Menu
 > レビュワー
 > 民朗 さんの口コミ一覧。37ページ目
民朗さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1317
性別 男性
ホームページ http://minrou.seesaa.net/
年齢 36歳
メールアドレス baker221b@live.jp
自己紹介 全体的に甘めの評価になりがちです。
当然映画のジャンルによって評価にバラつきがあります。以下参考までに……。

評価が高くなりやすいジャンル:ミュージカル、B級アクション、ロマコメ、バカコメディ
評価が低くなりやすいジャンル:ミステリー、サスペンス、ラブロマンス

基本的に過激な映画が好きです。暴力的な意味でも、性描写的にも、人間性の描き方でも
どれだけ感動的な映画であっても尖った所が無い映画より、過激な表現がある映画の方を評価しています。

13.4.27(追記)……TOHOシネマズが6月1日から高校生料金を1,000円にするとのこと。
今は若い方が映画館に少ない状態なので大変素晴らしいと思います。
(日本の料金はそもそも海外に比べて高すぎる。価格も一律で決められているから劇場間の競合も生まれにくい)
でももうちょっとシネコン自体が上映する映画のラインナップを改めた方が良いのでは。
客が集まる邦画をバンバンかけるのは経営としては正しいけれど、いつか必ずしっぺ返しが来るのは判り切っていることなのに。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566
>> カレンダー表示
>> 通常表示
721.  ゼイリブ 《ネタバレ》 
いつの間にか異星人が紛れ込んでいるという設定はカーペンターの他の作品でも見られますが、アイデア自体は古典中の古典であり大して新鮮味を感じるものではありません。しかし独特のビジュアルとテンポ感、そしてカーペンターおなじみの気の抜けた様なテクノ調の音楽が、凡百のSF映画との大きな差になっていますね。「権力を信じるな!支配されるな!」というテーマも非常にカーペンターらしい。 まあ結構オイオイと突っ込みたくなるシーンが多い映画でもあり、その辺りは笑いながら観てました。その位のテンションで観るのが正解?ですかね。例えば、サングラスに映っているものをそのまま声に出しちゃう主人公とか(そりゃ怪しまれるわ!)、次々と異星人を見破る新兵器を開発してる謎のレジスタンスの設定や、異星人の機器が何故か地球現地語(英語)だったり。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-09 22:21:45)(笑:1票) (良:1票)
722.  椿姫(1937) 《ネタバレ》 
元々ヴェルディのオペラであるだけあって、お話は古典中の古典。今観れば娼婦のラブロマンスというのもなんら珍しいものではありません。とは言ってもグレタ・ガルボ演じるマルグリット美しさは格別。 あと元が大変有名なオペラであるので仕方がないのかも知れませんが、筋をとにかく追いかけているような印象を受けました。何か映画ならではの要素を取り入れても良かったのではないかなと。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-03 23:08:14)
723.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 《ネタバレ》 
観終わった後に真っ先に思ったことは「尺が足りてない……」ってこと。いや、脚本も良く出来ていて一見はキチンと始まりから終わりまで綺麗に収束していると思うのですが。なんたって個々のキャラクターが魅力的すぎる。正直テレビシリーズか何かで1クルー使った様な作りの方が良かったかなーと思いました。こういうチームもので宇宙を股に掛ける大冒険なのだから、一つ一つの惑星で魅力的な面々が段々と登場し、各々の勝手な動機(金儲け、復讐、等々)により、仕方なくチームを組む。当然チームワークはバラバラですが、シリーズ終盤で悪役が銀河を滅ぼせる力を持ってしまい遂に一致団結!……となればアガると思うのですが、今回の2時間の映画ですと、たった1時間で彼らが一致団結するまで持っていくので正直唐突に感じました。「お前らそんなに仲良かったの?」って。 少なくとも悪役のロナンがなぜあの惑星の人間を根絶やしにしようとしているのかの理由は絶対に必要でしょう。悪役の動機なんだから。父と祖先を殺されたとかセリフで説明されても具体性がないので分かりません。あとはガモーラとネビュラの関係性も映画だけだとイマイチ分からない。確執があるなら映画内で描いてくれないと因縁っぽい対決にも燃えない。 あとそろそろラスボスが「強大な力をもってるのになぜか使わない」って展開止めませんかね。ラストバトル近くで軍隊が敵の戦艦をシールドで守って抵抗し敵幹部も焦ってるので「やった!」と思っていると、終盤近くになって急にラスボスが杖振るだけで全壊するって……。最初からやれよ。若しくは、その杖を振るにはパワーをチャージする時間が必要とかの時間的な制約を付けるとか工夫してほしい。最後に仲間で手を繋いでいってパワーを制御できるって理由も良く分からん。ロナンが「一体どういうことだ、なぜそんなことができるんだ」って驚いてましたが、私も全く同じ気持ちでした。それに対する主人公の答えが「俺たちはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだからな!」ってそれ理由か? お気楽なナンバーの数々は作品の軽いテンションとマッチしていてとてもよかったです。ランナウェイズの「チェリー・ボム」で出撃するって新しいですね。ここは燃えました。
[映画館(字幕)] 6点(2014-09-17 07:15:02)
724.  LEGO ムービー 《ネタバレ》 
これだけは誰もが認めるところだと思いますが、LEGOの世界を映画にしたアニメーション技術はとにかく素晴らしいし魅力的です。LEGOの設定を活かしたアニメーション、その魅せ方に何度も唸らされました。 但し、観終わった後の印象としては幾分引っかかる点があったことも事実です。一つはギャグの問題。単なる好みかも知れませんが、ひっきりなしにギャグが連発され、その多くが所謂小ネタのギャグなので、思ったより気持ちよく笑えませんでした。色んな映画のパロディネタがジャンジャン入っているのは一応面白くはあるのですが、なんか"最終絶叫計画"シリーズにも通じる脈絡の無さというか、「バットサインですよ、面白いでしょ?クリプトナイトのネタ面白いでしょ?ハン・ソロとチューバッカが出てるなんて面白いでしょ?」っていわれても、その作品のパロディが入ってくる理由が特に無いので余り面白く無いなぁと。あえて言えば、後半に明かされますが、子どもが作ったギャグって感じでしょうか。それを好意的に解釈すれば良く出来ているのかも知れませんが。 あとは「本編は神(人間の男の子)によって操作されていた」というオチですが、それならどんな理由があろうとも主人公が父親の前で気付かれないように動いたりしたら駄目だと思うのですが、それなら『トイ・ストーリー』と一緒になっちゃいますけど、そういう世界観じゃないでしょ?この映画。 一番の問題は「LEGOの世界がアニメーションとして動いてるー!スゲー!!」とはなりますけど、アクションの演出や感動シーンの演出は至って平板であるということでしょうか。なんかどのシーンも非常に既視感が凄くあって、もう少し演出面でもハッとさせるものが欲しかったように思います。でも、子どもが作った話とすれば、好意的に解釈すれば ~(以下略)。
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-19 00:32:43)
725.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 《ネタバレ》 
娯楽作としては申し分のない出来です。内部告発が絡む政治的なストーリー、切れ味のあるアクション、終盤の大規模な空中戦、としっかりツボを押さえた作りで、マーヴェルのシリーズ中でも気合入ってるなという印象でした。何より今作で特筆すべきは主人公キャップの活躍振りです。アベンジャーズで完全に要らない子(と私は感じた)と化していたキャプテン・アメリカ。あれは舞台設定が悪かったのだ。彼の能力は"高い身体能力"と外のヒーローに比べるとやや地味なのだから、あんな物量で押してくる軍勢相手では、活躍の場を描きにくいのは容易に想像できる。簡単に言っちゃうと大勢の敵をドバーッとやっつけちゃう派手な技が彼には無いのだ。 そこで今作はキャップの高い身体能力を活かした生身の格闘が主のアクションとなっている。小道具の楯もしっかりアクションに寄与している。それに合わせヴィランも巨大な怪物などでは無く同サイズの生身の人間。アクションの魅せ方は大正解だったと思います。 但し、気になった点もありました。一番引っかかったのは悪役の設定で、今回のヴィランは主人公の親友であり、終盤はちょっと泣かせる展開です。それも悪くないのですが、キャプテン・アメリカとは正に"正義の象徴"ですので、悪役としてもっと邪悪な存在であるハイドラを主にした方が良かったのではないかと。今回の裏の悪役でもあるピアースもハイドラのシンパとは言え、狂ってないんですよね。だから余り怖くない。正直途中退場したDr.ゾラの方がウィンター・ソルジャーの生みの親としても今作の悪役に合っていたと思います。 とは言え満足度は高かったです。次回の「アベンジャーズ」では本作の成功を活かして、キャップに大量の敵と戦わせるなんて前作と同じ轍を踏まず、モブとの戦闘なんて外のスーパーパワーをもった超人に任せて、キャプテンらしく敵の本丸に単身挑む様な展開を見せて欲しいです。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-28 06:59:00)(良:1票)
726.  ムービー43 《ネタバレ》 
作り手もクソ映画を作ろうとして作っているのだろうし、所謂クソ映画を観たときの脱力感は無く、普通に「くらだねー!」と笑って観ました。予告編でアピールされてる様にドン引きは別にしませんでしたね。と言うかもっと悪質なギャグで畳み掛ける米国コメディなんて山程あるので、そういう作品見慣れている人間からすると少し物足りなさすら感じちゃったり。 それで何が面白いのかというと、やっぱり大勢のハリウッドスターがあんなことをやったり、こんなセリフを言っちゃってたりする様が面白い作品でした。あとは人種ネタに突っ込んだエピソードは漏れなく面白かったです。それから色んなコメディ監督が担当しているオムニバス形式なので、その監督ごとのカラーを見比べて観るのも面白いかも。とことんギャグに徹しているファレリー兄弟やブレット・ラトナーと、変に真面目に演出しちゃうジェームズ・ガンの対比などは特に分かり易い。エリザベス・バンクスが監督したエピソードは素人くさくカメラをとにかく振り回す動きが中々観ていて楽しい。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-18 19:14:46)
727.  それでも夜は明ける 《ネタバレ》 
まず全編に渡って繰り返される対位法による演出に目を奪われます。白人と黒人、豪華な暮らしと極貧の奴隷生活、主人公が奏でるヴァイオリンと主人が奴隷に振るう暴力、最初の主人が読み上げる聖書の箴言(?)と主人公を目の敵にするティビッツが歌う下品な歌、荒々しく回る水車のクローズアップと果てしなく広がる海と空の水平線。一方を美しく描写することでもう一方がひどくみすぼらしく見える、見事な演出だったと思います。 しかしストーリーに関しては、とにかく黒人奴隷への暴力の描写の生々しさが半端では無く、しかも延々と続くので、何と言うかとても疲れました。勿論、当時の奴隷制度の残酷さ、人を人と思わず家畜(Beast)と呼ぶ愚かさを伝えるためというのは分かるのですが、ちょっとでいいから映画として楽しい場面が欲しいというか、息抜き出来る場面が欲しかった様に思います。それに対して恐らく作り手は「だって当時の黒人の生活は地獄だったんだよ!その辛い生活をそのまま描いて何が悪い!」と答えるでしょうし、それも分かっているのでしょうが、なんなのでしょうね、それでも映画として楽しい場面を求めるのは私のエゴなのかも知れません。 終盤にヒッピー然とした格好で奴隷制度に反対するブラピが現れて全てを解決してしまうのも何と言うか……。この役をもしプロデューサーであるブラピが熱望して演じたのだとするなら、かなり自己愛の方向に行っちゃってる気がします。正直、「黒人奴隷のキリストの真似事して何様なの?」とイラっと来てしまった。 但し、脇役も含めて役者陣の演技はとても良かった。特に奴隷商人を演じたポール・ジアマッティと、人でなしの主人を演じたマイケル・ファスベンダーの二人は両者共に良い屑野郎を演じきっていた。中でも個人的に最高だったのが主人公を苛める小者を演じたポール・ダノ。この人、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の時もそうだったですが、そろそろ"ポール・ダノ"という役柄を確立しつつあると思う。こんなに情けなく泣く大人を見事に演じれる役者はそうそういない。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-14 15:55:35)
728.  大統領の執事の涙 《ネタバレ》 
最後に字幕で「この映画を公民権運動に人生を捧げた人々に贈る」と映される。映画のエンディングとこの献辞を見るに、監督の主張はその通りなのでしょう。しかし私としてはセシルの人生もまた有意義なものだとずっと映画を観ながら思ってしまいました。アンクル・トムと言われようが、白人のご機嫌取りと言われようが、彼はホワイトハウスで白人の給仕に負けない程の働きを続けた。劇中でキング牧師が語った「彼等は無自覚のうちに彼等の戦いをしているのだ。勤勉に働き従来の黒人のイメージを覆そうとしている」という言葉が私には深く心に響きました。 それだけにレーガン大統領夫妻に招待されたパーティー会場で勝手に疎外感を感じて戸惑ったり、ブラックパンサーや当時の公民権運動の本を読んで今までの仕事に急にやりがいを無くしてしまうセシルの姿には失望すら感じてしまったりしました。それまでは今までのノーホワイト映画とは一線を画す、端から見れば白人に媚を売っている様に見える黒人の目線から見た黒人開放の戦いと捉えていただけに、ちょっと消化不良と思えてしまいました。リー・ダニエルズらしいキャッチャーな音楽と殺伐とした映像の対比、セシルと息子の行動が各所でカットバックし対の関係として描写されたりする種々の演出は面白かったですけども。 あと歴代大統領役に矢鱈と有名俳優をキャスティングしているのですが、基本的にモノマネ大会にしか見えなかったのが普通に残念でした。特にアラン・リックマンはいつも通りのアラン・リックマンそのもので、似せる気があるのか?という位の演技だったと思います。頭髪の生え際の後退具合でニクソン役に抜擢されたのかと思うと、ジョン・キューザックには少し同情してしまった。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-06 22:09:18)(笑:1票)
729.  ライアー ライアー 《ネタバレ》 
ジム・キャリーのデタラメ演技を軸に、最後はちょっと感動チックに綺麗にまとめた感のあるファミリー・コメディですね。ジム・キャリー以外の役者がこんな演技すれば巫山戯るなと言いたくなるが、彼なら何故か許せちゃうから不思議。 子どもの誕生日の願い事がホントに叶ってしまった!という荒唐無稽な話ではあるのですが、その結果主人公が嘘を付けなくなる現象を割と周囲の人間が簡単に信じてしまうので、ややリアリティ・ラインの設定に甘さを感じました。「ファミリー映画だから」という言い訳が立つ気もしますが、それにしては結構キワどいベッドシーンもあったりと、結局どの層をターゲットに作られたのか良く分からない映画ではありました。 あと主人公の奥さんとデキているジェリーが完全な所謂当て馬だったのも少し残念。特に彼に対してフォローもありませんでしたし。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-16 19:06:53)
730.  小さいおうち 《ネタバレ》 
基本的なミステリーが上手く機能していて、タキが晩年まで何故あれだけ苦しみ続けたかが氷解する手紙のエピソードは良かったです。その胸中を想像すると「私は長く生き過ぎた……」の言葉がとても重い台詞に思えます。一種の愛憎劇はとても良く出来ていたかと。 でも其処此処に山田洋次独特の演出に驚いてしまった部分もあります。特に驚きすぎてちょっと笑っちゃった場面は、雨の日に時子が板倉にキスをした時に雷が「ピシャーン!!」と轟いた所です。その演出はギャグだろう。 それから終盤の妻夫木演じる若者のエピソードは蛇足と思えました。タキの遺品から細長い手紙が出てきた時点で、観客はタキが時子の手紙を渡さなかったことは明確な筈ですが、その後に妻夫木君に「おばあちゃんは手紙を渡さなかったんだよ!」と驚かせる。多分大多数の人は「もう判っとるわ(笑)」となったんじゃないかなぁ。手紙をチラと見せてエピローグでも十分だったと思います。
[映画館(邦画)] 6点(2014-02-20 23:11:31)(良:2票)
731.  クルードさんちのはじめての冒険 《ネタバレ》 
とても冒険的で意欲的な作品ですよね。なんたって主人公たちは原始人、ここでキャラデザを短絡的に可愛い今風の顔にしなかったところが素晴らしい試みだと思います。クルード一家はネアンデルタール人、ガイはクロマニヨン人がモデルなのでしょうが、やっぱり彼らはヒロインを筆頭に愛くるしさは殆ど無いんですよね。奴らが肉を貪り食ってるシーンとかちょっとしたホラーだし。子ども映画でもそこから逃げないのは凄いことだと思います。色彩豊かな世界観も魅力的でした。 また物語が王道とは言えしっかりした内容ですし、父親の成長を主に最後まで楽しんで観ることが出来ました。厳然とした家父長制を強いていた父親から家族が段々と離れていく展開は父親の心理も含めてとても丁寧に描写されていたことが印象的でした。 但し、終盤の展開には物凄いご都合主義を感じてしまってかなり興ざめ。監督が『ヒックとドラゴン』のクリス・サンダースだからでしょう、他者との交流・理解を無理矢理にでも入れたかったのでしょうが、サーベルタイガーがグラグ(父親)に懐くのはちょっとやり過ぎではないでしょうか。一家はガイと合流してからというもの何回もサーベルタイガーに襲われて食われかけているのにさぁ。なんで急に懐くんだよ。『ヒックとドラゴン』では人間がドラゴンと対話する試みをせずに攻撃してたから「実は仲良くなれるんだよ」って事で問題なかったと思うのですが、サーベルタイガーと人間の関係性ってこの映画の中では所詮捕食者と餌でしかない筈でしょう。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-17 21:06:08)
732.  新宿区歌舞伎町保育園 《ネタバレ》 
タイトルに惹かれ鑑賞。その奇天烈なタイトルに反して結構キチンとした映画になっています。オープニングの長回しなど画作りに対する拘りも感じます(但し、その演出が必要不可欠かと言われると疑問)。 やや残念なのが、社会派ドラマになり得たストーリーを単なるホンワカハートフルコメディにしてしまっていたことです。昨今指摘されている通り、保育園・保育士の不足は地域問わず問題視されています。この作品でも声高に「なんで俺たちみたいな保育園に子どもを預ける母親がいるか分かってんのか!?」と役所に訴える場面がありますが、その話は割とアッサリと流されてしまう。 あと「キラキラMOVIES」という企画により作られた作品なので、矢鱈とイケメンたちのホモソーシャル的なやり取りが挿入されます。まあ『テニスの王子様』のミュージカル版から立ち上げられた企画だから仕方ないよね……。
[DVD(邦画)] 6点(2014-02-08 22:08:37)
733.  くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密 《ネタバレ》 
前作がかなり従来の子ども向けアニメから脱却した作品だったので、今回も期待して鑑賞。その子ども向けと大人向けのギャグが混在したセンスは健在だったので、その点に関しては楽しめました。フード・アニマルが可愛いとか劇中では言われてますけど、やっぱり食べ物が動物化して食材を貪り食うシーンはかなり異様の雰囲気を漂わせている。 あとは至るところの構図・演出が完全に『ジュラシック・パーク』そのもので、同作のファンとしては嬉しいことでもあるのですが、それが作品に上手く活きていたかと問われると疑問ではありました。 あと非常に残念だったのが、前作ではハッキリ軸としてあった物語のテーマが一貫していないことでしょうか。「友人を信じ抜くこと」と「動物乱獲・動物実験」という二つの話に主人公が葛藤する。その二つのテーマが絡み合って解決されるという展開なら兎も角、別々に適当に解決されてしまうので、全体に話が上手く纏まっていない気がしました。 それから日本吹き替え訳のセンスが余り宜しくなかった点も勿体がない。この手の訳は難しいのは分かりますが、フード・アニマルの名前はもう少し工夫して欲しかった。言葉遊びでも、例えば「Cut The Cheese(チーズを切る):オナラをする」と言ったギャグも特に何の工夫もなく訳しては子どもにはギャグの意味が絶対に通じないのでは?配給会社はこのシリーズが大人向けのブラックなギャグ満載の映画であることを理解して配給して欲しいです。
[映画館(吹替)] 6点(2014-01-14 13:15:47)
734.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 《ネタバレ》 
「男はつらいよ」シリーズ屈指の傑作、という薦めもあり鑑賞。オープニングの『ジョーズ』人気に肖ったであろうゴア描写で掴みはOK(但し別に伏線になっているわけではない)、その後も偏屈な爺さんからマドンナの話にテンポ良く進み、最後には心地よい感動を与えてくれます。 本作は弱者を食物にする明確な社会悪が描かれ、マドンナとの色恋沙汰と言うよりは、卑怯な悪人との対峙に大きなウエイトが置かれており、確かに他作と比べると若干異色作かも知れない。終盤に老画家を通して芸術の本質が語られるのも映画ファンの心を掴んでいる理由の一つでしょう。 しかし結局は何時もの通りの"義理人情"でカタがついてしまい、最大の悪人は結局世にのさばってしまう展開には納得出来なかったです。「世の中そんなもんよ」と言われればそうかも知れんが、折角主人公がある意味社会のはみ出し者、寅さんなのだから、その向こう見ずな性格を活かして悪人を成敗して欲しかったなぁ。
[DVD(邦画)] 6点(2014-01-08 01:07:14)
735.  くもりときどきミートボール 《ネタバレ》 
発想が独創的で面白い!子ども向けの要素に多分にブラックな要素をぶちまけた様な作品でした。子どもが好きなものと言ったら食べ物!空から食べ物が降ってきたら子どもは嬉しい!でもその風景は大人から見ると主人公の父親が言う様に明らかに異様だし、子どもは不健康になり、市長は超絶メタボになる。そんな食べ物の醜悪な部分もしっかりと描いているところが、肥満大国アメリカならではのセンスだと思います。 そして終盤の食べ物が襲いかかってくる場面は普通に恐ろしい。隕石の様に巨大な食べ物が落ちてくるミスマッチ感と、巨大な質量の物体が襲いかかってくる恐怖が混在している。主人公が食べ物の竜巻に乗り込んだ場面は普通に恐怖映画さながら。主人公たちに襲いかかるのが食べ物なので、人間的ではないが無機質でもない、ハッキリ言うと化物が迫ってくるような恐ろしさがあります。感覚的には『ベルセルク』の蝕やクリフォトの様に無数の怪物が取り囲んでくる様な怖さでした。 そのビジュアルに対して残念だったのがドラマ部分。世間的にはダメ人間の主人公が発明家として大成し、主人公の父親が息子を理解し誇りに思う展開は大変良いし感動的なのですが、如何せんヒロインの扱いが微妙に思います。「見た目はカワイイけど中身はナード(オタク)で主人公にも理解がある」って何と言うかオタク男にトコトン都合の良いヒロイン像という気がします。また街の人々に魅力が余りなかったのも残念。いくらか肉付けされているアルとブレントに関しても、特にブレントはキャラの掘り下げ不足になっていると思え、彼らが改心したことに納得しづらかった。どうでもいいネタですけどアルの息子の名前が"カル"だったり(スーパーマンの本名)、胸毛で危険を感じ取ったり(多分スパイダーマンのスパイダーセンスのパロディですよね)、アルに関して矢鱈とアメコミネタが含まれていたことに何か意味はあるのでしょうか。あまり必要性は感じられなかったな。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-20 20:19:49)
736.  2ガンズ 《ネタバレ》 
気楽に見れるスパイアクション。ヒロインが途中退場したり、矢鱈と残酷シーンがあったり、それなりにシリアスな描写はあるものの基本的にはお気楽に明るいバディ物となってます。 とは言ってもシナリオをもっと洗練したものにすればより面白くなっただろうし、そういう点で残念な作品でもあります。DEAと海軍情報局とマフィアとCIA、それら全部から追われることになる主人公二人と、色んな組織が入り乱れた大金争奪戦であるにも関わらず、組織毎のカラーが殆ど活きていません。マフィアの牛を使った拷問が少し面白かった位かなぁ。 後は単純に「そりゃ無理だろ!有り得ないだろ!」って展開が多いですね。二人で海軍情報局に単身乗り込んじゃったり、わざわざご丁寧に全組織が一箇所に終結したり(わざわざご丁寧に姿まで見せるのはなぜ?)。まあその位の事は気にする様な映画じゃない!と言えばその通りなんですが。
[映画館(字幕)] 6点(2013-11-06 22:23:59)
737.  お嬢さん乾杯 《ネタバレ》 
全うなロマコメでありつつも後半でしっかりと深刻な主人公の悩みを描くのには、ホントに木下監督は真面目な人なんだなと思えます。生まれの差を乗り越えて愛を達成させようとする主人公の姿はとにかく一直線、猪突猛進で観ていて気持ちがよかった。それだけにもう少し上映時間が伸びてでも脚本にひと捻りあっても良かった気もします。その辺りが同時期に活躍していたビリー・ワイルダーとのコメディ演出の差でしょうか。
[DVD(邦画)] 6点(2013-09-25 23:23:48)
738.  座頭市地獄旅 《ネタバレ》 
このシリーズは勿論、勝新演じる座頭市のキャラクターが大きな魅力の一つですが、本作はライバル役の成田三樹夫がとにかく格好いい。座頭市と同じく博打が上手く(将棋は昔は賭け事の一つだった)、切れ者の匂いがプンプンする。それでいて普段は十文で叩かれ役をやって日銭を稼ぐ浪人者。性格も「俺より強い奴とやり合えればそれで良い」という徹底的なスリル中毒な男で、その明日をも考えない姿は魅力的でした。 しかしながら最後に座頭市と彼が戦いにもつれ込んでからは、そんなキャラクター性を活かした最期も与えられず、潜んでいた兄妹に仇討ちされて台詞も無くご臨終。折角の魅力的なキャラクターなのに大変勿体無いと思いました。 本作は夫の仇を討とうとしつつ座頭市に惚れていくお種と、父を将棋好きの浪人に殺された兄妹の仇討ち、その浪人と座頭市との交流と3つの話が絡んでいます。もう少しそれぞれのパートを味わい深く描いて欲しかった気がします。話のテンポってのは大変重要だし個人的に90分に纏まっている映画は好きなのですが、ストーリーがお座なりだったら本末転倒だと思うので。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-18 23:42:12)
739.  ニッポン無責任時代 《ネタバレ》 
上意下達の性格が海外よりもキツいこの日本で、アナーキー(と言うか極度の面倒臭がり屋)な男、平等が口八丁手八丁で世間を渡り歩いて行く様は実に痛快。この話自体も高度経済成長期に作られた映画であったからこそ、「どんなに落ちこぼれでもやり方次第で成り上がれる」という神話として当時の人々に受け入れられたのだと思います。今の世の中じゃとてもそうは思えないですから。 全編勢いの良いスラップスティックコメディが続くので退屈はしないのですが、大変困ってしまったのが登場人物が本当に全員思っていることを全て口に出すことです。マジで画面を見てなくても聞くだけで話の筋は理解できるレベル。だからキャラクターの内面が全く見えず(勿論そんな物はこの映画には不要でしょうが)、終始どうでもいい気分にさせられました。個人的には舞台劇を映画化したみたいだなと感じました。じゃあ映画では無く舞台でやれよと。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-15 17:57:11)
740.  クラッシュ(1996) 《ネタバレ》 
そもそも車を運転するのが余り好きでない(誰かを轢いてしまうかもしれないという恐怖が何時もある)私にとってはこの映画のキャラクターたちの心情は理解不能。しかしクローネンバーグ独特の耽美的な映像美は堪能できました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-13 08:06:19)
050.38%
1171.29%
2362.73%
3584.40%
4977.37%
518313.90%
621116.02%
733925.74%
823517.84%
91138.58%
10231.75%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS