ハート・ロッカーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ハート・ロッカー

[ハートロッカー]
The Hurt Locker
2008年上映時間:131分
平均点:6.23 / 10(Review 150人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-03-06)
公開終了日(2010-09-02)
アクションドラマサスペンス戦争もの
新規登録(2010-01-29)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2019-06-04)【Olias】さん
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監督キャスリン・ビグロー
助監督リー・クリアリー
キャストジェレミー・レナー(男優)ウィリアム・ジェームズ二等軍曹
アンソニー・マッキー(男優)J・T・サンボーン軍曹
ブライアン・ジェラティ(男優)オーウェン・エルドリッジ技術兵
レイフ・ファインズ(男優)民間軍事会社分隊長
ガイ・ピアース(男優)マット・トンプソン軍曹
デヴィッド・モース(男優)リード大佐
エヴァンジェリン・リリー(女優)ジェームズ二等軍曹の妻 コニー
クリスチャン・カマルゴ(男優)ジョン・ケンブリッジ大佐
加瀬康之ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(日本語吹き替え版)
坂詰貴之J・T・サンボーン軍曹(日本語吹き替え版)
東地宏樹マット・トンプソン軍曹(日本語吹き替え版)
原康義民間軍事会社分隊長(日本語吹き替え版)
楠見尚己リード大佐(日本語吹き替え版)
竹内順子(日本語吹き替え版)
脚本マーク・ボール
音楽マルコ・ベルトラミ
撮影バリー・アクロイド
ニュートン・トーマス・サイジェル(第二班撮影監督)
製作キャスリン・ビグロー
マーク・ボール
製作総指揮トニー・マーク〔製作〕
配給ブロードメディア・スタジオ
衣装ジョージ・L・リトル
編集ボブ・ムラウスキー
クリス・イニス
録音ポール・N・J・オットソン
その他トニー・マーク〔製作〕(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
2004年のイラク。米陸軍の爆発物処理班にジェームズ二等軍曹が新リーダーとして赴任した。彼らは任務明けまでの残り38日間を爆弾処理に費やすのだ。ジェームズは自らの経験と信念を元に、危険を顧みず任務に没頭するタイプ。仲間たちは、そんな彼の行動に不安と不満を感じることに。それでも理解と信頼を深めていった彼らだったが、ある時ジェームズが感情的な行動に走ってしまったことから思い掛けない事態を招いてしまう…。女性監督キャスリン・ビグローが、死と隣り合わせの戦場に生きる男たちの姿をリアルに描く。
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30.《ネタバレ》 いや~、いい映画を見せてもらいました。
さすがにアカデミー賞をとるだけの事はありますね。
映画を観てるというより自分自身も一緒に戦場で爆弾処理をしてるような緊張感がずっと続きました。いい意味で疲れましたけど。

3Dを使わずとも莫大な予算を使わずとも”ストーリーすらなくても”いい映画は作れる。

アバターではなくこちらだった事は、これからの映画の方向性としてとても意義があると感じる。
Pea Shanさん [映画館(字幕)] 8点(2010-04-05 22:50:01)(良:2票)
29.《ネタバレ》 2度目観賞。2009年度米アカデミー作品賞受賞作。女性監督が戦場における爆弾処理員たちの動きを一つ一つ丁寧にかつ写実的に描き、現場の恐ろしさをひしひしと伝えていました。身近な家族の大切さが身に沁みます。神出鬼没の地雷、息詰まる市街地戦。過酷な戦争状況を忠実に再現したカメラワークはブラックホークダウンを想起させられました。戦争に苦しむ兵士たちの内面もリアルに描かれていたと思います。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 7点(2010-04-05 13:22:11)
28.アカデミー賞?それがどうした?
幸志さん [インターネット(字幕)] 1点(2010-04-05 01:09:38)
27.《ネタバレ》 何年か前にテレビでやってたイラク戦争ドラマ「Over There」を彷彿とさせて
完全なエンターテイメントとして観て、すごく面白かった。
仕事をテキパキこなす兵士達のプロ根性のカッコ良さと、乾いた砂の気候と
いつドカン!!と来るか分らないハラハラで、いや~二時間真剣に楽しませていただきました。
利権戦争に持っていく人々と、現地で与えられた仕事をこなす人々は別ですからね。
Ministryの音楽を使っているので、反戦の立場だと思う。

「今」の瞬間を生きる。
人間は昨日の事や明日の事ばっか考えてて、今、この瞬間をおざなりにしてしまいがちです。
主人公は生きるか死ぬか、の今その瞬間にだけ生きがいを感じられる。
私も、「今」の瞬間を生きよう、と強く思いました。

「子供の頃はあんなに沢山好きな事があったのに、今は一つだけかも・・・。」
麻薬でも酒でも何でも依存症状とは、それ以外は二の次(以下)になってしまう事。
主人公にとっては息子でさえも、爆弾処理の前にはかすんでしまう・・。
家族がどのシリアルを食べてるかさえ知らない。
「俺は何で自分がこんななのか分らないんだ・・考えないようにしてる。」
何かやるせないですね。
戦争映画をエンターテイメントとして観れる自分の状況がどれだけ恵まれている
か、としみじみ思います。
梅干御飯さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-04-04 22:23:29)(良:1票)
26.《ネタバレ》 鍛え抜かれた軍人に一撃を入れたイラクのオバちゃんに驚きました。
らんむさん [映画館(字幕)] 5点(2010-04-02 00:06:49)(笑:3票)
25.明確な悪を描かず、エンターテイメント性の高い作品に仕上がっている所に、キャスリン・ビグロー監督の真摯な映画作りへの姿勢が表れていると感じました。元夫のジェームズ・キャメロン監督のアバターは、人間を単なる悪としてしか描いていなかった点から、アカデミー作品賞をハート・ロッカーに奪われてしまった事は必然であったと思います。
民朗さん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-30 22:31:46)(良:1票)
24.役者は、ところどころに配しているG・ピアースやR・ファインズが物語のポイントで作品の重みを増している。オスカー作品としては、少々物足りないです。ドキュメンタリーのような重みは伝わってこず、かといってサスペンス性も強くない。強いていうなら、やはりイラク戦争を背景とした問題性が提起されているということでしょうか。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-29 21:52:51)
23.爆弾解体という極限状態を、これほどの緊張感を持って描き出したこの映画は、本当に希に見る出来だと思いました。ビグロー監督作品と言えば、いかにアクションを派手に見せるか、そのことが最重要でしたが、本作はまるで違います。ストーリーがシンプル過ぎてつまらないのが少し残念ですが、この緊張感を体験するだけでも、それだけの価値がある映画です。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-27 18:16:30)
22.《ネタバレ》 低予算だけど、全然チープさを感じさせない力のある映画とは思いました。大半の人が言うであろう爆弾処理の緊迫感、周りのイラクの人が写るたびに敵か味方か判断も付かずにそちらもハラハラします。そして最大の見所の中盤の狙撃戦は本当に素晴らしい!砂漠地帯での長い静寂のやりとりは、今までの映画の狙撃シーンでもベストに位置してもいい程と思いました。エンターテイメント映画として結構、楽しんで観たのは確かですが・・不満もあります。そもそもこの映画はどのキャラクターの視点で見ればいいのかです。冒頭は主人公のジェームスを仲間のサンボーン達のように俯瞰の視点で見るのかなと思ったら途中から物語がジェームス側の視点になり正直、戸惑いました。そこまでジェームスに対して俯瞰で見てた訳なので大して感情移入出来ない状態で(狙撃のシーンとかでの協力シーンとか、起爆装置を持っていく習性で人間性は描かれてましたけど)、ジェームスの視点で物語を見せられても・・ですから彼の行動の理解もよく分からず『ええっ?お前ってそういう奴だったの?』と思いました。後は一時、アメリカに帰って父親として普通の生活しますが結局、最後はイラクに戻り堂々と爆弾処理に向かうジェームスの姿がありますけど、そこはちゃんと対比として描くべきでは?アメリカで平和に生活しているジェームスがイラクの地獄のような戦場にいる時よりよっぽど『まともじゃない』もしくは『何かしら狂ってる』感を見せないとこの男の本質の悲劇が際立たないと思います。それを描いていればもっと最後の堂々と歩くジェームスにアメリカのイラク侵攻そのものの空虚さと絶望感が感じられたと思うんですけど・・。あとは爆弾で吹き飛ばされて肉片になった人間の惨状とか他の死体を大して見せてないのはちょっと、このテーマを描くのに抜けているのも不満です。色々不満はあるのですが、なかなかの力作であったのは認めます。しかしこれがアカデミー作品賞級かというと首を傾げてしまいます。僕個人としてはあと一歩及ばずです。
まりんさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-27 15:10:31)
21.《ネタバレ》 たとえアカデミー賞という肩書きがなくても評価したい作品。完璧な作品とは言いがたいが、賞賛されてもおかしくはない。戦争モノやイラクモノ作品が溢れている中で、他の作品とは異なるアプローチを試みて、独特かつ個性的な作品に仕上がっている。声高々に野暮ったいメッセージを発するということも必要だが、本作のようなユニークなアプローチで戦争の現実や悲惨さを伝えるということも必要ではないか。イラクモノ作品の多くは真正面からマジメに向き合い過ぎている感もあったが、本作のバランスは優れており、イラクの現実を描くだけではなくて、エンターテイメント的な要素も含まれている点も評価したいところ。
個人的に評価したいところは、針を刺されたように突き刺さる張り詰めた“緊張感”をビグロー監督が演出できているということだ。ハエが目に入ろうと、口に入ろうと集中力を持続させる主人公たちのように、あまりに画面に集中しすぎたために、「自分が今どこにいるのか」「自分が今何をみているのか」かが一瞬分からなくなるほどの異様な緊張感で溢れていた。数多くの作品を見ている自分でも、現実(ドキュメンタリー)なのか、虚構(フィクション)なのかを混乱するほどのリアリティ度の高い作品といえる。
また、戦争ジャンキーのリアルな姿も描かれている。冒頭に語られる「戦いは中毒症状を引き起こす」といった趣旨の引用も活かされている。恐らく爆弾ならば、どんなものでも判別できるだろうが、現実社会においては種類豊富なシリアルを判断することができないというのはユニークな皮肉となっている。
ただ、主人公をカッコいい英雄のような存在にも感じられたが、果たしてそれで良かったのかどうかという問題もある。中途半端に英雄のような存在として描くよりも、もっとクレイジーさがあり、もっとぶっ壊れていてもよいのではないか。彼には人間味や善悪の感情が残りすぎているような気がする。マトモな神経を持っているようでは、この世界では生きていけないだろう。メッセージ性という観点からすると、英雄的では弱くなってしまうのではないか。あまりゴチャゴチャさせると作風が損なわれるので、難しいところでもあるが、戦争ジャンキーの主人公によって他の兵隊の人間性などが喪失していくような過程も描いて欲しかったところ。主題の“戦争ジャンキー”という扱いに対して、やや中途半端な仕上がりという印象は受ける。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-23 22:05:18)(良:1票)
20.爆弾処理のシーン、狙撃兵との戦いは緊張感も迫力もあるが、それだけ。ストーリーに見るべきものはなし。独りよがりに行動し、勘違いから思い悩み、独断で仲間を危機に陥れ、力不足で市民を助けられず…。何故これがアカデミー賞6部門を受賞したのか理解不能。アメリカでは受けるのかもしれないが。
Q兵衛さん [映画館(字幕)] 4点(2010-03-23 08:02:42)
19.《ネタバレ》 緊張感のある映画でした。最初から最後まであきることなく見ることができたのだから,そういう意味ではイイ映画だったと思います。自爆テロとか爆弾とか知らなかったことがたくさんあってそこが良かったです。特にスナイパーとの対決シーンでは日がくれるまで動かないところが命がかかっているからこその緊張感が伝わってきて良かったと思いました。ただ,映画を見終わった後にアメリカのプロパガンダ作品なのかな?それでアカデミーなのかしらとも思いました。派兵している家族にとっては人ごととして見られない切実感があるでしょうね。
なかがわさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-22 08:28:59)
18.《ネタバレ》  私が2点を付けたアバターを下してアカデミーを取った作品と聞き『よくやった!』と歓喜しながら視聴・・・・・・・う~~む・・・。
 中途半端な印象。銃撃戦に関しては『ブラックホークダウン』より劣り、戦場に赴いた兵士の精神状態に関しては『ジャーヘッド』の方が遥かに分かりやすく生々しかった。上記作品はお互い『兵士の精神状態』、『銃撃戦』を取り払い逆に『銃撃戦』と『兵士の精神状態』を徹底的に追及していた(だから面白かった)が、これは両方に手を出してしまい、結局どちらも描写不足で詰らない作品になり下がってしまった。てか両方やろうとしたら2時間じゃ短いって、それこそ『地獄の黙示録』みたいな(詰んないかどうかは置いといて)長い作品にしないと無理(プラトーン?あれは別格!!)だし、本作に関しては無駄なシーン(酒飲んで暴れる、爆弾処理の回数等)が多すぎ。
 爆弾処理の描写も一切説明が無く、何がどうなっているのか理解不能。いちいち説明しろとまでは言わないが、せめて処理がわかりやすい爆弾を出してほしかった。
 冒頭で『戦争は麻薬だ』みたいなこと言われるが。登場人物が『麻薬に取りつかれた者』と『そうでない者』しか出ないので『麻薬に侵されていく過程』が分からない。
 唯一良かったのはラスト。『シリアル取ってきて』と言われるが、ズラッと並ぶ色々な種類のシリアルを見ながらイラつく主人公。戦場では(たぶん)『○○しろ!』と言われればそれに対する行動は一つしかない。そういったシンプルな世界に慣れた主人公に平和な世界(シンプルじゃない)は合わなかった、だから彼は戻った。私の中ではそう理解しており、ここは非常に面白かった。でもそこだけ。
 あと音がうるさい、銃撃戦だからって耳が痛くなるほど大音量にする必要なし。
 そんなワケで、突出したものが何一つない駄作とまではいかないが無味無臭(不味くもない)な作品。まぁアバターより短かったし、今日は暖かく帰りも苦じゃなかったので大甘の4点。
ムランさん [映画館(字幕)] 4点(2010-03-21 02:28:23)(良:2票)
17.《ネタバレ》 スナイパー対決は私もおもしろかった。あそこだけもう一回観たい。「終わりにしよう」にはしびれた。
【以下バレ】
私は世情に疎い人間なので、イラク戦争がなぜいつまでも終わらずだらだら続いているのか理由を知らない。「治安の悪化」が原因だと言われてもあーそうですか、治安って軍隊で対処するもんなんですねとボケた頭で答えるしかない。で、そんな現地の様子を描いたこの映画で出てくる敵は爆弾である。戦車でもミサイルでもゲリラでもない。テロリストが仕掛けたらしいそれは車のトランクや地中や少年の死体の腹の中にまで仕掛けてありいつ何時爆発するかわからない。しかも街中であり、処理を見物する一般市民がうじゃうじゃいるということは巻き込むことも厭わないということである。ひどいもんだ。
ところでこの映画は殆どのエピソードが中途半端だ。白煙もベッカムも軍医も部下が足を撃たれたシーンも、納得いくオチのないまま次へと進む。肝心の爆弾処理自体どこそこの線を切れば爆弾が解除されるとかいう説明がまるでなく、観客は緊張だけしていきなり終わる。テレビだってもう少し説明すると思うが。まあ飽きたりしらけたりすることはなぜかなかったので、そのへんがうまいっちゃうまい(のか?)わけだが、理由としてドキュメンタリー風に描いたのだという業者向け接客マニュアル的解答があるようだが私はそうは思わない。大人の事情か、あるいは男女の絶頂に至るまでのプロセスの差が表出していると見れば面白い。にしろ、ラストにあれを持ってくる羞恥心のなさについてはいかに女性とはいえ看過すべきではないのではないかと思う。
ま、中途半端な映画には中途半端なレビューつーことで。
アンギラスさん [映画館(字幕)] 5点(2010-03-20 13:45:14)
16.《ネタバレ》 束の間の休暇を終え、主人公は目を輝かせ楽しそうな表情さえ見せながら再度戦地に赴く。 自分に唯一残された、そして自分だけにその価値が判る最高の「おもちゃ」に対峙し、防護服を着用して歩く後ろ姿は今にもスキップを始めそうだ。 その姿を観ながら、私はただ傍観者として唖然とする事しか出来ない。 戦場という極限の状況でしか自らの存在意義・存在価値 即ち「生きがい」を感じとる事が出来ない主人公を観ながら、平和ボケした私には本作の正当な評価など出来ないと感じている。 そんな気持ちでは有るが、主演男優賞にノミネートされたジェレミー・レナー他、出演者一同の熱演に敬意を表し、まず5点。 そして、自らの存在意義を証明する、心の拠り所の一つと言えるゴツい爆弾処理用ヘルメットを酔っ払いながら被り、そのまま眠りに就いたであろう姿に男として何故か共感出来てしまった事を加味し+1点。 (私もたまに家で酔っ払った際、趣味であるオートバイのヘルメットを引っ張り出し、被ってそのまま寝てしまった経験がある) 以上、合計6点。 本作の評価は難しい。
たくわんさん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-13 21:27:35)
15.《ネタバレ》 さすがアカデミー賞。見事にベタな映画。ストーリーのベタさではアバターと同じくらいだと思う。だからこそこの映画がアカデミー賞ってのが一番納得いく。アカデミー賞にひねった映画なんてない。  

メッセージもほんとに予想を裏切らないつくりで、反戦でもなく戦争格好いいでもない。
でも、現場の兵士達にはどんなに命を賭けて頑張っても戦争を始めることも終わらすことも出来ない、ただただ麻薬みたいに抜け出せなくなっていく。  
だから、どうにかするにはアメリカが変わらなきゃいけないっていう反戦的なメッセージも感じるなぁと思ったんだけど。あんまりみんなは感じてないみたいね…。。  

戦争ってめっちゃ怖いよ→心臓ばくばくしちゃう→逆に病み付きになる→そこが唯一の居場所  

主人公の人間臭さは確かにちょっともったいない感があった。それを抜きにしてもあれほどの緊迫感を演出できるのはベタな展開で観客を引き込んで映像、音、音楽がめちゃくちゃ効果的に使われているからで、映画として完全に出来上がっていると思う。

ぜひ、たくさんの映画好きに観てもらいたい映画。
風と一緒にとばされる(Q_Q)さん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-13 12:19:27)(良:2票)
14.最低である。最悪でもある。
みんなで頑張って爆弾処理に行こう、イラクに泊まろう、みたいな映画である。あるいは、USアーミー爆弾処理班の仕事紹介のイメージビデオだ。それでも俺は戦場に行く、というメッセージか。明らかに戦闘意欲を昂揚させている。反戦とかそういうこととは別に、軍隊に入ろう、爆弾処理の記録を作ってヒーローになろうみたいな糞みたいなことを2時間以上も観せられた。もはや拷問だ。
戦争に行ったことのない女監督が、さも戦争知ってますみたいな面して、これが真実、現実です、みたいに押し付けてくる映画を作っちゃたっていう最悪な出来事だ。彼女は恐らく戦争が麻薬とかそんなことには大して興味はなくて、USアーミー辛いけど頑張れくらいの労いの気持でこの映画を作っている。それがいけないんだ。それが駄目なんだ。それが糞ったれなんだよ。こんなところには真実も現実もない。それらは戦争を体験した人以外にはわからない。映画で戦争をやるならそれなりの覚悟が必要だってこと理解しなければならない。これはスーパーマーケットで沢山あるシリアルの中からお気に入りのシリアル買ってるような女がやっちまった惨事だ。そもそも映画なんかに真実や現実なんかあるわけがない。戦争を経験してない人間は主人公の妻みたいに押し黙ってるしかできないんだよ。素早い反応なんて出来ないんだよ。だって経験してないんだから。童貞やバージンがセックスについて語れないのと同じようなもんだ。しかし、自分にも責任があるってことを忘れては駄目なんだよ。それは戦争を知らない人々にも罪はなくとも責任はあるからで、罪は個人に関わり、責任は集団に関わるからってことだ。
爆発すると映画的にも華があっていいよね。人間関係、対立とか、友情とか、信頼とか中途半端に描いて何がしたいのかね。物語も放棄して、ただ映像繋げて垂れ流して、あと何日とかいう何の効果もないチャプター分けして、手持ちかスタビで、クウィックズームで臨場感ですか?立派だねぇ。嗚呼立派だ。まさか21世紀初頭、こんなプロパガンダにアカデミー賞をあげるなんて、アメリカという国はまだまだ異国で糞垂らしまくる気なんだな。本当に立派な国だ。
アメリカ映画の面汚し的愚作。中指立てて差し上げます。  
すぺるまさん [映画館(字幕)] 1点(2010-03-13 00:00:18)(良:1票)
13.《ネタバレ》 「やっちまったな」感が否めない映画。主人公が戦場に来てまで戦争ゲームをしているシーンでその後の展開はバレバレ。英雄気取りで無茶してお見事解決っ!絶対死なないだろうな。ってのが明らかでした。途中、やけに人間臭さを出してますがその後もやっぱり同じ展開。全体的なテーマも”戦争は麻薬だ”って感じが今までの映画とかぶる。結局、現代になって本土で戦争した事のない人たちのある種の皮肉にも見える。
「ランボー」や「フルメタルジャケット」と同じような内容。
オープニングの爆弾処理のシーンに惹かれて見てしまったが、盛り上がりはそこだけだった。
ぷー太。さん [映画館(字幕)] 4点(2010-03-12 20:05:25)
12.《ネタバレ》 本当に最初と最後だけの映画でした。中盤があまりにも荒唐無稽すぎる。
映像も特段凄いわけではない。決してアバターをバカに出来るような脚本・演出ではないと思う。
理不尽みるくさん [映画館(字幕)] 3点(2010-03-11 22:24:23)
11.《ネタバレ》 「人様の食卓に勝手に上がりこんで、糞タレておきながら、てめえのケツを拭くのに苦労してやがる」ってのはあるんですけどさ、そこで思考停止してたら結局戦争を始める連中なんかと同じ視点でしかモノ見てないんじゃねーの?とも思うワケですよ。現場で動いてる人間ってのは、実のところ、国を背負ってたり、義務感を抱いてたりっていう、国家が生産したロボットっていうかクローンみたいなモンではなくってね、自分達と同じ次元に存在している人間なワケです。戦争に行くにも色んな事情を抱えていて。ハナっから好きで戦争に行くようなヤツぁ、そういなくてね、どんどん戦場に慣れて行ったり、どんどん戦場を嫌悪していったり、怪我したり死んだり。仲間同士での意思の疎通もままならない人間が個として責任背負って向き合うには限界があって、その個を呑み込んで政治があり、戦争があると。そのデカいケツを拭かなくちゃならないハメになるのは一体、誰の、何のせいなんだ?と。人としてプロフェッショナル魂と戦争の異常性との折り合いを付ける、あるいは付けられない人々のギリギリな状態を描いた力作だと思いました。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-11 14:40:09)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 150人
平均点数 6.23点
021.33%
121.33%
210.67%
364.00%
4117.33%
52315.33%
63221.33%
73120.67%
83523.33%
953.33%
1021.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review8人
2 ストーリー評価 6.26点 Review15人
3 鑑賞後の後味 6.57点 Review14人
4 音楽評価 6.18点 Review11人
5 感泣評価 4.28点 Review7人
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【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
作品賞 受賞 
主演男優賞ジェレミー・レナー候補(ノミネート) 
監督賞キャスリン・ビグロー受賞 
脚本賞マーク・ボール受賞 
撮影賞バリー・アクロイド候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)マルコ・ベルトラミ候補(ノミネート) 
音響効果賞ポール・N・J・オットソン受賞(音響編集賞として)
音響賞ポール・N・J・オットソン受賞 
編集賞クリス・イニス受賞 
編集賞ボブ・ムラウスキー受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
監督賞キャスリン・ビグロー候補(ノミネート) 
脚本賞マーク・ボール候補(ノミネート) 

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