ポセイドン・アドベンチャー(1972)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ポセイドン・アドベンチャー(1972)

[ポセイドンアドベンチャー]
The Poseidon Adventure
1972年上映時間:117分
平均点:8.13 / 10(Review 268人) (点数分布表示)
公開開始日(1973-03-17)
アクションドラマサスペンスアドベンチャーシリーズものパニックもの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-08)【イニシャルK】さん
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監督ロナルド・ニーム
演出伊達康将(日本語吹き替え版【LD】)
山田悦司(日本語吹き替え版【TBS】)
キャストジーン・ハックマン(男優)牧師 フランク・スコット
アーネスト・ボーグナイン(男優)刑事 マイク・ロゴ
ステラ・スティーヴンス(女優)マイクの妻 リンダ・ロゴ
レッド・バトンズ(男優)雑貨商 ジェームス・マーティン
キャロル・リンレイ(女優)歌手 ノニー・パリー
ロディ・マクドウォール(男優)ボーイ エイカーズ
シェリー・ウィンタース(女優)マニーの妻 ベル・ローゼン
ジャック・アルバートソン(男優)ベルの夫 マニー・ローゼン
パメラ・スー・マーティン(女優)高校生 スーザン・シェルビー
エリック・シーア(男優)スーザンの弟 ロビン・シェルビー
アーサー・オコンネル(男優)ジョン牧師
シーラ・アレン[女優・1929年生](女優)看護婦 ジーナ(シーラ・マシューズ名義)
ジョン・クロフォード[男優・1920年生](男優)ジョー
レスリー・ニールセン(男優)ハリソン船長
磯部勉フランク・スコット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂口芳貞マイク・ロゴ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富山敬ジェームス・マーティン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)/エイカーズ(〃【TBS】)
飛田展男ジェームス・マーティン(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
佐々木優子ノニー・パリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)/スーザン・シェルビー(〃【日本テレビ】)
佐古正人エイカーズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小森創介エイカーズ(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
吉田理保子リンダ・ロゴ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤波京子ベル・ローゼン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
永井一郎マニー・ローゼン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
折笠愛スーザン・シェルビー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
野沢雅子ロビン・シェルビー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
松岡文雄ジョン牧師(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宮内幸平船医(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)/ジョン牧師(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
落合弘治船医(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
仁内建之リナーコス(日本語吹き替え版【テレビ朝日/TBS】)
斎藤昌ジーナ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
嶋俊介ハリソン船長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
高宮俊介ハリソン船長(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
有本欽隆(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐藤正治(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田原アルノ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山口健[声優](日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
島香裕(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中亮一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
荒川太郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
飯塚昭三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渡辺美佐〔声優〕(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
内海賢二フランク・スコット(日本語吹き替え版【LD】)
富田耕生マイク・ロゴ(日本語吹き替え版【LD/TBS】)
平井道子リンダ・ロゴ(日本語吹き替え版【LD】)
村越伊知郎ジェームス・マーティン(日本語吹き替え版【LD】)
山田栄子ノニー・パリー(日本語吹き替え版【LD】)
納谷六朗エイカーズ(日本語吹き替え版【LD】)
片岡富枝ベル・ローゼン(日本語吹き替え版【LD】)/ジーナ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
北村弘一マニー・ローゼン(日本語吹き替え版【LD】)
玉川紗己子スーザン・シェルビー(日本語吹き替え版【LD】)
石井敏郎ジョン牧師(日本語吹き替え版【LD】)
池田勝リナーコス(日本語吹き替え版【LD】)
伊井篤史船医(日本語吹き替え版【LD】)
小林勝彦ハリソン船長(日本語吹き替え版【LD】)/フランク・スコット(〃【日本テレビ】)
加藤正之(日本語吹き替え版【LD】)
広瀬正志(日本語吹き替え版【LD】)
二又一成(日本語吹き替え版【LD】)
大滝進矢(日本語吹き替え版【LD】)
小林昭二フランク・スコット(日本語吹き替え版【TBS】)
小原乃梨子リンダ・ロゴ(日本語吹き替え版【TBS/日本テレビ】)
羽佐間道夫ジェームス・マーティン(日本語吹き替え版【TBS】)
鈴木弘子ノニー・パリー(日本語吹き替え版【TBS】)
中村正[声優]ハリソン船長(日本語吹き替え版【TBS】)
岡本茉利スーザン・シェルビー(日本語吹き替え版【TBS】)
田村錦人ジョン牧師(日本語吹き替え版【TBS】)
千葉耕市マニー・ローゼン(日本語吹き替え版【TBS】)
大方斐紗子ジーナ(日本語吹き替え版【TBS】)
峰恵研(日本語吹き替え版【TBS】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【TBS】)
藤岡重慶マイク・ロゴ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
あずさ欣平ジェームス・マーティン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
徳丸完エイカーズ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
高村章子ベル・ローゼン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
松村彦次郎マニー・ローゼン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
大木民夫ハリソン船長(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
石森達幸船医(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
秋元羊介(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
水鳥鉄夫(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
細井重之(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
石塚運昇フランク・スコット(日本語吹き替え版【BSTBS】)
辻親八マイク・ロゴ(日本語吹き替え版【BSTBS】)
勝生真沙子リンダ・ロゴ(日本語吹き替え版【BSTBS】)
多田野曜平ジェームス・マーティン/ジョン牧師(日本語吹き替え版【BSTBS】)
堀越真己ベル・ローゼン(日本語吹き替え版【BSTBS】)
中博史マニー・ローゼン(日本語吹き替え版【BSTBS】)
坂本真綾ノニー・パリー(日本語吹き替え版【BSTBS】)
潘めぐみスーザン・シェルビー(日本語吹き替え版【BSTBS】)
三瓶由布子ロビン・シェルビー(日本語吹き替え版【BSTBS】)
浪川大輔エイカーズ(日本語吹き替え版【BSTBS】)
野島昭生ハリソン船長(日本語吹き替え版【BSTBS】)
堀内賢雄リナ―コス(日本語吹き替え版【BSTBS】)
原作ポール・ギャリコ「ポセイドン・アドベンチャー」
脚本スターリング・シリファント
ウェンデル・メイズ
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
作詞ジョエル・ハーシュホーン"The morning after"
アル・カシャ"The morning after"
作曲アル・カシャ"The morning after"
ジョエル・ハーシュホーン"The morning after"
編曲アレクサンダー・カレッジ
撮影ハロルド・E・スタイン
製作アーウィン・アレン
20世紀フォックス(共同製作)
制作東北新社(日本語吹き替え版【LD/テレビ朝日】)
ブロードメディア・スタジオ(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音/BSTBS】)
配給20世紀フォックス
特撮L・B・アボット(特殊効果)
美術ラファエル・ブレットン(セット)
ウィリアム・J・クレバー(美術監督)
衣装ポール・ザストゥネヴィッチ
編集ハロルド・F・クレス
録音セオドア・ソダーバーグ
字幕翻訳清水俊二
日本語翻訳税田春介(日本語吹き替え版【BSTBS】)
あらすじ
海上で新年を祝う豪華客船ポセイドン号。しかし安全面の不備と、海底地震の大津波により転覆、逆さまにひっくり返ってしまう。「神は自分自身の内側にいる」と訴えてやまない異端の牧師スコット(ジーン・ハックマン)は、乗客を先導して決死の脱出を試みる。アメリカン・ニューシネマ全盛の70年代において、パニックムービー・ブームの先駆けとなり、ハリウッド・エンタテイメントの底力を見せつけた記念碑的名作。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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268.《ネタバレ》 神に祈るな。自分に頼れ。スコット牧師(ジーン・ハックマン)はそう説きます。彼についてきたものだけが助かるという筋書きに、露骨な作為性を感じる向きもあるでしょう。しかし私はそう思いません。情報が遮断されており、誰も正確な判断を下せない状況で、スコットも大部分を憶測に頼っています。途中で乗客を連れ、船頭へ向かう医師が登場しますが、彼はスコットと反対側へ向かっているだけで、「目的地の逆側が沈んでいるに違いない」という憶測に関しては同じなのです。従って、スコット一行は助かるべくして助かったわけではありません。おそらく船内では多くの人が、それぞれの判断に基づいて、それぞれのリーダーに従っていたでしょう。それを自業自得と断罪できるでしょうか。この物語の作者は、スコットに絶対的な正義を与えなかった。彼に従わなかった者を、単に愚かで、情けない人たちには描かなかった。先輩の牧師はスコットにこう言います。「君は強者の味方だ。私はこの人たちをおいていけない」この視座があるだけで、『ポセイドン・アドベンチャー』は救われます。私はそれを評価したい。
円盤人さん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-09-05 00:04:31)(良:3票)
267.ハリウッド製パニック映画を何本か観て学んだ事。船上にしろ高層ビルにしろ、パーティーの最中にそれは起きる。
紅蓮天国さん 7点(2004-03-17 11:49:36)(良:1票)(笑:2票)
266.《ネタバレ》 再見。めちゃくちゃ面白い。一番好きなシーンは、ベル夫人の潜水のシーン。胸のペンダントに触り出した時には、ああ、またビビり出していると思ったのですが、静かに覚悟を決めていたのですね。かっこいい。胸が熱くなりました。【追記】これで、ギリとはいえ2時間切っているのか、という驚きもあるな。もっと長い映画観たようだ。
なたねさん [DVD(字幕)] 9点(2022-10-07 18:59:10)(良:2票)
265.《ネタバレ》 ~The Poseidon Adventure~ポセイドン号の思いがけない出来事。でどうだろう?
船の転覆という異常事態から、命の掛かった選択と結果が連続する展開は、とてもハラハラするし、私がその場に居たらどうするか?を考えさせられる。
大晦日のパーティから、不気味なサイレン。さっきまでパーティを楽しんでいた人たちが死んでいく地獄絵図。
逆さまになった世界。ここに残るか、自力脱出を目指すか。判断材料の一つが“責任者や信頼できる人の判断に従う”だと思う。
そもそもの転覆自体、無理に速度を上げるよう指示したオーナーの命令からだった。もちろんあの中では一番権力ある人物。
会場内の最高責任者パーサーが『ここで救助を待つのが最善だ』と。一番船に詳しい人がそう言うのだから。多くの人は従うと思う。
船医と共に船首に向かう乗客。船の詳しさとか責任とか関係なく、単に誰かに頼りたい心理、自分の命さえ他人に委ねてしまったんだろう。
“責任者や信頼できる人の判断に従う”は、今回残念ながら全部が裏目に出てしまった。
ジョン牧師『残ったら助からないかもしれないが、全員を置いていけない』スコット牧師の考えを認めつつ、弱い人のため、怪我をして動けない人のために残る。考えの違う2人の牧師が、お互いを尊重して別れる演出が見事。
何かとスコット牧師と衝突するロゴ。エイカーズが落ちた時、真っ先に海水に飛び込んで探すし、船尾ルートを探すスコットを17分も待つ。愛情からリンダを6回も逮捕したように、周りに誤解されるけど彼なりの人への思いが感じられた。
見た目から足手まといになると思われていたローゼン婦人の活躍。映画観ながら一緒に息を止めてみたけど、私は助からなかったわ…
「最後に愛してるって言ったのは、いつ?」『さぁ20年前かな?昨日かも?』名セリフ、こんな老夫婦になりたい。
目的地は船底、薄いとは言え1インチの鉄板。そこから先どうするんだろう?と思ったが、彼らが助かったのは、波の影響で転覆すると読んで、早い段階でメーデーを出した船長の判断だった。そのため救助隊も早く到着していたんだろう。
パニック映画は数々あるけど、これほど、みんな助かってもらいたい映画も少ない。短い時間だけど人物描写が的確で、魅力を引き出せているからだと思う。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-28 20:37:55)(良:2票)
264.《ネタバレ》 ハックマンに唯々諾々と従うボーグナインなど観たくないし、逆もまた然りである。激しく衝突しながらも生き残るために肝心な部分では見事なチームワークを発揮するご両人は、物語に(見た目的にも)重厚さと、そしてリアリティを吹き込むことに成功している。本作はスペクタクルとしても十二分に優れた作品なのだが、この2人に限らず、随所に描かれる人間の描写にリアリティと重みがあり、それが本作で一番面白い要素だと率直に感じる。

ふだん、牧師が人々に説くのは神の言葉、つまりはそれが正しい保証など無いものだとも言える。船の実際の状態など分かろうはずも無い状況で、強引なまでのリーダーシップを発揮するハックマンが皆の一応の信頼を集められる理由は、彼の言っていることの正確さではなく、彼がただ皆を可能な限り救いたいと強く願う意志の正しさにあると言える。この部分も個人的には中々味の有る設定だな、と思った。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2020-06-21 00:10:22)(良:2票)
263.《ネタバレ》 ご本家はこんなすんばらしい作品だったとは。
古い映画らしくテンポがゆっくりしているところが、昨今の映画ズレしたガサツな私などには「なにをモタモタやっとるんじゃ!早く逃げろよ!」とハッパをかけたくなる場面が多かったですが。まあ、それを差し引いてもすばらしい出来です。貫禄勝ち。
問題の転覆場面も大迫力で、新しい映画にも全く引けを取っていないし、私程度の観客はこのぐらいで充分満足だ。やっぱり映画は技術なんかじゃない!こりゃあ、劇場で見たかったなあ。とめずらしく思うのだった。
ジーン・ハックマン。このすんばらしい神業のようなセリフまわしの妙よ。そう、役者さんとは早口でもあくまで割舌良く、ほれぼれするしゃべりができる人のことなのですね。この人を見ていると、「ああー、私はいま、プロ中のプロの演技を鑑賞しているのだ」とありがたーい気持ちにすらなってくる。
これはやっぱりすごく宗教色の濃い映画でしたね。のっけから、カソリックの神父とプロテスタントの牧師のつばぜり合い。デッキにはユダヤ人の夫婦がなごんでいるし。パニック映画だというのに、最初から宗教前面押し。そして驚愕のラスト。プロテスタントの名(異を唱える人々)のとおり、牧師は運命に「抗い」、他人の意見に異を唱え、道を切り開く。そしてまた彼は、牧師でありながら「苦しい時こそ神頼みをせず」「自力で闘う」という独自の思想を持っている人物である。彼は〝己の思想〟に殉じたのである。実は殉教ではないのだ。…という意味では本当は著しく革新的なストーリーなんである。
ツリーの上から溺れる愚かな民を見下ろすスコットは、箱舟に避難したノアのようにも思え、己に従う人々を率いて道なき道を進むスコットの姿は、エクソダスのモーゼをも彷彿とさせる。が、しかしノアもモーゼもただ「神様がそういったから」言うとおりにしたというのみである。「ポセイドン」のスコットの行動はすべて彼の「内なる神」から出たもので、その「内なる神」とは「自力で闘う」という思想なのであった。
最後には自己犠牲までして「自力で闘う」を全うしていくスコットという人間が、「牧師」であるということ、この設定には深ーい意味がこめられていると感じます。もしかして、神父→牧師→自力という「進化」の過程といいたいのか。
なんにしても、映画史に残る傑作であります。ジーン・ハックマンは超グレイト。大拍手。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-20 22:42:31)(良:2票)
262.一人一人が主人公!
Keith Emersonさん 8点(2004-01-21 16:25:18)(良:2票)
261.《ネタバレ》 のめり込んであっという間にエンディング。わずか2時間の間に濃厚な体験ができます。最近の長尺になりがちな風潮に慣れてしまいがちですが、2時間で圧倒的な体験をもたらしてくれるのが映画の醍醐味であると改めて感じました。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-10-10 02:43:45)(良:1票)
260.《ネタバレ》 実に30年振り位に鑑賞したのでレビューします。
今更ながら、ジーン・ハックマンとアーネスト・ボーグナインと言う当代随一と言える男優陣の競演が見事です。
この二人の様な人間臭いリアルな生を感じられる俳優さんって今は稀有なのでは。

それにしてもアーネスト・ボーグナインって本当にいい俳優さんですね。
物語冒頭の夫婦二人の擦れていてそれでお互いを慈しみ合う愛を感じる会話のやりとりはチャーミングだし、
終盤の愛する妻を目の前で亡くした時の情感を込めたあの演技、毎回このシーンでは貰い泣きです。
いかつい風貌と時として過剰さを感じる演技のマッチング度合いが本当に凄い。

さて、人が沢山お亡くなりになる映画で以下些か不謹慎な話題ですが、スケベオヤジの戯言なのでお許しを。
久々の鑑賞、本作が「女優陣を愛でる映画」でも有る事を再認識した次第です。
前回鑑賞時(私が25歳位の時)はスーザン役のパメラ・スー・マーティン嬢の健康そうなおみ足に目が釘付けでしたが、
今回はリンダ役のステラ・スティーブンスに心奪われました。
口は悪いが内に秘める旦那さんへの強い愛を感じさせるその演技、そして如何にもアメリカ~ンなそのプロポーション。
55歳の今の私ならば十分以上に許容範囲です。ムフフ。
失礼致しました・・・
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-08-30 15:57:58)(良:1票)
259.小学生の子供とともに鑑賞。普段はユーチューバーのしょうもない動画ばっかり観てる子供も熱中してましたよ。しかし1972年ですよ。この時代にここまで凄いセットを組み凄まじい映像を実現しているにもかかわらず、むしろキャラクターの造形や人間関係に重きが置かれているからこそ古びて感じないんでしょうね。昔観た時は気づかなかったけど、今は結構英語がわかるので、ところどころにクスッと笑えるセリフが仕込まれていることに気づきました。やっぱり脚本が良い。
すらりんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-13 11:32:06)(良:1票)
258.父親と梅田のOS劇場で見たのが初めてだった。
凄い映画に連れて行ってやる。
そんな事を言われ見に行った記憶がある。
その当時流行っていたシネラマ。
大きなスクリーンに豪華な船内が映っているのが印象的だった。
その後も何度もテレビで放送しているし、
大スペクタクル作品と呼ばれるのも納得だ。
改めてDVDで見て観たが、
生きていてほしい人がなくなったり、その逆だったり、
人間模様が多く描かれていて
大惨事をその場で悲しいことだと感じさせてくれる。
歴史に残る名作だと思った。
プエルトガレラさん [DVD(字幕)] 8点(2020-10-10 19:12:13)(良:1票)
257.《ネタバレ》 往年の名作を遅ればせながら初鑑賞。

近年のCG満載のディザスター・ムービーを見慣れた目で観ても、十分に見応えがあった。
序盤では主要人物のキャラクターをひととおり観客に紹介したところで、転覆事故が発生するタイミングは絶妙な流れで、
その後の脱出劇を含め、最後までダレ場が一切なく作品世界に引き込まれる。

この主要人物達のキャラクター造形や男女・年代構成もよく練られており、知らないうちに感情移入している自分に気づく。
カメラはひたすらこのグループを追い続けており、全体の状況がどうなっているかわからないまま、観客もこの脱出劇に嫌が応にも釘付けにされる仕組みは、後年の「CUBE」などにも引き継がれている手法だ。

なぜか女性がホットパンツや文字通りパンツ姿で、惜しげもなく脚線美をさらしながらの脱出劇というのも、後年のパニックムービーのスタンダードとして定着している。

天地が逆さまになっているセットや、水中の撮影、リアルな衣装の汚れ具合等も含め、撮影現場に注がれたエネルギーは近年の作品の比ではないことも容易に想像できる。

名優ジーン・ハックマン演じるスコット牧師の「神は人々を守らない」「神は自分自身の中にいる」との信条も新鮮であり、運命は自らが切り開くべき、との
主張を身で表したような勇気ある行動により、最後は観客自身も何ものかから解放されていくようなラストは映画史に残る名シーン。
田吾作さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-08-07 10:53:12)(良:1票)
256.《ネタバレ》 今回リバイバルで映画館にて鑑賞。パニック映画の最高峰と言うことで、勿論セットも凄いし、スペクタクルも凄いのだが、何が凄いって、やはり脚本が素晴らしい事と、役者さん達の演技が皆素晴らしい事。台詞がリアルだし、それを演じる役者達の熱演もあってさらに生々しく映る。人間が描けているのだ。ラスト、救助隊が船底をバーナーで焼き始めた際に一瞬嬉しい表情をしたのもつかの間、後ろを振り返り妻を悲しむアーネスト・ボーグナインの表情が忘れられない。映画ってこういう作品の事を言うのだと思う。人生において本当に辛い経験をした後にもう一度見るべき作品かも知れない。
rain on meさん [映画館(字幕)] 10点(2016-08-16 14:03:15)(良:1票)
255.《ネタバレ》 海洋パニック映画における

"脱出の際必ず一度は水中にもぐらないといけない”

という黄金ルールをつくったのがこの映画なのではないだろうか。

さらには、どの場面でも役に立っておらず、奮闘もせず、誰かを助けもせず、ネガティブオーラ全開で、難所にくるたびに「私はもうムリー!」「私はここにいるー!」などと、いちいち面倒発言を連発するヘタレ歌手のノニー(足手まとい度200%)が生き残り組に入っているのだが

脱出系映画における

”脱出成功して生き残るのは、意外と、どーでもよいキャラ”

という黄金ルールを作ったのもこの映画ではないだろうか。

「神なんてくそくらえ!」な牧師も小気味よく、仲間が死んでも「神の御許へ安らかに・・・アーメン」なんて言わずに
「どうしてこんな良い人を!」とか「何人いけにえがほしいんだ!」とか、まっこうから神とバトルしている。
かなりパンチのきいたキャラで、このアウトサイダーな牧師のダークヒーローっぷりは
「神父なのに!?」「脱出作戦のリーダーなのに!?」というギャップを生み出し、この作品をより印象的なものにしているだろう。

ところで、この映画は何十回も見てきたけど今回初めて気づいたのが、最後の難関エリア突破の場面(牧師がハンドルをまわして蒸気をとめてストンと落ちるあの場面)で、奥さんが死んで呆然として、もう脱出なんてどうでもいい・・・みたいになってた刑事のおじさんに向かってマーティンが「それでも刑事かよ!」と、言いたい放題のことを言って発破をかけたとき、刑事のおじさんが上目づかいにマーティンをにらみつけ

「オゥケイ、ジュー!」(OK、ユダヤ野郎!)って言ってたことに気づいて

いくらシナリオとはいえ、ユダヤ人差別はなはだしいな・・・と思ってふと調べたらマーティンをやった役者は本当にユダヤ系アメリカ人だった。(よけいやばくないか)
フィンセントさん [DVD(字幕)] 8点(2015-11-13 16:26:44)(良:1票)
254.《ネタバレ》 CGも発達していない時代にこんな凄い映画を造りやがった!!

ポール・ギャリコの原作をここまでリアリティのある大作に仕上げた超A級のパニック映画。

「あんな沖にいて巨大な津波に襲われるのか?」という疑問を破壊してくれる造り込み。

いや、あの時代だからこそやる意義があったし、あの時代のうねりがこの映画を産み出せた。

舞台は大洋にポツリと浮かぶ豪華客船。
逃げ場の無い海上、「方舟」は一瞬にして巨大な「棺桶」と化す。
甲板が地獄で船底が天国という皮肉。
船を大津波でひっくり返すって発想が面白い。
実際こんな目に遭ったら「悪夢」だけど、映画としてならやってみたい魅力的な「夢」だ。
天地逆転した船の中でパニックに陥る乗客、冷静な判断で生き残っていく人々。
押し寄せる海水、爆発で揺れる巨船、そして試される人間の尊厳。
極限状態で生き残ろうと必死に抗う人々の力強さ、死。
生き残るはずだった者、死ぬ運命にあった者、その容赦の無さ。

撮影も命懸け、俳優陣も持てるポテンシャル全快で命懸けの熱演を魅せてくれた。

今でもジーン・ハックマン演じる牧師の名ゼリフが聞こえてくる。
「主よ、助けてくれとは申しません。どうか邪魔はしないで下さい・・・!」
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-06 01:53:21)(良:1票)
253.《ネタバレ》 幼い頃にテレビで初見。それからずっと好きな作品です。
様々な名シーンが有りますが、私にとってはローゼン夫妻の物語。
潜水が得意だった夫人が皆のために頑張って息絶えるシーンが印象的。
そして夫人の死を乗り越え生きていく事を決意する夫。いつ見ても泣ける。
仲の良い老夫婦に弱い私です。
確かにいま初めて見る方には物足りなさもあるかもしれませんが、
当時の技術としては最高のランクだと思います。
movie海馬さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-09-17 15:48:54)(良:1票)
252.《ネタバレ》 封切時に今は亡き有楽座で観ました。有楽座では入場待ちの観客が長蛇の列を作っていて、映画館で行列ができているのは初めて見たので大層驚いた記憶があります。 40年たって改めて観ますと、パニック映画の元祖といわれますがイメージ以上に人間ドラマが濃厚なんですね。男優も女優も地味でも演技力があるつわもの揃いのキャスティングが実に渋い。中でも泣かせてくれるのがS・ウィンタースで、この演技で三度目のオスカーを獲って欲しかったところです。この映画は良く考えると、旧約聖書のモーセが率いたユダヤ人の出エジプト記をモチーフにしていることに気が付きます。スコット牧師がモーセで、連れてゆくメンバーにはローゼン夫妻というユダヤ人がちゃんといるわけです。我々日本人にはスコット牧師の行動はかなり強引で思いこみが強く感じますが、強いリーダーを求めるキリスト教文化では正しい人物象なんでしょうね。 思うに本作ほど評価がじわじわと高まってきた映画は珍しい存在じゃないでしょうか。ワインが熟成してゆくみたいですね。
S&Sさん [映画館(字幕)] 9点(2013-01-06 23:08:54)(良:1票)
251.《ネタバレ》 初見は地上波のTV放送。中学生でした。「アメリカ人って自信満々だなぁ」とジーン・ハックマンを見て思いました。
大ヒットした作品で、当時の興行収入の上位にランクされたと記憶しています。観直すとその理由が分かりますね。牧師に付いて脱出を図るグループに4名の女性を入れ、なんだかんだと理由を付けて3名のナマ足を露出させます。その脚線がとても美しい。ヒットする訳です。
てな冗談はさておいて、35年ほどの月日を空けて再見すると、どうも後味が悪い。やっぱりあの「自信満々」はあまり褒められた行動と思えないからです。決断は早いに越したことは無いけど、あの決断には根拠がありません。自らの偏った宗教観を行動に移して、他人を巻き込んでいるだけです。牧師が最後に「神」を持ち出して「放っておいてくれ」と台詞にするところは物議を醸したんじゃなかろうか。いずれにしろ、パーサーに付いて居残った人や船首へ向かった人の悲劇は結果論であって、もし私があの場にいたら彼には追従しなかったと思いますね。
本作に味をしめたアーウィン・アレンは「タワーリング・インフェルノ」を製作しましたが、構造が本作にとても似ています。災害を背景に、死ぬ者と生残る者に線引きする物語です。
余談。私はつい先日、沖縄へ引っ越してきたばかりなのですが、本作のアーネスト・ボーグナインの愛嬌と人間離れした目つきは沖縄家屋の屋根にお座りしている守り神にソックリです。
アンドレ・タカシさん [地上波(吹替)] 5点(2012-04-09 22:50:29)(良:1票)
250.パニック映画の先駆け的な作品だが、シナリオの良く出来た重厚な人間ドラマでもある。
神父役のジーン・ハックマンのうざいぐらいの熱いセリフ、そしてラストシーンが、
この映画のテーマを如実に表している。刑事役の役者さんも、いい味を出していた。
転覆した船からの脱出というアイデアも秀逸だが、ストーリーの流れ、構成もいい。
豪華客船には多数の人間が乗っていたが、少人数の1グループのみに視点を合わせたことで、
話が散漫にならなかったことも、この作品の完成度を上げていたように思う。
最後までハラハラさせてくれた映画だった。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 10点(2011-07-27 05:13:49)(良:1票)
249.《ネタバレ》  生まれて初めて、映画を見て涙した一本。(小学校1年の時だった)

 『タイタニック』と違い、さっさと転覆する豪華客船ポセイドン号。命懸けの脱出に挑戦する人々を描くパニック映画。
 牧師らしからぬ牧師に名優ジーン・ハックマン、娼婦と結婚した刑事に名優アーネスト・ボーグナイン。
 クライマックス…ジーン・ハックマン演ずる牧師が、完全にブチきれて、神相手に上等を切るシーンは号泣ものです。

 しかし、最近、なんでポセイドン号が転覆したのか、ようやくわかった。
 だって、船長がレスリー・ニールセンなんだもん。そりゃ、しょうがないっしょ(w
伊達邦彦さん [映画館(字幕)] 9点(2010-01-10 18:49:00)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 268人
平均点数 8.13点
000.00%
100.00%
220.75%
300.00%
431.12%
582.99%
6186.72%
74115.30%
88230.60%
96925.75%
104516.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.10点 Review19人
2 ストーリー評価 8.60点 Review30人
3 鑑賞後の後味 8.20点 Review29人
4 音楽評価 7.00点 Review22人
5 感泣評価 7.45点 Review22人
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【アカデミー賞 情報】

1972年 45回
助演女優賞シェリー・ウィンタース候補(ノミネート) 
撮影賞ハロルド・E・スタイン候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌ジョエル・ハーシュホーン受賞"The morning after"
オリジナル主題歌アル・カシャ受賞"The morning after"
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
視覚効果賞L・B・アボット受賞特別業績賞(視覚効果) として
音響賞セオドア・ソダーバーグ候補(ノミネート) 
美術賞ウィリアム・J・クレバー候補(ノミネート)美術
美術賞ラファエル・ブレットン候補(ノミネート)装置
衣装デザイン賞ポール・ザストゥネヴィッチ候補(ノミネート) 
編集賞ハロルド・F・クレス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1972年 30回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞シェリー・ウィンタース受賞 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
主題歌賞ジョエル・ハーシュホーン候補(ノミネート)"The morning after"作詞
主題歌賞アル・カシャ候補(ノミネート)"The morning after"作曲

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