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オーソン・ウェルズINストレンジャー

[オーソン・ウェルズインストレンジャー]
The Stranger
1946年上映時間:95分
平均点:7.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスモノクロ映画犯罪ものミステリー
新規登録(2003-10-19)【_】さん
タイトル情報更新(2009-05-11)【S&S】さん
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監督オーソン・ウェルズ
キャストオーソン・ウェルズ(男優)
エドワード・G・ロビンソン(男優)
ロレッタ・ヤング(女優)
脚本アンソニー・ヴェイラー
ヴィクトル・トリバス
ジョン・ヒューストン(ノン・クレジット)
オーソン・ウェルズ(ノン・クレジット)
音楽ブロニスラウ・ケイパー
撮影ラッセル・メティ
製作サム・スピーゲル
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5.《ネタバレ》 お目当てエドワード・G・ロビンソンのどっしりと構えた立ち居振る舞いが作品に重厚感をもたらしています。ただ、無欠過ぎて、キレッキレ(映像・音楽・演出に気鋭を見る)オーソン・ウェルズの魔の手にかかる心配を感じられなかったのが残念(贅沢)。併せて彼女の生死や如何に!が見どころの一つであるロレッタ・ヤングが今一つ物語に機能していないのも歯痒いところ。時計塔での決着は「カリオストロの城」が影響を受けたと思われるもので、ウェルズはこのシーンありきで本作を作り上げたのでしょうか? どストレートなサスペンスに満足の逸品です。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2020-12-02 16:34:37)
4.《ネタバレ》 これは、とにかくシンプルで、力強く、ストレートで、とにかく面白い!
ナチスの残党狩りを目的とし、持ち前の洞察力と行動でどんどん敵を追い詰める。
言葉では表せば極単純だが、ウェルズの大胆極まりないカットは、どんなシーンでも見る者を強烈に惹きつける。
クライマックスの時計塔!このシーンの素晴らしさよ!!
よくウェルズの作品はユーモアが欠けていると言われるが、俺は毎回偉そうな顔でズカズカドカドカ入ってくるウェルズの自信満々な顔で吹いてしまう。
「どうだ スゲエだろ 褒めて褒めて」とでも言いたげで、まるで子供のようだ。
飽くなき挑戦を続けたウェルズは、俺にとってはとてもユーモラスな存在であり、常に無骨な雰囲気を作り上げてくれる素晴らしい人間でしかない。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-29 20:50:25)
3.《ネタバレ》 この映画が面白いのは、サスペンスの基本に忠実なところでしょうか。
追われる側は追う側の作戦を知らない状況で追われ、また、追う側は追われる側の打った手を知らない状況で追うという流れでストーリーが進行していくのですが、観ている側はその先々で起こりうる状況を前もって予測出来てしまうため、劇中の登場人物よりも先に危機を察してスリルを味わうことが出来てしまうわけで、この当たり前のような演出がとてもよく出来ていて非常に見応えがあります。
この映画の場合ですと、ウィルソンが殺人が起こることを予測しそれを阻止しようとするところとか、キンドラーが梯子の上の方で横の棒を鋸で切るところなどですが、“当たり前の演出”であったとしても難しいのは、やはりテクニックやセンスが絡んでくるから。
例えば、スプラッター系でよくあるような画面上に突然バーーーン!!と現れて驚かすのは簡単だけど、観る者がその先に起こりうる出来事を前もって予測できる状況で恐怖心を煽るのは、これは作家によって上手く出来る人とそうでない人とがいると思います。
また、映画の終盤で、死んだと思っていた妻が生きていたときの夫婦間の会話もゾクゾクしますし、最後の時計台のシーンは、オブジェの持っている剣に刺されて塔から落ちてしまうという、ちょっと古臭い演出ながらも非常に切迫感溢れる感じがあって、ここの迫力はお見事でした。
映画の中で終始聞こえてくる時計の鐘の音が観終わってからもずっと耳に残るほど印象的。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-14 02:36:57)
2.《ネタバレ》 ウェルズが死体を見つけた奥さんの飼い犬を殺す場面で、異変を感じたように飛び起きるエドワード・G・ロビンソンに切り返されるのですが、この手法というのは今では2時間ドラマでも当たり前で、むしろ下手をすれば安っぽさすら感じさせるのですが、ウェルズがやれば全くもって効果的で強い緊張感を生み出しています。一見のところ良き教師でありながら実はナチであるという人物像も、ウェルズの巨体と神経質そうな雰囲気が説得力を持たせておりサスペンスとして一級の出来栄えなのです。・・・ただ、一つ気になるのは善玉の方を演じたロビンソンで、これは私に「犯罪王リコ」での彼のイメージが強烈に残っているせいかもしれませんが、ロビンソンのアクの強さというものはただの善人にしてはどうも気に障る不自然さがあるのです。例えば父親に娘の危機を伝えながらも冷静に状況を分析し、それを利用しつつも余裕しゃくしゃくの行動でドッカリとした感じを受けるその物腰は、何とも図々しい感じが出過ぎているように思えます。家政婦さんなどは心労でぶっ倒れてしまうのですから、その平然たる態度は鼻についてしまうほどなのです。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-01 18:18:24)
1.撮りたくて撮ったんじゃなくて、撮らされた感が強いので、人物描写も驚くほどおざなりだ。ウェルズっぽい光と影の陰影に富んだ映像は素敵だけれども、ちっともおもしろくない。逆プロパガンダ映画。
キャプテン・セントルイスさん 3点(2004-10-22 00:38:16)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3120.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7120.00%
8240.00%
9120.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1946年 19回
脚本賞ヴィクトル・トリバス候補(ノミネート)原案賞

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