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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1993
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1021.  ゾンビランド:ダブルタップ 《ネタバレ》 
前作からなんと10年ぶりなのに、人物4人中3人の(笑)変わりの無さには驚きです。再会できて嬉しいな。 ゾンビがはびこる世界のサバイバルなのに、ちっとも深刻にならず悪ふざけなノリは前作どおり。タラハシーのこだわりがトゥインキーからイケてる車へと変わったり、能天気なおバカキャラのニューカマーが加わったりと工夫が感じられます。 惜しいのは10年経ってパワーアップしたゾンビの真骨頂が生かし切れなかったこと。変異して手強くなったぞ、というのは続編のセオリーですけども、話にあまり刺さっていなかった。 むしろ‶家族の絆”がメインテーマっぽくなっちゃって、‶対ゾンビ”のはっちゃけぶりを期待していた向きには物足りないですよね。タラハシーはファミリー向けミニバンをずっと嫌っていたけどね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-19 23:06:04)
1022.  ライド・ライク・ア・ガール 《ネタバレ》 
一人の人間の生涯を映画にするのってけっこう難しいですよね。起きた事柄を時系列ごとに並べただけでは‶他人事のイベント”を見せられる客は飽きてしまうし、無理に盛り上げようとして嘘になってもまたいけないわけで。 メルボルン杯で優勝した初の女性騎手のライフストーリーの本作は構成、演出とも平凡な印象を受けてしまいました。 ヒロインの勝気な性格はT・パーマーを通してよく伝わりますし、女だというだけで受けるセクハラや居心地の悪さといった逆境の描写は胸が痛みました。 でももっと映画構文としての山場があっても良かったのではないでしょうか。選手生命を脅かすほどの大怪我からの復帰劇しかり、優勝したレースのシーンしかり。そこ、映画のキモなのになあともどかしく思いました。馬が走る、それだけで画になる素材なのですから過去作品に倣ってもう少しわくわくさせてほしかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-11 23:23:34)
1023.  バンテージ・ポイント 《ネタバレ》 
多視点モノの醍醐味といいますか、角度を変えて事象を紹介されるたび「あ、そうだったのか」という‶分かる快感”が本作でも充分に堪能できます。ストーリー展開にもたつきはないですし、カーチェイスシーンも迫力ありで退屈せず観ることができたのですが。 なんとなく後味が軽いんですよ。スペインが舞台だしベテラン俳優多数起用でそれなりに華やかだし、爆発の火薬の量も十分。なのに米国大統領が狙撃されるという世界の一大事の割に、ずしっとくるものがないんですよね。 くどいほどに繰り返し見せられる起点から終盤までに起こったことは大統領撃たれる➞犯人確保だけで、話としてはそれだけなんですね。マッドマックス4も「行って帰ってくる」だけでしたが、かの作品に見られるようなキャラの造形力が全然劣るので誰にも入れ込みようがないし、各人のドラマも薄い。 あと苦虫噛み潰している顔のデニス・クエイドに今一つスターオーラが無いのはなんでだろう、とずっと気になりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-08 18:03:42)
1024.  ジョン・F・ドノヴァンの死と生
ドラン監督自身の個人的思いが反映されているのだとか。 憧れのスター俳優に対する愛情がふつふつと感じられ微笑ましい。スターダムで苦しむキット・ハリントンと子役のジェイコブ・トレンブレイも母親役のナタリー・ポートマン(もうお母さん役なんだね!)も丁寧な良い演技をしているので、これといって何もない話のわりにはつり込まれて観てしまいました。 ただ、奇しくも劇中のインタビュワーの記者が言っていたとおり「世界中の紛争に比べれば、先進国にありがちな凡庸な苦悩」であることも確かです。ふわふわと個人的感興をまとめただけの作品とも言えますから、評価は分かれるのではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-13 23:45:06)
1025.  ブラック・クランズマン 《ネタバレ》 
解決どころかトランプ元大統領の発言でむしろ後退に感じられる米国の人種差別問題、このジャンルの名手にしてベテランのS・リーが満を持してメガホンをとった感があります。 陰惨な話がごまんとある黒人差別をテーマにするにあたって、通底する怒りを重く沈めずエネルギッシュに前向きに刻んでゆくことのできる唯一の映画監督であると思います。 ブラックパワーを叫ぶ側もホワイトパワーの側もどちらも偏狭じゃない?と感じさせる筆致は相変わらずのバランスの良さ。飄々としたA・ドライバーとさくさくと軽いJ・D・ワシントンの二人の存在もリー味に大いに貢献しています。 物語から時流れて、現職大統領のお墨付きを得たとばかりに意気軒高なKKK。ラストのこの映像は監督の憤激そのものでありましょう。リアルな‶大魔法使い”その人を見ることになるとは驚きました。何十年もアップデートされないのですね、差別思想というのは。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-11 23:27:53)
1026.  スキャンダル(2019) 《ネタバレ》 
♯Me Too のFoxTV版ですね。知性をもって仕事にまい進したくとも性的圧力と闘わなくてはならない女性キャスターたち。美貌に恵まれて学業にも秀で、優秀な人生を歩んできたであろう彼女らをもってしても、こーんなに下品でしょーもないスケベ親爺らの欲望から身をかわすことは難しいのですね。 もういいかげんにしろよっと全世界規模で女たちがキレたうねりを背景に、この映画に出たことでセロンやキッドマンといった大物女優も怒りを表明していることがよく伝わりました。 セロンの思慮深そうな雰囲気やキッドマンの尖りっぷりに加え、若いM・ロビーの受ける衝撃と三者三様どれも印象的で巧い配役だと思います。 ただ、米国人には周知の人物らも日本人のわたしには誰なのか理解に苦しいことが多々あって、多すぎる人物の整理ができていないことが観辛く感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-06 23:33:05)
1027.  スケアリーストーリーズ 怖い本 《ネタバレ》 
画が湿っぽくて暗い。この雰囲気がギレルモ印、ティーンが主役ですが、ジュヴナイルものにしてはキングのより爽やか成分が少ないですね。十代の子が二人帰ってこないのはなんとも理不尽だし。 画ヅラで怖がらせることに成功しています。案山子や顔バランスのすごく悪い白い女の造形力は、ホラー化け物百出の現代においても卓越していると言えるでしょう。 そもそも図書館の古ーい本て、なんかちょっと怖いですもんね。そこにリアルタイムに赤文字が綴られてゆく。感受性の若い小学生が怖がるツボを正しく突いているなあと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-27 23:08:32)
1028.  落穂拾い 《ネタバレ》 
現代の落穂は市場で売れ残った食材の数々、廃棄された‶傷んでない”食べ物。それらを拾う人々を追いながら、でもサステナブル社会への転換を声高に主張するわけでもない筆致。アートなセンスを強く感じさせる散文詩のような作品で、訴えもふわっとしています。 時折ふっと挿入されるのは名画だったり自分の手だったり。トラックの車列を追い抜いたり抜かれたりするシーンは普通のドキュメンタリーなら不要としてカットされるでしょう。 「社会」の実相を描いたジャンルのものでは米映画の‟ノマドランド”的な描き方の方が分かり易く、ストレートに響きましたが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-21 23:14:04)
1029.  キャッシュトラック 《ネタバレ》 
4部構成の多視点で事件の真相が明かされてゆく辺りがガイ・リッチーぽい。初期の頃の軽快さを期待したのだけど、ステイサムが犯人捜しをするパートや真犯人結成のくだりなんかはちょっと「飽き」を感じてしまった。枝葉が多くてすっきりしないんだよなー。 それにわたしったら致命的なことに、息子を撃ったのが他ならぬステイサムの組織の人間だとばかり思っていたので、その後の鑑賞中若干の混乱をきたしてしまった。あの辺ややこしくないですか?見誤ったのはもちろん自分が悪いんですがね。 ステイサムがこんな無双になる前のとぼけ味が恋しいな。
[映画館(字幕)] 6点(2021-11-11 23:45:06)(良:1票)
1030.  テリー・ギリアムのドン・キホーテ 《ネタバレ》 
ドン・キホーテは児童書で読んで以来。子どもの頃抱いた「?」という不可思議な感想をまんま映像作品にしてくれたテリー・ギリアム。そう、元々のお話も整合性なんかなくてオチもどっか行っちゃってる「夢」そのものだもんね。 振り回される気の毒なサンチョことアダム・ドライバーとドン・キホーテその人なジョナサン・プライス二人の軽快な芝居っぷりが楽しく、この二人に引っ張られての鑑賞でした。 スペインのロケーションも素晴らしく、乾いた土と風、強い陽射し、これらの風土はドン・キホーテの世界には不可欠だと感じ入ります。むきだしの土色と岩の中にギリアムがこしらえた赤と金の濃い色彩の迷宮。この色彩のメリハリは強烈でちょっとぼうっとなりました。 そう、役者のお芝居、美麗な画。退屈しなかったのは間違いないんだけど、面白かったかと聞かれると微妙ではあります。そこはそもそもドン・キホーテですから、ということで。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-02 23:38:18)
1031.  テッド・バンディ(2019) 《ネタバレ》 
世に名高い(?)元祖シリアル・キラーテッド・バンディとは何者か。この映画では殺人の場面をほとんど描かず、観客はどちらかというと恋人エリザベスの目線でテッド・バンディを見ることになります。なるほど誠実(そう)でハンサム(好みによる)で、観てても「ほんとは冤罪なのでは?」とちらっと頭をよぎるほどでした。 実際の彼を映したテープはかなりの数で残っており、本作でもエンドロールで流されますがザック・エフロンが小さい焼き増しに感じられるほど。ちょっと迫力が違いました。実人物は殺人容疑者で捕まっているとは見えないほどに堂々とした振る舞いで、妙な毒々しいオーラを放っています。 ザックもマルコヴィッチも往時を完コピしていますが、映画を観ている我々をベスの目線に置いた以上、もう少し彼女の心情変化についての描写が必要ではないでしょうか。 いつぐらいからテッドへの思いについて疑惑シェアが大きくなっていったのか。渡された極秘資料がきっかけになったのなら、その中身を我々も知りたい。なによりベスが何故テッドの餌食にならずにすんだのか。ベス本人も知りたかったでしょうが、映画製作者としての解釈なりを落とし込んでほしかったところです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-30 23:45:37)
1032.  オーヴァーロード 《ネタバレ》 
西部劇に宇宙人、クラシックな名作プラスゾンビ、と異種カテゴリーミックス作品はこれまであまりうまく行っているものに出会った感が無かったのですが今作は戦争ジャンルとゾンビもどきの混合で、わりとこの二つは相性が良いことを発見しました。どっちも死と血がつきものだからかな。 シビアな戦場モノとして観たらどことなくチャチに見える背景や美術も、まさかのB級ホラーに転じてからはやたら重厚な画づらに見えてきます。血しぶきや肉片といったグロ描写も手を抜きません。 不死身の化け物はとても強くて、ああこういうのがやりたかったのね、とホラーモードに切り替えて鑑賞していたらまたも意外な展開を見せるのでした。アメリカ人曹長の軍人気質というか男気溢れる最期は戦争映画でよく目にする自己犠牲そのもので、思いがけずグッときました。なかなか手触りの新しい作品でしたね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-24 00:11:19)
1033.  私は告白する 《ネタバレ》 
殺人だなんてえらいことを告白された神父、さてどうしましょうと思っていたら何やら女絡みのワケありそうな過去。ほうほうそれで?とすっかり野次馬気分で鑑賞、結局女とは潔白の仲ということが判明し(そりゃM・クリフトだからね)なーんだつまんねえと全く本筋から逸れた観方をしたのはわたしだけでしょうか。 痛くもない腹を探られたローガン神父、ずっと片頭痛を抱えた顔してましたけど表情が乏しいんで苦悩してはる、とはあまり伝わんなかったです。すいません。 ドイツ人の親父はなんでわざわざ告白したんだろ。迷惑千万、悪魔みたいなやつだな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-12 23:17:11)
1034.  ふたりの女王 メアリーとエリザベス 《ネタバレ》 
いやー、史劇とはいえ思い切った脚色で。メアリーの名誉を挽回すべく忖度てんこ盛りでちょっと苦笑しました。リッチオが男色家でダーンリーとデキていたとは、こりゃあまりにも。無いでしょ(汗) 歴史上では無かったはずのエリザベスとの対面、後世の作家はこれやりたがりますね。権謀術には百戦錬磨のエリザベスが出向くわけない、と個人的には思うけども。会ったとしてもメアリーに自分のコンプレックスをさらけるとは全く思わんし、この脚本とはあまり気が合わなかったです。 お話はともかくも、キャスティングと美術は良かったです。シアーシャの透けるような肌感はメアリ・スチュワートの肖像画が伝える印象に近いですし、何より鼻筋を盛って容貌を変え、鬼気迫る白塗りメイクまでもこなしたM・ロビーのエリザベスは見事。 有名なお二人ゆえこのあたりの歴史出来事はある程度周知のことであろう、との前提で作られているようです。人物紹介も親切でないし時間のはしょりかたも大胆。なので「16世紀・メアリーとエリザベス・確執」についての入門編ではありません。中級者(?)向けですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-07 22:33:51)
1035.  木と市長と文化会館/または七つの偶然 《ネタバレ》 
ロメールが恋バナから離れた珍しい一本。好いた惚れたでなく、政治信条が今作人物らをして熱く語らせるテーマ。 ネタは違えど「人間というのはこういうもの」と遠巻きに眺めるようなロメール視線は相変わらずです。批判もせず絶望もせず。正直で雄弁なのはいつも通り。まあ今作も皆よくしゃべります。それ受け答えになってるの?と思うような自己意識中心なディベートっぷり。フランス人てめんどくさいな。 田舎の街での箱もの建設を廻って賛成派と反対派の主張が繰り広げられるけれど、この手につきもののリベート・汚職とかの生臭さは皆無。長々と論争してもケンカにはならない。そこはフランスの大人の流儀でしょうか。市長、記事に不満だったのに当事者の美人記者と仲良くなってるし笑。 いかんせん政治の話なのでいつものロメール恋愛譚の軽快さが無いのはやっぱりちょっと物足りなく感じます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-23 11:48:19)
1036.  暗殺のオペラ 《ネタバレ》 
1ショットがどれもこれも名画のごとし。遠近画法のお手本にしたいような、見事な構図。木々の緑と石畳の白、女が生ける花束の強烈なオレンジ色。監督の美的センスが今作も炸裂していますが、ストーリーの方ははらんだ謎の緊迫度とか終幕の際の衝撃など「暗殺の森」の方が卓越していると思います。本作はやや抽象的ですもん。殴りに来た奴、小屋に閉じ込めた奴、どれもはっきりしないしラストシーンに至っては全部が幻だったかのような曖昧な幕切れです。 なにより「ええー?」と思ったのはアトス(父)が裏切り者だった、というネタバレ。そんな、そこは脚本的にもあくまで彼はヒーローであるべきでは? 仲間のおっさん(不思議と時代設定を無視して皆現在の姿で登場するのですね)にボコボコに殴られるアトス(父)はものすごくカッコ悪く、それまで構築してきたベルトルッチ美意識ワールドの世界観すら破壊したように感じたのですが。どっちらけ、ってやつです。アトス(父)が罪滅ぼしに提案したのが暗殺に見せかけた狂言、てのもちょっと理解に苦しむな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-16 23:24:53)
1037.  ファイナル・スコア 《ネタバレ》 
満員のスタジアムの裏方で、テロ・グループに対して孤軍奮闘する男。展開はもたつかずアクション場面も見せ方が巧い。画の使い方が良く、これぞスペクタクルと言いたくなるシーンは手に汗握ります。でっかいスタジアムを遠景で捉え、その狭い屋根の上を走るバイクの画ヅラには肝が冷えました。 しかし困ってしまうのは、この設定ではどうしても「ダイ・ハード」が想起されること。何十回と観た、かの名作とは主人公のキャラ立ち具合、状況の必然度、展開をどう二、三転させるかそのセンス、まあどれもちょっとづつ劣ります。友人の娘も可愛げが無いし。比較しながらというのはあまりホメられた鑑賞態度ではないけれど、だって状況そっくりなんだもん。 ただ、「ダイ・ハード」に匹敵するくらい良かったのは主人公をサポートする脇キャラ。ひと目で移民と分かるイスラム顔の彼、「巻き込まれ型の相方」の定番通りぼやきっぱなしでいい味出してます。クライマックス、「イスラム」を武器に(やけ気味に)スタジアムの客を避難させた場面は笑ってしまいました。いや、笑っていいんだかなんだか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-07 22:51:42)
1038.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 
映像の斬新さ、設定の奇想天外なこと、ビジュアル完璧の主人公、と‶マトリックス”は1作目で全ての美質を顕し尽くしているので、その続編となるとハードルの果てしなく高いこと。どんなシリーズものでも2作目は苦心しがち。人物、ロケーションを増設し風呂敷を広げ、視点も増やした結果とっちらかった出来になってしまうものです。 本シリーズもその類に漏れず、制作の苦心惨憺ぶりが伝わってきます。「増やしがち」なのが続編の宿命とはいってもスミスの大量発生の画など見たかった客はあまりいないと思われます。 モーフィアスが己の信念の論拠としていた預言者までがAIの手によるものだとは思い切った改変をしたものと思いますが、それとて三部作通しての計算尽くしの脚本というよりは苦し紛れの‶びっくりアイデア”にすぎないのではないでしょうか。 三作目に対しては期待よりも不安が募るばかりです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-06 23:35:14)
1039.  ローズの秘密の頁(ページ) 《ネタバレ》 
観終わっての感想は「あーだから田舎なんて嫌なんだよ」でした。閉鎖的な人間関係、因習濃い考え方等、田舎の負の部分が凝縮されているような村ですな。あんまりじゃありませんか。宗教家からしてローズに勝手に思い入れて、あげく村人ぐるみで中傷、迫害。イングランド憎しが高じて中立立場の商売人をも憎悪の対象でひとくくり。つまはじきにされてるローズとセットになってるもんだから暴力の手がエスカレート。 この馬鹿神父、大司教になってローズを病院から出すよう尽力したところで彼女の40年をどうしてくれるの。 ある種の美貌を持った女性って同性からも変に忌避されるんですよね。ヴァネッサ・パラディが若い頃道を歩いていただけで老婦人に水をかけられた、という逸話を思い出しましたよ。 とまあヒドイ話ではあるんですけどローズとマイケルが海辺をバイクで走る場面は喜びと自由の美しさに溢れていて、ここ数年観てきた映画作品の中でも屈指の映像美であることを付け加えておきますね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-16 23:56:25)
1040.  ベスト・フレンズ・ウェディング 《ネタバレ》 
当時の制作の意図としては、ジュリアを久々にコメディの場に引っ張ってきたことと、新進気鋭人気上昇中のキャメロンを起用したことで成功間違いなし、と思ったんじゃなかろうか。四半世紀ほど経ってからこの作品を観ました。で、断言できるのはこの映画の美質は音楽とR・エヴェレットの存在であるということ。キャメロンの音痴カラオケ、親戚の集う会食での合唱そしてラストシーン。ポップスの心地よさを最大限に生かした演出には心掴まれました。 さらにジュリアの親友役のルパート、彼が良い塩梅に差し水をすることによって話が硬直せずにすんでいます。絶対にジュリアと恋仲にならない設定=ゲイ、としたことでラストのダンスも厚い友情を感じる大変爽やかな名場面になっています。 不満も多々ありますが。キャメロンの造型が甚だ浅く、若いだけの可愛い子ちゃんであること。なによりダーモット・マローニーがどうハードルを上げ下げしてもジュリアとキャメロンが必死に取り合うような素材に見えないこと。わたし的には大味顔のジュリアより各パーツの整った小顔のキャメロンが贔屓なのですが主役をジュリアに譲っていること、などです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-13 23:54:10)
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