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からみ合い

[カラミアイ]
The Inheritance
1962年上映時間:108分
平均点:6.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-02-17)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2008-10-05)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2016-07-25)【イニシャルK】さん
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監督小林正樹(1916年生まれ)
キャスト山村聡(男優)河原専造
渡辺美佐子(女優)河原里枝
岸恵子(女優)宮川やす子
仲代達矢(男優)古川菊夫
宮口精二(男優)吉田禎蔵
浜村純(男優)神尾
北龍二(男優)成宗圭吾
信欣三(男優)石母田
安部徹(男優)刑事
菅井きん(女優)下駄屋お内儀
三井弘次(男優)客の男
佐藤慶(男優)海岸の私服警官
川津祐介(男優)成宗定夫
千石規子(女優)飯田さよ
川口敦子(女優)神尾真弓
水木涼子(女優)谷病院看護婦
槇芙佐子(女優)神尾美代子
蜷川幸雄(男優)定夫の友人
芳村真理(女優)神尾マリ(まり子)
滝沢修〔男優〕(男優)倉山杏一郎
原作南條範夫「からみ合い」
音楽武満徹
撮影川又昂
製作小林正樹(1916年生まれ)
若槻繁
文芸プロダクションにんじんくらぶ
松竹
配給松竹
美術戸田重昌
編集浦岡敬一
録音西崎英雄
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 ガンを患って余命幾ばくもない大企業のオーナー社長が、遺産を与えるかどうか判断するために三人の認知してない隠し子を部下や弁護士に捜して連れて来いと命令を下す、まるで戦国武将の跡目争いか『リア王』みたいなとても現代劇とは思えないプロットです。社長以下登場人物がみな腹黒くていわば“全員悪人”といった風情で遺産をめぐった暗闘を展開するわけですが、どう考えても社長役の山村聡がミスキャストだと思います。手当たり次第に女に手をつけて子種をまき散らす、おまけに胃を三分の二も切除して療養中なのに秘書の岸恵子を手篭めにする、と言う風に肉欲の化け物みたいな絶倫男が山村聡だなんてちょっと無理があります。ここはもっと下品で脂ぎった演技が出来る役者を使うべきだったでしょう(新東宝なら適役と言える俳優がゴロゴロいますが)。 結局三人の隠し子のうち本物だったのは一人だけだったのですが、この隠し子たちが意外なほどストーリーに絡まないところがこの映画の弱いところです。芳村真理のエピソードなぞは殺人事件に繋がってゆくんですが、これってそもそも仲代達矢の弁護士が人違いをしてしまったのが発端じゃないですか。でもその辺を上手く観客に伝えられないストーリー・テリングの拙さは観ていてもどかしくなるぐらいでした。 いかにも小林正樹らしい重厚な撮り方なんですけど、なんか物足りなさが残ってしまうんですよね。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-10-30 17:27:37)
3.《ネタバレ》 社長秘書の月給が2万円の時代に3億円の遺産相続をめぐってそれぞれが汚いことをしては、破滅していく。最後に笑う者が誰かは冒頭で明かされているようなものなので、なぜそうなるかってところが本題だが、女は強いって事なんだろうな~。驚きのトリック等があれば、なお良かったと思います。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-09-04 12:30:39)
2.《ネタバレ》 さすが小林正樹監督作品、重厚な味わいで内容も面白い。
美術や音楽も独自性に富んでおり、ストーリーとは別に、映画として、画として楽しめるのがまた良い。

小林正樹監督作品の『化石』と似たような設定で、大企業の経営者が不治の病に侵され、今までの人生を反芻し、余生をどうにか全うしようと苦悶する姿が主軸となっている。

その社長の死に臨み、その遺産を狙う人々。
さまざまな欲望と策略、そして嘘が複雑に“からみ合い”、醜悪な人間たちの内面を見せつけられた。

法律の知識を武器に暗躍する企業顧問弁護士、愛人のごとく体を武器にして遺産相続人に名乗りを挙げる社長秘書、必至に自分の立場を守ろうとする若き妻、そしてその妻の元愛人・・・と実に複雑巧みに人間がからみ合う。

ドロドロとした人間ドラマで、もう一度観たいとは思えない内容ながら、これまたハズレのない小林正樹作品に、どっぷり黒々酔いしれることのできた2時間弱だった。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 7点(2011-07-28 23:00:15)
1.なにせ『人間の条件』と『切腹』の間に作られた作品なんで、どんなかなあ、という興味があった。遺産をめぐりニセの跡取りを作ったりするだまし合いの話で、もっとコメディタッチにしたほうが収まりがいい題材だったかもしれないが、そこは小林正樹、そして重厚な大作の間の作品、正攻法で攻めてくる。これはこれでいいのだろう。重々しさというのも、そういうものがまったく尊重されなくなった現在から見ると、美点である。話のほうより、美術の戸田重昌の仕事が記憶に残っている。中央に水槽があり奥に二つ扉がある左右対称の部屋や、冒頭、岸恵子と宮口精二がはいる喫茶室など、セットを味わえる映画だった。戸田は以後も小林作品(『怪談』!)や大島渚作品(『儀式』!)で、重厚なセットの記憶を日本映画史に残していく。音楽が小林作品で初めての武満徹、本格的なジャズであった。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-07 12:19:37)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5250.00%
600.00%
7250.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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