受賞 
主演女優賞ジョディ・フォスター受賞 
監督賞ジョナサン・デミ受賞 
音響賞クリストファー・ニューマン〔録音〕候補(ノミネート) 
音響賞トム・フライシュマン候補(ノミネート) 
脚色賞テッド・タリー受賞 
編集賞クレイグ・マッケイ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1991年 49回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ジョディ・フォスター受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)アンソニー・ホプキンス候補(ノミネート) 
監督賞ジョナサン・デミ候補(ノミネート) 
脚本賞テッド・タリー候補(ノミネート) 

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