Menu
 > レビュワー
 > 民朗 さんの口コミ一覧。23ページ目
民朗さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1317
性別 男性
ホームページ http://minrou.seesaa.net/
年齢 36歳
メールアドレス baker221b@live.jp
自己紹介 全体的に甘めの評価になりがちです。
当然映画のジャンルによって評価にバラつきがあります。以下参考までに……。

評価が高くなりやすいジャンル:ミュージカル、B級アクション、ロマコメ、バカコメディ
評価が低くなりやすいジャンル:ミステリー、サスペンス、ラブロマンス

基本的に過激な映画が好きです。暴力的な意味でも、性描写的にも、人間性の描き方でも
どれだけ感動的な映画であっても尖った所が無い映画より、過激な表現がある映画の方を評価しています。

13.4.27(追記)……TOHOシネマズが6月1日から高校生料金を1,000円にするとのこと。
今は若い方が映画館に少ない状態なので大変素晴らしいと思います。
(日本の料金はそもそも海外に比べて高すぎる。価格も一律で決められているから劇場間の競合も生まれにくい)
でももうちょっとシネコン自体が上映する映画のラインナップを改めた方が良いのでは。
客が集まる邦画をバンバンかけるのは経営としては正しいけれど、いつか必ずしっぺ返しが来るのは判り切っていることなのに。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
>> カレンダー表示
>> 通常表示
441.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
プロム・ナイトで絶頂からどん底に落とされるキャリーがもう可哀想で可哀想で……。彼女は母親に縛られて縛られて(と言うかあの母親が全ての元凶ですよね)、それでも何とか立派に生きようとしていたのにあの結末。何て非道な! 最後にキャリーを虐めていた主犯格のクリスはトラボルタ諸共爆死しますが、キャリーが救われなさ過ぎなので悪役が死んでも全然スカッとしない。しかしこの徹底的な無慈悲さがこの映画がカルト的な支持を受けている理由の一つとも思います。 プロム・ナイトの場面に代表されるデ・パルマ独特の色彩とスローモーションの連続も美しかった。それだけにキャリーがテレキネシスで会場の全員を皆殺しにする凄惨なシーンとの対比がすごい。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-21 23:26:30)
442.  スター・トレック(2009)
全くのスター・トレック門外漢なのですが、面白かった!カークとスポックの関係性を入念に描くので、なんかバディ・ムービーの様な面白さがあります。各船員のキャラクターも面白く、それほど長くない上映時間で上手く描いたもんだと感心しきり。 何より宇宙船同士の戦闘のVFXが格好良く、やっぱり「スター・ウォーズ」シリーズと「スター・トレック」シリーズは別格なんだなと感じました。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-20 19:32:53)
443.  座頭市血煙り街道 《ネタバレ》 
三隅研次監督の座頭市はとにかく殺陣のシーンが格好良いのですが、この作品もご多分に漏れず素晴らしい。特に終盤の雪が降りしきる中での座頭市と赤塚多十郎の一騎打ちには画面の美しさも相まって惚れ惚れします。約5分間という長い斬り合いの末、赤塚が仕込み刀を投げ飛ばした座頭市を見つめ負けを宣言するラストも良いです。 しかし子役の男の子の演技が個人的にキツかったです。まあそういう演技指導なのかもしれませんが、甲高い声でセリフ棒読みが繰り返されるので、結構ストレスでした。もうちょっとナチュラル演技は出来なかったのかな。
[DVD(邦画)] 7点(2013-07-18 23:44:01)
444.  座頭市(1989) 《ネタバレ》 
勝新太郎が演じた最後の座頭市。まず勝新の貫禄が凄い。勿論、単純に歳をとったということもあるのでしょうが、第1作の時と比べると遥かに貫禄があり、流れの博奕打ちというよりは人々を助けて回る聖人のようなイメージがある。この辺りは「座頭市シリーズ」に影響を受けているマカロニ・ウエスタンの主人公のイメージを逆輸入したものでしょうか。 その他には終盤の10分近くに及ぶ剣戟アクションがまあ凄い。カメラのカットもバンバン切り替わり、「そこから撮るのか!」という凝ったカメラワークと、連続する流麗な殺陣に目を奪われます。 個人的に残念だったのはライバルとなると思っていた侍が特に見せ場もなく退場してしまう所。それから当時の音楽としては流行りだったのでしょうが、テクノっぽい音楽と時代劇は食い合せが悪いと感じました。伊福部先生の作曲じゃないとコレじゃない感がありました。それに流石に昔の日本の話で英語の歌がテーマ曲なのはねぇ……。
[DVD(邦画)] 7点(2013-07-18 23:42:46)
445.  座頭市血笑旅 《ネタバレ》 
座頭市シリーズではお馴染みのライバル役のサムライが出てこない少々異色の作品。三隅研次監督の時代劇というと、とにかく人が切られて死にまくる残酷アクションという印象ですが、今回の作品は乳飲み子の赤ん坊を座頭市が連れている為もあってか、どこかのんびりしたテンションが続くのも面白い。また赤ん坊が出てくる場面は異様に1カットが長くて、その長閑な雰囲気作りに寄与していると思いました。 ギャグシーンも面白く、特に遊女に赤ん坊をあやす様に申し付けときながら、ちょくちょく遊女に手を出そうとする座頭市の、何と言うか茶目っ気には笑いました。 そんなのどかで楽しい雰囲気の中で、座頭市の「自分は所詮ヤクザもの。孤独に生きるしかない」というシリーズで共通する彼のコンプレックスを本作はかなり強く出しており、ラストに赤ん坊を預けて、お香に別れの言葉も告げず、一人去っていく姿は泣けました。 
[DVD(邦画)] 7点(2013-07-18 23:41:45)
446.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》 
大ヒット作品のプリクエルとしては大変良く出来た作品だったと思います。第一印象はモンスター版『ナーズの復讐』。どちらも大学のイケてないフラタニティが学内トップのイケてる(脳筋)フラタニティに逆襲する話ですが、アメリカの学内のヒエラルキーを子ども向け映画で描いちゃう辺りは実にピクサーらしいセンスですね。 しかも100分という短い上映時間の中での鮮やかなストーリー運び、丁寧な伏線回収、サスペンスとアクションの絶妙な匙加減は素晴らしかった。 しかし個人的には気になった点が多々ある作品でもありましたので、以下に列挙していこうと思います。1.なぜマイクが少年時代の頃からあれだけ周囲から除け者にされていたか理由がない。それに"歯を矯正してる"="イケてない"って表現は正直陳腐だと思う。2.ウーズマ・カッパの面々の外面はともかく内面はそれほど掘り下げられない。最後のドンとスクイシーのお母さんの結婚話とかマジでどうでもいい。3.サリーの細工でウーズマ・カッパは優勝するが、インチキで敗れたRORへのフォローは一切無し。RORは本当に嫌な奴らだったけど怖がらせ屋としての実力は本物だった。そこを適当に流すのはちょっと許せない。4.マイクは結局怖がらせ屋にはなれなかった。個性を活かすカタチでサリーのコーチとして成功するんだけど、それでいいんだろうか?私はパーティー会場でトロフィーに写り込んだマイクの歪曲した顔が結構怖いので、その伏線を活かしてRORとの戦いで鏡か何か使って勝つもんだと思っていた。だって少年時代のマイクが遠足の時に憧れた怖がらせ屋のスーパースター、フランク・マッケイも見た目がゴツい訳では無くシルエットで子どもを怖がらせていたんだから。「個性を活かす」ということは本当に大事なことだけど、主人公には個性を活かして怖がらせ屋になって欲しかったな。でもそれじゃ前作の『モンスターズ・インク』に繋がらないか。  まあこれだけ重箱の隅をつついてしまうのは、基本のストーリーがキチンとしているからであると思うので、大変良質な作品であることは間違いないと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-07 22:23:03)(良:2票)
447.  トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 
脚本を担当しているアンドリュー・ニコルの主張が炸裂している作品。その主張はどこまでも真っ直ぐに「新しい自分の知らない世界に飛び出せ!」と訴えてきます。その主張の説得力に一役買っているのが主演のジム・キャリーで、彼の演技はどこまでも子どもっぽく(その役柄によく合う)、安らかな寝顔は正に主人公が只の子どもに過ぎないことを象徴している。そして彼は人生の全てを番組ディレクターであるクリストフにコントロールされている。子どもは基本的に親の庇護下にいるものですが、いつか大人になり危険な外の世界を冒険せざるを得ない時がやって来る。まあニートにならない限り大抵の人にはやって来ます。しかし大人になったらなったで新しい世界に進むのには勇気がいるもので、そう言う意味では本作は大人に対しても、大人になり切れていない子どもに対しても強いメッセージが込められているのではないでしょうか。 まーそれにしても中盤の父親との再会シーンで、制作者側が「良いシーン撮ってやったぜ!」って感じで喜んでいる姿には本気で吐き気を覚えた。私が『あいのり』とか『大家族スペシャル』とか『24時間テレビ 愛はどーたらこーたら』等のリアリティTV番組を極端に嫌ってしまうのは、こういうところに嫌悪感を強く感じるからだと実感しました。誰もが当たり前の日常を生きているのに、その一部分だけを切り出して恣意的に感動的なドラマとして演出することの傲慢さ、そのような作り手の身勝手な姿勢をこの映画は批判している様にも思えました。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-20 23:02:04)
448.  男たちの挽歌 《ネタバレ》 
ジョン・ウーの実質的デビュー作と言って間違いではないでしょう。彼の男の美学が炸裂している作品で、とにかく観客(というか男)のテンションがガン上がりになる展開をこれでもかと言わんばかりに詰め込んでいます。 仁義なき奴は徹底的に悪として描かれ、仁義に生きる男は英雄として描かれる。良くも悪くも非常にストレートで分かり易い作品だったと思います。「先にいけ!」とホーから言われて、ホーを裏切りマフィアの頂点に成り上がったシンと、最後までホーと共に戦い抜き散っていたマークとの対比などは特に分かり易い。 
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-16 09:51:58)
449.  はじまりのみち 《ネタバレ》 
舞台は昭和20年の終戦間近の静岡、病のために寝たきりの母親を兄弟がリヤカーで疎開先まで運ぶ。話はただそれだけです。上映時間も長くない。しかしその物語の中に原恵一監督のエッセンスがぎっしりと詰まっていると思える作品でした。 私が観終わった後にまず思ったのは、日本版『ヒューゴの不思議な発明』の様な映画だということです。同作は映画黎明期のある監督へのスコセッシからの敬慕の念を感じたのですが、本作は木下恵介への愛と感謝に溢れています。 物語の終盤、便利屋が『陸軍』についてしみじみと「いい映画だった」「俺が戦地へ行ってもおっかさんはあんな風な気持ちなんだろうか」と語ります(またそれを映画をそんなに観ない便利屋のカレーライス君が語るのが良い!シネフィルが言ったら絶対に駄目なシーン)。それを聞いて主人公は泣いてしまいます。彼は「俺のやっていることは無意味じゃ無かった!軍の連中に女々しいとこき下ろされても、観てくれた人達にはメッセージが届いていたんだ!」と思ったのでしょう。どんな分野でも、自分が作品に込めた主張が受け手に届かないかも知れない恐怖ってあると思うんですよね。実際に作り手の想定していた主張とかけ離れた受け止め方をされていた映画も過去に沢山ある訳で。だから現在何か芸術作品を作っている人にとって、この映画は励ましや祝福になるのではないでしょうか。残念ながら私は基本的に作品を消費するだけの人間で残念ですが。 勿論、主人公とお母さんとの絆、主人公と兄との関係性、便利屋とのちょっとした交流、戦争へのハッキリとした批判等も丁寧に描かれているのですが、やっぱり今考えると原恵一監督が一番言いたかったのは、作品を作る人への賛歌だと思いました。だから物語の最後も「映画の撮影の為に母親の死に立ち会えなかった」というナレーションで締めたのかなと。「それでも主人公のいるべき場所は映画を作る場なんだよ」と言うことかなと。 但し少し残念だったのが、色々な場面のある意味丁寧すぎる描写。例えば主人公がおっかさんの顔についた泥を布巾で拭ってやるシーンは、主人公が如何におっかさんを大事に考えているか分かる良いシーンなのですが、その主人公の行動に旦那と女将が心打たれる顔を何度も何度も写す。その後、彼らの娘二人の同じ様な顔をまた写す。本当に大事なシーンで強調したい気持ちは伝わってくるのですが、少しやり過ぎかなと。
[映画館(邦画)] 7点(2013-06-16 00:19:23)(良:1票)
450.  ライジング・ドラゴン 《ネタバレ》 
やっぱりジャッキーが自身で監督した作品は見ごたえがあります。お得意のスラップスティックコメディに畳み掛けるようなアクション!そこに今回はチーム物にちょっとしたアドベンチャー要素も入っておりサービス満点。ストーリーのテンポの実に良く、後から考えるとキャラクターの言動に納得できない部分も出てきますが、観ている内はスピーディーな展開のためか気になりません。 なかなか本格的な功夫アクションが出てこないので心配しましたが、終盤に所謂ジャッキーアクションもしっかり詰まっていて安心。 あと肝心な物語はジャッキーの祖国への愛国心が反映されたものとなっていますが、個人的にもロンドンの大英博物館で山のように世界の各国から蒐集された(というか強奪された)美術品を見て、なんだかやるせない気持ちになった経験があるせいか、作品のテーマには感慨深いものがありました。というかこの映画に出てくるような、美術品を単なる投機のオモチャとしてしか見てない輩は実在するわけで、そんな奴らに真正面から中指突き立てるこの映画、中々骨太だと思います。 エンドロールのジャッキーのナレーションにはグッときました。最後と言わず頑張ってアクション映画を作ってくれー!
[映画館(吹替)] 7点(2013-06-12 22:15:39)(良:1票)
451.  スーパー! 《ネタバレ》 
『タクシードライバー』のトラヴィスがスーパーヒーローに憧れていたらフランクの様になっていたのでしょう。正直、世直しとして街で悪漢を懲らしめるフランクの姿から真っ先に感じるのは正義としてのカッコ良さよりも狂気です。更に後半、ボルティとしてリビーが登場してからは加速度的にその傾向が強くなっていく。 スーパーヒーロー物に求められる爽快感は薄いですが、人間の正義と狂気の狭間の危うさを描いた良作だと思います。しかし個人的には『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の様にビッチを捨てて新たな一歩を主人公が踏み出していく作品の方が好みではあります。だって、やっぱりサラは女性としてはアレなトコがあり過ぎますからね。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-09 18:59:46)
452.  死霊のはらわた(1981) 《ネタバレ》 
血や体液が有り得ない量でビュービュー飛び出し、頭がポンポンすっ飛び、斧でグッチョングッチョンに人体を叩き潰す。余りのブッ飛んだ残酷描写についつい笑ってしまうのが本シリーズの魅力。また一人称視点で登場人物を追っかけ回すカメラや、登場人物を足元から捉えたカットが多いなど小技も実に効いている。多くの熱狂的信者を作り出したのも頷ける快作です。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-08 15:07:22)
453.  月に囚われた男 《ネタバレ》 
題名から月面採掘作業の単調さに段々と狂っていく様なサスペンス映画なのかなーと思っていたのですが、予想外に切ない展開に驚きました。またそういう展開に弱いので単純に嬉しかった。終盤、二人のサム・ベルが採掘車に乗って奥さんとの馴れ初めを嬉しそうに話し合うシーンは、その時には二人とも自分がクローンで奥さんとの記憶もインプラントされたものでしかなく、しかも地球で待っていると思っていた奥さんも既に死んでいるのを知っていることもあり、ついつい感涙してしまいました。 ラストに後日談など描かずにニュースのナレーションだけでその後の顛末を説明するのもスマートでとっても良かった。 あと月面の寒々とした映像が凄かったですね。恐らくミニチュアで撮ったのでしょうが、非常に良く出来ていたと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-04 00:25:36)(良:2票)
454.  未知との遭遇 《ネタバレ》 
主人公のロイは全ての大人が一度は抱くであろう憧れと恐怖の象徴だと思います。つまり家族も仕事も金も何もかも全てを捨てて新しい世界に旅立つという選択そのものです。実際には出来るわけない選択だし、それが正しい選択だとは思えないけれど、UFOと遭遇してしまってからの主人公のパラノイアを延々と見せられるので「そういう選択をしても仕方がないかも知れない」と思ってしまうところがこの映画の怖いところでした。 それにしても結局SF映画って魅せ方の問題ですよねー。CGなんて無い特撮だけの時代でも、これだけ古さを感じない画作りは可能なんだ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-04 00:12:54)
455.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
前半はトム様のための映画といった感じで、「早く終わらないかなー」とすら思っていたのですが、主人公が自分がクローンであると知ってからの展開には結構グッと来るところがあって。個人的に時空とか自己存在すら超えた愛についての話には弱いんですよね。クローンだろうがなんだろうが何度新しい自分として生まれたとしても奥さんを愛し探し求めた主人公の姿にはついつい涙してしまいました。 まあ脚本は穴だらけだし、設定に斬新さは感じないし、明らかにストーリーの運び方は下手だし、荒廃した地球の姿も既視感MAXだし、トム・クルーズのファンへのサービス多過ぎだし、アカデミー俳優出てる割にいい演技を引き出しているとは思えないし(只の機械の声にメリッサ・レオを起用するってアホなのか?)、決して評価される映画だとは思えませんが。
[映画館(字幕)] 7点(2013-06-02 21:21:31)
456.  アイアンマン3 《ネタバレ》 
3作目にもなるとアクションのネタも尽きてきたのでしょうか、今回は「何十機ものアイアンマン達が暴れまわることで解決だ!」って発想がアホで素晴らしいですね(褒め言葉)。3,000℃もの熱を操りアイアンマンスーツを容易に溶かしてしまう敵の倒し方も納得できる方法で結構感心しました。アカデミー賞に何度もノミネートされている様な俳優がバンバン出ているのに、全員が底抜けバカ映画にふさわしい非常にリラックスしたテンションで演技をしているのには笑ってしまいました。ドン・チードルとか物凄い名優の無駄遣いですよね。ベン・キングズレーは良くあんな役を引き受けたと思います。偉いぞ!ガイ・ピアースのノリノリの悪役演技も印象的でした。次世代のケヴィン・ベーコン枠となるか?いやあんなのになりたくないか。 
[映画館(吹替)] 7点(2013-05-26 23:23:55)
457.  グッドフェローズ 《ネタバレ》 
恐らくスコセッシの映画製作において転機となった作品だと思います。スコセッシと言えば主観を削ぎ落とした画作り、緊張感を持続させる極端に静かな音楽、そしてそれらを伴った暴力描写が作風の特徴として挙げられますが、本作は至るシーンでロックやポップミュージックをガンガン流し、ナレーションも頻出し、主観描写も多い。しかし暴力描写に限っては前述した客観視点で実に冷酷に描写されており、ポップな画面から急にソリッドなバイオレンス表現に移るので、より先鋭した暴力として映る。一部の表現をポップにすることで暴力表現の深化に成功しているのは面白いですね。 ストーリーは何時ものスコセッシという感じで主人公はその暴力に囲まれた生活により一時の栄光はあるものの、最終的には身を持ち崩すという話。ただし本作の主人公はギャングに憧れてその世界に入ったは良いものの、本質的には臆病でもあり最終的には登場人物の中で一番死にたくないと思っていたから生き残ったという終わり方は、それまでのスコセッシ映画の主人公とは違い興味深い。 役者の演技はアカデミー賞も獲っているジョー・ペシの頭がどうかしているとしか思えない沸点が異常に低い男の演技が最高に面白かったです。間違っても実生活ではお近づきになりたくは無いですが。
[DVD(字幕)] 7点(2013-05-26 11:12:37)(良:1票)
458.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 
本作で一番面白かったのは何と言ってもキャスティング。特に物語の核となる三人の刑事達のキャストは完璧ですね。頭はキレるし正義感もあるんだけれど生意気な新米刑事にガイ・ピアース、しょっちゅう暴れ回る暴力刑事に私生活でも暴れ回ってるラッセル・クロウ、TV業界への露出が多い曲者刑事にケヴィン・スペイシー。彼らは本当に役にピッタリ嵌ってた。 ストーリーは腐敗した警察で巻き起こる内部抗争ですが、主人公が実質三人もいる上に、それぞれの性格が全く異なっている上に、誰の視点から描かれている訳でもないので、話がどう転んでいくか予想のつかないサスペンスが連続するという凝った作りになっています。 ただ50年代のロスを描いたにしては、画面があまりに綺麗に写りすぎている気もしました。いかにも現代で当時を再現しましたって思ってしまいましたが、その辺りはどうなんでしょうね。
[地上波(字幕)] 7点(2013-05-19 23:41:39)(良:1票)
459.  ムーラン・ルージュ(2001) 《ネタバレ》 
ストーリーは物凄くありきたりな悲恋物語ですが、バズ・ラーマン監督により非常にポップかつコケティッシュに仕上がっているので、それなりには楽しめました。というか普通の良くあるミュージカルとして撮られていたら寝ちゃうくらい詰まらない話だと思います。今更、大真面目に難病モノを見せられても反応に困っちゃいますし。 ただそういうポップな画が心の底から楽しかったかと言うと全くそうとは言えず、特に各キャラクター同士の会話のテンポに合わせてカメラもカチャカチャ切り替わるのにはかなりストレスを感じてしまいましたし、とにかく豪華絢爛な衣装やセットも結構目に疲れが来てしまいました。 往年の名ミュージカル映画の様な落ち着いた画面作りから脱却しようとする姿勢は大変良いと思いますが、ポップすぎる画が自分に合わなかった事も事実。難しいなあ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-05-19 23:27:55)
460.  藁の楯 《ネタバレ》 
藤原竜也の醜悪な演技にヤラれました。 この映画のストーリーは簡単に要約してしまうと「極悪人であっても法の下に平等に扱うべきかどうか」ということだと思います。この作品は二つの解を提示する。 一つは主人公が選んだ"どんな人間も法を無視して殺されるべきでない"というもの。ましてや賞金を得るために人を殺すなんてとんでもない。 もう一つは劇中の誰もが話すように"更生が絶望的な社会のクズは法に関係なく排除すべし"というもの。この感覚を観客が共有するには清丸が更生不可で社会に害しか及ぼさない完全な悪である必要がありますが、藤原竜也は少々やり過ぎな感もありましたが、その役柄に求められるキャラクターを見事に演じ切っていたと思います。 私も主人公の最後の決断を支持したい一方で、清丸の様な人間なんて問答無用に殺してしまえばいいと思ってしまったので、まんまと三池監督の掌の上で転がされてしまっていたんだと思います。 この清丸のキャラクターの描き方は秀逸で、母親の死を知り泣き崩れる姿を見て、「ああ、やはり生まれついての悪人はいないんだな。だから更生も可能な筈だ」と思わせておいて、松嶋菜々子演じる白岩の殺害(殺した理由がオバさん臭いというのも嫌悪感を増大させる)、死刑判決時の「どうせ死ぬんならもっとやれば良かった」という発言により、観客をとことんアンビヴァレントな状況に追い込んでいく。この辺りの脚本は素晴らしいです。 それから『十三人の刺客』の稲垣五郎、『悪の教典』の伊藤英明に続いて、いつも基本的に良い人しか演じない大沢たかおのイメージを逆手にとったキャスティングも見事でした。 少し気になってしまったのは役者さんがややオーバーアクト気味だったこと。芝居がかり過ぎているというか、Vシネ時代の三池監督の作品を見ているようでした。具体例をあげるなら岸谷五朗の「無い!絶対に無い!断じて無い!!」っていう台詞とかね。まあ気になって程度ですが。
[映画館(邦画)] 7点(2013-05-06 23:41:02)(良:2票)
050.38%
1171.29%
2362.73%
3584.40%
4977.37%
518313.90%
621116.02%
733925.74%
823517.84%
91138.58%
10231.75%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS