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この世界の片隅に

2016年【日】 上映時間:126分
平均点: / 10(Review 82人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものアニメ漫画の映画化
[コノセカイノカタスミニ]
新規登録(2016-10-20)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2017-07-02)【イニシャルK】さん
公開開始日(2016-11-12
公開終了日(2017-09-15)
レビュー最終更新日(


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監督片渕須直
のん北條すず
細谷佳正北條周作
小野大輔水原哲
潘めぐみ浦野すみ
牛山茂北條円太郎
新谷真弓北條サン
小山剛志浦野十郎
京田尚子森田イト
佐々木望小林の伯父
塩田朋子小林の伯母
原作こうの史代「この世界の片隅に」
脚本片渕須直
音楽コトリンゴ
作詞コトリンゴ「たんぽぽ」
こうの史代「みぎてのうた」
片渕須直「みぎてのうた」
サトウ・ハチロー「悲しくてやりきれない」
作曲コトリンゴ「みぎてのうた」/「たんぽぽ」
加藤和彦「悲しくてやりきれない」
飯田信夫「隣組」
編曲コトリンゴ「悲しくてやりきれない」/「隣組」
主題歌コトリンゴ「みぎてのうた」/「たんぽぽ」/「悲しくてやりきれない」
挿入曲コトリンゴ「隣組」
製作朝日新聞社(「この世界の片隅に」製作委員会)
東京テアトル(「この世界の片隅に」製作委員会)
東北新社(「この世界の片隅に」製作委員会)
バンダイビジュアル(「この世界の片隅に」製作委員会)
双葉社(「この世界の片隅に」製作委員会)
MAPPA(「この世界の片隅に」製作委員会)
企画丸山正雄
プロデューサー真木太郎
制作MAPPA(アニメーション制作)
配給東京テアトル
作画松原秀典(キャラクターデザイン・作画監督)
録音柴崎憲治(音響効果)
あらすじ
広島に暮らす18歳のすずに、ある日突然縁談話が持ち上がり、彼女は戸惑いながらも軍港の町、呉に嫁ぐ。折しも太平洋戦争は激化、呉の町への空襲も日に日に激しくなる中、周囲の人々に温かく支えられながら、彼女は気丈に生きる。しかし、ついにその日はやって来た…。こうの史代の漫画をアニメーション化。すずの声を女優のんが熱演。
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82.《ネタバレ》 (地元自治体の平和事業での上映会にて観賞)
原作未読。皆さんのレビューからして結構アレンジされてるようですので、あくまで本作についての感想です。
戦争の悲惨さが随所に込められていながら、悲しみを前面に押し出すことを極力抑えた演出が、逆にリアリティーとなって伝わってくる作品ですね。誰が死のうと、自分の身に何が起きようと、そのことに捕らわれることなく生きていかねばならなかった時代。かといって決して死に対して無感覚ではなかった時代。現代よりもずっと、日本人が命を慈しんでいた時代。今の日本のあり方に警鐘を鳴らすようなメッセージ性のある作品ではなく、戦中戦後の日常性の対比から、平和の大切さを教えてくれる作品でした。
上映会には子どもたちの姿が多かったけれど、低学年以下には難しかったかな?
ぽこたさん [映画館(邦画)] 8点(2017-08-13 10:03:49)《新規》
81.《ネタバレ》 俗に言う「第二次世界大戦モノ」「広島原爆モノ」にありがちな悲壮感やドロドロした人間関係もなく、登場人物皆が仲良くて優しくて終始ほのぼの・ほんわかとした作品でした。それ故にクライマックスあたりの悲劇が衝撃だったりするわけですが…。ある意味思ったとおりで、ある意味予想とは違う作品でした。多分このほんわかとした雰囲気は実写では絶対無理ですね。個人的に「必ず見るべき!」とは思いませんが、「見れるチャンスがあれば見たほうがいい」という作品した。
なな9さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-08-13 02:09:33)《新規》
80.《ネタバレ》  戦時下の日常がニュートラルに描かれており、そのことにより「日常の中に戦争があること」がどういうことなのかという感覚がストレートに伝わってきます。

 その感覚は、「平和が第一、戦争は反対」「国益が第一、そのためにやむを得ず武力行使が必要な場合もある」といった言葉で簡単にまとめられるものではなく、個人的なことや社会全体の様々な要素が複雑に連鎖して、そこから生じる決して解決できないジレンマに葛藤し、どこかでとりあえず折り合いをつけて何とかその場をしのぐようなもので、うまく言葉にできないのがとてももどかしいです。(自分でも何を言ってるのかわからなくなっています)

 ただ、戦争というものが、そういう状況を引き起こすものなのだと知らしめるためにも多くの人にみてもらいたい作品です。

 テレビ局は、毎年、終戦記念日にこの映画を放映すべき!
TMさん [インターネット(邦画)] 10点(2017-08-12 14:51:22)
79.こうの史代さんの絵柄はどちらかというと苦手な方なのですが映画は多少マイルドになっていたので違和感なく映画の世界に入れました。
戦争を描く映画も漫画も多いけれど、市井の人々の生活を主として描いているのが良かったです。

日本にかつて戦争があった。歴史の教科書には描かれていないことが知りたいです。
いま戦争体験者は高齢になり、そのうち日本で戦争経験のある人はいなくなります。
その時に戦争があったということを思い出させてくれる作品は大切です。この作品もそうだと思います。
omutさん [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-05 08:38:29)
78.《ネタバレ》 原作を以前に読んでいて、本作は映画館で二回観ました。
イデオロギッシュなメッセージが希薄なうえに、原作の白黒の漫画から、カラーになり動きと音声がつくことでリアリティは飛躍的に向上し、監督が航空機等の考証にも造詣が深い方ということで、その辺りの(艦艇などの)描写が正確なため、所謂軍事マニアの評価も高いでしょう(ポスターに大きく青葉を使っているのがあるのもその辺りへのアピールかな)。
反面、映画化でカットされた戦争の相対性を言う「誰かの幸福は誰かの不幸」「この国から正義が飛んで行く」
といった原作セリフに代表されるクールな視点や当時の方々の感情、原作者が「ユリイカ」の特集号で語っているような原作にある戦争のワクワク感については大分端折られしまっています。「悲しくてやりきれない」をいきなり持ってきてしまうのも「はい、悲しいお話のはじまりですよ」とばかりの印象操作に違和感があり、受け手によっては原作者の嫌いな月並みなお涙頂戴作品とらえられかねないものになってしまっています。映画は原作とは異なり、監督や関係者、制作会社やマスコミとの共同作品なので仕方ないかもしれませんが、期待があっただけに少々がっかりしました。
クリプトポネさん [映画館(邦画)] 5点(2017-08-05 00:58:18)《更新》
77.最近できた映画館で鑑賞しました。短編で構成されたオムニバス(四コマ漫画的?)で主人公の変遷を辿っているけれど、ただなんとなく人生のある時期を眺めたような印象で主義や主張、あるいは娯楽のようなものを感じることはできなかったかな〜。
ようすけさん [映画館(邦画)] 5点(2017-08-02 21:08:19)
76.《ネタバレ》 「君の名は。」よりは面白かったと思います。
一つ山を挟んだ場所での原爆の描写が斬新で印象に残っています。
ただ、主役の声はお世辞にも褒められたモノではないと思います。普段の喋り方がたまたまあんな感じだったというだけのことで、声優としての技量は素人。プロの声優ならもっと上手くやったと思います。
でも、これだけ称賛されているのですから、キャスティングした方はいい仕事をされたのかも知れません。
それと、現在の日本人にとっての戦争映画というのは、「罪のない一般市民がこんな酷いことになっている」もしくは、「特攻隊などを中心とした勝ち目のない戦闘」という視点が主体となっていますが、こんなことをされる前に自分たちが他所で一体何をしていたのか、について我々はあまりにも無知なのではないかと思うことがあります。でもそれは、学校教育で全く教わっていないのですから、当たり前の話な訳で。
日本人が、被害者と加害者を常にセットで頭に置いて、「戦争はいけない」と語れる時代が、いつか来てほしいと思います。
マー君さん [映画館(邦画)] 7点(2017-07-31 12:11:56)
75.見るつもりはさらさらなかった。無理やりレイトショーのチケットを押し付けてくる人に不快な感情を抱いているのだが、映画もそんなに評価が高いとは思えないものでした。誰でも2,3代前はこの戦争に巻き込まれていたファミリーヒストリーを持つ、余計にそんなきれいごとばかり並べられてもと憤りさえ感じました。
HRM36さん [映画館(邦画)] 5点(2017-07-31 09:59:07)
74.《ネタバレ》 正直、戦争映画はあまり好きではないけれど公開直後すぐにツイッターのTLであまりに評判が高いので観に行くことにした。
チケットを予約しようにも最寄りの劇場はほぼ満席、慌てて他の劇場で予約したがばんばん席が埋まっていって焦った。
それほどまでに評判の高い映画なんだな、と驚きつつでも戦争ものはなあ…とまだ重い腰をひきずるような気持ちで観に行ったという。

始まって数分で引き込まれていた。冒頭、少女のすずが荷物を壁にもたれかけて背負いなおす細やかな動作だけで「これは期待できる」と確信した。
気付いたらすずさんと和美ちゃんのあのシーンで思わず「あっ!」と声をあげてしまっていた。
それくらい周囲の環境を忘れるほどに物語にのめり込んでいたのだ。
観終えたあとは滂沱、滂沱。なんだこの映画は最高か、こんなん絶対名作どころか後世に残るだろ…滂沱。
映画館から出たあと視界に飛び込んできたビル群と煌びやかな夜景、豊かな現代のいまの私達の暮らしとのギャップに
まるで自分がタイムスリップしたかのような感覚に捉われたのも驚き。

細かなところでん?これはなんだ?どういうことなんだ?なんでノートの端っこが破れてるの?すずさんの持っていたあの紅はなに?
リンさんの描写がすずさんと何か関係めいてるわりに中途半端なのはなんで??と原作にも興味がわき
全巻揃えて読んだらこちらでもリアルに「あっ!?」と声をあげてしまっていた。
うっかり周作さんの秘密を知ってしもうた…w

ともかく、私はこの作品のラストの描写でいままで某『火垂るの墓』で背負わされていた戦争映画の孤児に対する
鬱々とした感情が昇華され心から救われる思いがした。
『この世界の片隅に』は人間を信じられる映画だと思う。
どぶん子さん [映画館(邦画)] 10点(2017-07-18 22:58:31)(良:1票)
73.《ネタバレ》 絵に未練があるなら、相手も考慮せずに結婚を承諾するなよと思うのですが。
径子という働く女性像が存在するため、これしか生きる道がなかったとは思えません。
また、白木リンと周作の関係性が全く理解できないため、リン周辺のエピソードで興ざめします。
このキャラクターは、出さないか、もっと深く描くかのどちらかにするべきだったのではないでしょうか。
時代考証とか映像は良く出来ていると思います。
Donatelloさん [映画館(邦画)] 4点(2017-07-18 21:32:22)
72.とにかく、”のん”こと能年玲奈の声が素晴らしい。とても重要な要素だ。

わたしの母は広島の女学校出で、すずさんと同年代である。足が悪く映画館に連れていけないが、DVDになったら早く見せてあげたい。
そのあとにコメント付け加えようと思う。
爆裂ダンゴ虫さん [映画館(邦画)] 9点(2017-05-29 23:39:16)(良:1票)
71.タレント声優は大嫌いですが
担当キャラが能年さんそのものだったので違和感ありませんでした。
マントタヌキさん [DVD(邦画)] 10点(2017-05-18 16:23:09)
70.《ネタバレ》 2回鑑賞。場面設定やアニメ画の繊細さ、主人公の声、随所に入るボケと突っ込み、そして戦争の描き方、これらのバランスが絶妙です。最後の家族が一人増える流れがちょっと強引かなとも思いましたが、当時あった話なんでしょう。何度も見たくなる映画です。
Banjojoさん [映画館(邦画)] 10点(2017-04-24 23:26:39)
69.映画が小説や漫画、音楽と決定的に異なる点は一人では作れないことだ。そのことによって映画はとかくツギハギのように一貫性のない作品になりやすい。そのような作品はハリボテのように中身がない。見る人が見ればまがいものであることがわかってしまう。特に原作があったり、脚本と監督が異なる映画ではしばしばこれが起こる。
しかしこの映画はどうだろう。ストーリー、アニメーション、音楽、さらには声優の演技までが何か共通した意識、意図を持っているかのようにまとまっていて、一つの美しい世界観を創り上げている。
特に素晴らしかったのはキャラクターの愛しらしい表情や仕草だ。柔らかく自然でまるでかわいい草食動物でも見ているようだった。やはりアニメは良い作画があってこそだと改めて思った。
そしてもう一つ言わねばならないのが主人公すずの声優である。あれをどう説明したらいいのだろう?もう声優なんてものは存在していなくて、すずそのものがただそこにいる、そんな感じだった。あとで一体この声優は誰なんだと調べてみたら「のん」という聞きなれない名前があって、どこぞの新人さんかと思いきや、それが能年玲奈だとわかって衝撃を受けた。いろいろと問題の多い彼女だが、その原因はその人並み外れた感受性の強さが原因なのかもしれない。いずれにせよこの素晴らしい力があるなら彼女がエンターテイメントの世界から消えることはないだろう。彼女を必要とする人はこれからもきっといるはずだ。

穏やかでのんびりと、ときに和気藹々と、みんなで力を合わせて辛いことを乗り越えて、それでも悲しいことは起こる。それでも前を向いて歩いていく。世界の残酷さと人の強さを正面から描いた本当に良い映画だった。
ばかぽんさん [DVD(邦画)] 10点(2017-04-02 12:53:38)
68.《ネタバレ》 本作の原作漫画を遥かに凌駕する映画的演出で特記すべきは、まずは、呉の嫁ぎ先のロケーションです。山のふもと。斜面の畑。石垣。晴美と呉港を見渡して会話するシーン。

タンポポを飛ばすシーンで、周作と並んで石垣の上に座る場面など、高低と奥行きの描き方が圧倒的。そして呉で初めての大規模な空襲のシーン。「こんな時に絵具があれば」というモノローグ。青空に連続して描かれる破裂する爆弾。なんて美しい表現でしょう。また、時限爆弾の後の、黒地に線香花火のような落書き風の処理。こういうの、実写でやってもいいよなぁ、と思いながら見ました。


さて、もう一つ、大雑把な云い方ですが、映画を見た際に誰もが感じるであろう、隠喩の豊かさについても、原作で既に描かれているか検証したい、と強く思いました。

そこで、象徴について追記。やっぱり、本作において最も重要な色彩は白色なんだろうな、とつらつら思いました。思いつくまま白い色をあげてみます。
例えば、タンポポや白鷺の表すもの。金床雲とキノコ雲。ばけ物と鬼(ワニを嫁にもらうお兄さん)。或いは、ネーミングによる多重性、すずとりん、すずの妹の「すみ」(片隅のすみではないか)、「ふたば」という料理屋。遊郭「二葉館」。
これらは殆ど、原作通りですが、映画における白鷺のメタファーは原作をかなり超えるものです。
白いタンポポ。タンポポの綿毛。白鷺。白鷺の羽。波間の白うさぎ。白粉、白粉をふった、すずの顔。雲。アイスクリーム。包帯。砂。糖。白米。


ところで、これは映画的な話ではないので恐縮なのですが、御多分に漏れず、私も映画を見た後、気になって原作を読んだクチです。
何を一番確認したかったのかというと、実は冒頭の扱いでした。この映画を見た際に最も驚いたのは、冒頭、アバンタイトルで、幼いすずが船に乗って一人広島市内へお遣いに出ますが、その際にBGMとして讃美歌「神の御子は今宵しも」が流れ、広島市では、クリスマスの装いが描かれるのです。ちょっとこれには驚きました。

タイトルバックの「悲しくてやりきれない」以上に、このクリスマスソングに驚いたのですが、原作ではこのシーンは昭和9年1月の出来事として、描かれており、明かな片渕須直による改変なのです。

原作と映画との相違では、この部分は大して重要じゃないかも知れません。こゝよりも、夫・周作の過去の扱い、遊郭の女・白木リンの扱いの方が大きいかも知れません。
ただ、私にとっては、本作がクリスマスの映画として始まる、というのは決定的に重要な細部です。
ゑぎさん [映画館(邦画)] 9点(2017-03-28 05:40:00)(良:1票)
67.《ネタバレ》 戦争の時代の中で、純朴に生きた女性を丁寧に描いているのは確かだが、
すこし、きれいごとすぎてないか。人々が荒んでいたこの時代、もっと嫌なことが多くあったはずだが、
この時代でも“楽しかった”“良かった”・・・何が“楽しかった”“良かった”・・のか、
時代を受入れて、純朴に生きる映画が、なぜ、今、高い評価を得るのか不明である。
当時の時代の不幸が目新しいのか、それとも、非日常の変化(不幸)のドラマを体験した気分になる
ことに感動しているのか。理解するのが難しいね。
この監督は何を表現したかったのか。今、中東では、これ以上の不幸を多くの人が味わっている状況で!
cogitoさん [映画館(邦画)] 5点(2017-03-19 14:14:24)(良:1票)
66.《ネタバレ》 ◇小さなころからのすずと家族、市井の日常を丹念に描くことで、観客はすずの親戚にでもなったような親近感を抱く。
◇一緒に泣き笑い物語は進むが、その日が近づいてるのを、すず達は知らない。観客は知っている。
◇あっけなく奪われる日常。それでも、人々は、生きるためにたくましく日常を取り返す。
◇この映画に出会えたこと感謝します。
ハクリキコさん [映画館(邦画)] 9点(2017-03-05 10:28:25)
65.《ネタバレ》 ここまで継続して評判がよいとなると、見ないわけにはいかないなと思い劇場へ。海を駆け抜ける白うさぎの描写、自分の意思と異なる環境においてもひたむきに生きるすずの姿など、印象に残ったところもありましたが、フィーリングがどうも合わなかったです。良作であろうとは思うのですが。
jcross18さん [映画館(邦画)] 5点(2017-03-05 09:27:21)
64.《ネタバレ》 呉市でお店をやっていた私の祖母がまだ健在だった頃、戦中/戦後の生活について聞いたことがあった。祖母は「戦争でお店も全部焼けちゃって、本当に貧しくて何もなかったけど、それでもとにかく毎日楽しかったねぇ。」と答えてくれたのだが、私はこの祖母の言葉を聞いた際、不思議な感覚を持った。自分が勝手に抱いていた戦中/戦後のイメージと「楽しい」という言葉が結びつかなかったのだ。それがこの作品を見て、なんとなくだが祖母の言葉の意味が分かったような気がした。

毎年8月になるとテレビで放送される戦争特番や戦争映画。勿論真実ではあるのだろうが、やはり一つの角度から描かれた「側面」であり、「ダイジェスト」なのだろう。「昔の人は大変だったんだなあ」戦争特番を見るたびにそんな感想を抱き、どこか昔の人は今の自分達とは違うのだという意識を持っていた。しかし考えてみればほんの数十年で人間の業や生活の本質が変わるはずもない。人間の1日とは昔も今も、朝起きて、ご飯を食べ、排泄をし、それぞれが仕事をし、家に帰ってきて夕ご飯を食べ、お風呂に入って翌日の為に寝る。要はこれの繰り返しであり、これの繰り返しこそが人生であろう。この映画が衝撃的であるのは、そういった人間の日々の生活=日常にフォーカスしているところにあり、戦争という「非日常」にフォーカスしてきた今までの戦争ものとは、ほとんど真逆のアプローチであると言える。

2016年5月、オバマ氏の現職大統領として初の広島訪問。あの日行われたスピーチがより心を打つものであったのは、あの8月の日の朝も、いつもと変わらない、そして私たちと何も変わらない、普通の日常があったのだ。そしてそれを一瞬で壊してしまうのが戦争なのだという事に触れたからではなかったか。

映画が終わった際、「すずさんが生きていて、良かった…」「お義姉さんが生きていて良かった…」「周作さんが生きていて…」と思った。
何も無い、普通の1日を過ごせるのがどんなに幸せな事かを実感できる映画である。
rain on meさん [映画館(邦画)] 9点(2017-03-03 13:16:09)(良:1票)
63.《ネタバレ》 見終わって、今まで味わったことのない感情に酔いしれた。
稚拙な表現になってしまうけど……すごい映画。
「おもしろい」「感動した」「好き」「深い」「恐い」「笑える」「考えさせられる」「悲しい」などの多くの感情がごちゃまぜになっていて、一言で言い表せられない。

前半は楽しくて笑えて、すずの魅力満載。当時の生活もわかっておもしろい。
後半は、原爆投下の日に向かってカウントダウンされていくのが非常に恐い。
日を追うごとに「戦争」が身近になっていき、庶民目線で戦争の恐怖が実感できる。
前半のほのぼのムードから一転、これでもかと不幸が起こり、絵柄の可愛さとあいまってギャップがすごい。
だからこそ、より戦争・原爆の悲惨さが伝わってくる。

あと良かったのが、のん(能年玲奈)の声。
すずにマッチしてたし、「声優を本業にしたら?!」って思うくらい、オンリーワンな声質だと思った。

他にも、コトリンゴの歌とか、すずのふにゃっとした笑顔とか、良いところが多すぎて語り尽くせない…。

気になった点をあげるとしたら、ところどころに出てくる抽象的表現や、リアルなのか空想なのかわからない描写は少々やり過ぎだったかな。
そんなに奇をてらわなくても十分傑作なのに。

そして一番の不満は、すずが右手を失くしたこと。
すずがとても魅力的で、すっかり虜になってただけに、見てて辛すぎる。
これのせいで1点減らして9点にしようか悩んだけど、戦争・原爆の悲惨さを後世に伝えることができる重要な作品でもあるので10点にした。
ネギ寿司さん [映画館(邦画)] 10点(2017-03-02 01:44:24)
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【点数情報】

Review人数 82人
平均点数 8.50点
000.00%
100.00%
200.00%
311.22%
422.44%
567.32%
633.66%
778.54%
81113.41%
91923.17%
103340.24%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.60点 Review10人
2 ストーリー評価 9.23点 Review13人
3 鑑賞後の後味 9.07点 Review13人
4 音楽評価 8.91点 Review12人
5 感泣評価 9.25点 Review12人

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