イヴの総てのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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イヴの総て

[イヴノスベテ]
All About Eve
1950年【米】 上映時間:138分
平均点:7.79 / 10(Review 71人) (点数分布表示)
公開開始日(1951-09-21)
ドラマモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2016-11-21)【S&S】さん
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監督ジョセフ・L・マンキウィッツ
キャストアン・バクスター(女優)イヴ・ハリントン
ベティ・デイヴィス(女優)マーゴ・チャニング
ジョージ・サンダース〔男優〕(男優)演劇批評家アディソン・ドウィット
セレステ・ホルム(女優)劇作家の妻カレン・リチャーズ
セルマ・リッター(女優)マーゴの付き人バーディ・クーナン
マリリン・モンロー(女優)新人女優ミス・カズウェル
クレイグ・ヒル[男優・1927生](男優)案内係
ゲイリー・メリル(男優)ビル・サンプソン
ヒュー・マーロウ(男優)ロイド・リチャーズ
グレゴリー・ラトフ(男優)マックス・フェビアン
山崎美貴イヴ・ハリントン(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ東京】)
石塚運昇演劇批評家アディソン・ドウィット(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ東京】)
てらそままさきビル・サンプソン(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ東京】)
日野由利加劇作家の妻カレン・リチャーズ(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ東京】)
鈴置洋孝ロイド・リチャーズ(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ東京】)
稲垣隆史マックス・フェビアン(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ東京】)
かないみか新人女優ミス・カズウェル(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ東京】)
小林さやか〔声優・1970年生〕イヴ・ハリントン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
宮寺智子マーゴ・チャニング(日本語吹き替え版【PDDVD】)
土師孝也演劇批評家アディソン・ドウィット(日本語吹き替え版【PDDVD】)
牛山茂ビル・サンプソン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
小林優子劇作家の妻カレン・リチャーズ(日本語吹き替え版【PDDVD】)
池田昌子[声]イヴ・ハリントン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
奈良岡朋子マーゴ・チャニング(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中村正[声優]演劇批評家アディソン・ドウィット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
臼井正明【俳優】ビル・サンプソン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生マックス・フェビアン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
向井真理子新人女優ミス・カズウェル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ジョセフ・L・マンキウィッツ
音楽アルフレッド・ニューマン(音楽&音楽監督〔ノンクレジット〕)
撮影ミルトン・クラスナー
製作ダリル・F・ザナック
20世紀フォックス
制作テレビ東京日本語版制作(日本語吹き替え版【DVD/BD/テレビ東京】)
配給セントラル
特撮フレッド・サーセン(特殊効果撮影)
美術ライル・ウィーラー(美術監督)
ジョージ・W・デイヴィス(美術監督)
トーマス・リトル(セット装飾)
ウォルター・M・スコット(セット装飾)
衣装イーディス・ヘッド(ベティ・デイヴィスの衣装)
チャールズ・ル・メイル
編集バーバラ・マクレーン〔編集〕
録音トーマス・T・モールトン(ノンクレジット)
その他ダリル・F・ザナック(プレゼンター)
あらすじ
アメリカ演劇界最高の名誉であるセーラ・シドンス賞の受賞式。受賞者は、史上最年少のイヴ・ハリントンである。しかしきらびやかな客席には、浮かない顔がちらほら。思えばたった八か月前、彼女は劇場の楽屋口で、レインコートに奇妙な帽子を被り、毎晩佇んでいた少女だった・・・
ネタバレは禁止していませんので
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71.女優って多かれ少なかれ、こういう詐欺師的素養を持っているんだろうなあと思わせる映画。
ベティ・デイヴィスは「何がジェーンに起ったか?」の怪演で知っていましたが、本作でも力強い演技。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-05 23:51:53)★《新規》★
70.《ネタバレ》 真っ白な肌、濡れた唇、伏せたまぶたが開くと、白目を剥いた上目づかい。一度見たら忘れられない目力、女の「野心」の顔は恐ろしい・・・。
恩義を自ら乞いながら下剋上を目指すなんて、後味が悪すぎ。
どんなに華やかなデビューを飾ったところでこんな女優、みっともないなあと思う。
ストーリーは大嫌いだけど、誰からも理解されずにストレスをためていくマーゴが可愛いかった。
後足で砂をかけるような生き方をする人間は、自然に人が離れていく。見ておいて損はなかったかな。
tonyさん [DVD(字幕)] 8点(2017-02-24 20:08:38)
69.《ネタバレ》 面白かったあ!
もともと他の映画で観たアン・バクスターのルックスに魅かれて観たわけだが、外見や振る舞いが純真で誠実そうに見えるのに、実は内面が冷血で計算高いタイプ、大好きなタイプなんで、思いっきりつぼにはまってすごく楽しめました。
計算高いわりに時々地雷踏んで窮地に落ちるのもいい!
できたらあの評論家もギャフン(古いw)と言わせて欲しかったなあ。
男性受けはいいんだけど、女性には酷く嫌われるタイプがとても上手く表現出来てたと思う。
まあ、結局可愛いは最強、可愛ければなんでも許されるということで。

こんな古い映画がここまで楽しめるとは意外だった。
rhforeverさん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-23 22:47:55)
68.《ネタバレ》 古典として名作ですね。授賞式での皆、各々の微妙な表情が印象的です。ドウィットって良い奴だったんだね。
モンローは出てるし、最後に出た若い娘もバーグマンに似ており、演劇界から映画界に女優が移っていくNYの事情も
織り込んでいるね。生々しい世界を描いた映画なのでしょうが、少し息抜きのユーモアか、対極の誠実さを表わす仕掛け
もあれば、もう少し面白みが出せたかな。
cogitoさん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-24 20:44:33)
67.スーパー腹黒いけど、若くて可愛いから許せる。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-09-08 12:38:38)
66.愉快痛快。イヴが正体を表すまでは『サンセット大通り』みたいな話かな、と思っていたけど違った。本作はイヴが野心をむき出しにして周囲の人々を不幸にし、ラストシーンでしっぺ返しを喰らう将来を示唆しているから彼女が主人公のように見えるけど、実はマーゴが主人公なのではないかと思う。
マーゴはスター女優ではあるが、もう四十路を迎え、若い役を演じることに若干の抵抗があった。そこに若くて美しくマーゴの一挙一動を模倣するイヴが現れ、その若さと将来性に嫉妬し、恋人や親友に八つ当たり。彼女もまた周囲の人々を不幸にする。しかし、ある出来事がきっかけで改心し、恋人と結ばれ、親友との絆がさらに深まる。彼女は明確に成長を見せているのだ。イヴとの対比が強烈だ。マーゴには親身になってくれる友達がたくさんいたけど、大女優に成長するであろうイヴにはそのような人がいるのか?彼女が貶められた時、浮上のきっかけになるような人は?ああ恐ろしや。
カニばさみさん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-22 09:43:11)
65.イヴのしたたかさやえげつない野心よりも、マーゴの自分を見失った感じが嫌だった。とても人間らしいけど。新しいイヴによるラストは、歴史は繰り返すことを暗示させる素晴らしい演出。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-03 08:23:43)
64.《ネタバレ》 素晴らしい。クラシカルでありながら今観ても全く色褪せない内容です。大きなテーマの一つは“野心”。誰しも持っているこの感情をイヴに託して意地悪く描きます。イヴは一見生娘の様に純粋な女でありながら、結果として大変大きな野心を持つ女だった訳ですが、その魅せ方が実に上手いです。冒頭の賞を受賞するシーンでスティルに映る彼女や、初めてマーゴと会ったときの彼女は本当に良い娘に見える。逆にマーゴの方が明らかに嫌な感じに映り、マーゴ以外の登場人物も同じように思って、どんどんマーゴの居場所がなくなっていく感覚は、ホラー映画としても十分通用する気味の悪さでした。
カレンを脅迫し始める辺りからは、遂に物語の主役がイヴに移り、その上昇志向ゆえに他人を傷つけ、蹴落としても構わない、その恐ろしい思想が描かれます。ここも前半に皆から好かれるイヴを丁寧に描いているからこその恐怖ですね。またその仮面を付けたり外したりするアン・バクスターの演技がすごいです。
一番恐ろしかったのは、最後に新たなイヴが出現するシーン。賞を受賞した後のイヴの振る舞いは、キャリアの頂点に居たマーゴとなんら変わらず、彼女はこれから若い新人女優の出現に脅かされる日々を送るのでしょう。一瞬の愉悦と、その直後に来る不安。恐ろしいものですね。イヴのコートを着て合わせ鏡に無数に映る新たなイヴは、いつでもどんな時代でもイヴは生まれ続けるという意味かなと思え、最後まで考えさせる内容でした。はっきり言ってホラー映画ともいえる様なこわーい映画でした。
民朗さん [映画館(字幕)] 8点(2014-10-03 23:41:11)(良:2票)
63.自分は違うとは言いませんが程度の差はあれ上昇志向人間は結構います。イヴのようにここまで徹底できる人もまれに見かけますが、そのような時にはいつもそのバイタリティと価値観にシニカルに感心してしまいます。古い映画ですが、人間の変わらない性を題材にした映画なので、時代に関係なく反感や共感を与え続けられるのだと思います。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-28 17:20:22)
62.《ネタバレ》 1950年の作品なのに古さを感じさせないおもしろさ。
そこに人間の普遍性があるからだろう。
『十二人の怒れる男』を観たときと似たインパクトがあった。
古典的名作であることは知っていたが、タイトルからイメージしていたストーリーとはまったく違っていて良い意味で裏切られた。
物語の背景がネタバラシされた後で聞く受賞スピーチの白々しさがすごい。
冒頭から最後のオチまで非常にうまく作られており、無駄のない構成、緻密な人物描写にアカデミー作品賞にふさわしい映画だと感心させられる。
ベティ・ディヴィスが往年のスター女優マーゴを演じて、なんて嫌な女なんだと思っていたら、それがかわいく思えるほどの計算高く腹黒いヒロインに舌を巻く。
前半は健気に思えたアン・バクスターが、次第に世にも怖ろしい女に見えてくる。
このヒロインがコロンボの『偶像のレクイエム』に往年の大女優役で出ていた人だとはまったく気付かなかった。
新人女優役で出ていたマリリン・モンローが若い。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-01 15:22:56)
61.《ネタバレ》 とても面白い充実の作品。よく本サイトで名前が挙がるので鑑賞したが観て良かった。 1950年という制作年(相当昔だよ!)にも関わらず見応えたっぷりで脚本の練りこみが大変素晴らしい。 野心に満ちたイヴののし上がりっぷりとそこに渦巻く人間模様の描写が制作から60年以上たった今現在の観点からみても全く見劣りしないということはスゴイことだと思います。第2のイヴが鏡に映って終わるエンディングもとてもいい+売れてない新人女優役でのマリリン・モンローの登場(似てるな~って思ったら本人だったw)も偶然的な何かを感じさせるものでアリマシタ
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2014-02-26 16:06:09)
60.《ネタバレ》 やはり性根の歪んだ人間が出入りする業界なのか・・。職人の中に大きな野心の人物が大きな顔をする職場ってどんな感じだろう。映画の最初のシーンでは、居並ぶおエラさん方が悪(ワル)なのだろうと思ってた。で賞を受賞したアンバクスターがピュアなんだろうと・・。でも一通り話を追うと、シーンは同じ場面なのに、なんと彼女の受賞スピーチの白々しいこと。そしてベティディビスの見事に余裕のあること。同じ場面で始まりと終わりをはさんでおきながら、観てる方の気持ちがまったく逆転してるところが見事!「アカデミー賞に外れなし!」けだし名言である。(最近のはともかく・・笑)
トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-02-09 06:21:05)
59.《ネタバレ》 実在した女優エリザベート・ベルクナーをモデルにリアルなブロード・ウェイの舞台裏、女優たちの熾烈な女の戦いを淡々と描く。

「アクションや時代劇好きには退屈」という評判を聞いていたのだが、そんな事はない、上々の作品だった。
確かに冒頭こそ説明ばかりで退屈になるかと思ったが、イヴの巧妙な手口にドキリとして一気に引き込まれてしまう。

イヴの過去、心を許していく映画関係者、着々と親密になるイヴ・・・だがそれは総てイヴの「仮面」だった。

徐々に本心を表していくイヴ、イヴの様子に疑念と嫉妬を燃やすマーゴ、板挟みになる作家の妻カレン、イヴに思うまま操られるロイドやマックスといった作家たち、新聞記者を通して行われるメディアリテラシー・・・彼女たちは劇中で映画の登場人物だとか、スクリーンや劇場で何かを演じる姿を見せない。

何故なら既に「イヴ」という手の中でそれぞれの役を演じているからだ。

セリフが多いのも「イヴの総て」が舞台劇だという証であり、その中で嘘の電話をして不気味な笑みを浮かべるイヴの姿、イヴの部屋に突然横たわる「来訪者」を我々にだけ見せる映画的な演出がギラギラ光り面白い。

とにかくベティ・デイヴィスとアン・バクスターの騙し合いのようなやり取りが面白くて飽きない。

それに利用される者筈の者が実は利用者だった事が判明する新聞記者ドゥイットの存在。

コイツが一番の食わせ物だった。

一番の弱みを握っていたのはこの男であり、イヴをさらに巨大な掌で転がす事に成功したのはドゥイットなのだ。

何だジョージ・サンダースよ、ヒッチコック映画の時より有能じゃないか(多分褒めてる)。
それとマリリン・モンローが普通に別嬪でワロタ(当たり前だけど)。
個人的にモンローは主役をやっている時よりも脇で原石としてキラキラ光っている時のほうが可愛いと思っていたりするのです。

ラストの「新しいイヴ」が誕生する瞬間・・・怖い映画だ。
ちなみに本作のリメイク「ショーガール」は色んな意味で凄まじい事になっています(ゴールデンラズベリー賞6部門制覇)。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-20 16:30:07)
58.《ネタバレ》 イブの総て、面白い題だと思っていたが、こういうことだったのですね。しかし、こういう計画を考えた者は多いだろう、しかし、ここまで見事に演じきってしまうイブは、根っからの”女優”じゃないかと、ゾクゾクしながら観てましたね。ベティ・デイヴィスの演技と、ラストシーンは素場らしい。
minさん [DVD(字幕)] 8点(2013-07-29 22:42:50)
57.傲慢で自己顕示欲が強い女優のイメージを題材に、人間の業を描いたストーリー映画。
大物と新進女優の二人のヒロインを軸に、周りの人間たちの複雑な思いが絡みながらのストーリー展開はとても見応えがあり、オチもいい。
見所はやはり二人の女優が見せる演技で、アン・バクスターはもちろん、大物女優役のベティ・デイヴィスが抜群の存在感を放っている。ただシーンによっては、役柄の年齢より老けて見えてしまうのが少々残念だった。
ちなみに無名時代のマリリン・モンローがチョイ役で出ていて、作品内容を考えると、また別の楽しみ方もできるのではないかと。
アカデミー賞で6つのオスカー獲得は伊達ではない、看板に偽りなしの作品。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-24 02:57:19)
56.《ネタバレ》 タイトルからは想像もつかないえげつないお話でした。対人関係を苦手とする人が観たら一発で人間不信になりそうな。アン・バクスター健闘してますけど、やっぱりここはベティ・デイビスの老練(は言い過ぎか)な演技に見惚れましょう。“老い”に恐怖する大女優の哀しさ、ほぼ演技ではないのかもしれない。夜中にかかってきた恋人からの電話、段取りをイヴがしていたと知った、その時の微妙な表情。心がざわざわと波立っているのが手にとるようだった。イヴの性根への疑念と、若い子が恋人の前に現れる焦燥感と。みっともないほどに乱れる往年の大女優の様を堂々演じたB・デイビス、言葉もないほどにあっぱれ。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-14 00:08:16)
55.《ネタバレ》 舞台演劇をテーマにした物語であるにもかかわらず実際に舞台で演じるシーンが出てきたのは皆無で、実際の舞台のシーンと言えば幕が下りるシーンを袖から撮った数ショットのみという、何とも特異な映画という気がします。
新旧の女優をはじめ、彼女らを取り巻く人々の舞台裏での人間関係に的を絞って描いており、主演2女優は勿論のこと脇を固める助演陣の演技もオスカーに多数ノミネートされるだけのことはあってやはり素晴らしく、非常に目を見張るものがありました。
自分の好みの観点で言うと、あまり脚本に頼った感のある映画は好きになれないことが多く、更に高飛車な女が皮肉タップリに罵る映画もそれだけで無条件に嫌いになってしまうのですが、これほどの力作となると話は別。
マーゴの台詞ですが、よくもまぁあれほどのイヤミを考えつくなぁと感心させられる程の台本ですし、Eveとevilを掛けて貶したりするのも面白いです。イヴに関しても化粧室でカレンを呼び出しての会話なども、イヴの言葉遣いが徐々に変わっていく様(お座りになって→座ったらどうなの)は非常にスリルに満ちたワンシーンで、この辺りからの彼女の本心の出し方などは必見と言えるでしょう。
2点ほどケチをつけさせていただくと、マーゴが実際に演じるシーンがなかった事もありイヴがマーゴを師と仰ぐ理由や背景のようなものが見えてこなかったのと、ガソリンを抜いてマーゴを本番に間に合わなくさせたのが「私は自分の行いを恥じた」という台詞のみであった事が若干説明不足のような気がしてしまいました。
とは言っても、やはり映画の前後半でイヴの印象に驚くほどのギャップが出るように感じさせるシナリオは非常に卓越しており、オープニングのストップモーションの時に感じられた可憐で謙虚なイメージが再度動き出してからのシーンではそれが見事に消えてなくなった代わりに狡猾な悪女のイメージが新たに出てきたのは、女の怖さに他なりません。
「All About Eve」はシンプルでありながらも深みも感じさせ、まさにベストなタイトルですし、邦題も下手にいじらないで大正解。
最後に出てきた女も、彼女の説明する「掃除係がドアを開けたままだったから入った」という説明は到底信じるに足らず。恐らく策を巡らして忍び込んだのでしょう。「一流になりたいのなら彼女にノウハウを聞け」という台詞にドレスを自身に合わせ陶酔する姿でのエンディング。上手い!
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2012-12-28 23:56:38)(良:1票)
54.《ネタバレ》 女優を夢見る純真な少女が実は強欲と野心にまみれた女狐、その化けの皮が剥がれる終盤の展開は圧巻で思わず絶句です。レッドカーペットの上を歩く眩いばかりの女優道の裏には非情なまでの下克上。つかんだ栄光と引き換えに重くのしかかる一抹の空しさがよく伝わってきました。映画はカラーではなくストーリーと改めて感じたモノクロ作品、米アカデミー作品賞受賞作。脇役に若きマリリン・モンロー出演。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-26 01:02:03)
53.《ネタバレ》 (2009年の映画メモをもとに)
僕は容量が悪い人間だ。
だからイヴみたいに容量のいい人間を見ているとなんだかイライラしてくるな。
イヴの表情を見ているとなぜかイライラしてくる。
たぶんイヴは頭が良くて気が利くけど、大キライです。
誰からも良く思われるようにして自分だけ伸し上ろうと考える人は嫌いです。
ズルい手段を使うから。
調子のいい弁解の女王イヴに終始イライラ。
主演イヴ役はここまでに厭らしい役を見事に演じられております。
でも実際にそうしないと生きていけない世界があります。

マーゴなんて気の毒でみていられません。
イヴですが、まあでも自分がやったのと同じように相手にもやられるんでしょーね。
相手を蹴落として頂点に立ったと思ったら、今度は同じふうに蹴落とされて座を奪われて転げ落ちるのがオチですって。
またズルい手段で頂点を勝ち取っても、その地位は急所をつかれると案外モロいのかもしれないとこの作品は教えてくれているようです。
イヴが弱点をつかれて、あまりにもモロく崩れ落ちたのを見てそう思いました。
美貌の悪人が弱点を突かれるほどおもしろいのはありません。
「人を利用する人間」は「人を利用する人間」としか結びつかない。
似た人間同士が結びつくのだから。
イヴ=悪役という見方が正しいのか知りませんが。
マーゴの大女優ぶりが見事でした。

ゴシックヘッドさん [DVD(吹替)] 8点(2012-04-13 01:08:49)
52.イヴの行動原理の全ては損得勘定。その生き様から巡る因果が浮き彫りとなる、冒頭から結末までのストーリー展開が実に見事。劇作家と演出家のキャラが若干弱いものの、男女6名の味わい深く見応えある人間模様とそれらを引き立たせる心憎い演出もまた見事。傑作です。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-02 01:46:21)
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【点数情報】

Review人数 71人
平均点数 7.79点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
422.82%
522.82%
668.45%
71926.76%
82129.58%
91216.90%
10912.68%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review6人
2 ストーリー評価 8.62点 Review8人
3 鑑賞後の後味 8.14点 Review7人
4 音楽評価 6.20点 Review5人
5 感泣評価 4.20点 Review5人
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【アカデミー賞 情報】

1950年 23回
作品賞 受賞 
主演女優賞アン・バクスター候補(ノミネート) 
主演女優賞ベティ・デイヴィス候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョージ・サンダース〔男優〕受賞 
助演女優賞セレステ・ホルム候補(ノミネート) 
助演女優賞セルマ・リッター候補(ノミネート) 
監督賞ジョセフ・L・マンキウィッツ受賞 
撮影賞ミルトン・クラスナー候補(ノミネート)白黒
作曲賞(ドラマ)アルフレッド・ニューマン候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)ジョージ・W・デイヴィス候補(ノミネート)美術
美術賞(白黒)ライル・ウィーラー候補(ノミネート)美術
美術賞(白黒)ウォルター・M・スコット候補(ノミネート)装置
美術賞(白黒)トーマス・リトル候補(ノミネート)装置
衣装デザイン賞(白黒)イーディス・ヘッド受賞 
衣装デザイン賞(白黒)チャールズ・ル・メイル受賞 
脚色賞ジョセフ・L・マンキウィッツ受賞 
編集賞バーバラ・マクレーン〔編集〕候補(ノミネート) 
録音賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1950年 8回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ベティ・デイヴィス候補(ノミネート) 
助演女優賞セルマ・リッター候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョージ・サンダース〔男優〕候補(ノミネート) 
監督賞ジョセフ・L・マンキウィッツ候補(ノミネート) 
脚本賞ジョセフ・L・マンキウィッツ受賞 

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