黄金を抱いて翔べのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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黄金を抱いて翔べ

[オウゴンヲダイテトベ]
2012年上映時間:129分
平均点:6.08 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-11-03)
サスペンス小説の映画化
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タイトル情報更新(2018-05-02)【イニシャルK】さん
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監督井筒和幸
助監督滝本憲吾
演出武正晴(演出補)
キャスト妻夫木聡(男優)幸田弘之
浅野忠信(男優)北川浩二
桐谷健太(男優)野田
溝端淳平(男優)北川春樹
西田敏行(男優)ジイちゃん(斉藤順三)
青木崇高(男優)キング
中村ゆり(女優)北川圭子
田口トモロヲ(男優)山岸
鶴見辰吾(男優)末永
駿河太郎(男優)
宇野祥平(男優)
原作高村薫「黄金を抱いて翔べ」(新潮文庫刊)
脚本吉田康弘[監督]
井筒和幸
主題歌安室奈美恵「Damage」
撮影木村信也
製作千葉龍平
エイベックス・エンタテインメント(「黄金を抱いて翔べ」製作委員会)
電通(「黄金を抱いて翔べ」製作委員会)
配給松竹
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
編集冨田伸子
録音白取貢
照明尾下栄治
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12
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4.好き嫌いの分かれそうな作品。
本作の物語の主軸は2つあります。
①金塊強奪(金塊の強奪)をする男たち
②金塊強奪をするまで、刺客に狙われる男たち。
②の割合がかなり多くて、(金塊強奪をするだけで大変なのに)主人公たち6人は数多くの辛苦を強いられるようになります。
この②の描写は面白いことは面白いのですが、各エピソードはぶつ切れで、ダイジェスト感が否めないものでした。
金塊強奪の決行までに、これに長い時間をかけるのでフラストレーションがたまる人も多いと思います。
肝心の①なのですが、これはツッコミどころ満載です。
過程にスマートさは皆無、方法は超アナログ、主人公たちはものすごいゴリ押しで金塊強奪をすることになります。
「オーシャンズ11」のような華麗さを期待すると、憤慨すること必死です。
しかし、これらも決して大きな欠点になっていません。
前半の主人公たちの暮らしぶりと、後半の無理矢理な強盗手段では、彼らの退廃的な心情がみてとれます。
このドロッドロの薄暗~い男臭さこそがこの映画の最大の魅力。
「黄金を抱いて翔べ」なんて華麗なタイトルですが、実際は地面にはいつくばって黄金を狙っているイメージなのです。
個人的にはちょっと苦手な作品でしたが、東方神起のチャンミン、妻夫木聡、溝端淳平などのイケメン勢の演技の幅を感じられる作品でした。
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 5点(2012-11-09 23:59:35)
3.《ネタバレ》 至極真っ当なクライムムービーでした。しかしこの真っ当な映画を作るのが如何に難しいか。こういう映画はサスペンス、スリルのテンポが命。ダラダラ登場人物の紹介をしたり、計画実行までの準備が長すぎたりすると、観ていて飽きが来てしまうものですが、この映画はそこのテンポが抜群に良かったと思います。主要登場人物を多すぎない6人に絞り込み、それぞれの金塊強奪計画の役割、それに付随する職業・性格・出自を的確に描写しています。その様にセットアップが見事だからその後のキャラクターの掘り下げも観ていてとても納得というか話の展開に整合性があります。こういう背景をしっかり描写できない映画が現在如何に多いか良く分かりますね。その後の展開も、主人公たちの邪魔をする奴らは、街のゴロツキ(ヤクザ?)、左翼運動家、北朝鮮のダブルスパイとバラエティに富んでいるのですが、その複雑さを実に綺麗に回収していきます(実は繋がっていてまとめてやっつけたりしますが)。しかし個々の要素が適当に片付けられているかと言うとそうではなく、奴らの襲撃によって確実に主人公たちは消耗し計画に綻びが生じてくる。このあたりの展開の仕方も実に見事だったかと。近年の日本映画の本格的なクライムムービーとしては非常に水準の高い作品だったと思いますし、文句なくオススメ作品ですね。
それから役者がとにかく輝いていて、個人的に最高だったのは桐谷健太さん演じるサラリーマンの野田でした。他のメンツが全員プロなのに対し、いたる所でビビリまくる演技が最高に面白かったです。普段ヤンキーの役が多いこともあってか本作の役柄とのギャップがツボでした。やや残念だったのは真っ当に作りすぎた故なのか、ぶっちゃけ展開が容易に想像できる場面が多々あったことです。産婦人科から出てきて「2人目できたのよ」なんて言っている時点で死亡フラグがビンビンなのに、その上無防備に交差点渡るシーンを撮ったりしたらいかんですよ。あのシーンで母子が無事に横断歩道を渡れると想像した人がいるんでしょうか?
民朗さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-08 19:52:05)(良:1票)
2.俳優陣の演技に関しては文句のつけどころがありません。多分、映画自体はイマイチだった、という人も俳優の演技にケチつける人はいないでしょう。それぐらい良かったです。モモのキャスティングも含め、これ以外の配役が思い浮かばないぐらい。
社会的背景は「古い」と思う部分がありますが、そこは無視するとして、映画としては「よく撮ってくれた」という感じです。無敵のヒーローヒロインが、バッタバッタと敵をなぎ倒し、怪我しても死んでもすぐ復活する映画だらけの中で。
画面の中の彼らは本当に生々しい。痛みも汗も苦しみも肌に伝わってくるようです。
これは完璧に「人間ドラマ」の映画なのです。間違っても「黄金強奪の爽快感」を求めて観てはいけません。
小説の時からですが、かなり「聖書的」な意味が含まれています。その部分からこの映画を解釈すると、またおもしろいです。
ふと、思ったのですが「深作映画」に近いかもしれません。
好き嫌いが分かれると思いますが「観て損はしない」と思います(だって、こんな贅沢なキャスティングでこんなアンチヒーローの邦画なんて、今時やってくれないよ;)
果月さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-07 23:26:32)(良:3票)
1.《ネタバレ》 俳優さんたちが役に入り込んで丹念に演技していました。
渋い。
男達の生き様に目が離せませんでした。

まず浅野忠信さんのトラック運転手が凄い。
ズボンのはき方や猫背でがに股で歩くとことか、しゃべると大声でうるさいなど。
あ~こんな運転手さんいるいる!と私にはツボでした。
妻夫木聡さんもさすがの演技。
静かだけど実行力はピカいちの役どころにぴったりでした。
桐谷健太さんのビビる演技には大笑い。
あのシーンもこの場面も面白かったなぁ。
西田敏行さんのお陰で、作品がびしっと締まりました。
そして東方神起のチャンミンさんの可愛いこと。
オバサンの私はすっかりとりこに(笑)

北朝鮮の事とか敵のヤクザの事とか、実は良く分からなかったことも多いのですが。
それでも充分楽しめました。
秀作。
たんぽぽさん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-06 21:42:23)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.08点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4312.50%
5520.83%
6833.33%
7312.50%
8520.83%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review4人
2 ストーリー評価 5.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.25点 Review4人
4 音楽評価 5.25点 Review4人
5 感泣評価 4.75点 Review4人
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