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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1992
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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741.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
これは良かったですよ。近年の日本のゴジラ作品のかいじゅう映画感を払拭、見事な映像技術によって活かされたゴジラの大きいこと、リアルなこと!耳をつんざくゴジラの咆哮、わくわくしましたね。人間ドラマはつまんないことこの上ないんだけど、そこを我慢して我慢して、ついにゴジラ現る、の場面は真打登場!の華があって惚れ惚れする出来。ぎりぎりまで引っ張っての放射能吹きには「出たー!」と拍手喝采、全私が感涙にむせぶかっこ良さ。 いいだけ暴れてビルをなぎ倒しmutoをぶん投げる、破壊神の面目躍如。疲れて一休みした後、何事も無かったように海に帰るゴジラ。その孤高の姿、一作目へのリスペクトも感じられて大変よろしい。あまり活躍してない芹沢博士が辛うじてゴジラvs mutoのことを「自然の摂理」と説明していたように、ゴジラは人間を救うためになんかやってきたわけじゃないんですね。日々自然界の昆虫ワールドとかで繰り広げられているサバイバルの営みを特大サイズでやられただけで、人間なんざその中で逃げ惑うしかないんですわ。ゴジラを変に人間の味方扱いしないクールな解釈で、私は好きですね。
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-29 00:46:20)
742.  バニシング・ポイント(1971) 《ネタバレ》 
TVでよくありますよね。アメリカのハイウェイを暴走する車とそれを追う警察のカーチェイスをヘリからの空撮で見せるっていうやつ。アレを見ると「逃げ切れーっ」と暴走車の方を応援して家族から顰蹙を買うワタクシですので、この映画はまさにツボ。訳も無くスピードを上げてぶっ飛ばしたくなる、血がたぎる、高速になるにつれアドレナリンが出まくる人向け。破滅行動と紙一重なのでまさにアメリカンニューシネマと合致ですね。納車の目的はどこへやら、ぼこぼこになりながら走る走る。車大国アメリカ、さすがのメンテナンスだ。見事な改造車だー。ラストはショックだけど、コワルスキーは車もろとも燃焼し尽くしたんだな、と思うと分からなくもないです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-24 23:46:09)
743.  グエムル/漢江の怪物 《ネタバレ》 
怪物、小っさ。戦車持ってくれば一発で勝てそうな、スケール感ではゴジラの100分の1位?だけどこいつ、造型として特別なポイントがあって、それは尻尾。口と前脚に気をとられがちだけど、その隙を突いてするりと身体に巻きつけての攻撃あり。ざぶん、と本体が河に消えてもずるり、とまだ後から尻尾が視界に残る。橋の欄干に巻きついて垂れ下がるその姿の気色悪いこと。女の子の脱出計画を挫いたその瞬間の尻尾技のえげつなさ。正面と、さらに後方からも何か仕掛けてくるしつこさで、これまで名をはせてきた怪物たちとも堂々渡り合えそうな存在感はある。 なんでか怪物と戦うのが国家じゃなくて一家族というのも訳がわからないけど面白い。ソン・ガンホだし。相変わらずとぼけてるし。騒動の後始末に右往左往の政治家を完全無視、生活優先する庶民のタフさすら漂わせた鈍感力炸裂のラストシーンはとぼけてるけど鮮やか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-15 01:04:36)
744.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
いやー、面白いですよね。誰が見ても一目でわかる当時の国家指導者二人。この二人の腹黒な掛け合いには声出して笑っちゃった。「遠くのドアから歩かせましょう」の側近の台詞虚しく、真後ろのドアからばーん、と入ってこられたあの間合い、もう喜劇として完璧。どうしても当時の世相と絡めての評価をされる本作だけども、単純な喜劇としても楽しかった。最後の大演説は無いほうが良いかなと思う派です。独裁者を笑い倒す、その批判力だけで充分チャップリンの志は伝わると思うんだけど。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-08 23:43:48)
745.  テッド 《ネタバレ》 
「アタシの彼氏は30にもなってクマのぬいぐるみと寝てるのよっ(怒)」とキレる彼女でありますが。いや、でもテッドの風体が中身の性格まんまの、下品でダラシなくて女好きのオッサンだったらもっと嫌だろうな。外見というのはとても大事。何が言いたいかというと、結局ふかふか もふもふというのは最強だということね。
[DVD(字幕)] 7点(2014-06-08 23:33:15)
746.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 
マザーコンピューターの暴走話はもうごまんとあるし、ストーリー自体には新鮮味はないけれど、結構面白く観られた。ベタと言われて開き直ってか、余計な枝葉をつけずにシンプルにロボットvs人間の構図に集中した潔さが吉と出た。人間側にはアナログにこだわるW・スミスというキャスティングも正解で、この人は仕草や表情が多彩で魅力的。人を惹きつける生まれ持った特性というのはロボットには決して持ち得ないもので、対機械の相手として実に適役。一面ロボロボロボのCGには圧倒された。きっともっと外観も人間そっくりに進化して、無機質な気色悪さも払拭されてゆくんだろうな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-30 00:57:28)(良:2票)
747.  白雪姫と鏡の女王 《ネタバレ》 
誰もが知ってる白雪姫のお話の、キャラと設定だけ頂いて、楽しくデタラメなおとぎ話の出来上がり。オリジナルの要素はほぼ皆無、継母ジュリアがすごく意地悪って所だけ元のままかな。七人の小人は武闘派の泥棒で、王子はちっとも頼りなく(呪文を解くキスも姫の方からしてやる始末)、そんなわけでか弱いばかりではいられないプリンセスは自ら剣を取り、怪物とも闘っちゃうのである。いやあ、この見上げた気概、ピーチ姫にも見習ってもらいたいもんだ。 魅力的なのは、役者もスタッフも楽しかったろうな、と思わせるのびのびした雰囲気と、衣装担当の石岡氏の珠玉の仕事ぶり。ジュリアは豪華絢爛、リリーはキュート。見ているだけで心浮き立つ絹やサテンの美しさ。映像がキラキラと瞬くようで夢心地です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-16 01:14:17)(笑:1票)
748.  ゴースト/ニューヨークの幻
このお話はウーピーの存在が鍵。この人の濃いコメディキャラが目を剥いたり大声出したりして場を賑々しくしてくれるおかげで(どピンクのスーツ姿は必笑)、超甘々のtoo muchラブストーリーが俄然見やすくなった。なんせ主役の二人はパトリック・スウェイジとデミ・ムーア。デミはこの頃はまだ非凡な魅力があるけど、パトリックは100人のアメリカ人を平均して出したような典型的なルックスと佇まい。この二人ではごく普通のアメリカ人カップル然としちゃうわけで、一般のカップルの恋バナなんぞに付き合っていられない客のためにウーピー・ゴールドバーグ。正しい脚本であります。
[映画館(字幕)] 7点(2014-04-29 23:50:00)
749.  スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 
常々なんでアメリカの低所得層の人たちはあんなに太っているのかと不思議だった。普通、食べるのに事欠くのなら痩せるだろう、と。謎はこの映画で氷解した。 ファストフード産業であるマクドナルドが、健康意識が高いわけなかろうということは判りきっているとして、米国の一市民レベルでの「食」に関する意識の低さが根底にあるという視点まで広げているのが観察者として優れていると思った。“カロリー”の意味すら知らない大人たちと、公立高校の給食がほぼ“ジャンクフード”だという衝撃。これにはたまげた。おやつだコレ。いい大人が自分でマックに行くのは自己責任(大げさ)だけど、我が子にこの昼食を出されたらそれは嫌だ。・・とアメリカの親御さんも思ったらしく、この映画をきっかけに改善の動きもあったとのこと。監督身体を張った甲斐がありました。「せめてスーパーサイズなんてのは止めないか?」という現実的な提案も好感が持てました。なんだかんだ言ってもやっぱり手軽でオイシイもんね、時々なら。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-18 00:36:19)
750.  理由なき反抗
あの赤ジャケットのジミーがここにいる。J・ディーンを“永遠の青春”アイコンたらしめた有名作ではあるけれど、J・ディーンが際立った存在感というのみ。今観ると高校生の苦悩にしてはやたら幼く、人の死すら演出上のお飾りになっていたりで、ストーリーはどうにもご都合主義。だけど、やっぱりジミーがいるから。若さゆえの傲慢さとその裏腹の自信の無さ。伏し目がちの、奥行きのある表情。ジャケットとジーンズでそこに佇むだけで放つ強烈なオーラ。彼一人だけが、周囲と別物の演技をしている。点数はジミー盛り。彼がいなかったらかなりのマイナス。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-04-16 00:03:39)
751.  家族の庭 《ネタバレ》 
激苦な映画。人間の心の、「それを言っちゃあおしまいよ」な部分を映画にしているので覚悟が必要だ。メインの夫婦トムとジェリー夫妻は、非の打ち所の無い「良い人」たちなので、非難がしづらい。そしてそこが巧妙でいやらしいと思うのだ。全く良くできた夫婦だ。互いに自立し、尊重しあって菜園作りに精を出し、友人を招いてホームパーティだ。ジェリーの葬儀にはおそらくたくさんの人が集まることだろう。義兄の妻のリンダの時とは正反対の様子になるだろう。口々に皆「良い人だった」と言うことだろう。だけど本当にそんなにいい人か?普通の人だと私は思ったな。この夫婦に絡んでくるのがメアリー、見事なまでにイタさあふれる中年女で、彼女の造形が上手すぎる。自分の人生にことごとく焦っている自分好きなメアリーを“二十年来の友人”と位置づけ、付き合いを続けてきた夫妻だけど、実はちょくちょく彼女を「上から」見る目線が露見するんである。身内の義兄にはメアリーの話などしないし、初登場の息子の彼女よりも下に位置づける。“良き友人”をやってきたけど、ついにその面をキープできなくなった終盤の冷たさには、メアリー嫌いの私でも冷やっとする。まあもちろん人間関係など、ある程度の距離や節度が無いと保てないものだ。この夫婦はごく普通の人たちなのだ。知らなくてもいいことをわざわざ描き出す監督の皮肉屋な目線にたじろぐ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-10 17:39:11)(良:1票)
752.  ママの遺したラヴソング
ストーリーがちょっと弱いです。弱いのだけど、観終わってしみじみと余韻が残るのも確かです。なぜってニューオーリンズの素朴な田舎風情がしみじみするのと、ヨハンソンの素敵なふくれっ面と白髪トラボルタのいかがわしい情けなさが妙にマッチして、これまたしみじみするからです。 全員“何かありげな過去”をちらつかせながら、天然なのかわざとなのかこの脚本はこちらの知りたいことの八割方しか語ってくれない。なので、キーとなる故人ロレーンの人物像があまりにもぼんやりし過ぎです。トラボルタ教授と元学生のおじさん二人の奇妙なつかず離れずの関係も分かるような分からないような。友情の混じった師弟関係プラス、罪意識の共有者だろうとは拝察できるけれど。・・と、難は多々あるけれど画と役者力でなかなか引っ張ってくれる映画ではあります。ラスト、パーシーがすたすたと墓地に向かうショットは冒頭のトラボルタのそれと背景が被るのですが、同じ画なれど新しく希望に満ちた彼女の足取りにバックの家並みも息を吹き返したようにも見えて印象的です。しみじみします。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-09 23:45:14)
753.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
ケイト・ウィンスレットがハンナを演じたのがこれが大正解。復興半ばの西ドイツの陰気な街並みや、古い湯沸かし器にコークス置き場といった情景が、原作から抱いたイメージそのままに眼前に展開し、そこへ楽しいことを全て放棄したようなケイトの謎めいた表情がはまる。やや情緒不安定気味な言動や、朗読を聴く時の唯一幸せそうな瞳の輝きや、教会で子供らの聖歌に打たれている姿。観てるこちらはハンナにとても興味が湧く。それほどに魅力のある演技だったと思う。原作では若きハンナはSSの制服が見事に似合う造形とされている。映像には無かったけれど、たしかにケイトなら冷徹な美貌も併せ持つこともできそう。 裁判長に「あなたならどうしましたか?」と問うたハンナの素朴な表情は、心底この問いの答えを欲しがっていた。誰も答えなど持ち合わせていないとは思う。だからこそこうして元ナチに関わった人々を裁くことが非常に難しいのだけど、私も裁判長の答を聞きたかった。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-07 00:12:53)
754.  ボーン・アルティメイタム
なんでM・デイモンがこうもかっこ良く見えるのか?と驚愕すら覚えるジェイソン・ボーンの魅力炸裂の3作目。自分が何者か?という命題を背負っているために、自分に酔うという甘さが無いストイックさ、翳りのある表情などこれはマットの演技力の賜物なんだろうな。CIAを撒く際の、駅構内のスリリングな展開は彼の明晰で冷静な頭脳の見せ所。CIA総出で捕まえに出たところをフェイントかけて金庫泥棒したり、携帯電話のチップを入れ替えたり(前作)の所作のてきぱきした美しさ等は運動神経の良さまで感じさせる。ここまでくるとマットその人が事実クレバーなパーソナリティなんかな、とさえ思ったり。 全くイメージにそぐわないアクション映画を引き受けたのにはどういう狙いがあったのかは分からないけど、“悩める暗殺者”像をリアルに存在させて結果大ヒット、大したもんだ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-17 00:45:48)(良:1票)
755.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 
リンチお得意の変態耽美映画。でも彼の作品にしてはぐっと理解可能なレベルです。冒頭のシーンがこの作品のアイデンティティを語りつくしています。咲き誇る花々に美しい芝生、飛び交うミツバチ。しかしその足元を深く探ってゆくと得体の知れないグロテスクな蟲がうごめいている・・、つまりこういうことなのだ、この世界は。 ここでぎょっとしていてはまだまだ。のどかな原っぱには人間の耳を配置したり、変態D・ホッパーの手元には吸入マスクとベルベット生地など、リンチの奇天烈なセンスが冴え渡ります。特に屋外に突如として現われるI・ロッセリーニの退廃としか言いようがない裸体には言葉を失います。光と闇、人物もこの二択にキレイに配置されるものの、光パートであるローラや母親らもなにかズレている印象を受ける。観たあとは三日ほどざらーっとしたヤな後味が残る名作であります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-16 00:08:17)
756.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム
ロバートのホームズと、ジュードのワトソン。2作目でますます息が合い、まるで長年組んでいる夫婦漫才のよう。役者が楽しんで臨んでいる空気が伝わり、楽しいです。とんでもない変装姿を披露するホームズに呆気に取られるもよし、巻き込まれのワトソン夫妻に同情して笑うもよし。亡くなった想い人に気持ちを残すホームズの姿は泣けます。丁寧に作られた映像は今作も品があるし、ホームズの明晰な頭脳を伏線で張り巡らしての脚本も巧みです。娯楽作として堂々の安定度、次作ができたらきっと観ると思う私はすっかりファンであります。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-30 00:11:34)
757.  キック・アス 《ネタバレ》 
初めのうちはなんてダルい映画かと思った。デイヴのオタク描写が甘くって我が愛するナポレオン・ダイナマイトに比べてキレが無いんだ。この子ダサくないもん。顔も中途半端に可愛いし。ところが、忽然と現われたヒット・ガールことクロエ・グレース・モレッツの眩いこと!おお、誰だこの娘は。←だからクロエだって。弱冠11才にして、この表情の深みと菩薩の如き笑み。ニコラス父をからかう時の顔、見てみ?30才のような母性すら感じる。 もう中盤から“キックアス”どころじゃないよ“ヒット・ガール”でしょ。次々鮮やかに殺しまくる菩薩なんて初めて見た。女児にこんなことをさせるなんて・・という意見もあろうが、これはクロエ菩薩による悪者成敗のカリカチュアなので血生臭さが無いのだ。「カット!」で起き上がりそうだもん組織の連中。 全体的に、タランティーノと比べればだいぶ洗練度は劣るけどクライマックス、ヒット・ガールの父のリードで暗闇孤軍奮闘場面はかっこいい演出だった。C・G・モレッツ、いやあ凄い子がハリウッドにはいるもんだ。その後の仕事の充実ぶりも納得だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-27 00:12:06)(良:1票)
758.  華麗なるギャツビー(1974)
さすがはレッドフォード、タイトルに違わぬ華麗な立ち姿、しゅっとしてGreatだ。それだけじゃなくてレッドフォードが巧いのは、ギャツビーの内面を滲み出す演技ができていること。金ピカぶりは実は張子の虎で、中身は純情、純朴、愚直なまでに一途。夫とはっきり別れようとしないデイジー、その夫との三すくみ場面や、子供が予期せず現われた時の困惑と動揺。レッドフォードの澄んだ瞳からは全く計算高さを感じない。謎めいたギャツビー氏のキャラクターがだんだんと見えてくるにつれて、客の気持ちはレッドフォードびいきの、デイジー憎しになってゆくのだった。 ああギャツビー、なんであんな女に惚れるかね?見る目が無さ過ぎる・・男子校出身なのか女のきょうだいがいないのか。いや激しい貧乏コンプレックスか。切なく絢爛な映画でありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-26 18:11:52)
759.  レインメーカー 《ネタバレ》 
コッポラらしい風格のある画、堅実できちんと引っ張る脚本、M・デイモンの初々しい新人弁護士ぶりをはじめ、ベテラン俳優陣のどっしりした名演技。本当によかった中盤までは。C・デーンズの夫殺しから逃げ出したあたりから、食い足りなさがスタート。「逃げてしまった」と頭を抱えて苦悩してたけど、この事件はその後ほぼスルーされ、クレアが不起訴になったことも台詞で終了。一方メイン筋の保険会社相手の裁判ではロイ・シャイダーが堂々の黒幕として登場。彼に引導を渡すことになる“骨髄移植を基本治療と認めた会議”の書類、決め手となるその証拠を手に入れるくだり、普通もっとタメませんか。エリン・ブロコビッチみたいに。そしてなんと勝ったのにM・デイモンは弁護士やめちゃうんだって。凄く唐突に感じるよ。ここも全てセリフでさらっと片付けちゃうこの慌しさ、一体どうしたというんだ。知りたいことを説明されずに、置き去りにされた気分。んー、物足りない。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-20 22:59:31)
760.  隠された記憶 《ネタバレ》 
うわー、出たーハネケ節。ヒトの心の暗部を突いてくるのが得意な監督だ。観てるこっちもすっかり気分が沈む。すっきり答えを出したりしない監督だと判って観ないと、「で、何!?」と憤慨すること必至。劇場用予告版とかああいう編集はどうなんだろう。 昔の行為の負い目にとらわれて、一人でパニックになって結果無用に人一人を死に至らしめた男。子供の頃にした自己中行為によって派生した罪を一生抱えていくはめになるわけで、監督はものすごく性格暗いと思う。猟奇ホラーかとも思わせる雰囲気を纏っていて、物語の吸引力はハンパない。でもでも、実はそんなんじゃないんだ。ラストカットで現われるあっけない真実。・・監督性格暗いよ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-20 22:39:52)(良:1票)
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