大誘拐 RAINBOW KIDSのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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大誘拐 RAINBOW KIDS

[ダイユウカイレインボウキッズ]
1991年上映時間:120分
平均点:7.35 / 10(Review 55人) (点数分布表示)
サスペンスコメディ犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-04-13)【イニシャルK】さん
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監督岡本喜八
助監督山下賢章(監督補佐)
キャスト北林谷栄(女優)柳川とし子刀自
緒形拳(男優)井狩大五郎
風間トオル(男優)戸並健次(雷)
西川弘志(男優)三宅平太(雨)
神山繁(男優)柳川国二郎
田村奈巳(女優)柳川英子
岸部一徳(男優)柳川大作
樹木希林(女優)中村くら
常田富士男(男優)古参刑事
奥村公延(男優)安西
本田博太郎(男優)高野
竜雷太(男優)佐久間
上田耕一(男優)WTV報道局長
嶋田久作(男優)「東京」
山本廉(男優)警官
橋本功(男優)鎌田
藤木悠(男優)和歌山放送社長
中谷一郎(男優)WTV社長
水野久美(女優)柳川可奈子
天本英世(男優)串田老人
大木正司(男優)警官
景山民夫(男優)
松澤一之(男優)テレビ和歌山アナウンサー
寺田農ナレーター
原作天藤真「大誘拐」
脚本岡本喜八
音楽佐藤勝
撮影岸本正広
製作岡本みね子
配給東宝
美術西岡善信
編集鈴木晄
川島章正
照明佐藤幸次郎
その他東宝映画(協力)
東京現像所(協力)
あらすじ
柳川とし子、82歳。和歌山の山奥に住む小さなお婆さんだが、日本最大の地主。世界有数の大富豪だ。この老婆を誘拐して5千万を要求するのがケンジたちの計画。根性さえあれば決して不可能ではないはずだ。事実、誘拐は滞りなく完了、老婆を乗せた車が走り始めた時…「あんたら和歌山に隠れるつもりでっしゃろ。すぐに見つかりまっしゃろなあ」。海千山千の老婆には全てお見通しだったのだ。事実、和歌山県警では、老婆の恩で苦学した県警本部長が、国を巻き込んで包囲網を準備し始めていた…世界最大の誘拐、成功なるか。
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123
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55.《ネタバレ》 展開的には割と楽しめるのですが、最終的には金持ちの婆さんが私欲のために脱税したって事なので、話のスケールが小さくなり、セコイオチになってしまったのが残念。戦争で家族を失うのと納税とを一緒にするのはオカシイ。個人的には贈与税や相続税はもっと高くてもいいと思っている。そうでなければ、世襲が横行し機会不平等が拡大する。果てには国の競争力が低下する。
<追記>19年ぶりに再見。テーマは「反国家」なんだろうが、それを「脱税」で仕返しするというのがやはり腑に落ちないしスッキリもしない。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-02-12 01:19:29)
54.《ネタバレ》 緩~いサスペンスなのはいいですが、面白いですかねぇ。誰も傷つかないように懸命に腐心しているようで、むしろ痛々しい感じがしてしまいます。
だいたい、北林谷栄が超人すぎてあまり好きになれません。終盤で人間らしい動機がいろいろ語られてはいますが、それにしてもここまで作戦立案能力の高い老婆はいないでしょう。だいたい日本の映画やドラマにはしばしば「天才○○」や「カリスマ○○」が登場しますが、そういう人間離れした人間が出てくる時点で、物語としては敗北だと個人的には思っています。あくまでも個人の好みの問題ですが。
それと100億円分の紙幣の処分、どうするんでしょう? 国に払いたくない気持ちはわかりますが、このままではゴミになるだけ。だったらどこかに寄付して福祉にでも役立てたいところですが、額が額だけに税務署が黙っちゃいないでしょう。ラストシーンから始まる物語を、ちょっと見てみたかった気もします。 
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-01-25 20:19:48)
53.《ネタバレ》 面白かった。

全体的にコメディ調で、シリアスをほとんど感じないので、
気楽に観られる。

最初に、誘拐犯が誘拐対象を「おばあちゃん」と呼んだ時点で、
もう映画の方向性が分かった。


結末を見た後だと、誘拐犯はおばあちゃんとしては「渡りに船」だったということか。

自分の行く末を考える中で、いろいろ思いを巡らしていたのだろうが、
咄嗟にこんな巧妙な計画を思いつくのはすごい。

年の功ですかね。


緒形拳扮する刑事だけが、最後の最後に真実にたどり着いた(?)のも、良かった。

「犯罪もの」でこれほどまでにスッキリとした結末も
なかなかない。
2年で12キロさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-08-11 18:28:42)(良:1票)
52.刀自の魅力で持っているといってもいい誘拐コメディー。身代金の額を童子から聞いて態度が一変するところが特に好き。(追記)1991年、平成時代の作品なんですね~。めちゃくちゃ昭和的な雰囲気なんですが。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 8点(2021-07-17 00:27:48)(良:1票)
51.《ネタバレ》 練に練った脚本で、次の展開が読めない。役者もみんな上手すぎる。さすがに昔の映画はしっかりしているなあと思った。ただ、税金の控除が真の狙いというのはちょっと映画的ではないオチだと思う。リアリティーは最高なんだけど見ていてリアルすぎてしらけてしまったのが残念。
ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-06-07 17:36:59)
50.《ネタバレ》 まず脚本が素晴らしいです。“絶対悪”の誘拐事件をこんなにも清々しく調理し、エンターテイメントに仕上げるとは驚きです。事件に振り回された警察関係者や心労をかけた家族はお気の毒ですが、基本的に誰も傷ついてもいないのが楽しめる所以でしょう。当たり前の事ですが、意外とこのへんの処理が適当なコメディが多いもの。素晴らしいです。欲を言えばラスト。刀自と緒方拳が事件を語る場面では、最後までシラを切り通して欲しかったと思います。それが対戦した相手に対する礼儀かと。なお当然ながら、北林谷栄の貫禄の演技無くして本作は成立しませんでした。あの器の大きさ。童子が全てを委ねてしまうのも納得でした。そしてなんとチャーミングなことでしょう。希木麒麟の存在感も見逃せません。2大女優に感服いたしました。風間トオルのうそ臭い関西弁は本来マイナスポイントですが、刀自の魅力を際立たせる効果を上げているのでまあいいのかなあ。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 8点(2018-09-13 20:09:57)
49.夏の訪れを感じる豪雨の中、山間の自動車道を走っていた昼下がり、この映画を思い出す。
それなりに沢山の映画を観てきたが、ふと思い出したならば、もう無性に観たくなるという作品が幾つかある。
岡本喜八監督のこの娯楽映画は、そういう映画の確固たる一つだと思う。


日本が誇る娯楽映画の大巨星、岡本喜八が描き出したこの数奇な誘拐劇は、映画としての痛快さや爽快さを大胆に散りばめた上で、真っ直ぐに「娯楽」という要素を極めている。
主演女優の偉大さからストーリー展開の巧みさまで、特筆すべき点は多々あるが、この映画の場合、台詞回しを覚えてしまう程、何度観ても心底面白いその「愛着感」こそが、最大の価値だと思う。


「ああ、今日もお山が綺麗や」

映画のラスト、この物語に登場する総てのキャラクターと、この映画を愛する総て観客を魅了した“主人公”がそう言い、締める。

これから先も、夏の山の美しさを感じる度に、この日本娯楽映画史上の最高傑作を、幾度も観たくなることだろう。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2015-07-12 22:36:06)
48.《ネタバレ》 誘拐事件なのに悪人がいない。逃走劇にカーチェイスが無い。捕り物だけどアクションも無い。巨額身代金の捻出方法に無理が無い。ズブのド素人の犯行一味に県警本部と地元の有志全員が歯も立たない。世界の衆目を集めた世紀の大事件は結局解決しない。そして最後は、敗者が誰もいない。むしろ、事件に関わった人間全員が救われている。なんという上手い纏め方だろうか。そのほんのりと暖かい結末は予想もしない心地よさだった。こういう作品がコソッと出てきたりするから無名映画のチェックはやめられない。まるで、旅先で当てずっぽうに入った飲み屋で地元の隠れた名物と地酒、暖かい人情でもてなされたような嬉しい氣分になった。まあそれぞれの言い分と感じ方はあれど、[質素な材料にアイディアと心を込めた逸品料理]みたいな映画だと思う。
役者の魂さん [映画館(邦画)] 9点(2015-03-07 04:21:47)(良:1票)
47.《ネタバレ》 これ原作読んだときは、頭の中では浪花千栄子が演じてしまっていて、それがピタリだったものでもう彼女以外考えられなくなっていた。原作者も彼女をイメージして書いたんだろうと勝手に確信したぐらい。原作が発表された時点でもう故人だったんだけど、あの人で見たかったなあ、とは切実に思った。これは喜八監督の腕よりも原作に負った映画。でも天本英世や中谷一郎もちゃんと出てます。テレビ中継の部分が一番今(1991年当時)を感じた。このころから一番臨場感を得られるのはブラウン管を通してになったんだな。誘拐するまではもっとあっさりしてていいだろう。車の中で刀自が次々と犯行の不備を指摘していくあたりからが本題。仲間の一人が素顔で村娘とあってしまうあたりのとぼけたおかしさ。でテレビ中継か。刀自が具体的な数字を挙げて演説するシーン。セリフ覚えるの大変でしたろう。あの映画作った時点での生存俳優となると北林谷栄以外考えられなかったな。本作のいいのは、嫌な奴が出てこないところ。家族たちも俗っぽくなりそうなとこで抑えられている。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2014-02-07 09:34:15)
46.時代的に仕方がないのかもしれないけど、
音楽がいちいちダサいわ~。
ケンジさん [DVD(邦画)] 6点(2013-11-12 17:44:57)(良:1票)
45.《ネタバレ》 お婆ちゃんが誘拐犯の身代金を吊り上げるのが面白い。
途中から少し頼りない三人組に知恵を与え、犯行を主導するお婆ちゃん。
黒澤映画の名作『天国と地獄』は社会性が高かったが、岡本喜八監督の本作はエンターテイメント性が高い。
体重激減からガンかもしれないと思い込み、死んだら自分の財産が国に奪われることに思いが至る。
戦争で三人の子供を国に奪われたことが伏線となっており、誘拐されたのを利用して国へのリベンジともいえる。
犯人は三人とも欲がなく分け前を放棄したり堅実な生き方歩き出したり、誰も傷つくことのないハッピーエンドなメルヘンに仕上がった。
北林谷栄ありきの映画で、その存在感はすばらしい。
飛鳥さん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-10-02 02:34:51)(良:2票)
44.原作の天藤真は、もっと名の知られても良い天才ミステリー作家であり、この大誘拐なんか傑作の一つに思う。それの映画化だったんだが、正直期待していなかった。なぜなら、ミステリーの原作付き邦画のほとんどが原作を冒涜してるかのように、面白くなくなっているからである。ところが、この作品はできるだけ原作を壊さないように旨く作られている、食わず嫌いでなかなか観なかったのが残念なぐらいだ。岡本喜八監督ということで、初期の高評価されている鬼才の感はないが、70年以降にしてやっと何かを生み出せた感の映画ではないか。岡本監督にしか撮れない映画ではないが、岡本監督だから撮れた映画化もしれない。
minさん [DVD(邦画)] 8点(2012-12-28 20:01:15)(良:1票)
43.《ネタバレ》 決して演技が上手いとは言えない3人のグダグダなやりとり(慣れればホンワカ→今風に言えば、ホッコリ?)の序盤を乗りきり、誘拐が決行されてからは釘付けになりました。

兎に角、刀自演じる北林谷栄が素晴らしい。
まさに理想的な日本のお婆ちゃん像って感じの役を魅力的に演じている。

誘拐してきた3人の青年を逆に手玉に取る姿は、合気道の達人・塩田剛三氏の『合気道で一番強い技は、自分を殺しにきた相手と友達になることだよ』の名言の如くでした。

他、緒形拳さんや樹木希林さん等脇を固める俳優陣も素晴らしいので、余計に3人組との差が出てしまったのは否めないが面白かったです。


ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 8点(2012-07-02 14:30:08)
42.《ネタバレ》  最近見た映画のセリフで、「良い演技というものは、演技に見えない演技だ。」と言っていました。そういった意味では、確かに風間トオルさん達の演技は拙いのかもしれませんが、個人的には好きな演技でした。
 なんかこの演技、役柄にあっていて、味があって、懐かしい感じがします。上手すぎないのが逆に良かったのかなーと。
 ストーリー展開は中盤あたりから思った以上に早くなるし、せりふもやや聞き取りづらい部分があるため、何回か巻き戻しながら、鑑賞しました。
 おばあさんや元女中頭といった方たちの人を喰ったような雰囲気と、警察関係者の必死な様子が対照的で楽しめます。
 3人組が、最後には身代金や誘拐とは関係ない決着に落ち着いたのも非常に好感触です。
 原作は見たことありませんが、十分楽しめました。
たきたてさん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-21 03:27:30)(良:1票)
41.アイデアや設定が非常に面白い映画。お話の展開にはかなりの無理があるけど、
全体的にコメディータッチの構成なので、あまり気にはならないかと思う。
北林谷栄や緒方拳など、役者陣も中々渋いキャスティングを配しているが、
主役の三人組は今ひとつ。特に風間トオルはほぼ素人演技で、かなりの大減点。
邦画というと娯楽大作自体が珍しいというか、ほとんどお目にかかれないのだが、
本作のような面白い映画に、もっとお金をかけて制作・宣伝して頂きたいものである。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-20 22:04:13)
40.初めて見た岡本喜八監督の映画で、今回、約12年ぶりに再見した。北林谷栄扮する飄々とした刀自をはじめとした登場人物たちがとても魅力的に描かれていて初見当時と同じくとても楽しく見た。しかしやはり喜八監督の全盛期の映画をたくさん見た状態で改めて見返すと、面白いんだけど、喜八監督の映画としてはちょっと普通すぎる気がして何か物足りなさも残る。そこがやはりちょっと残念といえば残念だが、最後に国に対してさらりと釘をさすところに喜八監督らしさは少しだけ感じられる。でも、喜八監督ならばもっと弾けてもよかったのではないかと思うのも事実で、誘拐犯3人のキャラクターなど昔の喜八監督ならばどのように描いていたかもちょっと興味あるところなのだが、喜八監督はこの映画を作るために相当苦労したようで、その熱意に映画監督としての情熱を感じる。これが喜八監督の映画の中で評価が高いのはちょっと疑問だけど、娯楽映画としてはなかなか面白く仕上がっていて楽しかった。でも、喜八監督の喜劇映画としては「ああ爆弾」とかもっと弾けた映画のほうが個人的には好きだな。(2010年12月26日更新)
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-26 14:40:09)(良:1票)
39.《ネタバレ》  原作の良さを2時間に詰め込んだ脚本はさすがで、役者陣もいい演技で、最後まで一気に引っ張り込むだけの秀作ではある。

 しかし、犯人3人組や、警察、被害者家族を、もっとデフォルメした演技をさせても良かったのかもしれないし、全盛期の岡本監督ならやってたかもしれないという残念感が残る。

 脚本も、理屈の部分が勝ってしまって、岡本喜八監督独特のブッ飛んだ演出や、シュールな設定が見られなかったのが残念。中盤から終盤へのテンポの良さとか、ヘリコプターの操縦士の描写あたりが岡本監督らしさといえばらしさか。

 岡本監督も、制作スポンサー側の意向に対して、自分色を全面に出すのが難しいという事情でもあったのだろうか?

 でも、「娯楽映画」という観点で見ると、昨今のTV局で派手に宣伝する映画以上のレベルで、十分に楽しめ、昨今の日本映画の中ではなかなかの傑作です。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-19 20:06:42)
38.原作未読。構図は面白いのだが、警察を手玉に取るトリックに驚きや面白みが感じられず、ちょっと残念。刀自に比べ犯人3人組があまりにも弱いのも気になる、この3人がもうちょっと笑いを生んでも良かったんじゃないかと思います。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-11-29 19:13:35)
37.岡本喜八監督の他の作品、監督自身のもっと昔の作品を沢山、見てからだとこれは確かによく出来てはいると思うけど、私の好きな岡本喜八作品にある。感じられる馬鹿馬鹿しさというものが感じられない為に不満が残る。この年のキネマ旬報でも第二位にランクされるほどの作品だからつまらないはずがないし、それでも違う。岡本喜八監督ならもっともっと弾けていても良いぐらいである。岡本喜八ワールドとでも言うべき漲るパワー、躍動感、そして、何よりも他の監督では撮れないこれぞ岡本喜八作品だ!というものがこの作品にはない。よく出来た原作の映画化ならば、別に岡本喜八監督でなくたって良いではないか!これだけ面白い話なら岡本喜八監督じゃなくてもそれなりに面白い映画にはなるであろうと思えてしまうのである。少なくとも私にとっては何が何でも岡本喜八監督でなければ撮れない映画という気がしないのである。これが岡本喜八作品の中でも「肉弾」と並んで第2位にランクされているけれど、それなら映画評論家達にも映画ファンの間でもほとんど無視され、ベストテンは愚か30以内にすら入ってない「戦国野郎」やその他同じくベストテン入りしてない「血と砂」や「ああ爆弾」「独立愚連隊」シリーズの2作品などの作品こそ岡本喜八監督本来の映画という気がするし、同じ2位にランクされている作品なら絶対に「肉弾」の方が上であるし、そういう意味でもこの映画が岡本喜八監督のベストかと言われるとそうは思いません。
青観さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-29 18:05:16)(良:2票)
36.《ネタバレ》 原作は、日本ミステリー史上に残る大傑作なんです。それも、和物には珍しく、人が死なない、犯罪なのにエンターテインメント感満載、読後感は爽やかという、ほかにはほとんど例がないという意味でも傑作なのです。それだけに、映像を見ても多分満足できないだろうと先回りしてしまい、これまで見るのを避けていましたが、今回意を決して見ることにしました。さて、2時間という枠内の割には、必要なポイントはほとんど押さえており、原作を大切にしていることが窺えます(本当は3時間欲しいけど)。配役で突出しているのは、岸部一徳と天本英世。これは見事に原作そのまんま。ほかの人たちも頑張っていますが、関西弁に慣れていない人が多かったのは残念でした。あと、私のとし子刀自のイメージは、前から勝手にミヤコ蝶々を想像していたので、北林谷栄には少し違和感がありました。緒形拳は、もう少し、井狩警部の「怒り」「激しさ」の部分を前に出してほしかったと思います。それにしても、日本ミステリー屈指の名場面「カメラ越しの対面」を本当に映像化してくれたのは嬉しい。私も小説の中の一視聴者になれました。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-08-01 00:44:01)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 55人
平均点数 7.35点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
411.82%
559.09%
61018.18%
71221.82%
81527.27%
9916.36%
1035.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.75点 Review4人
4 音楽評価 4.50点 Review2人
5 感泣評価 2.50点 Review2人
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