シザーハンズのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シザーハンズ

[シザーハンズ]
Edward Scissorhands
1990年上映時間:105分
平均点:7.53 / 10(Review 493人) (点数分布表示)
公開開始日(1991-07-13)
ドラマラブストーリーファンタジーロマンスクリスマスもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-01-22)【イニシャルK】さん
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監督ティム・バートン
演出グレン・R・ワイルダー(スタント・コーディネーター)
キャストジョニー・デップ(男優)エドワード・シザーハンズ
ウィノナ・ライダー(女優)キム
アンソニー・マイケル・ホール(男優)ジム
ダイアン・ウィースト(女優)ペグ
キャシー・ベイカー(女優)ジョイス
ロバート・オリヴェリ(男優)ケビン
コンチャータ・フェレル(女優)ヘレン
キャロライン・アーロン(女優)マージ
オーラン・ジョーンズ(女優)エスメラルダ
ヴィンセント・プライス(男優)発明家
アラン・アーキン(男優)ビル
スチュアート・ランカスター(男優)退役軍人
アラン・ファッジ(男優)融資担当者
スティーヴン・ブリル(男優)自動皿洗い機の修理工
マーク・マコーレイ(男優)レポーター
ブレット・ライス(男優)レポーター
塩沢兼人エドワード・シザーハンズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
玉川紗己子キム(日本語吹き替え版【ソフト/テレビ朝日】)
鈴木弘子ペグ(日本語吹き替え版【ソフト】)
嶋俊介ビル(日本語吹き替え版【ソフト】)
堀内賢雄ジム(日本語吹き替え版【ソフト】)
吉田理保子ジョイス(日本語吹き替え版【ソフト】)
大木民夫発明家(日本語吹き替え版【ソフト】)
山田栄子(日本語吹き替え版【ソフト】)
江原正士(日本語吹き替え版【ソフト】)
渡辺菜生子(日本語吹き替え版【ソフト】)
関俊彦エドワード・シザーハンズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤田淑子ペグ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
堀勝之祐ビル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
森川智之ジム(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
一城みゆ希ジョイス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
加藤精三発明家(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
松岡洋子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
片岡富枝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
荒川太郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
白鳥由里(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
前田敏子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ティム・バートン(原案)
キャロライン・トンプソン(原案)
脚本キャロライン・トンプソン
音楽ダニー・エルフマン
編曲スティーヴ・バーテック
挿入曲トム・ジョーンズ「よくあることさ」 「デライラ」 「ウィズ・ジーズ・ハンズ」
撮影ステファン・チャプスキー
製作ティム・バートン
デニーズ・ディ・ノヴィ
キャロライン・トンプソン(製作補)
20世紀フォックス
製作総指揮リチャード・ハシモト
配給20世紀フォックス
特殊メイクスタン・ウィンストン
スタン・ウィンストン・スタジオ
マシュー・W・マングル(メイクアップ・アーティスト)
特撮ポール・ジェントリー〔特撮〕(ミニチュア撮影監督)(ノンクレジット)
美術ボー・ウェルチ(プロダクション・デザイン)
ロバート・ドーソン[タイトル](タイトル・デザイン)
スタン・ウィンストン(シザーハンズ・エフェクト)
スタン・ウィンストン・スタジオ(シザーハンズ・エフェクト)
シェリル・カラシック(セット装飾)
衣装コリーン・アトウッド
レイ・サマーズ(衣装スーパーバイザー)
ヘアメイクヴェ・ニール(メイク部門主任)
編集リチャード・ハルシー
録音スティーヴ・マスロウ
字幕翻訳戸田奈津子
スタントスコット・ワイルダー〔スタント〕
その他ビル・スコット[その他](ユニット・プロダクション・マネージャー)
シャーリー・ウォーカー(指揮)
あらすじ
今日は雪ね・・・でも昔、この辺りでは雪は降らなかったの・・・その頃、あの街の外れの古いお城には年老いた発明家が住んでいてね。とうとう人間まで創り出してしまったの。彼は自分の創った人間にエドワードと名付けた。彼は完全に人間だった。いいえ、人間以上に人間だったの。ある一部を除いてはね・・・。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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493.《ネタバレ》 “Edward Scissorhands”登場人物のフルネーム。
雪が降るなか灯りが落ちた夜の20世紀FOXロゴ。ちょっと不気味さのあるオープニング。小さな女の子の「雪はどうして降るの?どこから降るの?」って素朴な疑問から始まるおとぎ話。その答えの何とも悲しいこと…
パステルカラーの家々、車、住人の服装。なんともポップでお洒落な町と、この町に似つかわしくない黒くて禍々しいお城。孤独に生きてきたエドワードが受けるカルチャーショック。手がハサミの奇妙な人物によって変わっていく町の変化が面白い。そのままの延長でハッピーに終わっても、きっといい映画だったと思うけど、ティム・バートンらしい“闇”が良い味付けになっている。

手より先に心が創られる悲劇。心を創られる前のエドワードは、工場の隅っこでセロリか何かを刻んでた。工場(というか博士の趣味)がクッキー作りになってから、エドワードは用済みになってたんだろう・・・ってあれ?博士がエドワードに本を読んで教育してる奥に、セロリのロボットいるぞ!?ふたりは別人??ってことは、博士はエドワードをゼロから、敢えてハサミの手を持たせて、創った??博士ひょっとして、そういう悪趣味な一面があった?

博士が亡くなってからのエドワードは、1人孤独に、誰も見る人のいないトピアリー(って言うんだと)を造り続けてきた。他にしてきたことは、ベッドのまわりに雑誌か何かの切り抜きを貼ることくらい(※『生まれつき目のない少年が手で字を読む』記事を貼ってるところがバートンらしい)。
好奇心旺盛なエドワードは頼まれてもいない犬のトリミングを初め、女性のヘアカット、遂には氷の彫刻創りへと、独創的なセンスを発揮する。

ほんの僅かな数日間、人と触れ合うことで広がってきたエドワードの創作意欲、新しい発想。お城に戻ったエドワードは、1人孤独に、あの一時の思い出だけを胸に、クリスマスに氷のキムを創り続ける。キムがお婆ちゃんになるまで、何年も何年も。
雪の降らなかった町に雪が降る理由を知りつつ、あの街で孫が出来るまで、何年も何年も暮らし続けるキム。
このロマンチックだけどアンハッピーな所も、おとぎ話として良く出来たクリスマス映画ですね。
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 9点(2024-01-01 12:45:25)
492.《ネタバレ》 物語の設定自体はファンタジーだし、リアリティはないが、内容はとても素敵なラブストーリー。
ウィノナ・ライダーがとても美しい!
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-17 20:59:39)
491.《ネタバレ》 カラフルな田舎町に、ティム・バートンのゴシックで奇怪な要素が持ち込まれ、見事に融合した逸品。
人間と人造人間の違い、外見と内面のアンビバレントさ、複雑さを切なさへと昇華してみせる。
手が人を傷つけることもできるハサミでなかったら、もう少し違った結末になったのか。
違う世界のヒロインと出会わなければお互いに幸せだったのか。
それでも出会わなければ、雪を降ることも短いながらも一緒にいられた温もりもなかったかもしれない。
ジョニー・デップの個性なくして、この映画は成り立たなかった。
Cinecdockeさん [地上波(字幕)] 7点(2022-10-19 12:29:14)
490.《ネタバレ》 今はなき11PMという番組(EXTVだったかも)の映画特集でおすぎが「大人のためのおとぎ話」と絶賛していた作品。おすぎのレビューにはなびかなかったが、映像が美しかったので見に行った思い出の作品。ホームアローンと同時上映だった。
物語後半で、キムがエドへの恋心に気付き"Hold me."とお願いするがエドは"I can't."と断ってしまう。もちろんエドもキムが好きなのだが自分の手が刃物のため手を回せないのだ。そのことに悩むエド。実に切ないいい場面だ。また、この映画を素晴らしいものにしているのがダニー・エルフマンの音楽だ。これ抜きに「シザーハンズ」はありえない。実写映画としてつっこむところは多々あるかもしれないが、そこは「おとぎ話」であるからあまり問題にはならない。
なお20世紀FOX社の映画では、最初にあの有名な「サーチライトに照らされた20世紀FOXロゴ」の映像が流れるが、そのロゴが通常のものではなく雪を降らせた白いロゴになっている。同社の映画でオープニングロゴが変更になったのは(おそらく)この映画が最初という記念すべき作品。
2011年、20年ぶりに映画館で見た。20年前に見たときにははっきりとは意識しなかったジョニー・デップの演技のうまさに今更ながら感心した。デップ演じるエドワードは自分から積極的にしゃべることはしない。なので、表情だけで何を考えているのかわからせないといけない。それを視線や口角の動きで見事に表現しているのはスゴイ。初っぱなの20世紀FOXのロゴにダニー・エルフマンの音楽が流れてきただけで涙が出た。
余談だが氷像がプラスチックとバレバレなのは何とかならなかったものか。
MASSさん [映画館(字幕)] 10点(2022-06-20 21:59:09)(良:1票)
489.《ネタバレ》 ほどよく短めにまとめられていながら、感動を呼ぶ、まさに勘所を押さえた名作です。悲しみと可笑しみの匙加減が素晴らしい。
少女を演じたウィノナ・ライダーもすっごいきれいで若くて良かった。
ほとはらさん [映画館(字幕)] 10点(2022-04-16 15:49:39)
488.《ネタバレ》 人はそれぞれ大小のアドバンテージを抱えて産まれてくるだろうが、手がはさみの人造人間とはユニークである。
汚れを知らないエドワードが人間の本質というか手のひらを返す冷たさを目の当たりにして結局馴染めなかっただけに、そこは切ない。
ファンタジーだが、死人も出すしハッピーエンドにならないあたりは鬼才の拘りか。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-01 23:56:59)
487.《ネタバレ》 罪人ウィノナ・ライダーが清純派だった頃の映画。酒井 法子と同様、清純派に戻れるのはもはや困難であろう・・・
festivaljapanさん [DVD(字幕)] 5点(2019-09-09 19:30:17)
486.《ネタバレ》 ちょっと切なくなる、おとぎ話ですね。。。初見当時はまったく気にしていませんでしたが、ティムバートン、ジョニデだったんですねよね。ジョニデのキャラ作りの完成度の高さが発揮されていますよね。後の作品で良い俳優だなと思って調べたら、ハサミ男で驚いたのを覚えています。
ないとれいんさん [ビデオ(字幕)] 8点(2019-09-09 17:57:17)
485.《ネタバレ》 ジャンルとしては、SFロマンファンタジーというところか。ヒーローの哀しみが僕にはわからない。少しナルシストではないのか。
にけさん [映画館(字幕)] 4点(2019-01-25 21:44:12)
484.まるでファンタジーの世界から飛び出したような古びた外観の城に対してイヤミなほどカラフルに彩られた外壁の家々と車が佇む住宅街。

純粋な心を持った怪物に対して人間の欲望をこれでもかとさらけ出して迫り来るステレオタイプな人間達。

そのよう対比が気持ち悪いほど露骨に描き分けられていて、そこである種の滑稽さが笑いを生み出していた。
ヴレアさん [インターネット(字幕)] 8点(2018-12-24 18:54:55)
483.《ネタバレ》 最終的にキムが「逃げて」というセリフを吐くのが、異様に腹立たしい。
ゆっきーさん [DVD(字幕)] 5点(2018-04-28 16:02:39)
482.不完全な人造人間として生きていたハサミ男だが、純真で優しい心を持つが故に起きるであろうドラマが、ファンタジー仕立てでうまく描かれている。キムがあのおばあさんであることが分かったときにはジーンときたね。そしてあれ以来毎年雪が降っていると言う事実も。好み30/50、演出12/15、脚本12/15、演技5/10、技術5/10、合計64/100→6/10点
chachaboneさん [DVD(字幕)] 6点(2018-02-18 10:53:30)
481.ティム・バートンの作品をすべて見ているわけではありませんが、昼間のありふれた住宅街が出てくると、それだけで違和感があります。たいてい夜で、嵐で、深い森の中というイメージがあるので。逆に言えば世界観が確立しているわけで、それこそ一流の証でしょう。
それはともかく、ストーリーは大人のおとぎ話という感じ。ヒロインはさもありなんという役どころでしたが、とにもかくにも母親がすばらしい。奇異な人造人間を当たり前のように自宅に住まわせ、しかし干渉し過ぎず、どんなトラブルが起きてもかばい続け、けっして見放しませんでした。悪い言い方をすれば捨て猫を拾ってきたような感覚かもしれませんが、こういう母性愛は素直にグッと来ます。ここは作品のポイントではないでしょうが、図らずもグッと来てしまいました。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-17 04:07:01)(良:1票)
480.《ネタバレ》 アンデルセンやグリムから日本の童話に至るまで、お伽噺とは、概して残酷な内容を含み、しかもそれが裏から普遍的な教訓を暗示していることが多いのですが、この作品も、そのようなお伽噺の約束事をきちんと踏まえつつ、それにラブストーリー色やファンタジー色を絶妙に加工することによって、大人のためのお伽噺を完成しています。さらに、本作の最大の功労者としては、お母さん役のダイアン・ウィーストを挙げたい。最初に屋敷の階段を登っていくシーンだけですべてを表現しきっていますし、エドワードとの初対面の場面にしても、この人でなければエドワードはついて行かなかっただろうということがよく分かります。●再見して気づいたのですが、エドワードのキムへの想いは、最初の写真を見た時点がピークで、実はその後は接するごとに落ちる一方だったんじゃないでしょうか?そう思って見てみると、氷像のシーンも、"I Can't"のシーンも、城での対決シーンも、すべてニュアンスと意味合いが変わってきます。実はこの作品、もしかすると、ティム・バートンの女性不信が制作の原動力になっていたのではないか、と勘ぐってしまうほどです。
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2018-01-14 02:59:47)(良:1票)
479.主人公のハサミより自己中のキムが鬱陶しい。ヒロインなんて所詮こんなもんだという意図なら半分位納得。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-01-08 20:15:59)
478.《ネタバレ》 人を傷つけやすいがために一人で暮らすエドワード。そんな設定のようにも見えるファンタジックな映像。
そういう彼を温かく迎える、とある家族。果たして・・
これはよくできたおとぎ話ですね。
思春期の男の子を表したかのような設定。そんな彼を愛する女性。もう究極のラブストーリー。
どこの国も多感な年頃の子がいるんだなぁとしみじみ。
クリスマスに観るには、最良の一本。
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2017-12-25 19:15:40)
477.《ネタバレ》 未完成で手だけハサミのまま博士を失った人造人間が、訪問セールスに来た女性の紹介で町に歓迎される話。
片田舎をイメージして作られた舞台や、噂好きな近隣住人、男の低俗さからB級映画感が漂う。
しかし「ハサミの手を持ち純真なエドワード」は大変魅力的な人物になっており、ぜひとも幸せになってほしいと思える。
ヒロインが自分大好き人間でイケ好かない。。御伽噺風にするために、ヒロインはエドに対して罪悪感を持つ必要があったのだろうけど
別のやりかたはなかったのか、ヒロインの株を下げてまでやることなのかという疑問は残る。
最初、住人にやけにすんなり受け入れられたことで良くも悪くも「世界観の軽さ」に繋がってしまった気がする。
Donatelloさん [インターネット(字幕)] 4点(2017-07-27 01:34:25)
476.《ネタバレ》 コメディ要素あり、ロマンス要素ありで楽しめた。
ひと味ちがった創生期のジョニー・デップを堪能。
全員に理解されなくても、たった数人にでも受け入れられたら、それがその人の支えになるんだな、と温かい気持ちになった。
ハサミを活かした髪や木のトリミングや、街に住む特徴的な主婦が特に色濃く印象に残る。
カジノ愛さん [DVD(字幕)] 6点(2017-07-03 19:44:58)
475.《ネタバレ》 再見。
往年のサイレント映画やゴシックホラーの懐かしさもある、ティム・バートンなりの愛情が注がれた作品。

雪が降りしきるある夜、不気味な階段、鋏、得体の知れない機会が運動を繰り返す。
ビスケットのように型抜き、丘の上にそびえる古城、それを見つめる年老いた女性は、布団に入る孫娘に素敵な昔話を語り始める。

窓から過去へ、星のようにきらめく小さな町、それを見下ろす暗い城。
実にカラフルな色彩だこと、冴えないセールスマンの女性、包み隠す女性と解放的な女性たちとの対比。女性たちには解放的してくれるような男がいる。彼女にはまだそれがいない。

ふとミラーに映る新たな「商売相手」。虎穴に入らずんば虎児を得ず、仕事人としての性。
吸血鬼の城のように人々を寄せ付けないが、中に入ってみると可愛らしい庭園が拡がっていた。セールスマンから抵抗が薄らぐ。
こんな素敵な庭を作る人だ、きっと城の主も素敵な人なのだろう…ところが、城に入ってみると怪しげな機械が並び風穴のあいた天井のある空間。
セールスマンの心に渦巻く期待と不安、それを後押しするのは重そうに抱え込んだ商品を売るため。

物騒な手や服装とは裏腹に、何て悲しげな顔をする奴なのだろう、顔の傷とその表情が彼の過去を語る。
それを化粧品で優しく包み隠そうとする女心。そこには仕事人としてであり、母性をくすぐられてしまった一人の女性として、異性としてすでに惹かれていたのかも知れない。

瞬く間に町中に拡がる噂、指は串に、庭師に、美容院に。

押しかける女、女、女、男の群。飛び交う罵詈雑言と視線がシザーハンズの心に突き刺さる。
自分を変えてくれた恩人のために階段を駆け上る、それを引き裂く銃撃、瓦礫よりも重い人間からの一撃、抱きしめられないのなら、触れられないのなら、解り合えないのなら…。

唇だけが別れを惜しむように触れ合う。 冷たい鉄の塊は「手」として認識され、群衆を退かせる。

氷の彫刻が紡ぎだす雪、雪、雪の舞い。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2016-08-28 03:49:00)
474.《ネタバレ》 ティム・バートンのダークファンタジーの傑作。
周りの様子を伺うように目をキョロキョロさせる。Jデップはコミカルな演技の中にに孤独感のようなものを見事に両立させて見せる。
ダイアン・ウィーストも素晴らしい。彼女ならではの微笑をたたえた独特の演技、魅力を存分に見ることが出来ます。
作品の舞台となる町の家の外観に、朝いっせいに出勤するクルマの色に室内装飾に女性達の衣装。
淡いパステルカラーでまとめられ、エドワード作の奇抜な植木が家々の庭先を飾っている街並。
夜の暗闇の中、エドワードが降らせる雪の中をウィノナが舞うシーンも美しく印象的。
ファンタジーならではの架空の世界を思わせる町。しかしそんな町にいるエドワードはやはり徹底的に異質な存在。
まるでゴシックホラーの雰囲気を漂わす町外れの古城の雰囲気もやはり異質。
中盤まではハサミを活かした特技を発揮し町の人々との交流にも温かみを感じさせながらも、
噂話好きな町の住民達にウィノナ演じる娘のカレの存在には思いっきり現実感が漂う。
架空と現実のバランスもいいのですが、これらは確実に悲しい結末を予感させるものでもあります。
エドワードとキム、2人の純愛ラブストーリーでもあるのですが、”goodbye”そしてキスの後、"I Love You”
短い単語に込められた2人の思いが確実に伝わってくる悲しきラブストーリーの結末でした。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-07-18 22:39:44)
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【点数情報】

Review人数 493人
平均点数 7.53点
000.00%
110.20%
230.61%
381.62%
4193.85%
5448.92%
65110.34%
79318.86%
810922.11%
99419.07%
107114.40%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.70点 Review24人
2 ストーリー評価 7.37点 Review37人
3 鑑賞後の後味 7.53点 Review41人
4 音楽評価 7.50点 Review30人
5 感泣評価 7.07点 Review28人
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【アカデミー賞 情報】

1990年 63回
特殊メイクアップ賞スタン・ウィンストン候補(ノミネート) 
特殊メイクアップ賞ヴェ・ニール候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1990年 48回
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジョニー・デップ候補(ノミネート) 

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