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娼婦ケティ

[ショウフケティ]
A Girl Called Katy Tippel[英]/Katie Tippel[米]
(Keetje Tippel)
1976年オランダ上映時間:105分
平均点:4.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2004-03-17)【あろえりーな】さん
タイトル情報更新(2011-05-23)【S&S】さん
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監督ポール・ヴァーホーヴェン
キャストモニク・ヴァン・デ・ヴェン(女優)
ルトガー・ハウアー(男優)
脚本ジェラルド・ソエトマン
撮影ヤン・デ・ボン
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2.《ネタバレ》 サブスクで観れる様になってたので…

ですが、前作『危険な愛』と似たよーなのを似たよーなキャスト(ルトガー・ハウアーとモニク・ヴァン・デ・ヴェン)で…ってゆうヤツなのだろーとは(ハナから)思っては居れども、正直それ以上でない…ケド全力でそれ以下…とゆーか、どだいルトガー・ハウアーなんてかな~り後半にならないと出て来もしないですからね。終わり方とかもメチャ中途半端な感じですし、そもそも原作の流れを追ってるダケで結局ナニが言いたかったのか=人間ドラマとしてのテーマたる描き出すべく「人間性」とは一体ナニ・ドレだったのか、みたいなトコロは率直に相当に微妙…と言う他無いですね。重ねて前作『危険な愛』には全く及ばない⇒端的には粗悪な「二番煎じ」としか言い様が無い…みたいな感じっすかね。無念……

唯一、それでも何らか好いトコロを捻り出してみるならば、コレも前述どおり主役は完全にモニクさんの方になってるので、彼女の魅力…みたいなトコロは(少なくともボリュームとしては)今作の方が上回るか、とも思います。それでも、その「質的な」部分は決して全く上だったとも思えないトコロではあるのですが、珍しく彼女のファンなら観ても好いかも…位の感覚までなら無くはないとも言えますかね。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-17 21:55:29)
1.《ネタバレ》 ポール・ヴァーホーヴェンがハリウッドに行く前にオランダで撮った五本の長編映画の一編です。“娼婦”なんて邦題がついているけど、実は五本の中でいちばん大人しい映画なのかもしれません。ケイティ・ティッペルという女性の自伝小説が原作で、この人はなんとノーベル文学賞の候補になったことがあったそうです。 時は1881年のオランダ、ケティは貧しい労働者の家庭の生まれ。五人姉弟の二女だけど姉はしょうもないアバズレ、アムステルダムで娼婦をして家族を養っています。母親は長女に「もっと稼いで来い!」とハッパをかけるとんでもない鬼母です。雨が降ると家中くるぶしまで浸水、暖を摂る為に家族全員の靴を燃やしたり、ここら辺の貧困描写はヴァーホーヴェンらしく容赦ないです。仕事もクビになりよくあるパターンでケティも娼婦になるのですが、姉の様に娼館勤めではなく街娼(俗に言う立ちんぼってやつです)、しかもヒモよろしく母親が見張っているときます、ほんとに怖―いおばはんです。ところが商売中に知り合った画家のモデルになり、彼を含む三人の男がケティの運命を変えることになります。 結論から言うと後年自伝を書く作家になるぐらいですからハッピーエンドは当然のごとく予想できますが、『マイ・フェア・レディ』のヴァーホーヴェン版になってもおかしくないけど、そう単純な撮り方を彼がするわけないですよね。オランダ時代のヴァーホーヴェンは反権力・左翼的な視点が目立つ撮り方をしていますが、本作でも労働運動や極端な貧富の差などの社会矛盾が前面に出されていて、それに翻弄されながらも逞しく生きるヒロイン像が描かれています。ケティ役はモニク・ヴァン・デ・ヴェン、『ルトガー・ハウアー/危険な愛』では脱ぎまくってとんでもない演技を見せてくれた当時のヴァーホーヴェンのミューズです。本作では脱ぎはしますが比べたら大人しいもので、これは当時彼女と実質的な夫婦関係だった撮影のヤン・デ・ボンに遠慮したみたいです。ルトガー・ハウアーは気障な銀行員というキャラで出演ですけど、彼らしくないなんか可愛らしいルックスでした。 なんか大河小説の抜粋版の映像化というのが印象ですが、ヴァーホーヴェンはプロデューサーの介入が多かったとブツクサ言っていたそうです。それでも音楽なんかに青春もの映画のような雰囲気があったりして、ヴァーホーヴェンらしい味わいがあったのは確かです。
S&Sさん [ビデオ(字幕)] 5点(2020-01-19 22:54:02)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 4.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4150.00%
5150.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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