1.《ネタバレ》 終りまで観て、結果としては凡作かなぁ、と。
なんだか突っ走るものが感じられない。
終り方もまったくよろしくない。
三橋達也を殺すところなんか、うまく話を収めるためとはいえ、強引過ぎる。
これだけ不倫関係を散りばめて、恋愛の自由を訴えた内容なのに、最後は家庭に収まって終りってのは、納得がいかない。
大体、中年太りした轟夕起子が魅力的な未亡人に描かれている時点で、居心地がすこぶる悪い。
更には、轟夕起子に関するサブストーリーが全く不要で、このサブストーリーのせいで二作に渡る長尺になっているのが納得いかない。
南田洋子に関するエピソードのみで、普通に90分前後にまとめ、ラストは全てを捨てて恋に走る・・・ってな展開の方が流れ的に自然だし、キレが良い気がした。