ダラス・バイヤーズクラブのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ダラス・バイヤーズクラブ

[ダラスバイヤーズクラブ]
Dallas Buyers Club
2013年上映時間:117分
平均点:6.95 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-02-22)
ドラマ医学もの実話もの
新規登録(2014-03-09)【ヒナタカ】さん
タイトル情報更新(2017-11-24)【TOSHI】さん
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監督ジャン=マルク・ヴァレ
キャストマシュー・マコノヒー(男優)ロン・ウッドルーフ
ジャレッド・レト(男優)レイヨン
ジェニファー・ガーナー(女優)イヴ・サックス
デニス・オヘア(男優)セヴァード
スティーヴ・ザーン(男優)タッカー
グリフィン・ダン(男優)ヴァス
マイケル・オニール(男優)リチャード・バークレイ
ダラス・ロバーツ(男優)デイヴィッド・ウェイン
藤原啓治ロン・ウッドルーフ(日本語吹替)
撮影イヴ・ベランジェ
製作総指揮ホリー・ウィーアズマ
カシアン・エルウィズ
配給ファインフィルムズ
編集ジャン=マルク・ヴァレ
ネタバレは禁止していませんので
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【クチコミ・感想】

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21.《ネタバレ》 何かの冗談だろ、この俺がHIV陽性だって?すると、あんたら医者はこの俺があの汚らしいホモ野郎たちと同じだって言うのか?しかも余命30日だって?ふざけんじゃねぇ!一つ教えといてやるよ、この俺、ロン・ウッドルーフ様を30日で殺せるものなんてどこにもありゃしねえ――。1980年代、テキサス州ダラスでカウボーイをしている電気技師ロン・ウッドルーフは、酒と女をこよなく愛し、ホモと役人が大嫌いなアメリカ南部の典型的な俗物田舎者。ところがある日、長年にわたる地元の売春婦たちとの奔放な性生活がたたって、彼はエイズに罹患していることが分かるのだった。しかも告げられた余命は30日。なんとしてでも生き延びたいロンは、金にものを言わせてまだ未承認の治療薬AZTを手に入れようとメキシコにまで足を運ぶ。そこで、モグリの医者から汚い現実を知った彼は、とある画期的なアイデアを思いつくのだった。法の目を掻い潜り、偶然知り合ったゲイのレイヨンと共に違法すれすれのエイズ治療薬販売会社「ダラス・バイヤーズクラブ」を立ち上げるロン。いつしか、彼の元には様々な悲劇を抱えたエイズ患者たちが集ってくるのだった…。実話を元に、余命30日と告げられながらも、したたかに生き続けたとあるカウボーイの半生を淡々と綴ったヒューマン・ドラマ。うーん、確かに末期のエイズを患いながらも希望を捨てずに生きたこのカウボーイの生き様をエネルギッシュに描きたいという監督の情熱は分かるし、アカデミー賞を受賞したというマシュー・マコノヒー&ジャレッド・レトの鬼気迫るような熱演にも素直に圧倒されたのだけど、ちょっとあまりにも見せ方がお粗末じゃないですか、これ。なんだか、実話を元にしたお話の悪い面ばかりがやけに目に付く作品だと僕には思えました。たとえば、主人公ロンがこの違法すれすれの会社を立ち上げることになったきっかけも、彼の友人となったゲイのレイヨンが辿る運命も、最後の裁判へと至る過程も、もっと巧い見せ方があったはずです。ドキュメンタリーや再現VTRならまだしも、実話だからとはいえもっと観客への見せ方に拘って欲しかったですね。最後まで、あまりにも淡々と進むため、残念ながら僕にはちょっぴり退屈な作品に感じてしまいました。アカデミー賞受賞も納得の主演俳優2人の熱演がすこぶる良かっただけに残念っす。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 5点(2015-05-12 00:26:19)(良:1票)
20.《ネタバレ》 えーっとまだHIVが同性愛者のウイルスみたいに思われていた頃に感染、発症してしまった
奔放で酒とドラッグと女とロデオが大好きでホモが大っ嫌いなアウトローがエイズと闘ったはなしでした。
映画の内容、デキよりもマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトの怪演とか役者根性を堪能する作品だと思います。
客の中に自分好みの女がくれば本人がエイズ患者と確かめてやっちゃうとか、400ドル払えなければあっさり追い返すとか同じ病で苦しむ人たちを助けようみたいな正義感、使命感で動いてるわけじゃないんですね、自分のためなわけ。
とことん実在したロン・ウッドルーフという人物をありのまま見せたという感じで、賞賛や美化はしてないとこが良いです。やけにハイウエストなボトム、ジーンズでシャツはきっちりIN。あの頃ってああだったけ、それともテキサス流?野暮ったかったです(笑)
それでも結果、多くの人々に感謝されるという、世のため人のためと大義をかかげながら実はぜんぜんそうなってないことが殆どってことを再確認したかな。スーパーでのシーンが最高の見せ場かもね。
それよりココの投稿の少なさにいちばんびっくりした、SFファンタジーの方がそりゃお気楽にたのしめるのはわかるけどね、なんかちょっと残念!
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-25 12:58:41)(良:1票)
19.《ネタバレ》 アメリカ国内なので、多様な人種、セクシャリティーもあるのだろうが、マシューが、もう最高に良かった、AIDSを、正面から、取り上げ、その向かい方も良かった、ただ、女医と、仲良くなったのに、医院を開業しようと提案しなかったこと、この辺の絡みを入れてくれればよかったのに、あの、ジョイは、ベンアフレックの奥さん、昔はスパイ映画のドラマもやっていましたよね、あの女医の使い道がイマイチ、もったいない気がして、処方箋が、ないと薬が出せない、なら、診断して貰えば、良いことなのに、確かに、今で言うNPO法人、または有志のクラブで、活動費飲み実費で、配る、その発想が素晴らしいし、沢山の薬を持ち込む努力、仕組みも笑えた、日本でも、AIDS訴訟や、薬の承認問題は、今でも同じにあるだろう、エイズでなくてもガンでも、難病でも、その役所とのやりとり、もう全然笑えずに、真剣に見てしまいました、最高に素晴らしい仕上がりの映画だと思います。沢山の人の死を見つめる仕事をしている、私は、少しも笑えませんでした。楽しめました。
yasutoさん [DVD(字幕)] 10点(2015-02-22 16:09:12)
18.《ネタバレ》 女、薬、賭け事ロクデナシの主人公にエイズが発覚し余命30日と分かる。
そこから主人公の逆転劇が始まる。
実話を基にしているので大きな盛り上がりなどはありません。
期待してた分ちょっとイマイチな印象でした。
主演のマシュー・マコノヒーは初めて知りましたが今、旬の俳優らしいですね。
Dry-manさん [DVD(吹替)] 4点(2015-02-13 01:58:25)
17.《ネタバレ》 クスリと酒と女好きの奔放な男がエイズと戦う実話に基づいたドラマ。犯罪スレスレの未承認薬を使った患者救済。顔面蒼白にしてガリガリにやせ細ったエイズ患者をマシュー・マコノヒーが怪演、アカデミー最優秀主演男優賞受賞。同賞最優秀助演男優賞受賞のジャレット・レトを始めとするホモを受け入れられず、マジな医学ドラマがコメディに見えて興ざめ。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 5点(2014-12-31 22:20:44)
16.日本人役の中国人はひどすぎて笑ったが、とても心に残る映画だった。
アキラさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-16 15:51:01)
15.勧善懲悪ではなく、いいところもあれば悪いところもある、とても人間くさい映画でとても好き。
医療もの映画は苦しむ人を見せたり、人が死んだりするところを見せ場にして観客を満足させようとするつくり手側の理論が見え隠れするものが多い中、ノンフィクションの説得力にあぐらをかくことなく真面目につくられた良質の映画。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 8点(2014-11-30 21:33:04)(良:1票)
14.最初の間は、「ホモ野郎はどんな気持ちで観たらいいんだろな。」と思ってたけど、観ていくうちにホモ野郎も大切に扱われていた。言っとくけど僕はホモじゃないです。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-25 19:04:43)(笑:1票)
13.ガリガリに減量した体が本物の患者に見える。
共感はできなかったけど、役者は幾多の賞に値する熱演。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 5点(2014-11-11 22:07:06)
12.マシュー・マコノヒーとジャレッド・レトーの激痩せぶりについ目をうばわれ、肝心のストーリーに入っていくのにしばし時間が必要でした。しかし、忘れ難い一本になりました。
HRM36さん [DVD(字幕)] 8点(2014-11-10 14:47:36)
11.《ネタバレ》 皆さん仰ってますが、アカデミー賞を獲得した主演と助演の男優2人の演技が凄まじく、思わず見入ってしまった。特にマシューは激痩せにより、あの役をやるのに相応しいリアリティさを体現していたと思う。そのお陰で終始安定してその存在感を画面の中に焼き付ける事に成功しています。
ストーリーは全然予備知識無く観たので驚きましたが、これ実話なんですね。最初はいかにもチョイ悪オヤジ風のチンピラだったのが、HIVと申告されたことにより、なんとか生き延びようともがいて行くストーリーで非常に引き込まれます。普通だったらヤケクソになって酒浸りになったり犯罪を犯す所ですが、そうならないのがこのオッサンの凄い所。人間、死に直面したら変わるもんだなあなどと呑気に観ていたら、必死で勉強して効く薬を買い付けに世界中奔走するわけです。その辺の才能は生死がかかっているとは言え神懸かり的です。あっという間に大量の薬物を仕入れて、しかも自分と同じ境遇の奴らも救ってやろうとする所が素晴らしいです。最初はただ金儲けの為だったと思うのですが、彼らの涙して喜ぶ姿を見るにつけ、段々使命感にとらわれていくようになる。しかしそれらは違法な行為で、やがて政府と対立して行くことになり…。とにかく、彼の必死で生きようとする姿は人間味に溢れ、応援せざるを得ないほど感動的であった。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 8点(2014-11-07 14:38:28)(良:2票)
10.《ネタバレ》 もう、マコノヒーとレトの役作りが凄すぎて、それを追いかけているだけで2時間があっという間です。これこそが俳優の演技です。余命宣告をされようが差押が来ようが商品のルートが断たれようが、"f**k"と"s**t"でひたすら全部突破する主人公に乾杯。そのぶれのなさこそが、今にも墜落しそうな自分の生命を救い、低空飛行ながらも着実に前に向けて飛び続け、いつしか大空へと滑空する。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-10-21 00:59:55)
9.きっとこの世の中には、人が人らしく当たり前に生きるための“障壁”となっている“決まり”がまだまだ沢山あって、自分自身も含めた人々は、そういうことを知らなかったり、気づかないふりをしているのだろう。
“障壁”を受ける当事者だけが、それの解消に文字通り「生命」を懸けなければならない世界では、あまりに生き辛い。

主演俳優があたかも実際に「生命」を削ってみせているような名演で表されたこの映画は、ある日突如として過酷な運命を背負うこととなった一人の男の奮闘と、彼自身さえも含めた社会の無知と傲慢を訴えてくる。
そして、エイズ患者ばかりではなく、同性愛者、低所得者、社会における不遇を受ける人々の感情を多層的に映し出していると思えた。

ただ一方で、多層的な構造は、図らずもこの映画の主軸で描かれるものが必ずしも正論ではないことを垣間見せる。
主人公が巻き起こしたムーヴメントは、社会の矛盾に風穴をあけたことは確かだろう。しかし、文字通りに進退窮まった状況での苦肉の策であったことも事実。

果たして、彼の行動によって、彼に関わった人々は真の意味で救われたのか、その後の社会は救われたのか、そして彼自身は……?、そういう本質的な部分にもう少し踏み込んでくれたなら、この映画は更に傑作になり得たと思う。

とは言え、この映画世界に息づいてみせた俳優たちの演技は物凄かった。
マシュー・マコノヒーとジャレッド・レトは、文字通り「生命」を懸ける様を演じ切ってみせている。
両俳優の一挙一動を追うだけで、映画を観るということの満足感は満たされるだろう。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-19 23:47:18)
8.《ネタバレ》 ガリガリに痩せたマシュー・マコノヒーの姿を見た時にはお涙頂戴の難病ものかと思ったのですが、実際には多層構造のよくできた物語でした。もちろん映画の中心にあるのは難病だし、主人公がいつ死ぬか分からないという危なっかしさがドラマ性を高めているのですが、それだけに寄りかかっていない脚本・演出の姿勢は大いに評価できます。これは、ゲイを差別していた主人公が差別される側へ回るという逆転の物語であり、脱法手段で金を稼ぐ主人公の成り上がり物語であり、アウトローが巨大な権力と戦う物語でもある。そして、叶わぬ恋に生きる者の物語でもあります。愛する人と一緒にいられる幸福感と、その人は永遠に自分には振り向いてくれないという絶望感を同時に味わいながら生きるレイヨンがかわいそうで。命を縮めるとわかっていても麻薬依存から抜け出せないことに彼の苦悩が表れているのですが、それでも表面上は常に明るく振舞っていることとのギャップで泣かされます。。。
ただし、本作にはアメリカ映画の悪い点もドバっと出ています。それは、過度の単純化。作品内の対立構造をわかりやすくするために、既存の治療薬AZTをまるで毒のように扱い、これを販売する製薬会社は金目的で副作用を隠蔽し、これに認可を与えた役所は製薬会社から賄賂を受け取っているという、何とも酷い描写が続きます。ただし、事実は映画ほど単純ではありません。80年代にはエイズは社会問題であり、この難病によって人類が滅ぼされるのではないかという不安すらありました。そんな中、HIVウィルスを殺せるAZTは世界中から受け入れられていたし、当時から副作用の存在も知られていました。もちろん、薬の認可スピードが遅いというお役所体質は問題だったし、ロンのような活動家がこれに風穴を空け、受けたい治療を受ける権利の獲得に貢献したことは大きな功績ですが、それにしても本作の描き方はあまりに一面的すぎるように感じました。。。
薬や治療の認可とは難しいものです。患者側に多様な選択肢があることは一見すると良いことに思えますが、それは素人である患者が、自分の責任で治療法を判断せねばならないということでもあります。そんな中で、学術的な裏付けのとれていない治療法が溢れかえれば、適切な治療を受ければ助かっていた命が失われる危険があります。本作は過度の単純化によって、そうした社会的な切り口を失っている点が残念でした。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-10-04 01:54:40)(良:3票)
7.《ネタバレ》 M・マコノヒーが別人でびっくり。冒頭のやさぐれた彼の姿にどんな展開になるのか少々不安だったが、段々まともになっていき最後はちょっと感動。マーク・ボラんはホモにすかれるミュージシャンだったのか。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-14 00:13:15)(笑:1票)
6.《ネタバレ》 所謂、ゲイ&レズビアン・フィルムの一本と言っていいでしょう。それらの過去の映画と大きく異なるのは主人公がテキサスの生粋のホモフォーブなこと。ロデオに興じ、避妊はせず、強烈に同性愛者を口汚く攻撃する、ステレオタイプのカウボーイと考えていいと思います。また、その最低な主人公を演じるマシュー・マコノヒーの演技が素晴らしく、彼の振る舞いから目が離せなくなる。しかし、一見すると過去の映画に良くある生き急ぐ破天荒な人間を描いた映画に見えますが、そうではない。
彼は一般的な人々の無意識にでも持っている感情を非常に鋭角化したキャラクターなのだと思います。HIVに感染していると告げられた時に彼は「でまかせを言うな!そんなわけあるか!」と激昂し病院を飛び出しますが、数日後には「やっぱり感染してるのかな……」と不安になり病院に顔を出す。AZTを手にする手段も失い宣告された余命が間近に迫ると泣き喚く。彼はとても人間臭いのです。だから彼は私たち観客そのものと考えるのが正しいと思います。彼の持つホモフォビアもそうで、誰しもある種の偏見は必ず持っている。ゲイ・レズビアン、ユダヤ人、黒人、中国人、韓国人、朝鮮人、被差別部落民、etc...、ある作家が書いていましたが、現在の世の中は「ユダヤ人や黒人は差別してはいけません」と規定しているに過ぎない。誰にも差別意識は確実に存在する。
そんな主人公がビジネス・パートナーであるトランスジェンダーのレイヨンの為にスーパーマーケットで激昂するシーン、レイヨンと遂に友人として抱擁するシーン、薬を求める同性愛者たちのために車を売り払って薬を都合するシーン、最後に同性愛者たちに拍手で迎えられるシーン、それらが如何に偏見を氷解させるカタルシスに満ちていることか。
ラストカットで暴れ牛に跨るロンの姿は非常に印象的且つ象徴的です。振り落とされればタダでは済まず、端から見れば単に生き急いているだけの行為に見えるロデオ。しかし彼のそんな生き様は無駄であったか?間違いなく否である。
決して派手な映画ではないですが、静かなカタルシスを感じられる素晴らしい映画だったと思います。
民朗さん [映画館(字幕)] 9点(2014-05-04 08:46:54)(良:3票)
5.《ネタバレ》 
飾り気のない正直なストーリーだったと思います。
そこにはドラマチックな展開はなく、無理に涙を誘うような演出もなし。
相棒が亡くなったことすらさり気なく処理されてしまいました。
とにかく、主人公の人物そのもので勝負し、その人物象を前面に出し切った感があります。
それと相乗効果をもたらすように、耳鳴りのような音や揺れる画面…といった全編に漂う不健康さ加減。
それだけに最後の仲間のささやかな拍手の出迎えに、さり気なくホッとさせられました。
終わり方も地味でしたが、彼があのラストカットまで辿り着いて良かったと心から思います。
午の若丸さん [映画館(字幕)] 7点(2014-04-19 22:40:25)(良:1票)
4.《ネタバレ》 序盤のマコノヒーは、クソ野郎。
カウボーイ気取りで常にくわえタバコ。ゲイを差別する。女好き。賭けに負けると逃亡して警察に泣きつく。エイズはゲイがなるものという偏見を彼も持っていたが、彼はゲイではなかったのにエイズになってしまう。
同じ境遇で苦しむ患者の多くはゲイ。ゲイ嫌いの彼は、孤立してしまう…かに見えたが、彼は強かった。
自ら道をバリバリと切り拓き、最初は会話すらも拒絶していた1人のゲイとも、利害の一致をきっかけとして信頼関係を作り上げていく。副作用の危険な医薬品は認可されているのに、他国では安全性も効果も実証されているビタミン剤も使えないのは、どうも利権が絡んでいるらしい…。
そんな不条理に違法行為で対抗するマコノヒー。違法行為とは言え、彼は誰も傷つけない。 しっかりきっちり勉強もするマコノヒーかっこいい!
最初は悪党にしか見えなかったのに。生き残るために、自分のために戦っていただけなのに。結果として、彼は多くの人を救うことになるのだ。
難病が絡むので辛いところもあるが、とても気持ちの良い物語である。
すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 18:25:29)(良:2票)
3.《ネタバレ》 ○重たい映画かと思ったが、実はコメディ要素もある。○主人公のマシュー・マコノヒーのメインストーリーも印象的だが、その彼に惚れるジャレッド・レトーのサイドストーリーが切ない。オスカー獲得には納得。
TOSHIさん [映画館(字幕)] 8点(2014-03-21 21:25:33)
2.《ネタバレ》 この作品のキモって、女性のエイズ発症者がやって来て、そのことを知ったロンが次のシーンで「やっちゃって」るとこ、スーパーでのシーンの最後でレイヨンの眼が訴えてるとこに集約されてます。わたしはそう感じました。前者は、ストレートのエイズ発症者が「デキ」る環境ってそれしかないわけだし、そう、相手にとってもね。後者はロンを愛してしまう瞬間を見事にとらえたってことで。おめかしするシーンの台詞にそれが顕れてるよね。マーク・ボランの使いかたが美しいし、一発屋 Animotion の “Obsession” をうまくはめこんだとこも音楽的には賛辞。そうそう、渋谷見せるシーンだけは勘弁、右の角に“TSUTAYA”あっちゃダメでしょ、80年代ってことになってるんだから。 減点1はそこ、ということはほとんど満点ということ。
shintaxさん [映画館(字幕)] 9点(2014-03-17 20:34:22)
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 6.95点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
437.32%
5717.07%
6512.20%
7819.51%
81229.27%
949.76%
1024.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.25点 Review4人
4 音楽評価 9.66点 Review3人
5 感泣評価 10.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞マシュー・マコノヒー受賞 
助演男優賞ジャレッド・レト受賞 
脚本賞 候補(ノミネート) 
編集賞ジャン=マルク・ヴァレ候補(ノミネート) 
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2013年 71回
主演男優賞(ドラマ部門)マシュー・マコノヒー受賞 
助演男優賞ジャレッド・レト受賞 

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