521. 飾窓の女
《ネタバレ》 フリッツラング監督の安心して観られる映画です。個人的には「緋色の街・スカーレット・ストリート」の方に軍配が上がります。ジワジワくるサスペンスですが、夢オチなのが残念なところです。それ以外は最高。 [DVD(字幕)] 8点(2014-08-21 03:27:01) |
522. リベンジ・マッチ
「ロッキー」の最終作みたいに、年をとっても俺たちは負けないんだ……みたいな感動がなかったのは個人的に残念。体格的にスタローンはよかったけど、デ・ニーロはやっぱり、お爺ちゃんにしか見えなかったからかな。でも肩肘張らずに観れる楽しめる作品でした。ラストに登場するサプライズゲストもグッド。観終わって何も残らなかったけど、損はしなかった作品です。 [DVD(吹替)] 6点(2014-08-21 00:46:34) |
523. 母なる証明
久々に韓国映画を観たけど、私が見た韓国物って知的障害者をネタにしたものが多くて、正直「またか…」って感じでした。監督の「殺人の追憶」に似たカラーが出ています。これって「どんでん返し」なんでしょうか? 不完全燃焼の終わり方に納得いかなかったです。 [DVD(吹替)] 6点(2014-08-15 22:59:05) |
524. ポケット一杯の幸福
ベティ・デイヴィスの良品を探して、これだけ高評価だったので期待したのですが、話が綺麗すぎて、私には合いませんでした。展開も最後までどうなるか、観客を裏切ることもなく、テンポが悪すぎます。吹き替え収録されていましたが、日本語部分は90分程度しかありませんでした。それくらい短縮できる映画であり、カットしていい部分が多いのではないかと思います。グレン・フォード演じるギャングのボスまでハッピーエンドに終わるのは個人的に納得できなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2014-08-11 22:07:15) |
525. ザ・ディープ(2012)
《ネタバレ》 限りなく事実に基づいて作られたせいか、船はひっくり返っても、ストーリーがひっくり返ることはありません。だからつまんないです。 冷たい海に漂流されたときは、痩せている人より太った人の方が生存率が高いようです。 最初の25分、何も起こりません。55分頃まで、孤独な主人公の辛いさまを共有させられます。 ドラマは、それに耐え抜いた人のみが観れます。 でも、観終わって辛い気持ちだけが残る映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-07-29 13:20:30) |
526. チャイルドコール 呼声
衛星放送では「サスペンス特集」として放送されたので、この夢オチ以下のラストにはガッカリでした。ホラー、オカルト的な要素があります。 ラストを観るまで、主人公、子役、登場人物全てに感情移入できません。 ノオミ・ラパスは、とりあえずいい演技しています。 子役の裸を見たとき、随分肥満体だなって思いました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-29 07:34:46) |
527. ヒプノティスト-催眠-
《ネタバレ》 まず7歳くらいの女の子が惨殺されているシーンにドン引きです。あんなに小さい子がナイフで刺されるシーンを作っただけで、私の点数は下がります。 医者と刑事の目線で進行するので、主人公が誰だかよくわかりません。なので感情移入しづらいです。 登場人物は、こいつが犯人だなと思わせるだけの駒使いが多いので、観終わって印象に残るキャラクターが全て薄いです。 タイトルの催眠も上手く生かされていません。 ここぞという時に役に立たない刑事にストレスを感じました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-07-17 19:19:45) |
528. キャビン
冒頭でTシャツにパンティ姿のクリスティン・コノリーが、メチャクチャ可愛かったです。 女子大生の処女を演じていますが、この時、既に31歳なんですね。とてもそうとは見えません。 で、本作なんですが、過去に作られたホラーの要素をそのまんまパッケージして、イライラさせ、そこんとこを最後に滅茶苦茶にしてスッキリさせてくれるので、鑑賞後の後味は悪くないです。 ただ、何度も見る作品ではなく、一度で結構。 来年の今、この作品について覚えてるか自信はありません。 最近の驚かすだけのB級ホラーを見るよりはマシだと思います。 一度ご覧あれ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-13 04:21:01)(良:2票) |
529. エクスタミネーター
今流行りの主人公が格好つけるだけのアクション映画よりは、ずっと面白い。 ていうか、主人公に魅力が全然ない(笑)。 それから、ダサい刑事とおばさんのメロドラマは必要ないと思う。 マスコミを通じて世間に「処刑人」と名乗る割には、やることのスケールが小さいように思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-27 01:43:24) |
530. 新・刑事コロンボ/殺意のナイトクラブ<TVM>
コロンボ最後のエピソード。 旧コロンボが全て終わった翌週に、突然76歳のフォークに変わったせいもあって、この老け込みぶりに愕然。 吹き替えも、小池朝雄さんに比べちゃうと、わざとらしくて、やっぱりオリジナルにはかないません。 肝心のストーリーは人間ドラマがほとんどなく、正直つまらない。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2014-06-23 21:30:36) |
531. アンコール!!
私は、こういった、お約束の映画に、涙も出なけりゃ感動もしない。 以前から同じものをたくさん見てきた。 イギリスでは「ブラス」。 邦画では「フラガール」「スウィング・ガール」。 いい加減、勘弁してくれっつぅーの! [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-06-21 21:27:44) |
532. 黒いスーツを着た男
《ネタバレ》 社長令嬢との結婚10日前に轢き逃げをした男の話なんですが、冒頭から「これ、面白くなるのかなぁ…」なんて疑問を抱きながら観ていました。普通なら轢き逃げをした主人公が犯行を隠す展開になるだろうと思ったのですが、この男が、以外にいい奴で、良心の呵責に悩まされるんです。現場を目撃した女性が、被害者の奥さんと主人公の間に入って葛藤するんですが、これが唐突に、男とカーセックスしたりして、何考えてるかわからなくなったりします。エンディングは、如何にもフランス映画らしく、自首するのはわかるのですが、ハッキリしないので、やっぱりこんなもんかなぁって、意外性は全く感じませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-19 21:00:59) |
533. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
野球好きが喜ぶようなゲーム展開に付け加えた、観ているこっちが恥ずかしくなるようなベタベタなラブストーリーです。 当時、2流映画ばかり作っていたサム・ライミが「スパイダーマン」を制作したくて、真面目に作った3本のうちの一本だそうです。「俺、こんなんのも作れるんだぞ!」って。(因みに残りの2本は「シンプル・プラン」と「ギフト」) それを知ったら、なんだか「スパイダーマン」の監督になるためのノルマを達成させただけの映画だったのかなって思いました。 それなりに楽しめましたけど、野球を知らないと感動は半減します。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-06-10 01:02:04) |
534. バレット(2012)
スタローンは「ロッキー・ザ・ファイナル」より若く見える。今回字幕で見たが、なんでスタローンは、頭が悪い人間にしか見えないんだろう。それはシナリオで「俺は殺し屋だ」とか「女と子供は殺さない」とか、説明セリフが多すぎる点にあるからだと思う。こういうので娯楽感覚を私は感じることができない。内容が全くない。正直、娯楽映画というより、苦痛映画にしか思えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-06-09 22:20:25) |
535. ファイヤーウォール
前半、悪人たちの完全犯罪に、かなりドキドキ感があったのですが、進行するにつれ、上手くまとめあげすぎて納得がいきませんでした。 囚われた家族を救おうとするハリソン・フォードの父親役は格好よかったですが、始まりと終わりで全く別人格になっているのも変でした。 「24」のクロエ役の女性に「ジャック」と呼ばせていたのは、パロディなんでしょうか。だとしたら吹き替えの声優さんも同じにしてもらいたかったです。 日曜の暇なときに観る映画です。 何も残らない、一年後には忘れそうな気がします。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2014-06-08 18:14:09) |
536. ファイナル・カウントダウン
本物の空母と戦闘機に頼っただけの駄作です。 無意味な戦闘機の発進や燃料の補給など、ストーリーに交わらないシーンが多く、登場人物たちがタイムスリップしたことを理解するまで、1時間かかります。 何が起こったとか、そういうものが全くなく、終わった気分でした。 製作者たちは何がしたかったのでしょう。 カーク・ダグラスやマーティン・シーンのキャラクターもハッキリせず、もったいなかったです。 因みに岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」の元ネタになったメロディーが劇中に流れます。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2014-06-08 04:17:10) |
537. 蜘蛛女のキス
《ネタバレ》 刑務所の独房の中で革命家の一員と同性愛者の心の結びつきがメインストーリーだが、字幕スーパーや解説で政治犯を「テロリスト」とし、同性愛者を「ホモ!」と訳すことで日本人の解釈はよくも悪くも偏見も加えて変わってくる。 二人の世界感は過去に観た映画の話を語り合う内にお互いが現実に抱えた課題に変化していき、主人公の同性愛者は出所後の生きる方向まで見出していく。 物語は同性愛者の視点から描かれているので、社会情勢や同僚の抱えた問題はあえて視点をぼやかしている。 それだけに彼が革命家の問題に巻き込まれた後にも同僚の物語の続きがあるのが、とても皮肉めいたものに思えてならない。なんだかホモの彼が可哀想過ぎる… 仮に独房で二人が語り合う内容が映画の話でなかったとしたらどうだろう? 例えばプロ野球や競馬の結果を「ああでもない、こうでもない」という話しだとしたら…。 映画を語り合いながら「愛」や「ロマン」を語り合うという行為は本当に素晴らしいとは思いませんか? この映画、日本でも頻繁に舞台化されたようだが少々気になることがある。 もしも映画のイメージシーンをなくして、二人だけの会話劇にしたらとても退屈なものになってしまうだろう。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-06-06 22:44:04)(良:1票) |
538. 悪い種子
《ネタバレ》 まず、未見の方は、ネタばれレビューは読まないほうがいいです。 子供って純粋なんですよ。純粋に描けば描くほど、残酷に見えてしまう、そこんとこを上手くついた映画だと思います。 ラストシーン、「サイコ」と同じように「まだ観ていない人に結末を教えないでください」というくだり、確かにそのとおりですね。 これは映画なんだから、という、ラストのお尻ペンペンが、いい味だしていると思います。 リメイクあるのでしょうか?なければ掘り出し物の一作ですね。 ラストで、ローダが取りに行ったのは、証拠になった靴と、ウィキペディアでは書いてありますが、DVDのパティー・マコーマックの音声解説では、母親が湖に捨てたというメダルを取りに言ったと言っています。 [DVD(字幕)] 9点(2014-06-04 04:17:19) |
539. 地上より永遠に(1953)
「ちじょうよりえいえん」と書かれてあるものを「ここよりとわに」なんて読める人がいるだろうか。それに加えてジャケットの、海辺でのキスシーンは、この映画の趣旨と何も関わっていないから、この映画、いろいろな点で損してると思います。で、感想はというと、軍用機地を舞台にした、二組のメロドラマってだけで、何も残るものがない。オスカー8部門受賞というのは、当時アメリカが戦争に勝ったことへの、お祝いってことんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-02 16:17:01) |
540. ニキータ
今回になって初めての鑑賞です。前々から「レオン」と同じ監督だけっていうのは知っていましたが、やはり「レオン」と比べてしまいますね。どうしても突破できない展開のクライマックスは、やはり「レオン」のほうに軍配があがるかも。でも、女性が主役のアクション映画っていう意味では、本作が最高ではないでしょうか。まだ未見の方にはオススメします。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-02 04:52:25) |