1.《ネタバレ》 神保町シアターで鑑賞。
万難を排してまで鑑賞しに行った作品で、犠牲も大きかった。
まあ、それだけ私にとって成瀬映画、特に初期の作品を鑑賞するということは大事なわけで・・・
この作品は実に良かった!
サイレントの様なゆったりとしたリズムを含みつつ、人間のいさかいや葛藤なども描いていて見事。
馬が出てくるが、この使い方もまた良い。
そして、特筆すべきは、その終り方。
本物の馬を、ハリボテの馬がひたすら追いかける追いかける。
これは、実際観た人にしか伝わらないと思うが、なんかありそうでなかなか感じたことのない、実にユーモアに満ちた素晴らしいラストだった。
これで成瀬作品の鑑賞本数も47本!
ようやくここまできたか、という感じ。
ここまできたからには、1本でも多く上乗せしたいところ。
とりあえず目標は60本!
頼みは、日本映画専門チャンネルと東京都内映画館の特集上映。
そして隠れキャラとして、各地の図書館巡りかな。
とにかく成瀬映画は全部観たい!
究極の目標は、「現存する成瀬巳喜男作品の全鑑賞」だ!