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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1993
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  パラレル 多次元世界 《ネタバレ》 
パラレルワールド設定の作品はすでにたくさんあります。殺人があったり違う人生を生きようとしたり、定義さえ決めてしまえば応用が利くのでわりと秀作が多い印象です。本作もベタな設定ながら健闘しています。‶魔法”を手に入れたことで関係が変わってゆく若者4人のドラマが見応えありました。 4名それぞれの個性と考えの違いを序盤に手際よく説明したうえで、次元移動できる鏡が登場。冒頭の謎殺人からここまで一気に引っ張る脚本力はなかなかです。 向こうの世界は青っぽく、こちらの世界は暖色と色分けしているのも親切設計。 近年の作品に見られる傾向として、極力説明を省きがちなため展開がさくさく進みます。ノエルの変わりっぷりが最も顕著なので彼についてはもう少し時間を割いてくれても良かったな。 そしてラストの‶思わせぶり”、これもありがちな締め方なんだけどわたしはこれがあんまり好きではないので、ここはうーん?といったところ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-24 23:22:34)《新規》
2.  パリの調香師 しあわせの香りを探して 《ネタバレ》 
大人の人生が交錯する話を描くなら、やっぱりフランス映画はすごく巧い。人生への考察が深くてそして本作は優しい。品があって上質なのでした。アンヌの着用しているコートのように。 エマニュエル・ドゥヴォスが頑固な芸術家(調香師)を演じているのだけどこれがまた見事に‶取り扱い面倒な人”で。じろっと人を見る目線とか冷たく反論するその口元とか、さすが大御所女優の演技力です。その頑なさが彼女にとっては防御たる鎧と気付いてからは、どんどん親しみを覚えていきました。 運転手ギヨームの人生についても丹念な描きっぷり。娘の共同親権を得るために奮闘する姿は健気そのもの。世の父親にありがちな、ティーンの娘の気持ちを正確に量ることができなくて失敗したりする姿には、笑っちゃうけど泣けました。ユニコーンついてるトレーナーは着ないですって。(なんでこんな良い奴が離婚沙汰になるのかしらという疑問はちょっと湧きますね) 人生の挫折を乗り越えて新たな局面に進むとき、一緒に力と思いやりを分かち合える人が側にいるのってほんとに僥倖なこと。観た後はこちらにも幸せな気分を分けてもらえました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-02-26 22:31:28)
3.  はじまりのうた 《ネタバレ》 
これは、素敵。挿入される楽曲が素敵ですもんアルバムが1ドルだなんて即買いしますねわたしも。 キーラ・ナイトレイも素敵。声に艶があって歌も上手い。べたつかないさっぱり気配り女子を好演です。 脚本もいいなあ。状況が好転していく時のわくわくがよく伝わります。必要以上に落ち込まないし、成功を欲張り過ぎない引きどころの品の良さ。良いなあステキだなあ。 グレタとダンが音楽を二人で分かち合いながら夜の街を歩く場面、「音楽は魔法」の雄弁なこと。音楽へのリスペクトがベースに常にあるので、マーク・ラファロのむさ苦しさも完全に払拭されました。 物語の序盤のうちは、グレタとダン二人でスターダムへと駆け上がるのかなと頭の悪い想像をしてたのだけど、そんな凡庸さを蹴飛ばす爽やかさ。グレタは音楽作りの喜びを一段高いレベルで手にしたし、ダンは家庭の修復に成功。身の丈の幸せに着地させた脚本が心地よい一本です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-12-16 23:26:41)(良:1票)
4.  パーフェクト・ケア 《ネタバレ》 
アメリカの後見人制度が社会問題になっている、と報道されていたのはつい最近だったと思うんだけど。早くも映画にしてしまうとは。ハリウッドって時事ネタの掴みが早いなあ。時事ネタと言ってしまうには、しかし行われていることはかなりえげつない犯罪行為と言っていいと思う。 親切づらで高齢者を食い物にして財産を巻き上げるロザムンド・パイクの怪物ぶりが炸裂する前半は、恐ろしくて肝が冷えました。 でもロシアン・マフィアが登場してからは、マーラの超人ぶりはチャーリーズ・エンジェルかスティーブン・セガール並みの不死身の強さ。そうなると映画のリアリティも一気に削がれてしまいました。 善意をベースに法を味方にできていることが悪徳後見人らの手強いところ。安易な犯罪モノの娯楽映画にするのでなく、現実に打てる手立てで対抗する(そして勝つ)ドラマが観たかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-19 21:33:36)
5.  ハンナとその姉妹 《ネタバレ》 
大きな起伏も事件もないのにどうしてか見入ってしまうアレン作品。人間てこんなもんだよね大悪人ではないけど日常にちょこちょこ魔が差す時があるし、気持ちの揺れは自分でもどうにもならない。 次々やってみる仕事は上手く行かないし、良かれと思って一生懸命日常をこなしても嫌味だと言われる。人物らの経験する事柄がわかるわかる、となるには観る者もそれなりの人生経験が必要だったりするのだなアレン映画は。わたし自身二十代にこの映画を観たときはおじさんおばさんばかりのつまんない映画という感想を抱いたものでした。 アレン監督、本作では肝の小さい病気恐怖症の男を演って笑いを取ってますが、いやあまるで自分を見ているようでした・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-16 23:14:59)
6.  パトリオット 《ネタバレ》 
堂々たる歴史(多分に創作)大作の風格まである。エメリッヒだけど。大きくて広がりのある画はのびやかで爽快。十八番のディザスターもので発揮される監督の‶大げさ感性”がうまいことハマっていると思います。 なにぶん、画がキレイ過ぎるんですよね。建物の柱は真っ白だし女性のドレスや髪、軍服までパリッとキラキラしくて「お芝居用」感が半端ないけれどこれまた娯楽映画の文法と心得て楽しみました。 けれんみ溢れるエメリッヒのタクト、M・ギブソンのヒーロー像、J・アイザックスの悪者っぷり、濃い目の演出に皆うまく共鳴しています。 クライマックスのメル隊長が旗を振って士気を鼓舞し、崩れかけた陣容を立て直すシーンなんかもう米国民ならずとも血が沸く思いがしますしね。(単純)。フラッグというのは団結の象徴なのだな、と思い知るこの場面。旗手がメルギブなら画的にももう完璧です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-30 23:38:50)
7.  はなればなれに 《ネタバレ》 
キッチュというかポップというか、行き当たりばったりの若者らの傲慢な輝き。 「若さとはこういうこと」がゴダール独特の感性で描かれてるとは思うけど、なんだかゴダールってオジサンぽい。 本作のアンナ・カリーナ、それほど魅力的じゃない。DV男にモラハラされる頭の弱い女の子にしか見えない。 ゴダール作品の中でもとっつき易いと聞いて観てみたけれど、どうにも刺さらなかったのでたぶんわたしはこの監督とは合わんのでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-11 15:33:50)
8.  パンチライン 《ネタバレ》 
若きトム・ハンクスが魅力的です。元コメディアンだけあって、キャスティングにぴったりハマってます。餅は餅屋という感じです。 サリー・フィールドもまた良いです。美人過ぎない容貌は普通の主婦にしか見えないので、だからこそ似つかわしくない舞台に彼女が上がるたび、こっちも変にドキドキします。 家庭を取るか夢を叶えるか、80年代は今よりずっと二択を迫られる時代だったかもしれません。母は家庭を守るべし、という考えは世間や配偶者のみならず自らにもあって、階段で頭を抱えて座り込むライラの姿はその頃の(今でもきっとまだ)多くの妻や母のそれであったことでしょう。 だからどうなのかな、ラストは賛否両論呼んだのではないかな。ライラが優勝をスティーブンに譲ったことに。家庭人を選んだことも、ライラの決断ではあるのだけど。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-10-27 18:07:04)
9.  パーム・スプリングス 《ネタバレ》 
ループものの設定を生かして凝った話にしよう、という志が制作に一切無いのでとても気楽に観られるのが人気のもとでしょうか。 主人公がループをほぼ受け入れちゃってて毎日ラクチンだからこれでいっか、という究極の安定に共感する人も実は多かったりして。毎日殺しがあったり逃亡者が現れたりでは疲れてしまうのだ。 現れる真実はカノジョが浮気性だとか新郎が新婦の姉と寝ていた、とかおよそサスペンス大作にはなり得ない日常レベルのごたごた。これがまたツボにハマるのも確かなんですけど。 このユルさ、ギリ耐えられる倦怠感。これに足りなくなったら次はハッピー・デス・デイ」を観てみましょう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-08 21:49:51)
10.  博士と狂人 《ネタバレ》 
実話を映画化するに当たっては、脚色の塩梅がすごく大事だと思うんですよね。出来事の羅列だとつまんないし、フィクションすれすれに盛られても鼻白んでしまうし。 本作はやや後者寄りの演出に感じられてしまった。マイナー氏と被害者女性のロマンス話はわたしにはちょっと煩く、ほんまかいなとの疑問が先立ちます。またショーン・ペンが一切手抜きなしの重ったい演技で惨状感を増すし。 こんなに浪花節的に話をこしらえなくても、OEDの編纂という大事業なのですから他にもっと「へえー」となる裏話エピソードがありそうなものですが。完成まで20年も要しているのですし。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-04 00:13:34)
11.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ 《ネタバレ》 
エマ・ストーンとS・カレルがもう凄くって。あの時代に起きた出来事をなぞっているけれど、二人が‶今進行形で生きている人”としてキャラを立ち上げてくれているので物語が生き生きと動いています。 ウディ・アレンの映画では眩しいくらいに可愛かったエマがキラキラ要素を捨て去って闘う女子選手になっていて、この振れ幅の大きさは女優としての力量を感じさせるものでした。スティーブ・カレルの熱演はもう大変です。熱量、高い高い。もうボビー・リッグスはカレルの仕事でしか思い出せないだろうなあ。 それにしても「女にも敬意を払え」と訴えるために男VS女の試合なんぞという見世物興行にも甘んじなければならなかったとは。当時の先達らの労苦をつくづく思わされる映画でありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-21 22:45:16)
12.  ハッピーボイス・キラー 《ネタバレ》 
ハッピーエンドではないし、冷静に考えるとけっこう深刻な話だし。でも主人公の「幸せな」感覚の方に軸足を置いて描写してるもんだから、こっちも気持ちの整理のつけようがないまま呆気に取られてエンディングを迎えた感じです。 脚本が良く整理されているのでテンポよく説明がされて観やすい。R・レイノルズの無害そうな顔立ちに加えて、人語を話す犬と猫もキュートなので大変油断しますね。 職場のフォークリフトがガーリーピンクだったり、一人目の彼女が横たわっている時のワンピースの白色が(血糊もなく)際立っていたりと色彩感覚がポップ感の底上げに加点しています。 心の病を扱うデリケートなジャンルですが、監督が攻めの姿勢を貫いた結果強い印象を残す怪作となっています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-06 17:56:31)
13.  春のソナタ
春のようにふんわりしていて、何か芽生えそうな気配も帯びて、まさに春を感じる作品です。 ロメールですからドラマチックな展開はもちろん無い(笑) 耳に入ってきた知らない人たちの会話に興味をひかれるような。「わかるわかる」でもあるし「それはないな」と思うのもアリだし。 何も起こらないけど軽快で、今作もファッションや家具に見られるおしゃれセンスがとても可愛くて素敵です。 哲学トークをしながら肉を切るお父さんの不器用な手つきも、見ていてちょっと楽しいトコロです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-01 22:46:09)
14.  バンテージ・ポイント 《ネタバレ》 
多視点モノの醍醐味といいますか、角度を変えて事象を紹介されるたび「あ、そうだったのか」という‶分かる快感”が本作でも充分に堪能できます。ストーリー展開にもたつきはないですし、カーチェイスシーンも迫力ありで退屈せず観ることができたのですが。 なんとなく後味が軽いんですよ。スペインが舞台だしベテラン俳優多数起用でそれなりに華やかだし、爆発の火薬の量も十分。なのに米国大統領が狙撃されるという世界の一大事の割に、ずしっとくるものがないんですよね。 くどいほどに繰り返し見せられる起点から終盤までに起こったことは大統領撃たれる➞犯人確保だけで、話としてはそれだけなんですね。マッドマックス4も「行って帰ってくる」だけでしたが、かの作品に見られるようなキャラの造形力が全然劣るので誰にも入れ込みようがないし、各人のドラマも薄い。 あと苦虫噛み潰している顔のデニス・クエイドに今一つスターオーラが無いのはなんでだろう、とずっと気になりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-08 18:03:42)
15.  ハッピー・デス・デイ 2U 《ネタバレ》 
続編はパワーダウン、という定説を覆す実に立派な2作目。B級だからとは決して侮れません。むしろ2作目3作目とコケていくA級大作よりずっと上等と言えるでしょう。 前作に盛り切れなかったディテールをより練り上げてきているのが感心です。というか前作がまるごと伏線です。1作目のエンドロールを見ながら「ところでなぜにタイムループするの?まあいいけど」とちらっと思ったのですが、まさか冒頭から物語の基盤である謎が氷解するとは。ちゃんと用意していたんだ。丁寧な仕事だなあ。 パラレルワールドの解釈も分かりやすいです。今度は時間軸プラス空間もズレる、その中でヒロインが成長する図は前作同様ですが描き方がより洗練されました。母親とのエピソードには不覚にも涙腺が緩みました。ハッピー・デス・デイでまさか泣くとは。 死の描写がキツイと思う向きもたくさんいるでしょうけど、‶爽やかさ”まで獲得した稀有なホラー続編の本作。自信をもっておすすめです。あ、1作目から観てね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-04 23:23:48)(良:1票)
16.  ハッピー・デス・デイ 《ネタバレ》 
たしかに一見ホラーなんですよね、一見。最初こそ、夜ほの暗いトンネルにぼうっと浮かぶオルゴールや、気色悪い面を被った得体の知れない攻撃者といった定番ホラーな画を用意していますが、だんだんと困難にめげずに何度も立ち上がるヒロインってもはやスポ根な展開に。これは読めませんわ。 やけくそになった彼女のはっちゃけぶりはコメディとしても水準の高い笑いを提供していますし、「死」を扱ったブラックユーモアと捉えても、かなりの振り切れ具合です。 そして欲張りなことに、無茶なストーリーの中にもヒロインの人間的成長を織り込み、かつ成功しているのがスゴイところ。 あらゆるホラー作品を経験したのち鑑賞すると、この作品の懐の深さがより良く分かります、きっと。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-02 23:27:13)
17.  バーニング 劇場版 《ネタバレ》 
なんちゅうか、映像も話も詩的で文芸的で‶匂わせ”で終始している苦手なジャンルの作品でしたよ。 世間の評価を見るに、いろんな受け取り方ができるものだなあと驚きます。作家志望の青年の妄想であるとか存在の観念の投影が云々(??)とか。 わたしはミステリ好きです。なので白黒はっきりつけない描き方は好ましくないです。 限りなくサイコ気のある金持ちぼんぼんが殺ったと思わせてフェードアウト。アイツに決まってるだろうがあ。「生きている」ことを実感するのがビニールハウスを燃やすこと、だそうだから。猫まで匂わせに参加。ここまで誘導しておいて違った展開があるなら教えてほしい。 一番近道のシンプルな考え方しかできないわたしには「無いみかん」の味なんかしない。つくづくこの映画の客じゃなかったな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-22 23:16:46)
18.  薔薇の名前 《ネタバレ》 
難解なことで有名な原作に近づく気はなく、もちろんタイトルの意味もさっぱりだけど、映画が見せる世界観に圧倒された印象のある作品。陰気で暗い雰囲気が中世の暗黒っぷりをあますことなく伝えてくる。魔女にせむし男。人を拒絶するかのように石壁はひんやりと冷たくスペインの冬は荒涼として寒々しい。禁じられた蔵書庫は迷宮のようでおどろおどろしい舞台効果満点。死体も期待に応えて(?)グロい。謎解きに加えてキリスト教の宗派争いにも巻き込まれるS・コネリーが毅然としているうえに渋い。陰気パワーに負けない存在感。だけどもあの彼女、食べ物にも事欠く下層民の女があんなに肉付きの良いプロポーションなのはヘンだよなあ。我ながら「そこ?!」とは思うけど気になったので記しとく。
[映画館(字幕)] 7点(2021-06-12 23:40:13)
19.  バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり 《ネタバレ》 
猟奇サスペンスのジャンルなのでしょうが、どうにもB級感から抜けられないのは何故なのかつらつら考えてみました。 まず犯人のサイコな迫力が今ひとつ。顔はイッちゃってて充分怖いんだけどやってることが「常識内の暴力」にとどまっており、50年前ならいざしらず数々の秀でた(?)サイコパスを経験してきた21世紀においては ちと存在圧が不足です。 それと主人公。タイトル原題は「Good Samaritan=良きサマリア人」のもじりなのは明らか。なにがBADかというと頭かしら、と思わざるを得ないほどこの青年頼りないし受け身一方。まあ中盤まではビビりなのもしょうがないかと思って見守っていたのだけど、終盤には被害者の女子にまで胆力で圧倒されるシマツ。 この辺のあっけなさやコミカルと言えるほどの軽いクライマックス~安っぽいラストシーンの幕切れ方等が一級サイコランクレベルから大いに下回った原因かと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-28 00:15:34)
20.  運び屋 《ネタバレ》 
クリント・イーストウッドほど世界中の人にリアルで年齢を重ねるさまを目撃されている俳優はいないんじゃなかろうか。本作では御年90才!主演も監督も水準以上にこなして、じつに天晴れであります。 主人公のキャラは外殻いつものイーストウッド。へそ曲がりで家庭を顧みず、相変わらず女好き。さらに「年寄りだから」という武器も身に着けたからもう無敵。さらりと「ニグロのタイヤ交換」だの「シロばっかりの店にメキシコ人」だの悪気無く言い放って相手のタマを抜くという技も見せます。食えないジジイっぷり、ますます磨きがかかってる・・。 てなわけで、中盤まではジジイキャラの強さで大変面白いです。見張り役の男がじいさんの説得に感化されて何かアクションを起こすかと期待したのですが、その辺はスルーされたのは残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-26 23:58:28)
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