不良番長のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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不良番長

[フリョウバンチョウ]
1968年上映時間:89分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1968-10-01)
アクションシリーズものヤクザ・マフィア
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タイトル情報更新(2022-01-14)【イニシャルK】さん
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監督野田幸男
キャスト梅宮辰夫(男優)神坂弘
南原宏治(男優)河本五郎
石山健二郎(男優)榊清之助
谷隼人(男優)タニー
ジョー山中(男優)ジュン(名義「城アキラ」)
小林稔侍(男優)和夫
大原麗子(女優)お豊
渡辺文雄(男優)大江徳道
室田日出男(男優)染谷
日尾孝司(男優)ヤマ
左とん平(男優)ニギリ松
沢たまき(女優)梨枝
永井秀明(男優)桜井
藤村有弘(男優)中年男
丹波哲郎(男優)柴田刑事
脚本松本功
山本英明
音楽八木正生
企画吉田達
矢部恒
配給東映
美術藤田博〔美術〕
編集田中修
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2.《ネタバレ》 ※今回は作品単体、というよりはシリーズの総括という感じで確認下さいませ。
  参考書籍は杉作J太郎/植地毅氏の「不良番長・浪漫アルバム」【徳間書店】
 (これ数ある「浪漫アルバム」シリーズの中でも結構名著と思います)
  
・東映ピンキー・バイオレンスにはまり、ポルノ映画館に通い詰めだった若き日の私。
 お目当ての同時上映がだいたい決まってこのシリーズ。
 4年間に16本、というどんだけ作品出してんだよ!もういいよカポネ団!
 自分も何が何作目でどんな話かもうさっぱり。思わず苦情言った事がある。
 「興行的に時間つぶしになるし、単純に面白いし、何よりフィルムの上映料が安い!」
 とは映画館側の返事。ハァ、市場経済の中では優良なコンテンツなんですなぁ。

・映画館上映のすき間を埋める為に東映社長岡田茂が指示したのは
 なにしろ低予算。プロデューサー吉田達に指示し当時の製作費としては
 最低レベル。監督も外注ではなく、この作品が初監督作となる野田幸男。
 関西出身の野田監督「谷岡ヤスジの様にメチャクチャにしますよ〜」。
 上映当初は不評だったものの、観客にそのハチャメチャさが受けて
 社長岡田もその流れに乗った。で4年間に16作。

・私にとっての名作「0課の女・赤い手錠」('74)の監督でもある野田監督。
 ただ結局若くして亡くなられた為(97年、62才で逝去は若すぎる)、
 話を聞く機会は無かったが、先輩の石井輝男が良く講演会、上映ゲストで
 話してたのは「野田ちゃんは、あの作品で時流に乗った」という事。
 60年代後半の学生運動の高まり+邦画の斜陽化によるエログロ路線への移行、
 そして野田監督の才気が生み出したエネルギーによる賜物であった、
 てな話なのでしょう。
 【ただ石井監督は「会社のコマ」になってしまった野田監督が
  後年細かすぎるカット割りや予算を越えた映画作り=作家性追及
  の結果、岡田茂社長=東映から追い出された事も話しており
  収益性と芸術、両立の難しさも語っていたのが印象的でした】 

・撮影時のエピソードは上記の「~浪漫アルバム」に記載されてますが、
 もう凄すぎですな、こりゃ。神坂弘=生前の辰兄ぃのインタビューも
 記載されてますが、「(共演者たちに)撮影開始の時間だけは守らせた
 =開始までは遊んでも良いと認識してた」「女性にはもう飽きた」
 文脈の裏にはどんだけトンデモない事実があったか、という事ですよね。
 でもそんな作歴を「誇りに思う」という辰兄ぃだったからこそ、
 ダウンタウンの突っ込みを平然と受け、ロバート秋山の物まねも許容してた。  
 
「映画というのはあくまでも娯楽である」という事を徹底したこのシリーズ、
いちいち突っ込むのは野暮。とことん楽しもう。 駄文失礼しました。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 5点(2021-11-10 11:02:46)
1.近年、昭和がイカしてた時代であるかのように吹聴され、それも80年代のバブルこそがイカした昭和だ、みたいな風潮があるけれど、いえいえ、本当にイカしていて本当にブッ壊れてたのは、70年代だと思います。その壊れ具合がよくわかる一例がこの、東映一のシリーズ作品数を誇る『不良番長』。製作はまだ1968年ですから、実は60年代末期からすでに、ブッ壊れ始めてたんですねえ。
不良番長こと神坂弘を演じるは、もちろん梅宮辰夫。どう見たって、不良にも番長にも見えないんですけどね。スーツ着てたりなんかすると、会社の重役みたいにすら見えてくる、妙な貫録が。
その彼がチンピラどもを引き連れて、まー、ロクなコトをしません。いきなりのアベック襲撃に始まり、やりたい放題のオンパレード、悪辣の限り。しかしカメラが回っているからこの程度なのであって、カメラの無いところではこの出演者たち、何をやってたのか想像もつかぬ・・・という、映画の存在自体が不良の極みみたいな、悪い意味で「伝説のシリーズ」となっちゃってます。
で、この不良軍団が、ヤクザの抗争に参入し、クライマックスでは単車をブッ飛ばし、トラックで突入し、しまいにゃマシンガンを乱射。一体どうしてこんなコトになってしまったのか。それはひとえに映画自体が「不良だから」。これぞアナーキズムの極致、ナンセンスの極致。こんなのホメようがない、という最上のホメ言葉を贈るしかありません。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-10 17:47:37)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5150.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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