ソング・オブ・ザ・シー 海のうたのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

[ソングオブザシーウミノウタ]
(Song of the Sea ~海の歌)
Song of the Sea
2014年アイルランドルクセンブルグベルギーデンマーク上映時間:93分
平均点:6.57 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-08-20)
アドベンチャーファンタジーアニメファミリー
新規登録(2017-04-25)【もとや】さん
タイトル情報更新(2017-09-06)【+】さん
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監督トム・ムーア〔アニメ監督〕
フィオヌラ・フラナガンおばあちゃん/マカ
ブレンダン・グリーソンコナー/マクリル
原作トム・ムーア〔アニメ監督〕(原案)
音楽ブリュノ・クーレ
製作トム・ムーア〔アニメ監督〕
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7.《ネタバレ》 母親が謎の失踪を遂げ、以来父と幼い妹とともに小さな島で暮らす少年、ベン。家族以外誰も住んでいない辺境の地で古い灯台を管理しながら質素に暮らしていた彼だったが、都会に住むお婆ちゃんの強引な助言もあり、生まれて初めて都会で暮らすことに。母親の失踪の影響か、生まれて以来ずっと口を利いたことのない妹シアーシャと二人で、ベンはお婆ちゃんの家へと越してくるのだった。だが、新生活を始めたものの、偏屈な性格から何かというと嫌みを言うお婆ちゃんにベンの気持ちは沈み込んでゆくばかり。我が儘放題のシアーシャも彼の不満をますます増幅させるだけ。「もう嫌だ。元の家へと帰りたい!」――。そんな思いを強くしたベンは、ある日、お婆ちゃんの家を飛び出すのだった。ところが知らぬ間に妹のシアーシャも彼の後を付いてきていた。戸惑う彼を不思議な現象が襲う。なんと老人の顔をした小さな妖精たちが、妹をさらってしまったのだ。果たして妹は何者なのか?妖精たちの真の目的とは?そして、海へと帰っていった母親が彼らに遺した歌に込めた想いとは?アイルランドの伝承を基に、妖精にさらわれた妹を求めて異世界を彷徨う兄をファンタジックに描いた幻想譚。昔懐かしのアニメ「日本昔話」ならぬ「アイルランド昔話」とも呼ぶべき本作、特徴的なのはやはりその独特の画のタッチでしょう。まるで絵本の世界をそのまま映画にしたような独自の雰囲気に最初は戸惑ったものの、それもすぐに慣れ、最後はどっぷりと浸っている自分がいました。いや、なかなか良かったですよ、これ。可愛さとグロテスクさの絶妙の間を突くこの監督のセンスは自分には完全にツボでした。特にあのお爺さんの顔をした妖精たちのキモ可愛いフォルムとかナイス!すべての記憶が髪の毛に刻み込まれた妖精なんてなんともユーモラスで最高でした。悪役となるフクロウ魔女もけっこうキャラが立ってましたし。まあお話としては至極単純ですけど、それもこれくらいの尺ならぎりぎり大丈夫。主役となるお兄ちゃんが妹に見せる屈折した愛憎も僕には魅力的に感じました。まるで絵本のような独自の世界観を持つアニメーション、うん、なかなか面白かったです。7点!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2021-05-03 18:00:12)
6.《ネタバレ》 元ネタはアイルランドの民話ということで、異類婚姻譚というヤツですかね。映画でのお話も大体そんな感じのオーソドックスですが、やっぱりどーもお話が面白くないのですね(根本的にやや暗めの話だ、ということもあって)。前作『ブレンダンとケルズの秘密』より尺も延びてますし、中盤は(なんか魔女が出てきてどーたらというアクセントが入るものの)ハッキリ言って退屈でしたね。

好い点としては、キャラがカワイイこと。絵柄は日本で言えば『ちびまる子ちゃん』とかあるいは『アンパンマン』くらいなごく低年齢向けアニメの感じですが、表情のつくり方から何からとにかく可愛くて、そこには観る価値があります。終盤のファンタジック展開での煌びやかな演出もとても綺麗でした。
Yuki2Invyさん [映画館(吹替)] 5点(2021-04-17 15:26:39)
5.《ネタバレ》 アイルランドの神話をモチーフに使っているけれど、これは家族関係のなかで傷ついている子供たちに向けた物語。

日本で「子供向けアニメ」というと、無意識に「両親と連れ立って映画館にお出かけしてアニメを見る幸せな子供たち」が想定されているけど、海外の児童文学には家族との死別や両親の離婚などで傷ついた子供のためのグリーフケアに目を据えた作品も多い。これもそのひとつ。

登場する全員が、親や妹や残された家族を愛したいし愛しているし笑い合って過ごしたいけど、妻を・母を・嫁を失った悲しみがそれを妨げる。父親の悲しみや祖母の悲しみも、大人の観客にはよく伝わるよう描写されている。
問題児になってしまった主人公は、唯一すなおに愛し愛されている犬に再会するために、おばあちゃんの家から我が家に帰ろうとする。
その中で悪い魔女に妹をさらわれてしまうが、その妹を助けるハロウィーンの冒険は、瀕死の妖精たちを助けると同時に、大好きだった母との「ただしい別れ」につながり、やがて残された家族の再生につながる。

連れのリクエストで吹き替えで見たため、音楽にも重きを置いたこの作品の真価を捉えているか微妙だけれど、吹き替えの歌もよかった。
重く切ない話を、絵本のようにシンプルで装飾的な絵柄と美しい色彩でくるんだ、とても魅力的な話だった。
せいさん [DVD(吹替)] 8点(2019-02-13 00:28:06)
4.とても美しく、そして心温まるファンタジーだと思う。今後の作品に注目したい。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-09-24 02:05:11)
3.《ネタバレ》  東京アニメアワードフェスティバル2015で鑑賞。

 可愛らしい絵柄で幻想的な世界、とても素晴らしい世界観、なのだけれども演出と脚本が大変にダルい出来。美しいけれど、話としてはちっとも面白くないんです。
 さらわれてしまった妹を救いにゆく兄の物語、なのですが、この少年が魅力の薄いキャラで、物語をちっとも引っ張っていってくれません。
 妹はとても可愛らしくデザインされていて、海の世界に魅かれてゆく、その幻想的な映像は最高なのですが(『夜明け告げるルーのうた』や『モアナと伝説の海』に先んじていて)、でも、映画の面白さには繋がらない、映画としてはひたすらダルいっていう。

 実直に作ればきっと伝わる、ってモンでもないんじゃないかなぁ。『ブレンダンとケルズの秘密』のレビューでも書いたように、この監督とは徹底的に波長が合わない訳ですが、この人、作画専門になって、演出や物語は他の人に任せた方がいいんじゃない?って思います。これも30分くらいにまとまっていたらねぇ。
あにやん‍🌈さん [試写会(字幕)] 5点(2017-08-31 23:15:40)
2.絵は綺麗だけど
とても退屈な映画。
訴えかけてくる何かがあるわけでなく、
ただ綺麗な絵の映画をつくりたかっただけのような気がしてします。
aimihcimuimさん [DVD(吹替)] 2点(2017-05-28 07:31:56)
1.まるで絵本が動き出したかのような幻想的な世界観に癒されます。
物語は少し悲しい展開を辿るのだけど、キャラクターがそれぞれに愛らしくて温もりが感じられる。
アイルランド神話になぞらえた家族の絆の物語に心から感動しました。
何か悩み事が出来たときにまた見直してみたい心の治療薬のような作品です。
最新の映像技術を駆使した3DCGアニメが全盛の時代だけど、トム・ムーアはアニメの新たな可能性を切り開いたような気がします。
作品の端々にジブリを思わせるシーンがあり、その影響力の大きさに改めて感心するのだけど、一方で近年のジブリが本来の輝きを失っているような気がしてもどかしい。
逆にこういった良質の作品が刺激になって、また素晴らしい作品が生み出されると嬉しいんだけどね。
もとやさん [DVD(字幕)] 10点(2017-04-27 17:39:01)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.57点
000.00%
100.00%
2114.29%
300.00%
400.00%
5228.57%
600.00%
7114.29%
8114.29%
9114.29%
10114.29%

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
長編アニメーション賞トム・ムーア〔アニメ監督〕候補(ノミネート) 

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