821. シャーロック・ホームズ(2009)
《ネタバレ》 コナン・ドイル好きの私ですが、ホームズとワトソン君を武道派にしてアクションシーンを盛り込んだのは、良いアレンジだったと思います。お話の方ですが、コナン・ドイルと言うよりはカーター・ディクスンの様な、オカルトと宗教が科学によって成り立っている展開は個人的に好きなので、映画としては結構満足しました。 その他にも、ホームズの初対面の人に対しての分析、ベイカー街221B、モリアーティ教授などシャーロキアンが観るとクスリと出来る要素が入っていたのも面白い。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-28 20:49:37) |
822. 映画ドラえもん のび太の人魚大海戦
《ネタバレ》 序盤の町が仮想水で水没する場面は観ていて子どもの時の様にワクワクしました。しかし後半で一気に詰まらなくなってしまう。キャラクターの設定が穴だらけ、全体を通して映画オリジナルのキャラクターに一切魅力が無かったと思えます。終盤に限っては早く纏めようとしたのか、ラスボスとの対決が無理やりかつ、適当に終わらせ過ぎな気がしました。 [映画館(邦画)] 5点(2010-03-27 11:59:30) |
823. グエムル/漢江の怪物
ポン・ジュノ映画を観たのは初めてでしたが、この人が作る映画はすごいですね。粗筋だけに焦点を当てると、非常にオーソドックスで丁寧なモンスターパニック映画に仕上がっているのに、いきなりコメディ調やサスペンス調の画に変化する。でも映画自体は全く破綻していないし、寧ろ監督の個性として面白かったです。 最も印象的だったのはペ・ドゥナが橋に向かって河原を疾走するシーン。ただ走っているだけなのに、画が非常に美しいと思いました。こういうシーンをサッと撮れるポン・ジュノは凄いなと思ってしまいます。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-22 13:25:42) |
824. バックドラフト
勝手に血沸き肉躍る熱い消防士達の物語だと思っていました。実際に観てみるとミステリ要素が多い作品でビックリ!ミステリとしては普通だと思いますが、ラストでキッチリと魅せてくれた良作。 [地上波(字幕)] 7点(2010-03-22 09:17:29) |
825. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
先の読めない展開では、シリーズ中随一だと思います。今でもラストでルークの手が切断されたシーンは鮮明に記憶されています。もう10年以上前に観た作品なのに……。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-22 09:13:43) |
826. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
子どもの頃に嫌というほど観まくっていた作品。にもかかわらず、久し振りに観返してみると結構穴のある作品だったことにショックを受けました。 [地上波(吹替)] 6点(2010-03-22 09:11:33) |
827. 風の谷のナウシカ
20年以上前に作られた作品であるにも関わらず、この映画には素晴らしいアニメの快感が詰まっています。キャラクターは誰もが魅力的であるし、ストーリーも非常に分かり易く構成されている。しかし個人的には漫画版の風の谷のナウシカの方が傑作だと思っているので、この点数とさせて頂きました。 [地上波(邦画)] 7点(2010-03-22 09:08:48) |
828. パーフェクト・ストレンジャー(2007)
衝撃のラスト!っていう宣伝文句が売りだったと思うのですが、大して衝撃でもありませんでした。その手の映画を観ている人ならすぐ分かるオチ。一番印象に残っているのが、ハル・ベリーの獣の様なセックスってどーよ。 [映画館(字幕)] 2点(2010-03-21 10:48:29) |
829. 笑う警官
《ネタバレ》 簡単に言うと「オヤジ臭いダサさ」が憑いて回る映画。もう少し趣味の演出を控えめに出来なかったんでしょうか。別に映画の中でジャズを使うなとは言いませんが、この映画の物語のトーンとは明らかに合って無いでしょう。物語が進展するごとにバックでベースとハイハットが流れ出したり、劇中の色々な個所で佐伯がサックスを吹き鳴らす絵は、ハッキリ言って映画全体の緊張感を削いでいるとしか考えられない。もっと言えばダサい。 更に部屋の中での会話を密室劇らしくしたいのか知りませんけど、登場人物の周りをウロウロするカメラワークは正直言って、観難いだけに感じました。 物語が完全に破綻するのはクライマックス。"実は更なる黒幕が"っていうオチ自体、私は好きでは無いのですが、更に「宮迫、何故そこでヘルメットを取るんだ」や「衆人環視の中で警官が銃殺はないだろ」など、どうしようもない展開が連発します。 このような感じで、映画としての完成度は非常に微妙でした。役者も好演しているとは言い難い(サブキャラの個性が出てない)し、なんだかなぁといった感じで劇場を後にしました。 あと個人的な意見なんですが、一人のジャズ好きとして、ああいう所謂「オシャレ~な雰囲気ジャズ」はやめて欲しいですね。観ていて恥ずかしいです。 [映画館(邦画)] 4点(2010-03-21 10:41:45) |
830. ブーリン家の姉妹
久々に度を越したドロドロな話の映画を観たと思います。裏切りと欲望と虚栄に満ちたお話でした。こんな話が実際の史実とは思えません。正に事実は小説よりも奇なり。 姉役のナタリー・ポートマンは前半はやや在り来たりな演技だとやきもきしましたが、後半に悪女としての資質を現して来てからの演技は素晴らしかった。しかし悪女にはイマイチ印象が当てはまらないという気持ちではありましたが。 妹役のスカーレット・ヨハンソンは所々で繰り返す、目が泳ぐ演技が少し気になりました。若干わざとらしい印象を受けてしまいました。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-21 10:33:07) |
831. インベージョン
《ネタバレ》 ホラー映画の王道を行く快作。敢えて不満を挙げれば、「バッドエンドではない」「クライマックスがあっさりしている」くらいでしょうか。 戦争が終結すると云う事は、人間性の様なものを捨てることでしか成り得ないんですかねぇ。厳しい現実ですけど、この映画が言っている事は正しい気がしました。 それにしてもニコール・キッドマンがこれほどにホラーに合う女優とは思いませんでした! [地上波(字幕)] 7点(2010-03-21 10:28:39) |
832. トロイ(2004)
《ネタバレ》 別に女性の為にブラピの裸が執拗に映される事に文句は無いですけど、英雄であるアキレスが敵国の女の為に、味方を殺しまくる演出は許せませんねぇ。あんな事したら、どんな理由があるにせよ英雄どころか売国奴ですよ! 笑。私もアキレスに殺された奴らは罰せられて当然だと思いましたけど、アキレスはどう見ても惚れた女の為に助けたとしか見えません。 あとキツかったのが戦闘シーンですね。取り敢えず大群がぶつかり合う場面を上から撮れば良いと思っていますよね。ロード・オブ・ザ・リングのまねごとをしようとしたのでしょうが、完全に失敗している様に思えました。単に観にくいだけ。 [映画館(字幕)] 3点(2010-03-21 10:24:51) |
833. 映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史
《ネタバレ》 思ったより楽しめました。個人的にはリメイク元より好きです。私もモリーナは必要ないと思いますが、リメイク元のラストが余りにも危機感に乏しい展開だった為、今回は終盤で時空を飛び越える展開にもっていく為に彼女が配置されたと思い納得しました。それでもモリーナに関して余りにも放ったらかしな感は否めないのも確かですが……。 あとクレム役にアヤカ・ウィルソンのキャスティングは無いでしょ。片言過ぎて彼女が話すたびに申し訳ないのですが笑ってしまいました。「ノヴィタサン、キテクレルカスィラー」。お前は外国人の養子か何かなのか。 [地上波(邦画)] 6点(2010-03-19 22:00:36)(笑:1票) |
834. 時計じかけのオレンジ
スタンリー・キューブリックが我々の"善"と"悪"の境界線が崩壊する様を描いた本作は、私の人生で最も記憶に残った作品です。そしてこれからもずっと記憶に残り続けると思います。この映画には良い意味であれ、悪い意味であれ、その様な他の映画では体験できない力が間違い無く存在します。 [DVD(字幕)] 10点(2010-03-17 19:18:36)(良:1票) |
835. 食堂かたつむり
個人的に雰囲気先行型の映画が好きではありませんので、厳しい評価を付けました。こういう世界にトリップ出来る人は良いのでしょうが、私は倫子を取り巻く環境に全く魅力を感じませんでした。 しかも必要の無い様な演出が多い事も鬱陶しい。不必要な部分を全部削って90分位にしたら、嫌いな作品にならなかったのかもしれません。 飯が美味そうだったのが唯一良かったです。 [映画館(邦画)] 1点(2010-03-16 22:32:01) |
836. スパイダーマン3
あんなに新登場キャラクターを突っ込んだらダメになるに決まっている。 ハリーとの確執だけをじっくり描いたら良かったのにね。 [映画館(字幕)] 0点(2010-03-16 22:30:01)(良:1票) |
837. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 ティム・バートンの空想への愛が最も良い形で爆発した作品だと思います。最後のオチに繋がる「ビッグ・フィッシュ」の意味が非常に感動的でした。実際良い作品だと思うし、この高得点にも納得です。 でも個人的には余り好きになれない作品でした。一言で言うと、気持ち悪い。何が気持ち悪いって、スポーツは誰にも負けず、街の人からは慕われ、ひたすらアタックすれば恋は成就し、歩く社交性を持ち合わせ、人々に夢と希望を与え続ける主人公です。この作品はファンタジーの上、最後のオチのためにこの様な完璧人間の設定となっていることは分かります。しかし一時間半もこんな完璧超人の自慢話を延々と観させられる事は、私には苦痛でした。でも良い作品には違いないし……。これだけ評価に困った作品は久しぶりだ。 [地上波(吹替)] 5点(2010-03-16 18:49:32) |
838. スカーフェイス
《ネタバレ》 一人の貧しい移民がギャングとしてボスの座まで成り上がり、堕ちていくまでの物語。社会の底辺にいた主人公が血みどろの抗争の果てに辿り着いたものとは!?何にも無い。 でも個人的には私はこの主人公の真っ直ぐな生き方に憧れましたし、その尽きない欲望を持てる姿勢を羨んでしまいました。でも自分しか信用しない生き方が自信の身を滅ぼす事も必然だと思いますから、その二要素を両立させて生きて行きたいものですなぁ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-03-14 18:55:43) |
839. それいけ!アンパンマン 勇気の花がひらくとき
アンパンマン映画を観たのは初めてだったのですが、バイキンマンの極悪非道っ振りには普通にビックリしました。血も涙もない素晴らしい悪役です。ゲストキャラが勇気を手に入れる事で女王に成長出来るというラストも凄く分かりやすい。退屈はしませんでした。 [DVD(邦画)] 6点(2010-03-14 14:45:34) |
840. フローズン・リバー
《ネタバレ》 とっても地味な映画だったのですが、良く出来た映画だったと思いました。辺り一面が真っ白な風景で描かれるサスペンスは緊張感がありました。トレーラーハウスを買うことすら夢という貧困層の現状がイヤにリアルに描かれていたので、サブプライムローン問題が騒がれていた時期に公開した方が面白かったのでないでしょうか。 白銀の荒野に突然響く銃声や、終盤に二人の母親の感情が入れ替わる展開が素晴らしかった。 [映画館(字幕)] 7点(2010-03-13 11:26:41) |