スティーブン・キング/ドランのキャデラックのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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スティーブン・キング/ドランのキャデラック

[スティーブンキングドランノキャデラック]
Dolan's Cadillac
2009年上映時間:89分
平均点:6.38 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
サスペンス犯罪もの小説の映画化
新規登録(2010-12-22)【タコ太(ぺいぺい)】さん
タイトル情報更新(2019-09-24)【イニシャルK】さん
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キャストクリスチャン・スレーター(男優)
原作スティーヴン・キング「ドランのキャデラック」
あらすじ
妻のエリザベスと二人、平穏な日々を送る教師トム。しかし、ある日、エリザベスが人身売買と殺人の現場を目撃してしまったことから二人の生活は一変してしまう。犯人は凶悪なギャングのドラン。正義感の強いエリザベスは、ドラン告発の証言をすべく決心しFBIの身辺保護を受けるが、狡猾なドランによってトムの目前で殺されてしまう。復讐の鬼と化した彼は、ドランに死をもって償わせるべく計画を練るのだったが…。
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1
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8.《ネタバレ》  クリスチャン・スレーター主演という情報を元に観賞してみたら、まさかの悪役。
 元々善玉だけでなく悪党も器用に演じきる俳優さんという印象がありましたが、今回もハマっていましたね。
 彼が演じた役柄で一番好きなのは「フラッド」の主人公なのですが、この映画のドラン役も、それに次ぐインパクトを与えてくれました。
 特に終盤、自慢のキャデラックの中に閉じ込められてしまうシーンでの焦燥感や、息苦しさを伝えてくれる演技なんかは、必見です。

 そして、そのキャデラック。
 映画のタイトルになっているだけの事はあり、魅力たっぷりなアイテムとして描かれています。
 完全防弾、背後を追跡してくる車を観察出来るカメラ、車内用パソコンに、緊急時の酸素吸入器(?)まで付いているという至れり尽くせりっぷり。
 劇中では悪役が乗り回している代物であり、主人公にとっての復讐の対象となる車なのですが、妙に男の子心を刺激され、憧れてしまう存在でした。

 原作がキングという事もあってか、主人公に妻の亡霊が見える設定もあるのですが、こちらに関しては必然性があったのか、少々疑問。
 妻が妊娠していた事を悟らせる効果があったのでしょうが「それって幽霊経由でなくとも良かったのでは?」という疑念を抱いてしまいましたね。
 映画後半では主人公とドランとの一騎打ちとなって、妻の幽霊は全く姿を見せませんし、決着が付いた後に、何か一言残して天国へと旅立ってくれる訳でも無し。
 よって、幽霊の存在が途中から立ち消えする形となり、何だか宙ぶらりんに感じてしまうのです。
 超常現象などを絡めずとも、純粋に復讐譚として楽しめるクオリティがあるじゃないかと思えただけに、そこが気になってしまいました。

 映画終盤「主人公が行動を起こさずとも、いずれドランは逮捕される運命だった」と判明する件に関しては、実に皮肉が利いていて良かったと思います。
 逮捕のキッカケとなった児童売買についても、ドランは決して乗り気ではなく、むしろ苦悩すら垣間見せていた辺りなんかも、好みのバランス。
 主人公側だけでなく、ドラン側にも感情移入させてくれて、両者の対決の行方がどうなるのかに注目させてくれました。

 全てが終わった後に、空を見上げて、乾いた高笑いを響かせる主人公。
 そこには達成感が多分に含まれていたのでしょうが、それと同時に、復讐の空しさも感じていたのではないかな、と思えます。
 独特の後味を与えてくれる映画でした。
ゆきさん [DVD(吹替)] 7点(2016-04-13 17:26:03)
7.《ネタバレ》 度肝を抜かれました!
要塞のようなキャデラックに立て籠もる相手に対し、こんな復讐のやり方があるのか?!と。
なにより、その発想にぶっ飛びでした。思わず口あけて画面に見入っちゃいましたよ…。

ストーリーはシンプルなのに、最後まで心理的駆け引き等もあって気をそらせない、面白い作品です。

あと、ストーリーの見せ方が、単なる「殺された妻の復讐」ではなく、亡霊となった妻が「私と、私とあなたの子どもの仇を討って」と夫にささやき続け、それが強いモチベーションとなり、あの壮絶な復讐へと続く、というのがスティーブン・キングらしいです。
2人が欲しかった子どもがやっと出来たと知れた時、妻には死が訪れ、夫には固い復讐を誓わせた、という図がせつないですね。
許せない・哀しい・正義感、そーゆう表面的でも万人にわかりやすい感情だけを扱うのではなく、深く読み取れる人にはわかる、それも徐々に沁みこんで行くようにわかる、という描き方をするところ。
そーゆうキングらしさが、今回すごくあって、そこもよかった。長すぎないのもヨカッタです(笑)。
りりらっちさん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-20 20:27:43)
6.《ネタバレ》 今までのうっぷんを晴らすという意味では重要なのはわかるけどそれでも最後が無駄に長すぎる。
奥さんの幻とかが見えるのはまあ良いとしてゾンビみたいな見た目なのは完全にすべっていると思う。色々無理な設定も多くて5点だろうなぁ…だけどおまけで6点。
虎王さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-14 03:21:47)
5.《ネタバレ》 どなたか土木関係にお詳しい方にお尋ねしたいんですが。一人でこんな計画って可能なんでしょうか? まさかだよね? まさかって言って! ねえってば。(≧σ≦)...
3737さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-28 22:56:54)
4.演技の質は悪くないです。原作は未読ですが、キングらしい雰囲気は伝わってきます。ただ、最後の場面は少々長すぎ、あの展開なら15分ははしょっても良さそうだなと思いました。
小原一馬さん [地上波(字幕)] 6点(2011-01-29 23:09:03)
3.《ネタバレ》 なんかすごい主人公の執念つうか完璧な計画に。。。脱帽しましたw
1回目失敗して2回目ええええ、その方法できたか!みたいな。あれ一人で
全部やったのかと思うと。だってアスファルトを・・・分割して・・・
クリスチャン・スレイターも久々に見ましたけど見事な悪役ぶりキレぶり 最高でした
DKⅢさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-29 22:36:17)(笑:1票)
2.ウェス・ベントリー(サハラに舞う羽根に出てましたね)がゾンビのような顔になっていたりします、教室で黒板消しを次々とゴミ箱に落とすところから1本切れてしまうんですね・・・クリスチャン・スレーターの怪演もよかったです、意外とすっとする一本、お勧めできると思います。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-24 00:52:36)
1.《ネタバレ》 クリスチャン・スレーターという人は悪役が似合いますね。ヒーロー役の作品も数多かれど、やっぱしこっちの方が似合うな。それも少々情けない役がいい。このドラン役は結構ハマってると思います。

痛快な復讐劇です。エリザベスの死は少々雑な展開とも思えますけれど、実際あのシチュエーションになってみれば仕方ない行動だったのかもしれません。いや、そもそもがあんな凶悪な現場を目立ちまくって目撃してしまったことが最悪の失策だったとも思えますけれど、それだけ彼女の正義感は強いのだと言われてしまえばそれまでかも。
そのあたり、現実であればかなり激しく後悔の念が残りまくりますが、そこはお話として割り切って、そこから後の復讐計画が良いです。あまりに短絡的、あまりにお粗末な計画。相手は極悪非道の犯罪者、対するこちらは善良極まりない教師。そんな計画で復讐出来るのですか、って感じ。で、案の定失敗する訳ですね。ところがそこで挫けなかったのが凄い。二の矢はとんでもない仕掛けとなって飛んでいくのです。
ドランを捕まえたあとのやり取りには凄まじいものがありますね。ともすればドランに感情移入して慈悲心が生まれてしまいそうになります。このあたりのクリスチャン・スレーターの狂気の演技が良いです。

原作は未読ですが、この感じだと結構忠実なのかな?満足の1本でした。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-01 03:17:03)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.38点
000.00%
100.00%
200.00%
3112.50%
400.00%
500.00%
6225.00%
7450.00%
8112.50%
900.00%
1000.00%

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