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クロエさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1130
性別
自己紹介 8点以上は超お勧め。
ソフトを購入しています。
7点は面白いけど、1度の鑑賞で十分。
ソフトの購入まではしていません。
6点以下はハズレ。
ある意味、6点以下の作品を見続けるのは苦行です。

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821.  パルメット
この映画、テレビでは「レア・魔性の肉体」というタイトルがつけられていましたが、本題「パルメット」よりは観る人の興味を惹きつけます。 本サイトでは点数が低いですが、別のサイトでは、かなり高評価を得ています。 魅力的だが、どことなく影のある女性の罠にはまっていく男という設定は「白いドレスの女」や「氷の微笑」などで、もはや定番。 ですが、プラスアルファがあって、かなり楽しめました。  新人のシナリオコンクールで優勝しそうな脚本といった感じです。  マンネリ化した「相棒」を観るよりずっといいです。  因みに、この映画の紹介でクロエ・セヴィニーの写真が使われていたりしますが、彼女の出番は、それほど多くないです。
[地上波(吹替)] 7点(2011-08-05 17:33:12)
822.  悪魔の毒々モンスター
 点数が低いですが、80年代、「B級映画」という言葉の流行りを作ったのが本作です。  今の時代、民放やNHKで放送されることは考えられませんが、当時はCMや映画情報番組などで盛んに宣伝されていました。  規制が緩かったんですね。  当時は私も映画館へ足を運びました。  この手の映画が次々と日本へ転がりこんできました。  私達はそれを喜んで受け入れました。  この責任を私達30代後半以上の人間は過去の遺産として大切にしたいものです。  何度も繰り返し観たい作品ではありませんが、一つツボにハマると似たようなグロ映画中毒になってしまうんですよね。  今の私がそうなんです。もうすぐ、その中毒も治まると思うのですが…(笑)。
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-11 23:07:10)
823.  吐きだめの悪魔
 近々DVD化されるそうですが、ホント、ストーリーなんてないんですよ。でも、それぞれの人物描写がとてもリアルなんです。  10年以上も前に私は建築関係の仕事をしていたのですが、小さな会社だったので現場監督をしながら2Tトラックでスクラップを所沢の廃棄置き場へ頻繁に通った思い出があるんです。  この映画以上に砂煙にまみれながら外国作業員たちがタオルを口に巻いて働いていました。  この映画を観賞したのは、それよりずっと前、高校生の頃、深夜のテレビで観たのが最初ですが、世の中に、こんな世界があって自分が、そこにいたら嫌だな…って思った記憶があるんです。  それから数年後に、まさか、自分がこの世界にいるハメになって……。  今の私は、また別の世界にいるのですが、今、この映画を改めて観ると、「人間ドラマ」を描いているのは何も橋田須賀子だけじゃないって、そう思うんです。  多くの人に観てもらいたい映画ではありませんが、これに近い世界も実際に日本に存在すると私は言いたいのです。   因みに、当時は「悪魔の毒々モンスター」というグロ映画が流行りはじめ、その波に乗って来た作品と言っていいと思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-07-11 22:48:37)
824.  刑事コロンボ/構想の死角<TVM> 《ネタバレ》 
 放送された前日に「スピルバーグ自作を語る」という、本人が90分間喋り続ける番組を観ました。  今回のコロンボは、スピルバーグ自ら自信作と語っているほどで、名作「激突」の製作に漕ぎつけたきっかけにもなったそうです。  聞き逃すと忘れてしまいそうな細かいセリフから犯人を嗅ぎわける推理ですが、この推理だと、殺された作家の奥さんも共犯として考えられるんじゃないかという気もしました。  出来として他のエピソードより、ずば抜けた話しとはいえませんが、20代という若さで、これだけきっちりとしたドラマを作り上げたスピルバーグは、やはり天才であります。  最後に口に出した犯人のセリフも、観る者の心に突き刺さるものを感じました。   ピーター・フォークさんのご冥福をお祈りします。  今回、NHK総合テレビのアーカイブスに選ばれた理由は、やはりスピルバーグ絡みと視聴者にとっても印象に残るものがあったからだと思います。  二人目の犯行は、ちょっと酷だったかもしれませんね。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2011-07-02 23:44:25)
825.  刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM>
コロンボのシャイでユニークな人物像と「フレンチコネクション」のような地道な捜査が、とても印象的に残りました。ラストは途中から予想出来ましたが、それが、しっかりと視聴者を納得させるものとして終わらせたので満足度100です。コロンボはテレビを点けていたら偶然、久々に観ました。  ピーター・フォークさんのご冥福をお祈りします。 自身の監督作品なんですね。 日本の刑事ドラマでは出来ない面白さがここにあります。
[地上波(吹替)] 8点(2011-07-02 23:41:39)
826.  若草物語(1949) 《ネタバレ》 
 古い映画が好きな私ですが、全く入り込めませんでした。  四人姉妹の物語と受け止めて間違いないと思いますが、良いことも悪いことも突然やってきて、とつぜん解決してしまう。  男と女の関係にドラマが全くないんです。いきなり現われて「愛してる」とか。観てるこちらがバカバカしく思えてきます。  1時間30分くらいになると長女は旅に出てしまうし、かと思えばすぐ帰ってくる。  構成がメチャクチャなんです。この映画、いったい何の話し?って訴えたい。  長女が書き上げた作品はどんな内容だったのでしょう? それについては全く描かれていません。  クラシック映画を鑑賞すると、何かしら得るものがあると私は信じていたのですが、鑑賞している時の私の気分を抜きにしても、これほど何も感じなかった作品は珍しいです。  →最近、世界名作劇場の「愛の若草物語」というアニメを全話観賞し、本作を観直しました。アニメ版も本作も原作の姉妹の設定を少し変えているようです(原作未読)。 アニメ版は感動しましたが、やはり本作についての良さは私には理解できませんでした。隣人のおじいさんは本作とアニメがそっくりだったので、とりあえず1点上げておきます。(笑) 
[DVD(字幕)] 4点(2011-05-25 00:03:13)(良:1票)
827.  若者たち 《ネタバレ》 
 NHKで「山田洋次が選んだ名作100」という番組で紹介されて、若き日の田中邦衛さん目当てで観賞しました。  感想は、製作された44年前も今も、何一つ変わっていないんだなぁってこと。  東日本の震災で「仕事探そうにも住んでいたところ言ったら採用されないだろう…」と嘆いた人達の姿を観ました。  この映画の中でもヒロインが好きになった男性の後ろ姿を「あの人、ピカ(被爆者)よ」と言われるシーンがあります。 「学歴」「欲」「金」という言葉が頻繁に出てきます。  そして、それらを乗り越えようとする不器用だけど純粋な5人の兄弟たち。  そして、それぞれの兄弟たちにぶつかってくる世間体の波。 「いつか、そんなこと関係なくなる日が来るよ!きっと!!」  …否、皮肉にもそれだけが関係している現実が今ここにあります。  インターネットの普及でテレビや雑誌などのマスメディアが現実を捉えていない、この不信感。  この映画、当時はドラマ化もされていたそうですが、再び価値を見出されてもいい、とんでもない作品です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-24 23:56:53)
828.  菩提樹 《ネタバレ》 
淡々とストーリーが続いているので少々厚みが感じられませんが、実在したマリアさんの本の通りに作られたのではないでしょうか? サウンド・オブ・ミュージックで演じられるトラップ少佐はもっと優しい人格だったと脚本を読んだマリアさんは反対されたそうですが、その意見は却下されたそうです。 本作はトラップ少佐も歌を教えたヴァスナー神父も登場するのでマリアさん本人はこちらを支持されたのではないでしょうか? サウンド・オブ・ミュージックは世界中で愛されている映画ですが、それなのにこのサイトでは本作が7点もいかないのは残念でなりません。 ドレミの歌もエーデルワイスも使わず誰もが聴いたことがあるスタンダードナンバーを綺麗なコーラスでなかなか感動させてくれます。 ところで最近トラップ一家の4女だったという80代の女性のインタビュー番組が放送されていましたが、彼女の名前もマリアなので映画では違う名前になったとのことです。 それから破産したトラップ一家をホテルにして生計を立てたエピソードはアメリカで購入した家のことだそうです。 結婚に関してもマリア先生と長女の年齢差が4つほどしか変わらないことで本作ほどスムーズにはいかなかったそうです。 サウンド・オブ・ミュージックは間違いなく本作を参考にしているようですが如何せん邦題が悪すぎます。どうしてもこのタイトルにしたいのであれば、サブタイトルに「もう一つのサウンド・オブ・ミュージック」とでもつけなければ世間に広がらないマニアックな映画になってしまうでしょう? 本作のマリア役の女性とジュリー・アンドリュース、似ていると思いませんか? 「続・菩提樹」も特に必見ですよ。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-18 01:19:48)
829.  続・菩提樹 《ネタバレ》 
何となくコメディータッチに描かれているところが前作と違うように感じます。 ストーリーは相変わらず淡々と進むだけなのですが、ヴァスナー神父がバッハばかり歌わせようとして返ってそれが客に受けないのが面白くてなりません。 セックスアピールのシーンなど、修道女の見習いだったマリアが足を見せ、そこに煙突掃除の男が表れるシーンも可笑しくてなりません。 おそらく本物のヴァスナー神父も含めてトラップ一家全員が本作を観賞したでしょう。 どんな感想を持ったか聞いてみたいものです。 マリアはステージで歌う前に観客に向かって、よくお喋りをしますが、ユーチューブでエド・サリバンショーに出演した映像を観ると確かにマリアはお喋りが多すぎるように思えます。 前作もそうでしたが、エンディングのマリア役の女性をみると「メリー・ポピンズ」を思い出します。 マリアは幸せ配達人なんですね。 因みにトラップ一家のCDは輸入盤で聴くことができます。 トラップ一家が解散した理由は子供たちが成長し結婚や企業家として独立し自然消滅したと先日放送されたNHKで言ってました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-18 01:06:48)
830.  メリー・ポピンズ
子供の頃深夜放送で観ました。他のレビューを読ませていただくと大人になって初めての観賞を悔やんでいる内容が目につきますね。あの時、本作を観賞出来た自分が本当に幸せでした。先日、1993年に日本で行われたジュリー・アンドリュースのコンサートをテレビで観て感動し、さらに今回タイミング良くBSで観賞出来たのはいいのですが……。チムチムニ~♪とジュリーが傘をさして空を飛んでいくシーン以外全く記憶に残っておらず、退屈極まりない映画と化してました。映画が悪いんじゃないんです。私が開いてはならない箱を開けてしまったばかりに全てがオシャカになってしまったんです。あの時なら満点をつけていたものを……。子供の頃に感動した特別なものを中年になって再び蘇らせるのは、よくよく考えてからにすべきだと反省しました。「サウンド・オブ・ミュージック」は今でも満点なんですけどね……。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-06 02:18:48)
831.  メトロポリス(1926)
ロボットと近未来が表現されなければ「蟹工船」に似た内容に思う。1926年のドイツで既に現代の状況を予知していたかのようだ。かと言ってバブルの時代に、今の状況を予測できた人もいないはず。それに加えて、頭脳と手をつなぐものが心ではない今の世の中が皮肉に思えたりもする。この映画を見てサイレント映画に興味を持ったというレビューがあったが、当時は音楽なしの本当のサイレントだったことに注意してもらいたい。だが1926年当時に見た人にとっては衝撃的な作品だったと思う。そして今観賞しても価値のある作品に間違いはない。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-07 03:02:59)
832.  エレニの旅
長いこと映画と接していなくて、久しぶりに気分をリフレッシュさせようとして観賞したのが間違いでした。 全編を通して、主人公がエレ二であることも理解出来ないし、他のレビュアーが頻繁に使っている「長回し」というのが、私には退屈でなりません。 映像美等、分からなくはないけれど、どうも私には観賞する時期を間違えたようです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-01-12 04:44:00)
833.  サウンド・オブ・ミュージック
何一つ文句のつけようがない、私にとって素晴らしい作品ではありますが、今回、テレビ放送をCMカットで録画したら2時間40分に編集されていました。なんで余計な解説をつけ足してまで編集してしまったのか…。やはり当時の吹き替えも入ったDVDの購入が必要になります。
[地上波(吹替)] 10点(2011-01-09 21:05:28)
834.  イマジン/ジョン・レノン
 公開当時は貴重フィルムとして宣伝していましたが、ネットが普及してからというもの、これ以上の貴重な映像を集めるのは容易になってしまいました。  本作が放送された数日前に、イラク戦争反対に影響を与えた曲、「イマジン」のアーカイブスのドキュメント番組が放送されましたが、本作よりも「イマジン」という曲の価値を高めたように思いました。  この映画は「イマジン」という曲がどうかというより、単なるジョン・レノンの生い立ち映像に過ぎません。  ドキュメント番組では「世界中が平和になることを想像してごらん」というメッセージを特別強調しているようにみえましたが、番組を見る限り、この曲のインスピレーションは、ヨーコの作った詩集「グレープフルーツ」の冒頭に書かれた「イマジン(想像してみて)」という言葉のようです。  ジョン・レノンの作った名曲の数々は、オノ・ヨーコさんの存在なしにはありえなかったのは疑う余地はありません。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-11 01:55:52)
835.  追想(1956) 《ネタバレ》 
 バーグマン演じるアンナとブリンナー演じるポーニン将軍の愛の近づき方が、とても微妙な速度なので、理解しづらい人もいるのではないでしょうか?  誰もいない大広間を真ん中に映し、左右別々の部屋からアンナとポーニンの声だけで会話をするシーンはとても面白く思えました。  字幕を担当した人のせいか、忠実でありながら洒落たセンスのセリフ。  アンナとブリンナーの口論を最後に突然舞踏会が始まり、二人のツーショットは映さないで「愛」を描いたラストには意外な感動を覚えました。  邦題のセンスが悪すぎます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-26 04:02:35)(良:1票)
836.  エーゲ海の天使 《ネタバレ》 
 1941年から3,4年もの間、エーゲ海の孤島で偵察を目的として、の~んびり生きた兵隊たちの話しです。  さすがイタリア映画だけあって、男女のセックスシーンと音楽がスパイスを利かせて観ている側を引っ張っていきます。  通信機が壊れた状態で3,4年も何もない島にいると本国ではもっと有益なことがあるのではないかという心境に駆り立てられるのは正直な話。  でも、この時代ですから、彼らには、ここが竜宮城というイメージがなかったのでしょう。  時間経過の描写が上手くありませんが、ラストのテロップで「今、逃亡中のすべての人にささげる」と流れたのは笑えました。  「世界の状況を知れ」という意味なのでしょうか?  CSでしか観られない貴重な映画かもしれませんが、7点は上げられません(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-17 19:25:32)
837.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 
 どうも80年代の東ヨーロッパの現状を舞台にした映画って、ピンとこないんですよ。  くるわけないですよ。あまりに遠くの世界だし、行ったことないんだから。  盗聴していた男の心境が一番のポイントだと思うのですが、観賞中、集中力がなかったせいか、何故自分を犠牲にしてまで……全くわかりませんでした。  ベルリン崩壊の後のシーンは無駄ではないと思うけどダラダラしすぎ。  サスペンスっぽいものを期待すると後悔します。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-15 03:32:00)(良:1票)
838.  エースをねらえ!
 テレビアニメのバージョンは全て観たが、90分程度で、よくここまでまとめ上げたなぁと感心してしまう。  あらすじは同じだが、テレビとは全く違う仕上がりになっている。  何故、宗方コーチが岡ひろみを抜擢したのか、この作品でしかわからないような気がする。  如何せん、母親の話しはNGだと思うが、全く知らない人が観ても感動できるセンスには脱帽。  「カリオストロの城」や「時をかける少女」と並べても古臭さを全く感じさせない。  本作を観賞した数日前に野沢那智さんが亡くなられた。  ご冥福を祈ります。
[ビデオ(邦画)] 8点(2010-11-14 01:18:40)
839.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 
 マックィーンの特集として本作が放送されましたが、マックィーンとニューマンのどちらが主役なのか、テレビではマックィーンと言ってますが、軍配は絶対にポール・ニューマンですよ。  消防隊長演じるマックィーンはヘルメットで顔が見えづらいことが多いし、見せ場はヘリコプターでエレベーターの搬送、ラストの爆破以外、目立つ点がありません。  彼が本作以降、大作に出演しなくなった理由が、そこにあるように思われます。  全編通して豪華なキャスティングが多すぎて人物描写が希薄に見えますが、昨今製作されるスペクタクル映画を超える迫力は十分伝わってきます。  仮に私が俳優に選ばれたとして、どの役を演じたいか聞かれたら、唯一の悪役を演じた娘婿のリチャード・チェンバレンですね。  本作を面白くさせるスパイスが彼が演じる娘婿にあるような気がします。  
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-11 01:12:44)
840.  華麗なる賭け 《ネタバレ》 
 私が無人島へ持っていく10枚のDVDの1つです。  最初に観たのは小学生の頃、月曜ロードショーで。それから2回ほどビデオで観て、今回、衛星放送での再観賞です。  冒頭のマルチスクリーンに映るマックィーンとフェイ・ダナウェイ。もうこれだけで「華麗なる」ではないでしょうか。  主題歌に感動してサントラCDも購入しました。  フェイ演じるベッキーはまるでファッションショーのように衣装が変わります。スティーブ演じるトーマスに、恋を抱いていく心境に合わせ、華やかに変わっていきます。  そしてラストシーンになると、フェイは初めて黒いセーターに紫のジャケットという罪の意識を感じさせる服に身を包みます。握っていたネックレスの手の中には「来ないでほしい」と思う十字架が隠れていたかもしれません。  意見が分かれるところですが、トーマスはベッキーを多少なり信頼していたのだと思います。  「金を持って私のところに来てくれ」と書かれた手紙を受け取ったベッキー。しかし、その手紙を受け取る結末に、失ったものが大きいのはトーマスではないでしょうか?  仕事と信じあう愛を天秤に掛けさせられたベッキー。  飛行機の中から見えるはずのないベッキーを見降ろして、サングラスを外すトーマスは、また虚しく新しい人生を歩んでいくのです。ひこうき雲は消えてしまえば、もう戻ることはありません。  どことなく「黄金の七人」や「男と女」のようなヨーロッパのイメージがありますが、マックィーンが他に挙がった大物俳優の候補を抑えて本作の主演を勝ち得た値打ちは十二分にあると思います。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-11-04 23:11:59)
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