石中先生行状記(1950)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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石中先生行状記(1950)

[イシナカセンセイギョウジョウキ]
1950年上映時間:96分
平均点:7.50 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1950-01-22)
ドラマモノクロ映画オムニバス小説の映画化
新規登録(2004-09-06)【--------】さん
タイトル情報更新(2014-09-25)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
キャスト宮田重雄(男優)石中先生
渡辺篤(男優)中村金一郎
堀雄二(男優)河野勇三 (第一話・隠退蔵物資の巻)
進藤英太郎(男優)リンゴ園主・山崎 (第一話・隠退蔵物資の巻)
木匠久美子(女優)山崎の娘・モヨ子 (第一話・隠退蔵物資の巻)
藤原釜足(男優)山田武造 (第二話・仲たがいの巻)
池部良(男優)木原の息子・秀一 (第二話・仲たがいの巻)
中村是好(男優)木原亀吉 (第二話・仲たがいの巻)
杉葉子(女優)山田の娘・まり子 (第二話・仲たがいの巻)
三船敏郎(男優)長沢貞作 (第三話・千草ぐるまの巻)
小島洋々(男優)貞作の父 (第三話・千草ぐるまの巻)
飯田蝶子(女優)貞作の母 (第三話・千草ぐるまの巻)
若山セツ子(女優)木村ヨシ子 (第三話・千草ぐるまの巻)
中北千枝子(女優)ヨシ子の姉・カツ子 (第三話・千草ぐるまの巻)
鳥羽陽之助(男優)巡査 (第三話・千草ぐるまの巻)
田中春男(男優)入院患者・相川 (第三話・千草ぐるまの巻)
柳谷寛(男優)ヨシ子の夫・清次郎 (第三話・千草ぐるまの巻)
馬野都留子(女優)
原作石坂洋次郎
脚本八木隆一郎
音楽服部正
撮影鈴木博
製作藤本真澄
配給新東宝
美術中古智
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6.これは「成瀬的」というもののイメージをことごとく裏切りつつ、それでも観終わってみれば、やはり成瀬の映画を観た、という気分にさせてくれる不思議な作品である。まず成瀬的「うじうじ」がなく、「朗らか」である(多くの作品ではそのうじうじぶりがたまらなくいいんだけど)。これはまあ原作のせいかもしれない。次に狭い「下町の路地」を得意とするのに、これはいたって「牧歌的」。道を撮ると印象的なのは同じだが。そして「中年」の話で多くの名作を残しているのに、これは「若者」。若山セツ子と三船敏郎(当時は若者なのだ)の第三話など、愛すべき作品。でもみずみずしさがあまりほとばしらないところが、なんか成瀬らしい。加えて達者な役者たち。欲もあり人もよし、というところは進藤英太郎以外に考えられず、藤原釜足と中村是好のコズルサを出す会話の妙には堪能させられた。最終話の囲炉裏を囲むシーン、健康そのものの若山セツ子とブスッとしている三船敏郎の対比、それまで若い娘のいなかった家庭のこれまでを想像させてくれる(若山が『青い山脈』の自分のシーンを観ているなんて、似合わぬジョークもやっている)。成瀬の代表作ではないかも知れないが、こういう明朗・牧歌的・若者の作品もあるって嬉しい。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2010-09-24 09:53:03)
5.東北地方の素朴な田舎町で起こった三つの話をオムニバスで描いた、成瀬巳喜男の作品にしては暗い部分が全くない明るく微笑ましい映画でした。中でも三話の三船敏郎と若山セツ子のあどけない恋物語はほのぼのとして大変心地よく楽しいものでした。
白い男さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-01-10 12:22:04)
4.オムニバス作品ということで、無難に楽しめた反面、少し物足りない印象も受けた。
しかし、三船敏郎が出たパートはとても良かった。
何と言っても三船敏郎がカッコよい。
さすがアラン・ドロンに「三船敏郎さんはカッコいい」と言わしめた俳優だ。
体格もガッチリしていて、風格もあり、だけどシャイで、心も優しい。
そして時折見せるあどけない表情。
これはおそらく女心を揺さぶるに違いない。
パっと見怖いんだけど、こういう可愛らしい表情も出せる。
三船敏郎という俳優は、決して大根役者なんかではなく、演技に幅の広さと深みを持つ偉大な俳優だということが、本作を通しても理解できる。

それにしても杉葉子キュートだなぁ~。。
最近ハマりつつある今日この頃。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 7点(2009-07-19 23:57:17)
3.《ネタバレ》 石坂洋次郎原作、成瀬巳喜男監督による三つのお話からなるオムニバス映画!でもって、舞台は東北は青森の田舎町、もう、これだけでこの映画の興味が沸いてしまう。日本で一番好きな川島雄三監督の故郷である青森ってだけで、何だかそれだけで良いのだ!一つ一つの話がどれも面白く見られる。第1話の木匠久美子って女優さん、初めて見る気がするけど、とても元気はつらつ、リボビダンDて感じで良い。どんな感じや?第2話の池部良と杉葉子が互いの父親のことで喧嘩してしまい、仲直りするシーンも良い。石中先生に秀一(池部良)のことを君はどのくらい愛しているのかね?て聞かれてこのぐらいと両手いっぱいに広げて見せる杉葉子の演技も微笑ましくて良い。二人の父を演じている藤原釜足と中村是好も良い味を出してます。そして、最後のお話、これは何と言っても若山セツ子の初々しさに尽きる。本当に笑顔が素敵です。勿論、三船敏郎も黒澤映画では見れない。別の意味で良い雰囲気を醸し出している。それでもやはり一番は若山セツ子!最後の方で三船敏郎と並んで歩きながら二人一緒に「青い山脈」を歌うところなんて、こんな演出をする成瀬巳喜男監督、原作者であって、タイトルにある石中先生でもある石坂洋次郎へのオマージュと感じることの出来るシーンを描く辺りは人間としての優しさを感じる良い場面だ!いずれにせよ、これまたほのぼのとして、良い気持ちにさせられるそんな作品を見せてもらった思いでいっぱいになりました。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-12-09 10:13:07)
2.青森、岩木山の麓弘前を舞台に、原作者(石中先生)が見聞したエピソードを綴る三話からなるオムニバス映画。成瀬監督にしては(失礼?)、肩の力を抜いて観れて、かつ、ユーモアと田舎の純粋さ暖かさをも丁寧に演出しています。特に第二話と第三話が素晴らしくて、第三話の若山セツ子の清廉で明るい女性がよいし、髪の毛をぴたっとポマードで押さえつけた三船敏郎には爆笑させていただきました。青森(私の故郷であります)に、本当に居そうな「しゃべるのが苦手なシャイで暖かい青年」でしたね。実際、三船さんってああいうタイプの人じゃないかなとも思った。田園風景をバックに若山と三船、そして村の人間との面白い交流は暖まります。観終わった後、とても清々しい気分に。
サーファローザさん [映画館(邦画)] 7点(2007-08-14 17:04:28)(良:1票)
1.人と人の心が通い合う奇跡の瞬間を鮮やかに描いた映画。「仲たがい」で彼氏の秀一と対立、苦情を申し立てるまり子に石中先生が尋ねます。「で、キミは秀一くんの事を愛していないのかね?」 まり子「・・・・」 石中「どうなんだね?」 まり子「愛していますわ」 石中「どのくらい?」 まり子「この位!(と両手を大きく広げる)」。なんだか心揺さぶられるシーンです。それにしても三船敏郎がメチャかっこいいのでビックリ。椿三十郎やなんかのかっこよさと違って、妙にオンナゴコロをくすぐる、イタリア男みたいなのよ。見た後は素直な気持ちになれそうな優しい映画です。
黒猫クロマティさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-20 14:04:24)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7350.00%
8350.00%
900.00%
1000.00%

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