七人の侍のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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七人の侍

[シチニンノサムライ]
Seven Samurai
1954年上映時間:207分
平均点:8.59 / 10(Review 415人) (点数分布表示)
アクションドラマ時代劇モノクロ映画ロマンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-07-24)【イニシャルK】さん
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監督黒澤明
助監督堀川弘通
田実泰良
広沢栄
キャスト志村喬(男優)島田勘兵衛
三船敏郎(男優)菊千代
稲葉義男(男優)片山五郎兵衛
宮口精二(男優)久蔵
千秋実(男優)林田平八
加東大介(男優)七郎次
木村功(男優)岡本勝四郎
津島恵子(女優)志乃
島崎雪子(女優)利吉の女房
藤原釜足(男優)万造
小杉義男(男優)茂助
左卜全(男優)与平
土屋嘉男(男優)利吉
高堂国典(男優)儀作
東野英治郎(男優)押込み強盗
上田吉二郎(男優)野武士の斥候
多々良純(男優)人足
渡辺篤(男優)饅頭売り
山形勲(男優)浪人
千石規子(女優)百姓のかみさん
千葉一郎(男優)僧侶
中島春雄(男優)野武士の斥候
山田彰(男優)
谷晃(男優)野武士の斥候
大友伸(男優)小頭
大村千吉(男優)逃亡する野武士
小川虎之助(男優)祖父
清水元(男優)蹴飛ばす浪人
上山草人(男優)琵琶法師
堺左千夫(男優)人足
本間文子(女優)百姓女
記平佳枝(女優)野武士に射殺される百姓女
杉寛(男優)茶屋の亭主
堤康久(男優)百姓
榊田敬二(男優)伍作
高木新平(男優)野武士の頭目
高原駿雄(男優)鉄砲の野武士
牧壮吉(男優)はたし合いで斬られる浪人
仲代達矢(男優)町を歩く浪人(ノンクレジット)
宇津井健(男優)町を歩く浪人(ノンクレジット)
加藤武(男優)町を歩く浪人(ノンクレジット)
二木てるみ(女優)(ノンクレジット)
加藤茂雄(男優)
広瀬正一(男優)
橘正晃(男優)
馬野都留子(女優)
岡豊(男優)
宇野晃司(男優)
吉頂寺晃(男優)
脚本黒澤明
橋本忍
小国英雄
音楽早坂文雄
撮影中井朝一
原一民(撮影助手)
斎藤孝雄(撮影助手)
製作本木荘二郎
配給東宝
美術松山崇
村木与四郎(美術助手)
江崎孝坪(美術考証)
衣装江崎孝坪
編集岩下広一
録音矢野口文雄
照明小島真二(照明助手)
その他野上照代(記録)
キヌタ・ラボラトリー(現像)
あらすじ
時は戦国。麦の収穫の季節・・野武士がやってくることを知った村人達。しかしこれ以上村を荒らされては、とてもじゃないが生きてはいけない状態だった。村の長老は反対意見を押し切って侍を雇うと言い出すが、助けても何の得にもならない村人達に協力しようとする侍は現れなかった。そんな時ある1人の侍と出会う・・・・。コッポラやルーカスなど他国の映画監督にまで影響を与えた黒澤明監督の代表作。
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355.207分という長丁場ながら、それは7人の侍達はもちろん村人に至るまで1人1人のキャラクターやその背景を細かく描写しドラマ性を高めるためのもの。シーンがまるで長回しかのように無駄なくつながっていきストーリーテリングも巧みなため長さを全く感じさせない。その個性豊かな面々はそれを見た年頃、年代によっても解釈が遷り変わり見るたびに違う種類の感銘を受けるほどだ。今でも全く色あせないその迫真に満ちた決戦シーンも含め、日本映画のみならず世界映画史上に残る傑作の1つですね。
Arufuさん [DVD(邦画)] 10点(2012-04-27 03:22:28)
354.《ネタバレ》 今になってふと思いついての投稿ですが実はすでに十回ほど見てます。私のベスト1の映画です。リメイク版の「荒野の七人」も大好きですが本家のこちらは文句なし。楽しめる映画のすべての要素を盛り込んだ傑作だと思います。個々のキャラもまた魅力的です。
さん [ビデオ(字幕)] 10点(2012-02-12 11:40:03)
353.《ネタバレ》 鑑賞前に、『何年も前の日本の映画が、今見て面白いのか?』といった本当に失礼な考えをもっていた。
3時間近くの鑑賞後、もう自分の中の映画、邦画に関する何もかもが変わった。
ハラハラ、ドキドキ、ワクワク、涙あり、と映画の全てが凝縮された、映画史上揺るぎもない最高傑作。
スローモーションなど迫力ある戦闘、三船敏郎の迫真の菊千代の演技、なにをとっても類をみない程の映画技術。
仲間が死んだあとの、侍たちの哀愁や農民たちの姿が描かれたラストシーン。
彼らはどうしてここまでして、仲間を失ってまで戦ったのか。
全てにおいて考えさせられるストーリーも最高レベル。
この作品に出会えて本当に幸せだと感じる。
ぜひ日本人として誇りをもって鑑賞してほしいとおもう。
バトルコサックさん [DVD(邦画)] 10点(2011-12-20 09:13:03)
352.これは凄い。興奮必至、問答無用の面白さ。日本人の顔がこんなに濃いとは驚きだ。スクリーンから馬が泥を跳ね飛ばしてきそうなすんごいカメラアングル。3Dが小細工に感じるね。長いので、中休みをはさんで上映されました。誰も席を立たなかったと記憶してます。
tottokoさん [映画館(邦画)] 10点(2011-09-21 18:35:44)(良:1票)
351.RPG、戦国シュミレーション、アクション物と、ゲームのような要素が存分に含まれており、
単純なストーリーながらも、理屈抜きに楽しめる娯楽大作に仕上がっている。
3時間半の長丁場のなか、7人のヒーローたちの描写もほぼ完璧に近い。
無駄な部分を極力省き、個性ある侍たちを実にうまく動かしていたと思う。
配役も文句のつけようがなく、演技は安心して見ていられるし、侍姿もサマになっている。
現代の細面の俳優ではこの雰囲気を出すのは無理。古い映画なので映像や音質は良くないが、
映画好きならやはり一度は観ておく作品。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 10点(2011-09-02 14:45:14)
350.日本人は死ぬまでに必ず七人の侍を見るべきです。
義務教育に七人の侍の鑑賞会をいれた方がいい。
最高の教育になります。
hiro1さん [DVD(邦画)] 10点(2011-07-19 21:30:54)(良:3票)(笑:1票)
349.映画とは何か?それは七人の侍である。
nao3さん [DVD(吹替)] 10点(2011-07-11 19:39:42)(良:6票)
348.いろいろと内容の詰まった面白い作品だが、やはり長すぎて前半がだれるので、他の黒澤作品に比べると少し評価が下がります。
ashigaraさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-10 17:27:40)
347.《ネタバレ》 素晴らしい。どうせ皆周りの評価や世評に流されて絶賛してんでしょ、とか思ってました。すいませんでした。本当に面白い。ストーリーは至って単純。「百姓を守るため野伏せりを討つ」。ただそれだけの話。しかし、それだけでいいのです。映画のストーリーはこれくらいシンプルでないといかん。一見、魅力的な数々のドラマが集まって出来上がっているように映りますが、それら全て「野伏せりを討つ」というひとつの目標によって貫かれています。侍を探すのも野伏せりを討つため、砦を作るのも野伏せりを討つため、雨の日の決戦ももちろん野伏せりを討つため。そのストーリーのシンプルさが、三時間の長さを感じさせない面白さに繋がっているのです。また、侍集めや砦作りなど、ひとつひとつのドラマにフォーカスを当てても面白い。とんとん拍子に事を運ばせてもなんの面白みも生まれないことを、この映画はちゃんと心得ています(荒野の七人はここらへんがちと食い足りない)。侍を集めようとしても、しょっぱい報酬にキレる侍にぶち当たる。砦を作ろうとしても、やむを得ない犠牲に納得のいかない百姓らがボイコットを起こそうとする。そして、作戦を履行しても、侍たちがひとりまたひとりと散っていく・・・。それらのトラブルもごく自然な流れでストーリーに組み込まれてるので、すっと作品世界や登場人物の気持ちに入り込めます。見事なシナリオです。

さて、魅力的なキャラクターの宝庫でもある『七人の侍』。ひとりひとり全員を語れそうですが、とりあえずピックアップして二人分だけコメントを。まず、シナリオ的にかなり優遇されていたのは勝四郎くん。彼の持ち味は「若さ」。その象徴として、彼はいろんなものに次々と憧れていきます。最初は勘兵衛に憧れ弟子入りを志願、その次には百姓の娘の志乃に恋に落ち、野伏せりとの戦いの中で凄腕の剣客の久蔵に感銘を覚えたりと大忙し。むさくるしい面子が揃う中、彼の青臭い言動は爽やかな風を吹かす清涼剤となっておりました。もう一人は久蔵。彼は本当になんでもでき子ちゃんですね。物見を斬ったり、敵の本拠地襲撃にスッと参加したり、単独で種子島を奪ってきたりと、上げた成果は数知れず。とりあえず久蔵を働かせておけば間違いないみたいな空気があります。さすが、侍たちの中でも「強さ」がアイデンティティとなっているだけのことはあります。勝四郎と志乃の密会をこっそり、でもしっかり覗き見るところもまた人間らしさがにじみ出てていい。

掛け値なしの面白さ。この映画と同じ国に生まれたことが誇りです。
Jar_harmonyさん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-10 14:19:27)(良:1票)
346.《ネタバレ》 長い上演時間ではあるけど、今でもたまに見返す名作。登場人物たち皆魅力的だし、ストーリーも最高に面白い。キクチヨが侍と百姓の間に立ち、涙ながらに叫ぶ場面はこちらも感情移入して熱くなりました。お米を粗末に扱えなくなりますね(米粒一つにここまでフィーチャーした映画ってどれくらいありましたかね?) 最高の映画ですが、個人的には「用心棒」「椿三十郎」がダントツで好きなので、9点!けど限りなく10点に近い9点です。
ゆうろうさん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-04 15:53:43)
345. ストーリーは単純なのに、しっかりと心情描写されたシナリオ、モノクロスタンダードサイズなのに、迫力とリアル感たっぷりの映像、うまいだけでは言い表せない、シナリオと映像にぴったりマッチした各役者の演技、それらすべてをシンクロさせる監督・スタッフの技量と、どれをとっても一級品である。

 日本映画史に残る名画、という世間の評価を意識せずに見ることはもう不可能ではあるが、今回もう5回以上の鑑賞となるのに、これだけの尺のものを最後までしっかりと見てしまうだけでも、名作という証拠か。

 台詞も、色々考えさせる名台詞が揃っているが、「そっ首落とされようとする時にひげの心配するだか?」が何回見ても一番印象に残る。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-04 00:30:30)
344.《ネタバレ》 若侍(木村功)が農家の娘(津島恵子)と契ったことを糾弾する集会が開かれようとしたときから降り出す雨は、集会を中止する(批判的思考を封じる)だけでなく、死闘の空間(こうなれば誰も逃げられない総力戦体制)を脚色する。そう考えるとモンダイな雨の映画であるが、この雨はいまや福島原発事故のことではないのか・・・・というふうに真面目にクロサワ映画を扱っても滑稽でしかないか。
ひと3さん [映画館(邦画)] 8点(2011-03-24 20:50:32)
343.私の最も嫌いな映画のひとつである。
映画はおもしろさや楽しさを与えてくれるもの、夢や希望を与えてくれるもの、あるいは考えされるもの、自分のためになるものでなければならないと思う。しかしこの映画は私にとっては、いずれもないように思う。
私はこの映画を3回見た。1回目は何十年も前、友人(先輩)に勧められて、2回目は世間の評判を確かめたくて、そして今回がこのレビューを書くためにである。
1回目は三船俊郎演じる役者が嫌になり、半分で見るのを止めた。ビデオを先輩に返す時どうだったか尋ねられ正直に答えた。先輩は怪訝な顔をして「こんなにおもしろいのに」と言った。それがきっかけだったのか、先輩との間は気まずくなった。
2回目は、それからずいぶん後、世間の評判と自分の感覚との違いを埋めるため、自分でビデオをレンタルして、ラストまで辛抱してみた。しかし、あまりにも長く感じられ最後の方は大変苦痛だった。
今回はDVDで途中をいくらか早回しして冷静に見たつもりだったが、やはり評価は上がらなかった。
設定が安易ではなかろうか、見ず知らずの農民のために命をかけて戦う武士がいるのだろうか。哀れなのは農民よりも野武士、彼らは仲間が次々と殺されていっても、ただひたすらに部落を襲うのだろうか。それも作戦も何もなしで・・・。
緊迫感はあるようでまるでなし。ただ野武士の集団が次々と殺されていくだけ、何がおもしろい?
7人の侍たちは寄せ集めの集団、どうしてチームプレーや連係プレーができよう、集団作りをする暇はなかったはずだ。
ESPERANZAさん [ビデオ(邦画)] 3点(2011-02-05 13:45:51)
342.《ネタバレ》 【感動】①農民の境遇に同情した侍が、金、出世に無縁の野武士との私闘に命を張る。ヒューマニズムとヒロイズム。②言葉では百姓を罵倒していた人足が、心底では窮状に同情しており、勘兵衛が断ったとき、飯を突き出して説得する。③心離れた侍に菊千代が百姓の実態を訴える。「百姓は嘘つきで業突張りだ、そんな百姓に誰がした」④菊千代が火中から救出した赤子を抱いて「この赤子は俺だ」と叫ぶ。
・勝四郎が食事を削り、娘に米の飯を与える。娘はそれを最貧困の老婆に渡す。それを知った侍が食事を削り、子供たちに与える。⑤決戦前夜、勝四郎と村娘との恋の激情。⑥勘兵衛を師と仰ぐ勝四郎の成長ぶり。⑦「勝ったのは百姓達だ」と心憎い言葉を残す勘兵衛。大地に生きる者が勝利者、戦に生きる者の心は虚しい。【悲劇】①百姓利吉の妻は野武士に差し出されていた。野武士の砦を襲ったとき、利吉の姿を見た妻は火中に飛び込む。そのとき利吉を助けようとした温厚な侍平八が射殺される。②戦術上離れ屋は見放される。長老は自らそこに残って死を選ぶ。③菊千代と良いコンビを組んでいた弱い百姓代表与平が戦死。④人格の高い久蔵が戦死。仇を討ちに行った菊千代は敵と差し違える。久蔵と菊千代とは表面上正反対の存在だが、心ではつながっていた。【野武士】40人もいるのに屑揃いで無能、同じ戦法を繰り返す。鉄砲も弓も甲冑も馬もあり、村は四方から襲撃可能なのに。いきなり斥候が殺され、奇襲を許す。村の木柵は焼き払えば良い。近くの家も火矢で焼けば、防ぐのは困難。槍襖などは鉄砲と矢で蹴散らせば良い。隠れている小屋も焼く。何軒かの家も火矢で焼いておいて談合を持ちかけ、ゆさぶりをかけるのが定石。一旦引いて、数か月後に奇襲するのが最上手段か。侍が去るのを待つべし。復讐するなら村ごと焼き払えば良い。【その他】①婆さんに人殺しさせるのは良くない。止めてあげないと。②長老の死が理解不能。③百姓を無力な存在に描いているが、秀吉の刀狩令が出たことでも分る通り、当時は百姓も武装していた。④青年がほとんどいないのも疑問。⑤せっかく甲冑や槍、奪った鉄砲があるのに活用しない。弓矢が当っただけで死ぬ。⑥馬から降りた野武士が弱すぎる。悲鳴を上げて女の鍬に追い立てられる。剣豪が一人ぐらいいても良い。⑦菊千代を除いて侍達の体格が貧弱。⑧ラスボス不在が残念。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 10点(2011-01-27 23:45:09)
341.《ネタバレ》 子どもの頃大好きだったTVアニメ『ガンバの冒険』と同じプロット。当然本作が元ネタです。導入部で早くも胸が熱くなりました。弱きを助ける好漢7人の英雄譚に期待を膨らませました。ところがどうも様子がおかしい。農民たちは野伏せりの襲撃に怯える無力な羊ではなかったからです。菊千代が言うように、狡猾で、強か者だった。野伏せりが狼なら、7人も狼。そして農民たちもまた狼でした。お上によって飼いならされているだけ。勧善懲悪の娯楽活劇ではなく、農民と野伏せりの生存権を賭けたリアルな戦争と捉えるのが正しい見方だと感じます。例えば何故侍たちが農民に加勢したのか。農民たちの必死さと勘兵衛の人柄にほだされたのは事実。でもそれだけじゃない。武士は戦いが本分。剣を振る機会があれば振るいたい。それが証拠に久蔵は益の無い立会いでも刀を抜いている。外科医が技術維持のためにオペを望むように。あるいはスポーツカーのオーナーが愛車を乗り回したいように。利害が一致したから侍たちは農民の話に乗ったのです。戦の有様にもリアリティを感じました。農民VS野伏せりの戦が、国同士の合戦と違うのは大将が居ないこと。野伏せりは1匹狼が徒党を組んでいる状態。いくら戦いの玄人でも、個々の力はタカが知れている。素人でも団結をすれば玄人を凌ぎます。ましてや潰し合いともなれば、頭数がモノを言う。地の利もある。あとは竹槍を突く勇気があるかどうか。この戦の性質を見抜いていた勘兵衛の作戦勝ちでした。農民たちは十分な勝算のもと、勝つべくして勝った。日常を取り戻し、農作業に勤しむ農民たちの生き生きとした姿を前に、勘兵衛の胸に去来したものは何だったか。飼いならされていたのは農民だけか。いや侍たちとて同じこと。生きる糧を得る術を奪われている彼らの方が、より事態は深刻かもしれない。勘兵衛の最後の台詞「今度もまた負け戦であったな」は、実の無い生き方を強いられている武士全てに向けられていると感じました。もし、自分があの村の百姓だったらどう決断したか。米と女を差し出し命乞いをしたか、土地を捨て逃げ出したか、はたまた彼らと同じように戦ったか。平和を望むなら刀を抜いてはいけない。そう私たちは教えられてきました。その考え方は間違ってはいないと思う。でも刀を捨てるのが正しいのだろうか。農民たちを観て何も感じなかったらウソだと思う。日本人は全員この映画を観るべきです。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 10点(2011-01-04 21:26:13)(良:2票)
340.ノブセリツッコロスダア。字幕が無いと何言ってるかわからないです。白黒映画だからこそここまでリアリティ出てるんじゃないだろうか。
どちて坊やさん [DVD(字幕)] 10点(2010-12-18 20:13:39)
339.もう10度目の鑑賞ですが、男の熱さ・悲しさにどうしても涙が出てしまうのです。洋画・邦画の中で文句なくNO.1評価です。
ちゃっぷまんさん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2010-12-14 13:06:58)
338.《ネタバレ》 「世界のクロサワ」による日本を代表する名作、この作品を観ずして邦画は語れません。魅力的なエピソードを経て集められた屈強な侍たちはそれぞれ個性が光っています。重厚な人柄で戦況を冷静に見つめるリーダー格を志村が好演、坊主頭を触るクセや笑顔が意外とチャーミング。豪胆で破天荒な侍を三船敏郎が怪演。他にもリーダーに弟子入りした多感な若侍、忠義心厚い武骨な侍など個性的な面々。七人の侍で生き残ったのはわずか三名。用心棒探しから農村での戦闘準備・百姓たちとの交流、白熱の合戦シーンまで207分間余すことなく楽しめました。モノクロ映像と早口なセリフで分かりにくい場面もあったがそれを充分補うストーリー完成度、傑作。
獅子-平常心さん [地上波(邦画)] 8点(2010-12-11 01:34:24)
337.《ネタバレ》 私の様な凡人が、シネマの神が降臨した大傑作を論じるのは実におこがましい次第です。何度も観ているのですが、それにしても最近のデジタルリマスター版はセリフが実に鮮明に聞き取れるようになっているので嬉しい。この映画は名セリフ・名言の宝庫なので、じっくり味わいたいところです。母国語で本作を鑑賞できるのは、日本人の特権ですよ。 侍の中では私は名参謀役の五郎兵衛が好きで、勘兵衛にスカウトされるシーンは屈指の名場面だと思います。「おぬしの人柄に惚れたからじゃ」、微笑みを返す勘兵衛、こんなカッコ良い出会いは他にあるでしょうか! 最近黒澤映画のリメイクと言う愚行がブームですが、頼むから『七人の侍』だけは手を出さないでください、森田芳光さん、角川春樹さん。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2010-10-31 20:07:39)
336.《ネタバレ》 圧倒的な迫力で見せつけられる七人の侍を含む農民達と野武士との死闘。黒澤明お馴染みの影と光の美しいコントラスト、驟雨や豪雨の魅せ方、ダイナミズム溢れる男達の合戦、要所要所で挟まれる笑い。どれをとっても素晴らしい。娯楽時代劇として本当に完璧に仕上げられています。中でも、菊千代の「こいつは俺だ!俺もこのとおりだったんだ!」と彼の出生元が明らかになる所や最後の散り様、全てが終わった後の勝四郎の慟哭は観ていて本当に辛くなるのと同時に、なんかこう……良く分からんモノが突き上がって来ました。こういう時に文章力が無いのが悲しいですが、こういう良く分からんモノを感じる時に「映画好きで良かったなー」と思えるので文句なしの満点です。
民朗さん [DVD(邦画)] 10点(2010-10-26 23:13:17)
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【点数情報】

Review人数 415人
平均点数 8.59点
010.24%
130.72%
220.48%
351.20%
430.72%
581.93%
6307.23%
7409.64%
86014.46%
97818.80%
1018544.58%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.58点 Review34人
2 ストーリー評価 9.37点 Review58人
3 鑑賞後の後味 8.88点 Review52人
4 音楽評価 8.79点 Review43人
5 感泣評価 7.65点 Review32人
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【アカデミー賞 情報】

1956年 29回
美術賞(白黒)松山崇候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞(白黒)江崎孝坪候補(ノミネート) 

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