パンダ・コパンダのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パンダ・コパンダ

[パンダコパンダ]
1972年上映時間:35分
平均点:6.35 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-12-17)
コメディファンタジーアニメシリーズものファミリー動物ものショート(短編映画)
新規登録(2003-07-22)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-11-02)【イニシャルK】さん
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監督高畑勲(演出)
杉山佳寿子ミミ子
熊倉一雄パパンダ
太田淑子パンちゃん
丸山裕子ナナ
峰恵研先生
山田康雄おまわりさん
沼波輝枝給食のおばちゃん
松金よね子カヨ
市川治いじめっ子
原作宮崎駿(原案)
脚本宮崎駿
音楽佐藤允彦
作詞中山千夏「ミミ子とパンダ・コパンダ」 /「ねんねん パンダ」(ペンネーム「真田巌」)
作曲佐藤允彦「ミミ子とパンダ・コパンダ」 /「ねんねん パンダ」
主題歌水森亜土「ミミ子とパンダ・コパンダ」 /「ねんねん パンダ」
撮影清水達正(撮影監督)
製作東京ムービー
シンエイ動画(製作協力【Aプロダクション】)
配給東宝
三鷹の森ジブリ美術館(リバイバル)
作画宮崎駿(原画)
本多敏行(原画)
近藤喜文(原画)
大塚康生(作画監督)
小田部羊一(作画監督)
前田実(作画)(動画)
福富博(動画)
須田裕美子(動画)
美術宮崎駿(画面構成)
保田道世(仕上)
編集井上和夫
その他東京現像所(現像)
三鷹の森ジブリ美術館(提供)(リバイバル)
スタジオジブリ(提供)(リバイバル)
日本テレビ(提供)(リバイバル)
ウォルト・ディズニー・ジャパン(提供)(リバイバル)
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12
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37.「生まれてきてよかったんだ、と子供にエールを送るのが児童文学」
(by 宮崎駿 岩波新書「本へのとびら」より)

これは個人的な感想なのだが、高畑監督はご自身が監督するアニメに関して
理念というのか伝えたいテーマを予め立てた上、そこから逸脱しない様に
気を使いながら作品を手掛けられた方なのではないか、と思う。
例.「ハイジ」=「アニメ的な大自然の風景描写+魂の救済」、「母を訪ねて~」=「国境と貧困」、
「赤毛のアン」=「女性の社会進出」、「ホルス」=「神話の創造」
(その点キャラクターと基本的なプロットを設定した後は多少の逸脱をも
気になさらずに進めていた宮崎監督とは異なる制作アプローチだった気がする)

で、原作/脚本宮崎駿のこの作品に関して高畑監督が心がけたのは
「アニメーションによる児童文学の再現」。
大人には理解できない、子供の突拍子もない創造力や行動を描写している児童文学。
真面目な高畑監督はその再現をこの機会に真摯にとりくんだ、そこが私は好きなのだ。

この映画をスクリーンで見たのは2008年のリバイバル上映時。
今回レビューを書くために改めて見直したが、大人の自分にはこの面白さは
もう理解できない。一抹の寂しさを感じると同時に制作50年を迎えるこの映画が
ちゃんと今でも手軽に見れる事に感謝。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 6点(2021-08-06 17:55:18)(良:2票)
36.《ネタバレ》 時代背景からいえば、第二次大戦後の国共内戦で大陸を追われた国民党勢力が、台湾島と附属島嶼だけの状態で国連安全保障理事会の常任理事国として「五大国」の扱いを受けていたが、1971年に諸国の思惑がらみで代表権を失って国連を去り、1972年には日本も国交を断絶した(来年で50年)。代わりに国交が生じた大陸側から記念としてパンダ2頭が送られて来て、1972年11月から上野動物園で公開が始まり大人気になったが、そのような情勢のもとでこのアニメが作られたことを今回再認識した。
明らかに国家戦略のために使われているにもかかわらず、パンダ自体は現在も絶対善のように思われているようだが、それはこの時代に形成された国民意識の影響かも知れない。国民一億総panda huggerということだ(言いすぎか)。

当時は自分も見たのかどうかわからないが、3つ下の従妹が見て大喜びして、歌の冒頭部分をやかましいほど繰り返し歌っていたことは憶えている。何が面白かったのか不明だが、部外者なりに考えると、主人公の少女が父親に甘える立場と、小さい子に甘えられる立場の両方を兼ねるのが豪華な設定だったかも知れない。
序盤の幸せな時間も長くは続かず(全体で30分しかない)、やがて大人社会からの脅威が及んで来て、最後は別れの寂しさを残す終幕だろうと予想していたら、意外にも奇想天外な結末だったのには驚かされた。完全に現実を度外視してでも、見ている子どもらの期待を裏切るまいとする制作姿勢だったらしい(感動的だ)。
そのようなことで、今回見てもそれほど悪くない映画だとは思った。なお主人公の少女が、昔のアニメにしては表情豊かで躍動感もあるのはさすがということか。得意の逆立ちをする時に、ちょっと溜めてから伸びる場面があったのは芸が細かい。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-05-01 08:50:36)(良:1票)
35.《ネタバレ》 ミミ子の声がハイジ、ミミ子のポジティブさ、泥棒に会ったら大変だと警官に言われても、私、泥棒に会った事ないから楽しみみたいな事を言う。自分よりも大きなパンダを全く怖がらず、蒸しろ、パパって呼んで良いと、全く警戒せずに付き合うミミ子の健気さ、ミミ子がまるでハイジの様だ。高畑勲監督と宮崎駿監督の共同作品として、全く説教臭さが無くて、安心して見れるのか良い。トトロを思わせる作品であるが、それと同時にやっぱりアルプスの少女ハイジをも思わせる作品として、高畑勲監督、宮崎駿監督の二人にとっての原点と言っても良い映画です。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2020-11-23 16:03:46)(良:1票)
34.《ネタバレ》 東宝チャンピオンまつりで観ました。お目当てだったゴジラより印象に残りました。「特に竹やぶがイイ」を何度も繰り返すパパンダに、お行儀が良い優等生アニメとは一味違った捻りを感じていました。久しぶりに観たのですが、パパンダの胸に抱きつく(というか、くっ付く)パンちゃんやミミ子に「トトロ」の原型が窺えます。上手いなぁと思うのは理屈をすっ飛ばす部分と拘る部分の明快な使い分け。例えば、全く垣根を感じさせずにパンちゃんと仲良くなるミミ子の突破力と、パパンダの巨体が椅子を押し潰すような写実性の対比です。エンディングの弁証法的解決は格別の和み具合です。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 7点(2013-08-14 01:36:38)(良:1票)
33.宮崎駿にはまたこれくらい分かり易い映画を作って欲しいと願う。本当に心から。。。
カイル・枕クランさん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-31 14:31:30)(良:1票)
32.確かこれを初めて観たのは、今は無き文芸地下の宮崎駿特集だったと思う。その後、何度か観ましたけど、いつ観ても面白いですね。とてもカンカン・ランラン来日記念便乗企画のやっつけ仕事とは思えない出来です。当時は全然気がつきませんでしたけど、良く見てみれば、本作の舞台は「となりのトトロ」の舞台にも程近い所沢市北秋津。この所沢への思い入れは何だ? そして、現実とファンタジーが近くに存在しつつも、きっちりと分かれていた「トトロ」とは異なり、本作のオチは現実に無理矢理ファンタジーを割り込ませる。この痛快感は「トトロ」では味わえませんよ、7点献上。
sayzinさん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-27 00:35:22)(良:1票)
31.確か…「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」の同時上映だったと記憶している。お目当ての「ー対ガイガン」が余りにサムい出来だったのに対し、本作の優れた出来映えに幼心にも感心したような気が…。今思えば、東映動画をやめて独立した直後の高畑勲・宮崎駿・大塚康生ら精鋭によるフレッシュ極まりない作品であったコトに気付かされる。特に熊倉一郎演じるパパンダのキャラ造形は秀逸で、間違いなく後年のトトロのプロトタイプだろう。コレだけの面子が揃いながら当時のパンダブームに迎合した安易さは当然の如く減点対象だが、水森亜土の”パンダコパンダ、コパンダ♪”の主題歌に幼少時のノスタルジーを掻き立てられつつ…オマケして7点かな。
へちょちょさん 7点(2003-08-01 00:34:05)(良:1票)
30.知る人ぞ知るパンダコパンダ。
逆立ちのミミコとパンダ親子。宮崎駿原点、時系列は逆だがハイジとトトロのような仕草や愛苦しさ。
良い映画だが、子供向きまたはファミリーで見ることをおススメしたい。

ジブリの創設前とはいえ以外に知名度低いんですよね~
今も昔もパンダブームは不変。変わらないんです、そこは。リメイクも有りかと。
mighty guardさん [ビデオ(邦画)] 6点(2022-05-15 19:24:27)
29.《ネタバレ》 完全児童向け作品だけど、作画、動画のクオリティは高く、子供だまし作品ではない。
序盤で町の住民から、ミミちゃんがお婆ちゃんと二人暮らしな理由を手短に状況説明されるので、かろうじて大人も付いていける。
お巡りさんがルパンの声で泥棒を心配するとか、今だったらもっと、これ見よがしなネタにしそうなところをグッと抑えてる感じが良い。
この世界のパンダはしゃべる。パパンダは人間の大人として、パンちゃんは幼児として。はい大人はここまで。ってところだけど、竹やぶに執着を見せるパパンダとか、会社に行くのに困るパパンダと空気読むミミちゃんとか、まだ楽しめるんだよね。
犬との喧嘩で見せるパンちゃんの強さ。「パンちゃん犬に噛まれます、どうしますか?」『パンちゃん、カタイからかまれない』パンダが硬い、強いなんて突飛な設定、大人向け作品で言うところの“反則”だけど、子供が考えた解決策としてアリで、それを説得力のある(あるか?)映像にした技術力の高さ。
同様に動物園に帰る事になったパンダたちと、ママになったミミちゃんの解決策『ウチからかよえば、いいんだよ』も、大人では思いつかない発想。檻の付いたトラックで運ばれるのでなく、タイムカード押して電車で通うユーモラスさ。
大人も最後まで楽しめる作品とかじゃ決してないんだけど、幼稚園くらいまでに観ていたら、ハマったろうなぁ。
OPの声優の名前の隣に、演じたキャラクターの絵が並ぶの。すごく解りやすくて良い。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-08-17 11:02:11)
28.《ネタバレ》 いちいちパンダの仕草が可愛すぎます。お話の面白さとは関係なく、動物園に癒されに行く的な映画です。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-08-18 00:20:34)
27.《ネタバレ》 パッと見た瞬間から感じる「トトロ」感。やはり駿さんだなーーとおもわせるものはありますね。本作品もまた駿さんの源流の一つなのでしょうね、貴重なものが観れて良かった。ちなみにお巡りさん役はあの山田康雄さん、これまたパッと聞いてたらルパンが出てるw変装してww お話しのぶっ飛び具合もなかなかのものでゴザイマシタ
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-06-24 21:40:36)
26.子供の時に見ておきたかったです。世界観もキャラクターも良い。でも話は大して面白くありません。
宮崎駿の原点であり、トトロの下敷きになった作品だということで見ましたが、しっくりと肌に合うようなアニメではありませんでした。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 5点(2013-10-17 03:12:31)
25. 凄く面白いアニメだし、この作品に思想的な意味合いは全く込められてはいないと思う。 のだけれど。
 なんだかここ最近のジブリの人たちの誰かに言わされてるんでしょ?としか思えない発言に、もしかして大手出版社やテレビ局が出資するカルト団体なのか?と思ってしまうくらい強烈な思想を、作品に関わった人間という立場を使って作品と全く関わりの無い宗教的思想に近い政治主張をしているのがまずい。もの凄い違和感と共に、私の中で拒絶反応が生まれている。

 もちろん宮崎駿や鈴木敏夫という二人の有名人の影響であるが、作品に穢れとかと言うものは無いと思う。それは間違いないことなのだけど、時代を遡って関わってもいない人までがこうやって何か大事なものを穢してしまっていることも、非常に粘っこいものが心に残る。
 戦争を生き抜いた世代のような振る舞い、現代を見下す視線が実に粘っこい。
 だけど、出掛ければ災害やテロと隣り合わせで、湾岸戦争を目前で何度も観て古典戦争よりも驚異的に危険な世界との接点がいつ動くともしれないたった今を生きる私らを、テレビで見下すのはやめた方が良いのではないだろうか。

 ファイナル・ジャッジメントが凄く面白いから観てみなよと言われて、素直な気持ちでどれだけの人が観られるだろうか?私は観ないし、関わらない。熱心な信仰を持っている人を否定しないけれど、そういう側面だってあると、私は思う。
黒猫クックさん [地上波(邦画)] 6点(2013-07-31 19:32:07)
24.《ネタバレ》 はい、東宝チャンピオンまつりで見ました。たしか主題歌のレコードも持っていたような記憶が。初見以来ですが、なかなか楽しかったです。パパンダの「いい竹やぶですねぇ~」ってのが笑える。最後のお父さんが会社へ行くというオチが素敵でした。
時期的に『ルパン三世』第1シリーズのスタッフが関わっていて、そういう点でも興味深いです。動物園での観客にルパンがいましたし。オープニングでのキャスト紹介でイラストを使っていたのもイキです。
アングロファイルさん [地上波(邦画)] 7点(2013-07-23 21:21:18)
23.《ネタバレ》 「パンダが人間みたいに動いてるー!!!!」と、子供の心をつかめさえすれば、この映画は大成功なのだと、「パンダが通勤しとるー!!!!」とウケてしまったオッサンの私は思った。
aksweetさん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-13 22:49:07)
22.世界観はすばらしいの一言でしたが、話がつまんないですね。小学生の低学年ぐらいのお子さんが観たら楽しいかと。
アフロさん [地上波(邦画)] 4点(2013-01-05 12:54:02)
21.子供の頃に観たが、宮崎駿の原案・脚本だとは知ったのはずっと後のこと。
言われてみれば、宮崎ワールドにつながるほのぼの感はあった。
飛鳥さん [映画館(邦画)] 5点(2012-12-30 00:16:54)
20.私の中では伝説の子供童話アニメ。記憶もほとんどない頃に劇場で観たのにこれはずっと覚えていた。今でも何度も飽きずに幼少期に戻って(怖いね)観られる貴重な作品。ミミ子がハイジと被るけど仕方が無いのだ。
movie海馬さん [映画館(邦画)] 9点(2012-07-30 18:42:14)
19.ミミちゃんパンツ見せ過ぎ。
パパンダは味があって良いキャラですね。
パンちゃんも愛らしい。
シナリオ的にもよく出来ていて、お手本のように綺麗な伏線が張られていて、きっちりラストに繋がってます。
そして、そのラストが素敵なハッピーエンドというのがいいですね。
子ども向けアニメではありますが、なんだか癒されました。
もとやさん [DVD(邦画)] 8点(2011-09-03 13:45:07)
18.子供目線で日常を描くと子供たちの反応がいいことをこの作品をきっかけに知ったと宮崎監督は言う。のちのハイジでありトトロにつながる。子供目線のフィルターを通すと、子供はもちろん大人でも自然に童心に返り、物語に自分を投影できる。宮崎監督はこうしたツボをたくさん知っているのだろう。今TVで流れている日清製粉のCMの猫「コニャラ・子コニャラ」は鈴木プロデューサー原案(笑)だが、これが不快なパロディにしか見えないのは子供不在のせいもあると思う。
michellさん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-28 22:57:36)
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 6.35点
012.70%
100.00%
200.00%
300.00%
425.41%
5616.22%
6924.32%
71027.03%
8821.62%
912.70%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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