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評決のとき

[ヒョウケツノトキ]
A Time to Kill
1996年上映時間:150分
平均点:6.98 / 10(Review 122人) (点数分布表示)
公開開始日(1996-12-28)
ドラマサスペンス法廷ものミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-03-19)【TOSHI】さん
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監督ジョエル・シューマカー
演出ミッキー・ギルバート(スタント・コーディネーター)
キャストマシュー・マコノヒー(男優)ジェイク・タイラー・ブリガンス弁護士
サミュエル・L・ジャクソン(男優)カール・リー・ヘイリー
サンドラ・ブロック(女優)エレン・ロアーク
ケヴィン・スペイシー(男優)ルーファス・バックリー地方検事
オリヴァー・プラット(男優)ハリー・レックス・ヴォナー弁護士
チャールズ・S・ダットン(男優)オジー・ウォールズ保安官
ブレンダ・フリッカー(女優)エセル・トゥティット
ドナルド・サザーランド(男優)ルシアン・ウィルバンクス
パトリック・マクグーハン(男優)オマー・ヌース判事
アシュレイ・ジャッド(女優)カーラ・ブリガンス
キーファー・サザーランド(男優)フレディー・リー・コッブ
ジョン・ディール(男優)ティム・ナンリー
クリス・クーパー(男優)ドウェイン・パトリック・ルーニー保安官助手
ニッキー・カット(男優)ビリー・レイ・コッブ
カートウッド・スミス(男優)スタンプ・シッスン
ダグ・ハッチソン(男優)ジェームズ・ルイス・ピーター・ウィラード
ベス・グラント(女優)カーラ・メイ・コッブ
アンソニー・ヒールド(男優)ウィルバート・ロードヒーバー医師
ベンジャミン・モートン(男優)KKKの爆破犯人
オクタヴィア・スペンサー(女優)ロアークの看護師
レナード・トーマス(男優)材木置き場の男
M・エメット・ウォルシュ(男優)W・T・バス精神科医(ノンクレジット)
山寺宏一ジェイク・タイラー・ブリガンス弁護士(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
増岡弘カール・リー・ヘイリー(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
勝生真沙子エレン・ロアーク(日本語吹き替え版【VHS/DVD/テレビ】)
池田勝ルーファス・バックリー地方検事(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
中村正[声優]ルシアン・ウィルバンクス(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
稲葉実ハリー・レックス・ヴォナー弁護士(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
玄田哲章オジー・ウォールズ保安官(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
大塚芳忠ジェイク・タイラー・ブリガンス弁護士(日本語吹き替え版【テレビ】)
樋浦勉カール・リー・ヘイリー(日本語吹き替え版【テレビ】)
羽佐間道夫ルーファス・バックリー地方検事(日本語吹き替え版【テレビ】)
家弓家正ルシアン・ウィルバンクス(日本語吹き替え版【テレビ】)
屋良有作ハリー・レックス・ヴォナー弁護士(日本語吹き替え版【テレビ】)
原作ジョン・グリシャム「評決のとき」
脚本アキヴァ・ゴールズマン
音楽エリオット・ゴールデンサール
編曲ロバート・エルハイ
エリオット・ゴールデンサール
撮影ピーター・メンジース・Jr
ロバート・プレスリー(カメラ・オペレーター&ステディカム・オペレーター)
製作アーノン・ミルチャン
ジョン・グリシャム
ハント・ロウリー
マイケル・G・ネイサンソン
配給ワーナー・ブラザース(アメリカ)
日本ヘラルド(日本)
特撮アンドリュー・アダムソン(視覚効果スーパーバイザー)
編集ウィリアム・スタインカンプ
録音デヴィッド・カーン〔録音・編集〕
字幕翻訳戸田奈津子
スタントトロイ・ギルバート
デヴィッド・バレット[スタント](ノンクレジット)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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122.本筋とは関係ありませんが、「私はできる女よ!」臭をプンプン匂わせるサンドラ・ブロック(が演じている役)が、私はどうも苦手。今どきこんなことを言うと怒られますが、こういうキャリア系の女性、多いんですよね。妙に肩肘を張って、自己中な正義感を振りかざし、周囲の他人をマウントしないと気が済まない感じ。しかも男なんか簡単に奪えると思っているフシがあるので、本当にタチが悪い。
それはともかく、やたら気が滅入る事件から始まりながら、お話としてはずいぶん浅い感じ。実際はどうなのか知りませんが、姑息な法廷戦術で有罪と無罪がコロッとひっくり返るようなことがあっていいんですかねぇ。こういう面倒くさいことを避けるために、かの国では警官が容疑者を現場で容赦なく撃ち殺すのかな。
眉山さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-01 23:54:21)
121.《ネタバレ》 映画の出来はさておき、量刑として妥当なのかどうかは甚だ疑問が残る。これで無罪なら、仇討は状況によっては許せるというちょっと恐ろしい世界なんだけど。せっかくの死刑反対のサンドラ・ブロックが生きてこないし、死刑を積極的に認めるマシュー・マコノヒーとの諍いの意味が無くなってしまった。
死刑を認めるかどうかというあまり一般の人には関係のない重い話題よりも、人種差別が根強く残っているアメリカ社会に焦点を当てた、と考えるのが良いのかもしれない。KKKがまだ活動を継続しているとしたら恐ろしいし、いまだに南部とか北部とか言ってることが驚きなんだけど、まあこれがアメリカ、というか世界の現実なのかもしれない。
いろいろ盛り込みすぎな気もするが、上映時間の長さを感じさせない映画だった。なんせキャストが豪華。サザーランド家は親子で出てるし、マシューにサンドラ、サミュエルにアシュレイと枚挙にいとまがないくらい。みんなまだ駆け出しの頃なのかな。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-25 08:02:32)
120.大好きです。

例えば

1 無口で話すのが苦手 → チャラ男(しゃべりまくる)
2 チャラ男で後からフォロー → 無口(無口)

1,2 の動き、どちらの動きが楽なのか。

黒人差別を極端に叫ぶのと
白人優位をやんわりと諭すのと。

そこに、公判のラストにお互い一石を投じる。

壱「白人のお前を利用してるんだよ。敵だから利用するんだ」
弐「このような仕打ち(黒人の娘に対する事実)を受けました。
あなた方の人種が」

ここで、1が無口なこと、2がチャラ男と書いたのは語弊がとてもあります。
しかし、近づくのに必要な熱量は
1と2の差と、壱と弐の差で表されるのではないか。

たった一つの名詞を変えるだけで、
差別 =>先入観 を先入観 => 自己反論反論
に変える稀有なパワー。
元祖さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-01-15 21:38:12)
119.《ネタバレ》 今観ると凄い顔ぶれですね。25年の間に皆着々とキャリアを積み上げているのが感慨深い。スキャンダル勃発した人もいますが。
主演マシュー・マコノヒーは今やベテラン実力派ですが、この時は駆け出し。演技もムラがあります。最終弁論や家の焼け跡でのシーンとか箇所ごとに見れば熱演しているのですが、ストーリー一連の流れの中での心情変化までモノにできていない感じです。日増しに酷くなるKKKの暴力に晒されていても一向に呑気な顔つきはいぶかしく感じるほどでした。メイクでもいいから目の下にクマでも描いたらどうかと思った。
お話の方も山場の最終弁論、あれどうなんでしょう。どんな感情論で訴えてくるのかと期待させた割には「いや、そんなことわかっとるわ」と思ったんですが。しかしミシシッピの白人陪審員たちはそうではなかったんですね。少女が白人であったらと想像せよ、と言われるまで痛みを感じないほど人非人感性な12名なのでしょうか。
あとサンドラ・ブロック演じる女子大生。彼女の死刑反対主義は揺らいだのでしょうか。あんなKKK連中は吊るしてしまえ、とは思わないのかな。本筋に関係ないけど、そこ知りたい。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-11 22:31:51)
118.《ネタバレ》 なんだかダレた。
普通に考えると、理由はどうあれ2人以上を殺したんだから死刑ですよね?
それが無罪放免となると、ちょっとあんまりじゃない?と思ってしまいます。
サンドラブロックのケツアゴも気になったし、のめり込んで見れなかったので、この点数で。
プラネットさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-04-16 16:53:26)
117.《ネタバレ》 ずっと集中してみることができました。人種差別問題が今アメリカで勃発しており、激しい暴動が起きているが、この映画の人種差別暴動と同じでありびっくりしている。もはやフィクションではないのだ。そして公開当時から20年以上たったいまも人種差別問題に進捗がないことを感じた。根深い問題だ。
マコノヒーめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃかっこよかった。
ブリーバンデカンプさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-06-16 02:18:41)
116.《ネタバレ》 娘、人種問題など気持ちはわかるが、判決無罪は無い。
家全焼、仕事仲間夫死亡、兵士全身麻痺、無償協力者暴行、この無罪のためにどれだけの犠牲が出たのか。
特に保安官の足切断は酷過ぎる。サミュエルにもっと感謝してほしかった。
今のアメリカの方々にみせた時の感想を聞いてみたい。
とむさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-03-27 02:17:28)
115.《ネタバレ》 ロアークの件まではとても面白かった、脚本と俳優がよかったからかね。その後はいまいち。登場人物に危機が迫っているのに、ハラハラしない、監督の腕が足りんかったね。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 6点(2019-03-15 00:00:20)
114.《ネタバレ》 法廷ものの傑作をうみだすジョングリシャムの処女作の映画化。
メガホンを取るのは、「依頼人」の監督。

というわけでグリシャム原作なので、法廷ものである。
ラストの弁論で、不利な判決がひっくりかえるのは、ルメットの名作「評決」と同じ。
そういえば、タイトルも似てる(笑)

観てて思ったのは、アメリカという国は判例法主義なので、裁判に勝てば、法が時代に追いつく。
でもそのためには、多くの代償を伴うということ。
この映画では関係者が襲われたり、当の弁護士の家が放火されたり・・
それでもアメリカ人は騎兵隊のごとく、時代にぶつかって、国を前に進めていく。
異論もあろうが、やはりアメリカは、最前線の国だ。

振り返って日本を見れば、どうだろう・・
原発一つとっても、中々状況は先には進まない国なんですよね・・トホホ
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2018-12-04 01:51:05)
113.《ネタバレ》 ま 悪い映画ではないと思うけど 主人公には共感できない。最後の陳述も正攻法ではないし 知事ケビン様にあしらわれた哀れな新米弁護士でした。
ガリペロさん [DVD(字幕)] 7点(2018-10-07 21:25:16)
112.《ネタバレ》 とにかく長いっすねぇ。出演者も豪華だし、テーマも重厚なようですが、どうも不必要なシーンがあるようで集中しきれない部分がありました。最後の法廷での語りの部分、そこまで見て以前にもこの映画を観たことがあったことに気づきました。。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-09-22 22:45:32)
111.《ネタバレ》 ○権利の問題か、なかなか市場にDVD等で出回らない本作。2017/07/15中古DVDにて久しぶりの鑑賞。○150分という比較的長い上映時間にもかかわらず、それを感じさせないのはさすがジョエル・シューマカー。むしろ描ききれない部分が少し目立つくらい。○白人が黒人娘をレイプ→黒人父が白人殺害→法廷でどうなる!?というところだが、核心をついていたのは最終弁論前夜のジェイクとカールのやり取りと最終弁論の最後の一言に尽きる。○どうもKKKについては演出過剰な印象。それ故、やっていることは酷いのにどこか浅はかな印象。○大きな代償とは何か。星条旗をバックに抱擁するカール親子の姿に国としての一歩前進を期待する一方で、本作公開から20年経ってもなくならない差別にうんざりさせられる失望感がある。○しかし、豪華キャストなこと。ここまで出てくる役者がほとんど知っているというのも珍しい。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2017-07-16 17:52:58)
110.《ネタバレ》 長期に渡る廃盤により国内での視聴が困難な作品のひとつですが、Netflixにしれっとアップされていたので、1999年の地上波放送以来の鑑賞となりました。
公開当時にはここまで豪華俳優陣という印象は持たなかったのですが、現在の目で見ると凄い俳優が名を連ねているなと驚かされます。つまり、この20年間で主要キャスト達が大成したということであり、将来性のある若手や知名度の低い実力派を起用した本作のキャスティングは神がかっていたと言えます。上映時間の使い方もうまいもので、膨大な要素を扱いながらも混乱なく話を進めていき、これを2時間半程度にまとめてみせた語り口には感心させられました。90年代にはハリウッド有数の職人監督として重宝されていたジョエル・シュマッカーの本領発揮といったところでしょうか。
また、オチのつけ方も素晴らしいと感じました。ほぼ有罪に傾いていた陪審員達を動かした最終弁論の最後の一言「被害者少女がもし白人だったら」、これは非常に重い問いかけだったと思います。主人公ジェイクは必死で差別と戦い、黒人だからという理由で被告が不利益な扱いを受けないよう奔走してきましたが、最後の最後で彼は差別が存在することを明確に認めた上で、「もし白人が同じことをすれば、みなさんは容疑者を無罪放免にしますよね」と説得して無罪判決を引き出すのです。最終弁論の後半でジェイクは涙を流しますが、それは差別という大きな影に勝てず、差別に屈服しなければ容疑者を守れなかった自分自身の不甲斐なさを嘆いた涙だったのでしょうか。勧善懲悪の結末を予想していた私は、この展開には本当に驚かされました。同時に、差別問題の難しさや根深さを見事に言い当てた一幕だと感心しました。
ただし、本作にはハリウッド製作ならではの欠点もあります。「万人にとって分かりやすく」を信条として作られたためか、この裁判が抱える複雑な問題点がどんどん放棄されていくのです。この裁判の論点とは「やむにやまれぬ事情がある場合でも復讐は許容されないのか?」というものですが、この議論は本編からスッパリと落とされています。これは残念でした。また、前述の通り最終弁論でビターな結末を迎えたにも関わらず、その後の無罪判決を受けて勝利を祝福するかのような派手な音楽が流れる一幕は、完全に演出を間違えています。ここで一気に興を削がれました。その他、法廷外ではKKKが暴れ回って爆弾騒ぎや誘拐、暗殺未遂までを起こして州兵が出動するほどの事態となりますが、そうした場外乱闘が法廷内での審理にまったく影響を及ぼさない点も残念でした。法廷内と法廷外のイベントが有機的に影響しあい、事態がどんどんエスカレートしていけば、映画全体がより面白くなったと思うのですが。
ザ・チャンバラさん [インターネット(字幕)] 6点(2016-05-17 18:18:57)
109.全然印象に残らない映画
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 3点(2014-09-22 12:26:08)
108.何気に豪華出演陣。絡みはないもののサザーランド親子の共演も珍しい。
裁判がメインのストーリーだけあって裁判シーンはまあまあ面白い。
だが多くをブチ込み過ぎているので落ち着かない出来栄えになっている。
「ミシッシッピー・バーニング」のような重厚さはない。
もう一度観たいかと言われると微妙。。。
ヴィルトーゾさん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-02 19:41:51)
107.《ネタバレ》 人種問題が絡むと、もはや普通の法の手続きにのっとっての裁きなんか、あり得ないということが分かったね、マシュー・マコノヒーなんか運が良かっただけで、最低3度は殺されていたのでは。まともな法廷戦術では負けていた、けど、最期の話。私刑を認めるのはきになるが、ハッピーエンドなので良かったと。あと、サンドラブロックの立ち位置が今ひとつ、いらないのでは?
minさん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-07 01:34:22)
106.《ネタバレ》 黒人の少女が白人の若者2人に性的暴行を受け、肉体的な障がいをも背負わされる。怒る父親は、逮捕された2人を射殺、その際の跳弾により知り合いの警察官にまで重傷を負わせてしまう。随分、重く難しいテーマを設定した訳だ。で、その父親の弁護士となる若者を主人公として、人種差別も激しく絶対的に不利な状況の中、苦しい裁判の過程が描かれる。KKKの暗躍も加わり大変なコトに。と言いたいところだけど、何故かこの作品、難しいテーマから始めたクセに、どんどん話を単純化していってしまう。「司法制度が事態を混乱させ、救われるべき者が救われない状況を作り出してしまう、それがイケナイんだ!人間らしい感情に立ち戻れば、誰が見たってこの父親は無罪なのに!」ってな訳。え?それでいいのか?せっかく難しいテーマを示したのに?父親が撃った相手は、警察が逮捕し拘束した無防備な犯人であり、フェアな復讐ではない、というのもあるかも知れない。しかしそれより、警官にまで片足切断という取り返しのつかない重傷を負わせた事、これが我々にとって何とも悩ましいテーマ設定となっていたハズ。ところが警官は父親を許し弁護すらし、これを持って「解決済」のお墨付きを与えちゃう。それならば。同じ図式を拡張するならば。当の被害者である娘だって、「犯人2人を殺すのは可哀そう、2人を許してあげて」と言う可能性までもが、開放されうる訳だ。そしてこれこそ、醜悪極まりない犯人の姿を作中で判りやすく提示してもらい単純素朴なる怒りに燃える我々にとって、実は最も悩ましく最も恐れるケースなのだけど。これこそが本当の「ドラマ」なのだけど。しかしこの作品は単純化をひた走るのでそんな寄り道はしない。娘が背負った十字架は作中で封印され、犯人を殺害した父親の背負う十字架に置き換えられる。娘の主体が作品の表に出てくることはない(娘を中心に描くのが酷、というより、そんな複雑な物語を語る気がないのだろう)。そして、司法という方程式を捨てた代わりに正義という別の方程式を使って、姑息なまでにキレイにまとめ上げる。「皆さん目を瞑って想像して下さい」って言われてもなあ。映画観てる人間は目を瞑らないんだよ、観てるんだから。そこで他人が「想像してる顔」なんかを見せられても、意味ないんだよ、そんな映像には何も感じない。映画の持つ説得力って、そういうもんじゃないでしょう。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-06-27 22:43:41)
105.《ネタバレ》 正直なところ、判決の結果にはあまり納得がいかない。殺人を犯しても無罪なら、(そこにどんな理由があるにせよ)法が私刑を認めたことになるからだ。では何が問題なのかと言うと、判決の結果云々ではなく、そもそも少女を強姦した犯人の刑が最高でも10年、場合によっては無罪になることもあり得る現実であり、人々の心に深く根ざした人種差別という社会的病巣だろう。ただ正義感から弁護を引き受けただけの主人公の周囲の人物が命を狙われ傷ついていく。巻き添えを食った警官は片脚を失い、狙撃された警備兵は重度の障害を負い、襲撃された秘書の夫は心臓発作を起こし死亡した。一見ハッピーエンドのように見える結末も、本当の意味では何も(誰も)「幸せ」になんかなっていないことは明らかだ。しかし、それでもこの闘争には意味があったのだろう(と思いたい)。ところで、もし自分の幼い娘が暴漢どもに強姦されたら?無論自分だって犯人たちを殺すだろう。何の躊躇もなく。
フライボーイさん [DVD(吹替)] 8点(2012-04-04 22:46:18)
104.《ネタバレ》 重い内容とやけに豪華な出演者・しかしちょっと豪華すぎて一人一人の印象が薄くなっちゃってる印象かな?  構成や展開がうまく長い時間の割に飽きさせない    しかし陪審員制度というのは複雑だなぁ  最後の最後にひっくりかえってしまうのも、どうなんでしょうか  何かいろいろと考えさせられる映画でゴザイマシタ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-07 16:05:40)
103.“犯罪”に対する人種差別を取り上げた裁判もの..感動させてくれます..でも、クライマックスが格好良すぎる!(芝居クサイ) 「ザ・ハリケーン」と比べて、いまいちリアリティーが..実話との差なのか脚本の差なのか...
コナンが一番さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-06-12 14:43:37)
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【点数情報】

Review人数 122人
平均点数 6.98点
000.00%
100.00%
200.00%
321.64%
421.64%
51310.66%
62722.13%
73327.05%
83125.41%
997.38%
1054.10%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.80点 Review5人
4 音楽評価 3.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人
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【ゴールデングローブ賞 情報】

1996年 54回
助演男優賞サミュエル・L・ジャクソン候補(ノミネート) 

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