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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1997
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 《ネタバレ》 
わたしは原作ファンで、TVアニメは観ていません。日本中が沸騰した感のある本作を、鬼滅アニメ作品として初めて鑑賞しました。 良くも悪くも原作通りの印象です。声優さんの好き嫌いは個人で違いますからスルーするとしても、コミカルなシーンまで漫画のコマそのものをはめ込んでしまうとやっぱりテレビ感が出てしまうので、映画作品としての評価はちょっと下がってしまうかな。 でも、無限列車エピソードは煉獄杏寿郎の物語。本作の制作陣もそこのところを良く心得ていて、物語の佳境であるラスト20分猗窩座との死闘シーンは原作のページ数の制限を十二分に補ってくれるものでした。 炭治郎が「目で追えない」と言った炎柱の太刀筋、紅く煌めく炎刀、翻る白い羽織、とアニメーションならではの動きと色彩が最大限の演出をもたらします。音楽も良かった。猗窩座あ、アンタもすでに煉獄ファンじゃん。ネットでいじられまくりなのが可笑しい。 つくづく吾峠氏は卓越したキャラクターを作り上げたものだなあと思います。煉獄杏寿郎、歴代炎柱を輩出してきた名門の出でノブレス・オブリージュの信条に生きた強き人。後輩に見せた優しさ、心の広さは我々に滂沱の涙を流させて止みません。 煉獄さんを失った喪失感をどうやって埋めれば良いのでしょう。心の虚脱感未だに深刻な読者がここにいます。
[地上波(邦画)] 7点(2023-02-16 23:18:27)
2.  K-19 《ネタバレ》 
非ロシア人であるハリウッド二大スターを使って旧ソ連海軍を描くとは難しい仕事だったと思います。しかし、言語こそ英語ですけど原潜内部のリアリティ溢れる造りはもとより、乗組員と政治士官との立場の差異など社会主義国ならではの政治事情もストーリーで説明できており、メイド・イン・ハリウッドということを気にさせない立派な作りです。画がちゃんと重くて渋い、ザ・共産圏の香りがします。 原潜内部で起きた異変の原因は、党が強いた突貫工事による整備不良や、正規品も間に合わない現場のとりあえず間に合わせた不完全な仕上がりによることは明らかです。K-19、この艦はドックから出たての処女就役なんですよね。この年1961年。1年目からこんな有様の潜水艦をソ連はその後老朽艦になるまで使い回し、冷戦終結後に明らかになった数字ではのち29年間で23件もの同様の原潜事故が起きていたと書物で読みました。 劇中非業の死を遂げた乗組員や艦長らの慟哭、非人道的な安全対策の不備がこの物語の後30年も繰り返されたとは旧ソ連という国家の非人間的なことに改めて衝撃を覚えます。 この映画の伝える恐怖は身体が震えるほどのリアル描写で、恐慌状態に陥ったP・サースガードが泣き叫ぶほどにこちらの気分も悪くなりました。 序盤まではリーアム・ニーソンとハリソン・フォードという主役クラスをどう両立させるのか、バランスの難しさを危惧しましたが杞憂に終わりました。特にH・フォードの新艦長がどういう立ち位置になるのか、とても興味深い出だしでした。ハリソンといえば、いつでも「正」側にいるイメージがついているスターですから‟無能艦長”の役回りで終わるとも思えなかったですし。 そう、もちろんボストリコフ艦長はこの就航が無理なミッションであることを分かっているのでした。しかしひとたび任に就けば艦内のトップとして職務全うにベストを尽くす。「訓練好きのコネ艦長」などではないのです。 副館長のリーアム・ニーソンはハマリ役で安定感抜群でした。部下に対しては温情型の彼が、しかしクーデターを許さず厳しい態度に出たことで原潜内の秩序維持の必須なことを思い知らされます。危険で特殊な環境下では組織のタガが緩む行為は許されない。たとえ意見は対立してもハリソンは艦長なのです。 ベテラン俳優二人の見事な組織人ぶりがドラマの重厚感をより引き立てました。どっと疲れるけれど、観るべき映画と思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-08 23:45:59)
3.  ゲット・アウト 《ネタバレ》 
ネタばれありです。未見の人は読まないで。。 今まで観た中では新しい感性のホラーだと思いました。普通に見える人たちが怖いです。 「得体の知れない雰囲気」の不気味さが、後半ネタ割れと同時に伏線が次々明らかになる衝撃へと変わります。どこか不自然な黒人らの挙動、それビンゴゲームじゃなくない?、そして「我を失った」ように見えたスーツ黒人の叫んだ「get out」の本当の意味。 年寄り白人らの集いにおいて、主人公は商品として値踏みされていたのですね。にこにこと頷きながらクリスを見ていた車いすのじいさんの意図に気付いた時はぞーっとしましたよほんと。 人種差別が根底にあることは各メディアで指摘されているところ。ちょっと一ひねりあるように感じた点は、KKKのような大方の差別主義者や黒人を毛嫌いする人たちって、自らの肌が黒くなることなど断固拒否すると思うんですよ。ところがこの映画の白人らはちょっと違って、黒人の肉体の遺伝子レベルの高いことを認めている。そしてそのうえで、自分たちがその容れ物を強奪しても構わんのだと考えている。これはかつての植民地思想みたいなもんですね。彼らの土地を略奪し資源を横取りした白人優越思想の応用版。良いものは白人のもの。ジャイアンか。 表立って敵意をむき出しにする差別意識より、外面を覆い隠している分、タチが悪くヤバさは上です。 タチが悪い代表がローズですわね。あの、パッと本性を現した場面には嘔吐しそうになりました。なんたる性悪。いやああー怖い。 演者である黒人俳優の面々も巧い。なんというか「白人のしそうな振る舞いや表情」ってきっとあるんですね。皆みごとに「妙な黒人」でした。特に使用人役の彼女!黒人である自我が涙を流しながら、白人スマイルをなんとかキープしようとする長いカットがひたすら不気味で、あの演技力は凄いです。 ラストはバッドエンドの試写版から改変したのだとか。ほんとこのエンディングで良かった。救い無く終わっていたらメンタル立ち直れないところです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-02 18:27:04)(良:1票)
4.  ゲティ家の身代金 《ネタバレ》 
世界一金持ちで且つ吝嗇化の爺さんの話。まーすごい人間がいたものです。孫の命と引き換えにも銭を出し渋る。その一方で美術品の購入はし続ける。何でも手に入れた人間は手に入らないことが許せないのですかね。孫ですら「血縁だから」→「自分のものである」それを息子の元嫁が奪いやがった、と恐れ入る自己中の感性です。 誘拐犯とマスコミとクソ舅の集中砲火にあっている母親役のミシェル・ウィリアムズの特筆すべき演技。息子を想い、舅に心傷つけられても気丈で必死な母親ぶりは落涙ものです。高価な美術品と信じていた、爺さんから息子への贈り物。身代金の足しにしようと閃いたものの、それが二束三文の土産物だよと知った時の彼女の絶望たるや。階段にへたり込みもしますわね。あのじじいが孫にだって金目の物をくれてやるはずはなかったのだ・・。 こんなクソ爺の心冷える話が映像美も兼ねた誘拐サスペンスに仕上がっているのだから、リドリー・スコット監督のベテランの手腕には感心します。 C・プラマーもミシェルも素晴らしい。けどM・ウォールバーグはさして活躍しないうえ、作品撮り直しの際の金銭ゴタゴタで男を下げました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-30 00:34:33)
5.  ケス 《ネタバレ》 
社会的弱者の視点、という立ち位置のぶれないケン・ローチ。初期作品からしてその眼差しの透徹していること、ちょっと震えがきました。背景描写が濃くてドキュメンタリーのようなカメラ。60年代英国の炭鉱街のうらぶれよう、貧しさ。華やぎのないこと、社会全体のゆとりの無さがはんぱない。週末に出会いを求めて出かける場所が成人した息子もオカンも一緒の公民館的なホールだなんて。ちょっと呆然。大人社会に希望が無いので子供社会だって明るいはずもない。学校に行けば自己中教師や高圧的な校長だし。ちっ。 社会において今んとこ完全アウェーのようなビリー少年だけど、しかし監督は子供が苛められるばかりの悲愴な話にしていないのだ。だってビリーには動物を飼いならす才能があって、それを認める周囲の人間もちゃんと存在する。牛乳や本や2ペンス。「必要なもの」をちょっとくすねる如才なさも見せる。おお、いいぞビリー。”大切なもの”に心から愛をかけるビリーに、クソな大人は本当にひどいことをする。大事な物を大人に破壊された経験のある先輩としてビリーに言えることがあるとすれば、”それでも人生は続く”と。心の傷は癒えない。けれど、君が生き抜くことには大きな価値があるよ、と。負けるなビリー。そばにいるよ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-08-11 01:09:59)
6.  ゲッタウェイ(1972)
とてもペキンパーらしい一本。といっても、ペキンパーの代名詞”暴力要素”はさほど強くないです。この監督さんは人物の描き込みが丹念な作り手でもあるのです。彼の手により立ち上がる人間ドラマの濃密なこと。”追っ手”である殺し屋側のディテールをこんなに細かく撮るバイオレンス映画はあまり見かけません。崩壊する獣医夫婦の顛末は悪趣味で残酷で、ペキンパー臭が強烈に漂います。 もちろんメインで描かれるのはマックイーン演じるドク・マッコイとその妻。マックイーン起用で目くらまし効果になってるけど、ドクのキャラはそれほど理想のヒーロー型じゃない。妻の(戦略)不貞をいつまでも引きずり、水鉄砲をイタズラしてくるガキにキレ、荷物を上げてくれという婆ちゃんには舌打ち気味。(ちなみにここで披露されるマックイーンの腕力がまたかっこいいんだ) むしろ「竹を割ったよう」なのは奥さんの方で、「あんたを助けるためならテキサス中の役人とだって寝るわ」と言い放つ。対してドクは「テキサスは広い」とかへんてこな防戦一方で、埒の明かない口論の末「別れる」とかってヤケになる。二人ゴミまみれになりながら、「何なのいつまでもうじうじして」と嫁に一喝され、「もう忘れる。約束する」とちょっとしゅんとなるマックイーンはほんとにキュートで、いやショットガンを構える姿はもちろん満点のかっこ良さなんだけども、”ダメな部分”もちゃんと見せるその愛嬌が彼の魅力だよなあ、と改めて思ったりしました。
[DVD(字幕)] 8点(2018-08-07 01:02:13)
7.  ゲームの規則 《ネタバレ》 
正直、「傑作中の傑作」と言われてもあまりピンと来ないのですが、製作年を見てちょっと驚いた。だって全く古臭さを感じなかったのですよ。軽妙な皮肉のセンスとか、遠景まで捉えて説明を済ますカメラワークとか、大変観やすい。狩猟の場面は不必要なほどに衝撃的ですし。いかに後世の作品が参考にしてきたのか、伺えます。 お話は不倫ばっか。貴族から使用人に至るまで、恋愛感覚の柔軟すぎること。ラストで恋愛沙汰で人が死んでも「不幸な事故」であったと客全員が了解してしまう、このブラックさ。開戦間近だというのにこんなことやってる場合か、と突っ込みのひとつも入れたくなりますが、もちろんそれは監督の狙い通りなんだろうな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-16 00:42:32)
8.  下宿人(1926)
観ていて、ほとんど映画史のお勉強という心持ちになってくる。頑張って観ているという感じだ。幸いストーリーがビフォー・ヒッチコック的なサスペンスなのでなんとか寝ずに観られたけれども。 びっしり抑揚無く背後に流れ続けるサロン音楽がぽろぽろぽろぽろ・・、これ結構苦痛。映画音楽というジャンルが確立されている現代に感謝だ。 心理描写はこなれていないし真実は取ってつけたみたいで脚本も粗い。同年代にはキートンやチャップリンといった傑作もすでに世に出ているのだから、この映画が退屈なのは「昔のだから」という訳ではなく、単に作り手の技量の問題か。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-04-30 23:24:01)
9.  ケープタウン(2013) 《ネタバレ》 
人間の果てしない暴力性を芯まで叩き込まれる、それは恐ろしい映画です。 南アフリカの透き通った海の藍、空の青、白い砂浜。夢のように美しい舞台でいきなり起こる惨劇。このアンバランスな画が、特大の衝撃力を伴って脳幹に突き刺さる。 主人公の黒人警官アリはアパルトヘイトの暴力の被害者である。父を殺され自らも不具の身にされながら、崇高とも感じる理性の力で憎しみを封印してきた。しかし限度を知らぬ暴力に晒され続け、母すら失った時ついに彼の精神の拮抗は崩れ、アリは殺す側へとなるのだ。暴力とはなんと手ごわいのか。 アリがダークサイドへ堕ちるのを留めようと頑張るのが、これが意外や好演のオーランド・ブルーム。しかし白人の彼には、アリの絶望を完全に理解するのは無理だったのではないかと個人的には思う。 答の無い病んだ社会。最近心が浮ついてるなー、と感じた時などこれを見ればどすん、と気持ちが沈むこと請け合いだ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-08 17:37:49)(良:1票)
10.  消されたヘッドライン
ラストのどんでん返しな展開は、けっこう誰も予想できないのではないかしら。あ?、そうくるのか、と驚いた。驚いたとは言っても驚天動地というのじゃなくて、目が点になるくらいなんですわ。なぜだろう。そこそこ秀逸なオチだと思うのに。 映像は悪くない。演者はベテラン揃いで抜群の安定感。なのになぜ”あんまり面白くない”のか。R・クロウに変わりはないのに、陰謀サスペンスつながりの「L・A コンフィデンシャル」になれなかったのは何故だろう。 展開のテンポとか人物の訴求力とかヘレン・ミレンが勿体ないとか色々問題あるんだろうなあ。映画作るのって難しいのね。誰かこの作品 焼直して見事に作りなおしてくれませんかね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-25 00:14:00)
11.  汚れなき悪戯 《ネタバレ》 
まんが日本昔話を思い出す。これはスペインが舞台で映画ではあるけれど。男の子はみなしごだけど、12人もお父さんがいてそれぞれ「台所さん」「鐘つきさん」等と牧歌的な中、子供はのびのび育つし意地悪なキャラの鍛冶屋も登場する。完全に昔話の装置だ。 わが国との宗教背景の違いは大きくて、わたくしどもの神様といえば山の神様のように気配だけだったり動物に姿を変えたりが多いと思うのだけど あちらは木彫りのキリスト像がはっきりと動き、語るのですね。びっくりした。現世を離れて母に会う、ちょっとビターにも感じる帰結の型はこちらの民話にもありそうな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-20 00:16:42)
12.  ケイン号の叛乱 《ネタバレ》 
H・ボガートが、ハードボイルドとは真逆の小心な役柄をそれはそれはハマッてるほどに好演していることに驚き。彼の演技と、終盤の法廷劇が見所です。もろにネタばれですが、裁かれたのは小心者ではなく、卑怯者だったのでした。さらにもう一幕、無能を哂っていた観客も一喝されることになるとは。後半、畳み掛けるようにピースが裏返ってゆく脚本は見ごたえありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-11 00:46:50)
13.  ゲーム(1997)
ラストにはびっくり。わ、笑えないよー。そんなばかなー。車ごと海に転落したんだよ?ターゲット死んじゃうでしょうがあ。それに家財道具返してほしい。荒唐無稽にもほどがあるんだけど、役者陣が上手いのと、そこはフィンチャー、なめらかで深みのある映像でなんとか商品価値を保った作品ではあります。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-09-11 00:15:00)
14.  決断の3時10分
先にリメイク版を観てしまったからではないけれど、やはりR・クロウ版のほうに軍配を上げます。人間ドラマの見せ方がリメイク版のほうが映画としてずっと魅力的にできている。キーだった息子がオリジナルにいないのにはちょっとがっかり。奥さんも古き良きアメリカの母をなぞってるだけのこの時代の西部劇にありがちなパターンでつまらない。どうしても後発と比べてしまうのでフェアな評価とはいかないですね難しい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-06 11:46:27)
15.  激突!<TVM>
ぼけっとしていた昼下がり、何気なくテレビで観たこの映画がいやもう怖いのなんの。弛緩してた部屋の空気が一気に緊迫したもんです。なにこいつなんでなんで?ともう半泣き。監督の名前も知らずにいましたが、すんごい映画見たー!と心に刻まれました。
[地上波(吹替)] 8点(2011-10-10 18:23:39)
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