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夜と霧

Nuit Et Brouillard
1955年【仏】 上映時間:32分
平均点: / 10(Review 25人) (点数分布表示)
ドキュメンタリー
[ヨルトキリ]
新規登録(2003-09-28)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2006-09-27)【マーク・ハント】さん
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監督アラン・レネ
ミシェル・ブーケナレーション
原作ジャン・ケイヨール
脚本ジャン・ケイヨール
音楽ハンス・アイスラー
撮影ギスラン・クロケー
サッシャ・ヴィエルニー
製作アナトール・ドーマン
配給日本ヘラルド
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12
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25.《ネタバレ》 第二次世界大戦下、アウシュビッツ強制収容所で起きたユダヤ人の虐殺。
その出来事を記録したフィルムや写真を再編集して一つの映画にしたアラン・レネの短編。

同じナチスの非道を記録したミハイル・ロンムの「ありふれたファシズム・野獣たちのバラード」は、虐げられた人々よりも実行した関係者たち、ヒトラーの演説を冷静に聞く聴衆の分析といった部分に視線が向けられていた(それでもホロコーストや吊るし上げなど虐殺の記録は多い)。

この作品は戦争の悲劇性や、実行者の罪を問おうという趣旨はありません。あくまでありのままの事実を淡々と記録した映像なのです。

現在(撮影当時)の収容所跡地を映したカラー映像、そして過去の出来事を白黒のフィルムで映していきます。

収容所に列車で連行されていく人々。前半15分は収容所での生活、後半15分は人々が殺された“後”をひたすら映していくのです。
髪を剥ぎ、首を切り、炎で焼き尽くす・・・どうしたらこんな惨い事を平気で行えるのか、同じ人間が人間にこのような事をできる・・・考えただけでも背筋が寒くなる光景が続きます。

骨と皮になった人々、折り重なるようにして山盛りになった死体、炎で焼かれ黒焦げになった人間・・・まるで人間が家畜を屠殺するように人間の死体が重ねられているのです。
もっと怖いのは、それを黙々と埋葬する人々の映像。ブルドーザーで死体の山を埋めていく、皮と骨だけになった遺体を運ぶ人間の姿。彼等はあの光景を生で見て、何を思ったのでしょうか。

初見で眼を背けなかった人は、立派です。私はこのような映像を見る度に眼を背け、逃げ続けてきました。それは人の自由です。ですが、この映像を撮った人々は眼を背けずに何十分も何時間も骸となった人々を見続けたのでしょう。そう思うと、逃げてはいけないのだと考えるようになりました。

今ではこういう映像に慣れてしまったのか、見たその日の夜にうなされて寝付けないなんて事は少なくなりました。それだけ私が血も涙も無い人間になってしまったのでしょうか。時々自分が怖くなります。

彼らを殺した人間は、その手でまた飯を喰らっては人を殺していたのだろうか。考えるだけでも恐ろしく、本当に悲しい事です。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-21 20:52:52)
24.公開された1955年から未だに似たような事がそこここで行われている。平時にはごく普通の人が上官の命令の下どんな事でもやってのける戦争のおぞましさ。証左となる本作は語り継がれるべき一品です。
JAPANESE. 551さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-01 17:47:11)
23.《ネタバレ》 中学生の時に古書展で一冊の本に出会いました。題名は『夜と霧』~V・フランクル著。実存主義者であり心理学者でありユダヤ人だった彼は、チフスが蔓延し処刑が繰り返される強制収容所で、自身の感情を抑制し観察者に徹することで生き延びることができました。その体験を綴ったのが同著です。衝撃的な内容に私は途方もなく打ちのめされました。それからユダヤ人の歴史書やユダヤ人虐殺に関する本を読み、大学生の頃にポーランドのオシフェンチム(ドイツ名:アウシュヴィッツ)を訪れ、3日間かけて強制収容所を見学して回りました。そんな私にはこの映画は10点以外にありえません。ハッキリ言ってこの映画が描く32分の映像では、とてもアウシュヴィッツでのユダヤ人虐殺を全て把握できるとは思いません。例えば、行われた人体実験。実際には映画で描かれていたより更に凄惨な光景が広がっていました。SSのメンゲレ博士が固執した双子の研究、ゲルマン系に変化させるという名目で行われた瞳の色を変えるための眼球注射、フランケンシュタイン博士の様な常軌を逸した四肢転換手術など、枚挙にいとまがありません。ですからこの映画は強制収容所で起きた悲劇の骨子として観るのが良いと思います。但し、この映画は最後の最後に非常に重要なことを述べています。「どうすれば戦争を防げるのか。~(中略)~私たちはある国の、ある時期における特別な話と自分に言い聞かせ、まだ消えぬ悲鳴に耳を貸さない。」この一文がこの映画が伝えたかった全てでしょう。画面で行われた凄惨な行為を二度と繰り返さないようにするには、自身も胸に虐殺の種を秘めていることを自覚せねば意味がない。他国の一出来事ではなく、自国にも起こり得ることなのだと。テレビのドキュメンタリーの様な内容の映画ですが、この一文があるだけでもこの映画の価値はあると思います。
民朗さん [DVD(字幕)] 10点(2012-04-22 09:27:44)(良:1票)
22.単純に映画としてみると、高い評価はできない、というのが正直なところだ。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 5点(2012-03-28 20:38:50)
21.アウシュヴィッツ強制収容所の様子を描いた記録映画。
後半の映像はショッキング。実際には本作の映像では伝え切れない、
残虐な行為が日々行なわれていたわけで、想像しただけでも身の毛がよだってしまう。
これは、ちょっと点数をつけられるような作品ではないです。
人間の歴史から決してぬぐい去れない史実として、やはり観ておかなければいけない作品。
評価は中間点ということで。
MAHITOさん [インターネット(字幕)] 5点(2011-07-25 03:49:35)
20.本物の凄みと言うか、スゴイスゴイと繰り返すしかないですな。ブルドーザーで押していくときの、カタマリのグニグニとした動き。柔軟な物体集合の完全に物理的な動き。桶に集められた首の山、毛髪の丘。きれいに畳まれた皮膚。「なんで」こういうことが起こったのか、という考察より(そういうのは映像より文字のほうが得意だろう)、「なにが」起こったのかを検証する姿勢。フィルムは、なにより「記録」で強い。出来れば、当時のナチの気持ちでこの映像を見る気分の体験にまで行ければ良かったんだけど、それは見てるこっち側の課題だろう。この際立った残虐という「特殊」が、そこだけで閉じてしまわずに、誰もがやれたかも知れない、という「普遍」にまで持って行かなければいけないんだろう。ニコニコ笑ってる看護婦。こういうことに関わらずに一生を終えたい、と思うが、現在だって似たようなことやってるかもしれない収容所と化した国や地域はあるわけで、無関心でいいのかという思いも、柄にもなくうずく。とにかく『広島・長崎の記録』とかこの映画などは、写されただけですでに人類の重い財産となっているフィルムで、本来採点という行為になじまない。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2010-12-28 12:23:50)
19.決して忘れてはならない歴史の衝撃映像を纏めたドキュメンタリー映画。特に自分の中では髪の毛がインパクト大。が、映画としては今観るとちょっと弱い。本気でホロコーストに取り組んだ最初の映画ということに+1点。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-26 20:21:42)
18.《ネタバレ》 ユダヤ人虐殺というナチスドイツの戦争犯罪を告発するドキュメンタリーです。ナレーションは状況説明にとどめ、製作当時の映像と戦争当時の写真と映像を交互に編集する手法は、あの戦争の悲劇を伝えるのに充分に衝撃的です。32分という短い上映時間は、残虐な映像を冷静に観られるギリギリの時間です。人類の負の記憶として、未来に伝えなければいけない映画のひとつです。
※ぼかしが入り非常に観づらかった。こういう文芸作品に処理をするのはやめてほしい。
爆裂ダンゴ虫さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-15 10:37:00)
17.《ネタバレ》 目の前に映し出される「事実」にただただ絶句  なぜ戦争がはじまり なぜこのような悲劇が起きてしまうのでしょうか 人の歴史は殺しあいの歴史です 人は殺しあうDNAを持った悲しい生き物なのでしょう 戦争の無い平和な世の中を切に願います。
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-06 18:18:40)
16.世界一有名な収容所にして史上最悪の場所としても有名なアウシュヴィッツ収容所。見たあとこんなにも考えさせられた映画は「セブンス・コンチネント」以来、ってかそれ以上。出てくる映像、写真、すべてが真実。過去の話とはいえ、悪はいつになろうが消えることはないし一番恐ろしいのは人間。「こんなことがあったんだよ。」じゃすまされない出来事だし、ブルドーザーで死体を埋めるシーンは身震いがしてしまった。30分という短い時間にまとめた監督は拍手を送ります。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 9点(2008-10-25 10:20:48)
15.アラン・レネの放った強烈なドキュメンタリー作品。
いよいよアラン・レネが大嫌いになってしまった記念碑的作品。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 2点(2007-10-15 12:01:04)
14.人間は怖い。目を覆いたくなるような衝撃的な映像と、今私の周りにある平穏な世界とのあまりのギャップに、この作品をどれだけ見ても色のついたイメージにはならず、非現実的な世界での出来事としてしかとらえられない。取材も編集も荒い分、映像だけが真実味を帯びている。どんな事があったにせよ、この死体の山は真実であり、この国は集団心理によって本当に狂っていたんだと思いたい。映画やテレビで「ホラー」などに分類されている幽霊達よりも、それを作っている人間の方が本当に遥かに怖いじゃねえかと、そう感じさせられた映画。母親が借りてきたビデオで、小学生の時に初めて見ました。
nokkyさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-06-23 18:06:07)
13.《ネタバレ》 次々と悲惨な映し出される、アウシュビッツ収容所の悲惨な状況。このような残虐行為が国家の指示の下で合法的に為されたことに驚きを感じましたし、人間がいかに不完全な生き物であるかを思い知らされました。
映画の中でも語られますが、このドキュメンタリーで描かれた状況は「ある国のある時期にたまたま起きた特別な事件」で片付けることはできないですね・・・・・。
TMさん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-10 20:28:41)
12.こういうこと言うと「ネオナチ」のレッテルを貼られそうだけど、そもそも戦時体制で安価な労働力を集める必要があったとか言いながら、「(収容者は)暇つぶしに殺される」とは、どういうことでしょう。意味が良く解りません。貴重な労働者を勝手に殺してはまずいのでは?また大量の死体の映像は確かに悲惨ですが、それだけでガス室による犠牲者と決めつけてしまうのは、いささか強引ではないでしょうかね。少なくとも医師による死体の解剖所見みたいなものは必要なんじゃないかと思うのですが…。全体的に、ドキュメンタリーとしては「取材」の荒さが目立つと言わざるを得ません。
鳥居甲斐守さん [DVD(字幕)] 3点(2007-04-19 00:30:01)
11.《ネタバレ》 ネットをやり始めたばかりの頃、不謹慎とは思いながらも、人の死体の画像を検索したことがある。結局、うまく探せなくてそのときはほとんど見られなかったが、今、この映画を観て、そのときの自分の行為の愚かさを思い知った。
感想が上手く書けそうにないけれど、アラン・レネが戦争の悲劇を記録し、世に伝え、残したいという願いは確実に自分の心の中に入ってきた。
この映画の中のいくつもの無数の死体はみんな痩せ細っていて、目を見開いたままの死体や、頭だけが切られて山積みになっているのもあり、とても正視できるようなものではなかった。しかし、それとは対照に、最後の方で建物からぞろぞろと出てきた女達がみんな肥えていて、いかにも健康そうな体つきをしていたのが印象的だった。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 6点(2006-12-14 20:47:05)
10.ナレーションは戦争のこともナチスのことも語らない。レネの短編映画『ヴァン・ゴッホ』や『ゴーギャン』がナレーションではゴッホとゴーギャンの表面的な事象しか語らずに彼らの内面に迫ったように。そしてゴッホの絵画、ゴーギャンの絵画のモンタージュでゴッホ、ゴーギャンその人物を浮かび上がらせたように、ひたすらアウシュビッツの残酷な記録の断片を紡ぐ。そのモンタージュ効果によっておぞましきイメージを浮き上がらせ、さらに現在のアウシュビッツを映すことで風化させてはいけないという明確なメッセージを発している。ただのドキュメンタリーではない。映される映像とそこに被される言葉の巧みなコラボレーションのほうにもぜひ目を向けていただきたい。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-25 13:43:44)(良:1票)
9.これは、ナチによる凄惨なホロコーストを題材にした、優れたドキュメンタリー映画なのだけれど、僕はむしろそこに収められている内容そのもの、というよりむしろ、製作者がホロコーストという「事件」の悲惨さ、残酷さ、そこから立ち上る感情とか匂いとか、そういうものを何とかフィルムに収めようという「気迫」に圧倒され、感動した。その意味でこの作品は「ドキュメンタリー」である前にまず「映画」である、と思う。
ぐるぐるさん 8点(2005-02-16 15:29:23)
8.ホロコーストの残酷さの資料としてのものであって、映画として見るべきかどうかとなると疑問が残る。確かにインパクトはありまくり。それと、音楽が終始流れ続けて、しかも合ってない。評価が難しいので5点。
アルテマ温泉さん 5点(2004-12-25 17:29:36)
7.皮と骨になった彼らが処分する場所に困り穴に放り込まれたり、ブルドーザーで乱暴に片付けられる様子を見たら、殺されたユダヤ人たちの人情や人格、生活が鮮明に偲ばれました。ユダヤ人虐殺の映画は幾つか観てきました。でも、そのどれもがメインは9000000人の虐殺されたユダヤ人ではなく、シンドラーだったりピアニストだったりロベルトベニーニだったわけです。そんなドラマなんかよりも、夜と霧の32分間は9000000人のユダヤ人の人としての存在が痛烈に伝わってきます。それは今までの映画には出来なかったこと。この映画の価値はここにあると思います。お粗末な編集も変に美化したり残酷さを増したりせず32分という短い尺もくどくなくなかなか秀逸。映画もやはり時代と共に古くなっていくのですねぇ。
no_the_warさん 9点(2004-11-02 16:49:11)(良:1票)
6.残酷な映像が力を持つことは確かだけど、映画それ自体はさほど優れているとは思わない。衝撃を与えているのは映画の作り手の力じゃなく、真実の力のほうでしょう。資料としての価値はあっても、映画としてはたいしたことない。踏み込んだ考察があるわけでもなく、編集も普通のドキュメンタリー。内容が内容だから事実の重みに何もいえない雰囲気がありますが、ドキュメンタリー映画としてのできはどうなんでしょうか?
no oneさん 5点(2004-02-25 04:31:44)
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
214.00%
314.00%
400.00%
5520.00%
628.00%
7416.00%
8416.00%
9728.00%
1014.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.80点 Review5人
2 ストーリー評価 5.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review6人
4 音楽評価 5.00点 Review6人
5 感泣評価 4.20点 Review5人

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