41. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
初めて見たのは30年前。 当時見たときは斬新だったが、今見ると、やはりコメディは時代とともに廃れる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-16 22:30:11) |
42. シンシナティ・キッド
《ネタバレ》 一般的にポーカーとは持ち手のカードを全て見せないのが普通だが、これがスタッドポーカー(?)となると持ち手のカードは一枚だけ隠し、残りは相手に見せて勝負をするのだから難しいのは当然のこと。これだったら、見物人も楽しめるし、よくできたゲームだなぁと感心。 以前から思ったのですが、ポール・ニューマンとマックイーンって、似たような作品をよく作っていると思う。 ニューマンの「ハスラー」に対し、マックイーンは本作だ。 でも、この作品に登場する人物は構成が面白い。 特にアン・マーグレット演じる妖女メルバと純粋な主人公のガールフレンド、クリスチャン。 どちらに泳がされるか、キッドが左右されることでも「運」そのものが左右されるようだ。 メルバの金づるにされているキッドの親友の位置関係も面白い。 ポーカーを全く知らない人間でも、この緊迫した空気が伝わってくるのは、やはり役者の力量だと思う。 マックィーンの喉を動かすシーン、おでこから一滴零れ落ちる汗…。 因みにラストの男女のワンシーンは監督の意向ではなく、その前の黒人少年とのコイン投げの勝負で終わるはずだったらしいが、私もそちらのほうが心に残るものがあったかもしれない。 あの場でクリスチャンが待っていて、キッドと抱き合うというラストは不自然ではないだろうか? [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-12-13 18:42:33) |
43. 羅生門(1950)
《ネタバレ》 どいつもこいつも皆嘘つき。 でも人を信用したいという坊さんまで人を疑ってしまう始末。 でも子供を育てようと改心するオヤジに、最後は救いのある結末でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-06 23:00:58) |
44. 傷だらけの栄光
《ネタバレ》 今見るとちょっと古いですね。 自分を嫌っていた父親が息子にチャンピオンになってくれと言われ、真の目標を誓うロッキーに心打たれました。 30年前に見たかったなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-06 19:43:37) |
45. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 退屈はしなかった。 まあまあ面白い。 韓国映画に疎いアメリカ人が本作を評価するのも頷ける。 でもねえ…。 今までの全ての映画鑑賞人生で、これが普通以上に面白い映画かと聞かれれば、ノーというしかない。 ラストのパーティーでの惨劇も、如何にも韓国映画らしいし、目新しさはなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-19 19:29:21) |
46. タクシードライバー(1976)
《ネタバレ》 初めて見たのは80年代。 まだ中学生だったので、ラストの銃撃戦がカッコイイと思うだけの作品でした。 今、もう一度見返してみて、当時の背景を思うと、こういうスタイルの映画は皆無だったわけで、この映画が今後、ジョンレノン暗殺犯や、ジョージハリスン殺害未遂の容疑者に強く影響を与えたんじゃないかと、恐ろしく思えます。 主人公のトラビスは結局は自分の意志とは反し、社会的なヒーローになるのですが、サイコパスがなくならない理由が、この映画から伺えるような気がします。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-10 18:26:51) |
47. にがい米
この映画、当時見ていた人の感想を聞いてみたいです。 おそらくストーリーなんて理解しようとした人はいなかったんじゃないでしょうか。 この映画の目玉は、当時18歳のシルヴァーナ・マンガーノの豊満な肉体美だと思います。 ブルーレイディスクのジャケットも、彼女のムチムチの太ももが全開。 私は内容も知らずに、ジャケ買いしてしまいました。(笑) 彼女の腰をクネクネさせたダンスも最高です。 腋毛もわざと見せているようです。 それだけの映画ですが、商品は購入価値、十分にあります。 物語は一応、重圧なものが感じられます。 [DVD(字幕)] 8点(2020-11-04 01:48:24) |
48. さらば青春の光
ザ・フーの「四重人格」というアルバムが好きで、30年前にビデオで見ました。 その時は、BGMに字幕がついていたのですが、今回CSで放送されたものは字幕はありませんでした。 内容は本当につまらない虫けらみたいな若者の挫折を描いただけの話しですね。 救いというものが全くない。 1965年当時、イギリスで青春時代を送った人間だけがノスタルジーに浸れるだけの作品ですね。 音楽がなかったら全く内容がない。 日本の映画に例えたら、那須博之監督の「ビーバップハイスクール」といったところでしょうか。 こんな青春、私は歩みたくないです。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2020-11-04 01:40:51) |
49. ヴィランズ
評価は高いのに制作されない脚本を「ブラックリスト」と呼ぶんだそうです。 そのブラックリストに挙がっていた一つが本作らしいんです。 でも蓋を開けてみると、いかにもコンクールで佳作を取りそうな内容で、一つ一つのアイデアが、どこかで拾ってきたものじゃないかって思うものばかりなんです。 タランティーノ、ティム・バートン、ヴィンセント・ギャロ。 数えたらキリがないくらいで、物語に新鮮味が感じられません。 コンビニ強盗から逃亡中のカップルが、とある家にたどり着いたら、地下室には少女が監禁されていた…。 サスペンスをやりたいのか、コメディをやりたいのか、全くわかりません。 ドキドキさせる展開なのに、中途半端に笑いを入れるせいで、緊迫感が失われてしまっています。 80分で終わったのが、せめてもの救いでした。 おすすめはしません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-11-03 20:40:09) |
50. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
4時間以上の上映時間の中、3時間くらいがチープなCGを交えたチャンバラ合戦。 これの何が面白いのか、私には全く理解できませんでした。 これがオスカーで10部門獲得したという理由も全く理解できず。 ただ、これだけ退屈な映画を見たあとは、その後、どんな映画を見ても退屈を感じずにすみそうです。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2020-10-23 22:02:43) |
51. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
評価がメチャクチャ高いから一応見てるけど、なんだかなぁ…(笑) 昼間忙しく働いている人間が息抜きに見る映画じゃないよね。 2回に分けて見たけど、1日に自由な時間を4時間確保できる余裕なんてないよ。 とりあえず次も頑張って見よう。(ため息) [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-10-22 00:47:27) |
52. ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
最近見た海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」と比較されて、本作が絶賛されていたのですが、正直よくわからなかったです。 とにかく長い。長すぎる。 これでひとまずエンドマークをつけてくれる内容ならまだよかったのですが、3部作で完結なんて。 しかも続編はさらに長い。 なんていうのか、こういうのは若い時に見るべき作品でしたね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-10-20 20:36:08) |
53. ブラッド・ワーク
およそ20年前の作品なんですね。 探してみたらDVDも持っていました。 内容をすっかり忘れてしまっていたけど、当時は面白いと思ったから購入までしたんですね。 途中で犯人がわかってしまうあたりから詰め込んだ展開になったけど、よくよく考えてみると、ありきたりなストーリー。 でもイーストウッドが連続殺人犯人を追うというネタは、やっぱりそれはそれで面白いと思いました。 でも、1回見たら、もう二度と見ることはないかな。 DVD持ってるくらいだから何度か鑑賞したんでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-20 02:02:58) |
54. 刑事コロンボ/逆転の構図<TVM>
《ネタバレ》 まあまあ面白い作品ではあると思います。 シスターや教習所の教官など、サブエピソードも面白いです。 ただ、最後に犯人が肝心のカメラを手に取らなかったらどうなったんだろうという疑問は残りました。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-10-03 18:33:27) |
55. 刑事コロンボ/自縛の紐<TVM>
《ネタバレ》 面白かったけど個人的にあまりパッとしないエピソードでした。 ラスト、コロンボが 「犯人はアンタしかいないんだ!」 ……う~ん、もう少しパンチのあるものが欲しかったです。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-09-29 04:43:38) |
56. 刑事コロンボ/野望の果て<TVM>
《ネタバレ》 つまらないとは思わなかったけど、75分を無理矢理90分に延ばしたような尺で、ちょっと退屈でした。 間違いなく選挙には勝つとわかっているのに、犯行の動機が愛人関係という、あまりにバカバカしい理由なのが残念でした。 歯医者、検問、ガソリンスタンドでの小切手のやりとりとか、私にとっては退屈で間延びしたように感じました。 犯人も拳銃を二丁持っていて、最初の殺人とラストの狙撃の銃が違っていれば、逮捕されることはなかったろうにと思いました。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-08-30 00:50:48) |
57. 刑事コロンボ/第三の終章<TVM>
《ネタバレ》 面白い部類に入るエピソードです。 ツッコミどころは多々あります。 どうしてコロンボは殺人事件のあった翌日に鍵の錠を変えたのか、映画化のために書かれた梗概が存在しした経緯など、「なんで?」って思うところがありました。 でも、面白かったです。 犯人役のジャック・キャシディという人、コロンボに出過ぎだと思います。 何かコネでもあったんでしょうか? どうせなら違う役者にしてもらいたかったです。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-08-29 01:55:24) |
58. マグノリア
10年ぶりくらいの観賞だけど、面白かった。 内容もほとんど覚えていなかったけど。偶然が必然になることを言いたいのか? それにしてもポール・アンダーソンの映画は無駄に長い。 本作は群像劇だが、解決した舞台としてない舞台があるのは、なんだか不完全燃焼…。心に残るものがなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-25 01:16:18) |
59. 去り行く男
CSで「隠れた良品」として放送されていました。 一見、西部劇のように見えて、描いているのは、男女のもつれだったりする。 アーネスト・ボーグナイン、ロッド・スタイガーの両極端なキャラが際立っていました。 チャールズ・ブロンソンも登場。 銃撃戦はほとんどありませんが、なかなか楽しめる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-23 14:02:33) |
60. ガス燈(1944)
《ネタバレ》 何が面白いのか理解に苦しむ作品でした。 イングリット・バーグマンがどうしてこんな男と恋に落ち、結婚したのか、それが全く描かれていないので、冒頭から登場人物全員に感情移入できませんでした。 で、結局、夫は過去に叔母の愛人でもあったという、それをどう捉えていいのかわからないオチで、最初からコイツは犯人だろうと思って見ていた1時間55分、無駄な時間を過ごしたという、喪失感しか残らない作品だった訳であります。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-08-22 01:28:31) |