ルート・アイリッシュのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ルート・アイリッシュ

[ルートアイリッシュ]
Route Irish
2010年スペインベルギー上映時間:109分
平均点:6.14 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-03-31)
ドラマサスペンス戦争もの
新規登録(2012-04-04)【ミスター・グレイ】さん
タイトル情報更新(2023-02-26)【Yuki2Invy】さん
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監督ケン・ローチ
キャストナイワ・ニムリ(女優)マリソル
脚本ポール・ラヴァティ
音楽ジョージ・フェントン
撮影クリス・メンゲス
字幕翻訳太田直子
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【クチコミ・感想】

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1
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7.《ネタバレ》 ケン・ローチ監督作だから(確かに当然に)社会派作品ではあるのですが、本作は全体的にはごくシンプルなサスペンスであり(=状況設定自体は前述どおり高度に社会派ではありますが)かつそのサスペンス展開における主従(追及者と犯人)とゆーのも基本すべてがイギリス人なのですよね。その意味では、ゆーてそのテーマ的な部分てのは別にそんなに社会派的ではないかな…と思います(言っちゃあ全員が大きな意味での「加害者」側で、その方面の「葛藤」てのもごく添え物としてしか描かれないので)。いや、純粋にサスペンスとしては(その状況設定のユニークさも相まって)十二分に面白い作品だと思うのですケドね。

ただもう一つ、主人公の民間警備兵・ファーガスのキャラクターとゆーのが、個人的にはけっこう大雑把な描き方だな…とも思いましたね。前半ではこのイラクの惨状に対する軍人としての「諦観」も見せ付けつつも、ネルソンその他の非道に対してはごく強い怒りを示してゆく…がソレだってフランキーの死に対するソレと綯交ぜ・ごっちゃに為っている様にも見えて彼の本心・信念とゆーのはどーにも捉え辛い。その上に中盤以降、モ~錯乱状態に陥ったかの如くに無謀な行動を連発してゆき、最後には無駄な犠牲も出してゆく…個人的にはちょっと共感は出来そうにないキャラクターでしたですね。シンプルに、もう少し尺を取って状況説明やその心情の描写を足しても好かったのではねーかな…とも(特にラスト付近)。

蛇足ですがもう一点、ファーガスとレイチェルがそーいうコトになるのも、流石にそーなるの早すぎでしょ⁉と(数日でそーなってない?と)。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 5点(2023-02-24 11:11:53)
6.《ネタバレ》 戦争企業で働く男がイラクで殺され、その兄貴分が、その死の真相を追っていくお話。それとともにイラク戦争での、戦争そのものとゆうより、そこに絡む民間警備会社の実態が描かれていて、わりと重たい映画ですが、サスペンス仕立てで観やすい作りにはなっていました。でも、観終わったら、嫌な気持ちでむなしさを感じましたけどね。「嫌なときに嫌な場所へ」とゆうセリフが繰り返し出てきますが、これが本質であるとともに、そのままブーメランにするあたり、映画から怒りみたいなものを感じました。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-14 18:43:20)
5.ケン・ローチだったからもっと期待してしまったけど、期待ほどではなかった。でも普通の映画に比べたらとっても面白い映画。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-11 12:14:06)
4.《ネタバレ》  コメディだった前作「エリックを探して」から一転して、本来のケン・ローチ監督らしく世の中の酷い現実を怒りをこめて告発する社会派ドラマに仕上がっています。

 今回は戦争を商売にしている民間会社が取り上げられていて、かなり重苦しい内容ではあるのですが、途中からまるで必殺仕事人のような展開になり見応えがありました。ただし、決してスカッと溜飲が下がるようなヒーロー物ではなく登場人物の一人ひとりが人間としての弱さを抱えていて、やはりケン・ローチ作品だなと感じましたね。
TMさん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-11 00:47:53)
3.ルート・アイリッシュ。それはバグダッドのグリーン・ゾーンとバグダッド空港を結ぶ世界一危険な道。

ここで起きた主人公の男の親友が殺された事件の解明を通して、イラク戦争の裏にある問題をミステリー・サスペンスタッチで社会派ケン・ローチが怒りを込めて告発する。

何の罪もない子ども達が戦争の犠牲になっていくのに対し、何度か登場する関係者の台詞。「そんなことはイラクじゃ日常茶飯事じゃないか」が腹立たしい。

イラク戦争の背景にある、戦争を民営化・派遣化してしまう派兵の民間企業への委託と、そんな企業に高額報酬で雇われていく民間兵の存在とそこにある問題を告発しながら、一番の犠牲者は戦争とは何の関係も無いイラクに暮らす普通の人々じゃないか。そんなケン・ローチの怒りの声が聞こえてくるかのようでした。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-14 13:50:57)
2.んー、ん゛~、、、。ローチの新作だってんで見に行ったんだけど、彼は、戦争映画はあんまり向いてないんじゃないかなあ、と感じてしまった。『麦の穂をゆらす風』しかり、『セプテンバー11』しかり。戦争で儲ける会社なんてのは他にもたくさんあるわけで。そもそも、主人公のファーガスが何でそこまで大事な親友フランキーを置いて先に帰国したのかが全く分からない。その後、真相を暴こうとするのはまあ分かるとしても、復讐心から短絡的に先走った行動が目に余る。おまけに遺された親友の妻と男女の関係になる・・・。『麦の穂~』でも、内戦に至る背景や内戦そのものの描写は薄かったけれども、内戦に引き裂かれた兄弟のドラマが実に見応えある描写になっていて、あれはあれでまあ、人間ドラマとして良いと思ったけれど、本作は、戦争そのものの持つ犯罪性を問うているわけであって、あまり感傷的な主人公は、テーマの描写に向いていないと思うのだよね。ファーガスがフランキーを死に追いやった男を拷問するシーンがあるのだけど、結局のところ真実を引き出せなかったり、犠牲になったイラクの少年の遺族に援助を申し出たり。なんというか、おセンチ過ぎて白ける。ラストは、まあ、こういう主人公だから、ああいう始末の付け方を選ぶのは道理であって、もの凄く納得するけれども。ローチにしては、冷静な視点が欠落した作品になっている気がして不満だなぁ。どーでもいいけど、字幕に「行ったり来たり」が「言ったり来たり」と変換ミスがあったような。職業病で、誤字脱字にすぐ目が行ってしまうので、揚げ足取りですみません。何よりショックなのは、ローチ作品を見ている途中で睡魔に襲われたということ。こんなの初めて。しかも、劇場出たら、外は予想外の大雨。そんなこんなで、ったく、なんだか凹んだなぁ。
すねこすりさん [映画館(字幕)] 5点(2012-04-14 16:08:08)
1.《ネタバレ》 この映画でルート・アイリッシュの存在を遅すぎだけども知りました。世界一危険な道路で起きた事件を元に話が進むんだけどもこれがまた、実際にめちゃくちゃありそうで怖い。デ・パルマが「リダクテッド」で描いたイラク戦争とは全く違った思考でその辺の若者が儲かるというだけで民間兵として前線で活躍しているという事実、誰を殺そうが何かを破壊してその後捕まったとしても全てうやむやにされて無罪放免になってしまうという事実、雇い主の会社は全てを隠そうとして残された家族に捻じ曲げた真実しか伝えない事実はあまりにも残酷。何かできたはずなのに自分の行動によって全てを見逃して何もできなかった主人公の苦悩は痛いほど分かります。短気すぎなのはちょっとうっとおしいですがラストの彼の行動には、、、、頭を抱えました。
M・R・サイケデリコンさん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-12 22:45:25)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.14点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5342.86%
600.00%
7457.14%
800.00%
900.00%
1000.00%

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