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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1993
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1041.  ジョン・ウィック:パラベラム 《ネタバレ》 
ジョン・ウィックシリーズのようなクセが強いジャンルものは固定客がつきますね。客なら楽しいけれど、そうでない者には退屈であろう本作、巷の評価もバラバラです。見どころは六割方を占めるキアヌの殺戮アクション場面で、一説によると吹き替え無しでキアヌ本人がこなしているのだとか。だとすれば持久力、身体のキレ等大したものです。今回馬や犬も動員してさらに賑やかな戦闘光景が繰り広げられます。熱心に殺すなあ、しかし。 わたしはファン客ではないので、もっぱらツッコミながらの鑑賞姿勢です。執行部のアナログ加減は見逃せません。手書きの黒板にはんこ決裁とか70年前の事務の様相ですが捌き切れるのでしょうか。 お話もちょっと渋滞しています。鎖やら紋章やら小道具を総動員して東ヨーロッパの元コネを頼ってるらしいのは分かるのだけど、彼らとの関係は何なん?ハル・ベリーとか砂漠の王様とかジョンの人脈を知らされてもだから何という感じで、話が進まないんだもんなあ。まあストーリーなんて分からなくても支障はないシリーズではあります。 所々「日本」が顔を出すのが微笑ましいです。きゃりーがBGMの寿司屋とかヤクザの伝統指詰めとか。銃器店で敵が一人ずつ襲ってくるあたりは時代劇の殺陣を思い起こしました。耳に入ってちょっとしてから「あ、日本語か」と分かったりして、ふふっとなりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-01 23:35:49)
1042.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
とても話題になった本作ですが音楽バンド映画として観るならとても凡庸な出来です。平均点ど真ん中くらいです。おそらくクイーンの楽曲が感動の底上げに三役くらい買っているのではないでしょうか。 クイーンの20年間を2時間に収めるのはたしかに難しいけど、どんな種類の伝記映画も抱える課題を克服できていません。各エピソードの羅列にとどまっており、フレディの内面を推し測るにはBSで放送していた英国製のドキュメンタリーを見た方がよほど有効です。 ライブ・エイドでのステージをクライマックスに持ってきたのにはなるほど、と思いました。当時わたしもテレビの中継にかじりつき、VHS3本に録画を収め、ラジオの音源も録音したものでした。お目当てのミュージシャンはクイーンではなかったのですが、しかし彼らのステージは間違いなくライブエイドにおける№1のパフォーマンスでありました。フレディの圧巻の熱量、声量、肉体の躍動には頬をひっぱたかれたかのような衝撃を覚えたものです。 そのライブを完璧に再現したという評価の本作。セットの細部やメンバーの動作など、確かに完コピできているとは思います。 でも、でもフレディじゃない。ラミ・マレックは誠実にフレディ・マーキュリーを演じたと思うけれど、そしてこれは彼にはどうにもできないことだけど、ラミにはフレディのような体格が無いのです。あのステージ映えする八頭身、長い脚、厚い胸板、頭部の小ささ。彼が舞台に仁王立ちして腕を高々と突き上げた時の筋肉美。他を圧倒するあの立ち姿をもってして、フレディはフレディ・マーキュリーたりうるのです。 汗光りしながら、マイクコードを華麗に脚でさばきつつステージを縦横に駆ける往時の「本物」の映像と比べると、最後まで涼しげにパフォーマンスを終えるラミ・マレック版ではフレディのオーラもナルシズムも感じることはできませんでした。 ブライアンやロジャー、ジョンが錯覚しそうになる位本人とソックリの役者さんなので、余計にラミが浮いて見えてしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-17 00:07:25)(良:1票)
1043.  ザ・マジックアワー
互いの意図したところが違うのに何故かハマる面白さ。三谷氏の脚本、キレています。三谷作品はわりとそうなのですが今作は特に舞台劇な感じが強いですね。作られた街は現実感ゼロ、レトロっぽさでファンタジー感も増します。 チョイ役に至るまでまあー日本芸能界の一線級にいる人たちがぞろぞろ顔を出しますなあ。端役にまで主役クラスを使われるとなんだか気が散ります。 演技力の差もはっきり分かりますね。わたしが邦画を苦手とするのはこれがあるからで、言語の繊細な響きも母語だと聞き取れてしまうから「下手だなあ」と感じやすくなるんですね。演技評価をするなら上位では佐藤浩市の仕事が凄いです。けっこう難しいキャラクターだと思うんですよね。ズレてて抜けててでも芝居には純粋な。彼のイメージに無い要素ですから、意外だったし楽しかったです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-12 23:11:41)
1044.  評決のとき 《ネタバレ》 
今観ると凄い顔ぶれですね。25年の間に皆着々とキャリアを積み上げているのが感慨深い。スキャンダル勃発した人もいますが。 主演マシュー・マコノヒーは今やベテラン実力派ですが、この時は駆け出し。演技もムラがあります。最終弁論や家の焼け跡でのシーンとか箇所ごとに見れば熱演しているのですが、ストーリー一連の流れの中での心情変化までモノにできていない感じです。日増しに酷くなるKKKの暴力に晒されていても一向に呑気な顔つきはいぶかしく感じるほどでした。メイクでもいいから目の下にクマでも描いたらどうかと思った。 お話の方も山場の最終弁論、あれどうなんでしょう。どんな感情論で訴えてくるのかと期待させた割には「いや、そんなことわかっとるわ」と思ったんですが。しかしミシシッピの白人陪審員たちはそうではなかったんですね。少女が白人であったらと想像せよ、と言われるまで痛みを感じないほど人非人感性な12名なのでしょうか。 あとサンドラ・ブロック演じる女子大生。彼女の死刑反対主義は揺らいだのでしょうか。あんなKKK連中は吊るしてしまえ、とは思わないのかな。本筋に関係ないけど、そこ知りたい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-11 22:28:44)
1045.  メン・イン・ブラック3
なんの工夫もなかった2よりずっと面白い。ちゃんとした娯楽作です。起承転結をきちんとやっているシナリオが良いですし、敵役のエイリアンがきっちりと凶悪で気色悪いのもよろしい。タイムワープという荒業も‶ネタ切れの挙句の苦し紛れ”に留まらない説得力を持ちました。 全然年を取らないウィル・スミスの安定したはっちゃけぶりも常連客を安心させます。わたしはトミー・リー・ジョーンズが好きなのでジョシュ・ブローリン版のKがメインなのがちょっと残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-10 23:40:13)
1046.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 
レッドフォード扮する退職間近のベテランスパイが回想する過去の敵は外国人。そして現在の戦うべき相手はなんと同僚。CIAの人たちも年季の入った悪そうな顔をしていてスリリングです。 いかなる時も沈着冷静なレッドフォード上司は間違いがなくて、でもその分「情には欠ける」ので部下のブラピは反発し思春期よろしく無茶な行動に出て結果親(上官)に世話を焼かせることになるのでした。あーあレッドフォード長年貯金してきたのにねえ(涙)。 過去パートと現在パートが入り組んでいる上、現在軸ではブラピ救出の策謀も同時進行しているので結構忙しい。忙しいけれど、ややこしくないというのが脚本の凄いところで、こういう親切設計はトニー・スコットらしさを感じます。 個人的には過去パートの「東ドイツからの亡命者」の物語を一本分の映画で観たいです。シャーロット・ランブリング雰囲気抜群なのにあれだけでは勿体ない。ああそしてシャーロット姐さんはいつでも血まみれで死ぬのね・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-03 18:04:03)
1047.  スターリンの葬送狂騒曲 《ネタバレ》 
旧ソ連の指導体制を笑おう、という演出にキレはあると思います。冒頭、スターリンの無茶指示に慌てふためくモスクワ放送局長には心から同情しつつ笑ってしまいますし、政権中枢幹部らのスターリンへの媚びへつらいぶりったら、もう。ウケたネタ、ウケなかったネタを表にしておさらいしているなんざ、高潔さを失った人間とはかくも滑稽である、の見本です。 だけど、人間の扱いのあまりの軽さ描写には肝が冷えて笑うどころではありませんでした。 笑い飛ばすことができないのは、血なまぐさい政争も市民への弾圧も極めてノンフィクションであるからで、あのおっかないソ連時代からさほど時が経っていないことをつくづくと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-28 23:39:05)(良:1票)
1048.  エクスカリバー(1981)
「昔々~」で始まりそうなイングランド昔話、もといアーサー王伝説。外国人のわたしにとっては良い入門編になりました。その名を耳にしたことのある魔法使いや騎士らがちゃんと体系立って頭に入りました。 伝説のおはなしの多分に漏れず出来事が箇条書きになっている印象で、映画作品としては物足りなさを感じます。美術も学芸会の演目を見ているようだし。 ‶映画作品”にしようと思ったら、やはり「グラディエーター」のような画が必要になりますよね。それこそリドリー・スコットが手掛けたら、アーサー王もどんな出来になるでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-24 23:40:00)
1049.  女優フランシス 《ネタバレ》 
ハリウッド女優の悲劇は色々聞きますが、代表格マリリン・モンローより数年先輩にフランシス・ファーマーという女優さんがいたのですね。精神不安定と決めつけられて病院送りにされるところなどマリリンとそっくりです。ジェシカ・ラングが強烈な体当たり演技をこの作品に残したことで、フランシスの記憶も後世に刻まれることになりましたね。 ジェシカの熱演はともかくとして、映画は脚本の整理の仕方が上手くないと感じました。フランシスの女優人生を初めから順々に追ってゆかなくても良いのです。エピソードの羅列になってしまっていて、散漫な印象です。精神病院に出たり入ったり三度も繰り返したのは実話らしいけれど、律義に全部突っ込むから尺が長くなり、飽きます。 演出も過剰では。ロボトミー手術は施術されていないというのが事実らしいですし、病棟の内部も半裸だったりヤク中の廃人溜まりのような描き方はどうなんだろう。必要以上に露悪的で気分悪いです。 友人ハリーとの関係も描き足らず。あんなに重要な役回りなのにフランシスの彼に対する心情はほぼスルーされていて、?ばかりが募りました。この人実在したのかしらと疑ってすらいるワタシです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-22 23:50:09)
1050.  13F 《ネタバレ》 
仮想世界の構築に成功したと思い込んでいた自らが仮想世界の人物だった、というプロットは連環モノの高度SFですし‶アイデンティティの喪失と再構築”という難解な命題すらはらんでいて、事と次第によってはどえらい傑作になったかもしれません。 でも本作はきわめてライトな仕上がり。というか、中盤までの盛り上がりで話の面白いトコは終了してしまいました。 せっかく過去世界まで行ったのにやってることが買春と殺人。「現実の」世界から来た本家の女は夫が殺人者だとカミングアウト。姿も見せないそいつから逃げ惑う後半はありがちなB級サスペンスで萎えます。 電子の集合体に意志があるのか否か、という議論はハナからする気もないという姿勢ですがいやー、でもそこわりと引っかかっちゃったんですけどね私は。意志があるならあるで、そこんとこの描写がも少し丁寧にあっても良かったんでは。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-19 23:15:01)
1051.  ミスティック・ピザ 《ネタバレ》 
田舎の女の子たち3人の青春模様。他愛のない恋バナが三編で、とりたててドラマチックでもないしとても「普通な」エピソードです。でもなんとなく見入ってしまう。‶よくある”話ゆえ、同級生らとおしゃべりをしているような親しみを感じる空気感が心地よいのです。 女優3人がまた適度に「普通」で、丁度いいあんばいに華やかではないというのも親しみポイントが高い要素です。(もっともジュリアは一段上の容貌ですけどキラキラを抑えるガサツな性格設定が効いています) それぞれの恋愛話のオチのつけ方がなかなかリアル。結局ジョジョは生活感にじむ結婚に収まり、キャットの不倫は破綻し、デイジーの階級違いの彼氏との先行きは不透明と、甘くないシナリオは極めて現実的。ビターだけど決して不幸せではなく、3人ともちゃんと前を向いて生きている、そんな描き方が好感を呼んだのでしょうね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-03 23:25:11)
1052.  アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 《ネタバレ》 
フィンランドでは誰もが知る戦争古典だそうで。かの国の「継続戦争」については、ほぼ知識なく鑑賞したのですが。戦地の実態はどの国の戦争であっても大差なく過酷で、やりきれなさのみが残るのも同じでした。 新婚の将校も若い一兵卒もベテランも次々斃れてゆく怒涛の終盤は、すぐそばで爆撃を受けたかのような臨場感といい圧倒的なリアリティがあります。 兵士目線と謳っているとおり、休暇を取って家に戻り束の間畑をおこしてまた戦地へ戻る者や、敵国の娼婦に恋をする若い兵士といった等身大の人間の心情、行いを細かく丁寧に拾っています。辛くも生き残り、帰還したベテラン兵士の顔にしかし安堵といった安らぎ感がなかったことに戦争の大きな罪を感じます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-28 23:50:31)
1053.  海辺のポーリーヌ
‶恋愛感情をこじらす男女”を描けば天下一のマエストロ・ロメール。本作も色とりどりの男女が登場してこちらの野次馬根性を刺激します。今作はこじらせ度は浅く、まあ人物らがほとんど30前後かそれ以上と大人なので男曰く「色恋沙汰には飽きた」年頃ですからね。 (でもやってることはかなり幼稚) 10代は女子と男子がひとりずつ。フランスのティーンはこういう大人の男女事情を見て育つのか・・。我が国との距離の遠いことを感じるなあ。むこうの女子らは「身体をさらす」ことに抵抗が無いんだね。マリオンはともかくポーリーヌは15才でしょ?ワタシが中学生だった頃は体育で短パンになることすら、初めのうちはクラスメートの多くが照れていたものですが。裸体の一割しか隠れていない水着で男性と戯れる15才かー。うーん距離を感じるやっぱり。 ロメール作品は繊細な心理描写に大きく同意することも多いですが、今作はどの年代層のヒトたちともあまり気が合わなかったな。みんな自己主張強すぎ。映像はいつも通り綺麗です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-23 22:13:26)
1054.  マローボーン家の掟 《ネタバレ》 
ネタバレありありです。 ミステリアスな導入部、古い屋敷、隠された鏡、深い森と海。これだけ舞台装置が揃っているのだから、ああこれはゴシック・ホラーなのだなと思い込んだのが間違いのもと。現実では連続殺人鬼が報じられ、おやこれはクライム・サスペンスなのか?とその辺から困惑してしまいました。どうもジャンル分けの難しい作品です。多重人格まで動員されてはサイコサスペンスの要素も入ってくるしで。 なんとしても幻想系ホラーで押してほしかったなあ。個人の好みですが。屋根裏のイカレ親父が生きていた、というオチには心底がっかりしました。殺人犯がしつこく生き延びていただけか。生きていては実体があるわけで幽玄のはかなさも耽美も何もない。 鑑賞するにあたって、監督が脚本を手掛けた前作「永遠のこどもたち」の印象を引きずり過ぎたかもしれないです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-22 00:19:56)
1055.  地上最大の脱出作戦 《ネタバレ》 
大馬鹿の感性がのびのび発揮されてて楽しいですねえ。J・コバーンがこうもコメディになじむとは発見でした。 内容のユルさのわりに、戦闘員の装備などの美術がいっぱしでちゃんとギャップ笑いも取れています。 ボケのイタリア軍とツッコミの米軍。延々と天然ボケをかますイタリア大尉にキレる米軍大尉、それらをうまーく(なんとか)回してゆくコバーン、となめらかにコントが流れる中盤まではとても愉快です。 後半、ドイツ兵らを陥れる画策がやや整理されてない感ありでテンポが急にもたついたのは残念。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-09 22:17:51)
1056.  飛行士の妻 《ネタバレ》 
これもまたロメールにしか撮れないと言いましょうか、男女の他愛ないやり取り、気持ちの行き違い等をすくい上げて男と女の絶対的な違いをしみじみと抽出した一篇ですね。 ロメール作品にレギュラーのマリー・リヴィエールは本作においても安定して情緒不安定(変な日本語)。振り回される男の子は今回ずっと年下で、こりゃ彼の手に負えない物件ですな、と観てる方はわかる。 しかも彼、年下の女の子にも上手を取られていたことが分かるラストの、なんというかとほほな感じ(笑)。 やたらと会話の多い地味な映画ですけど、うん、こういう青春模様もありそうです。身につまされるかどうかは貴方の経験次第。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-07 23:21:49)
1057.  チャーリーとチョコレート工場 《ネタバレ》 
西洋版の子どもしつけ話とでも言いますか、こうしてはダメだよというひな型が分かり易い。わがまま・高慢ちき・いばりんぼ・いやしんぼ。それぞれちゃんと親子共々お仕置きを受けるのですね。ふと思ったのですが、日本のこの手の教訓昔話だと意地悪なばあさん(またはじいさん)が懲らしめられるのがパターンで、子どもが痛い目に合わされることってちょっと思いつかないのですが。 だからか、子どもが穴に落っこちたり、管に吸い込まれたりするのを見るとちょっと引きました。耐性ができてないんですかね。 それはそれとして、とにかくジョニー・デップがいないと成立しない作品です。彼無しではもう、全然違うものになるでしょうね。キャラクターを自分のモノにする彼の卓越したセンスが光ります。ウィリー・ウォンカの‶全然いい人じゃない”しらこい表情がたまりませんね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-22 22:54:29)
1058.  クリムゾン・タイド 《ネタバレ》 
原潜パニックものといえば必須条件であるところの密室・圧迫感・狭い環境下でこじれる人間関係。それらをきっちり押さえた上でトラブルに次ぐトラブル、と畳みかけるような緊張感の連鎖はさすがトニー・スコット、と思わしむる手練れ演出であります。通信は切れるわ魚雷は向かってくるわ指揮官同士で揉めるわ、でこれだけでもドラマ大盛りのところをデンゼルとなじみのヴィゴMにハックマンの方を選ばせる苦い心理戦をも挟んでくるとは。脚本のサービス精神も一級です。 ところで個人的な意見ですが、原潜内部でトップ同士で諍いを起こすなんてことは指揮系統に及ぼす心理面の影響が甚だしく(クーデターなんてもってのほか)この艦長も副艦長もどちらもよろしくないと思います。だからラストのあり得ないほどの大甘裁きの審問には苦笑してしまいました。誰も責任を取らないなんて現実には無いですよね。その逆の理不尽裁定ならば星の数ほどありましょうが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-17 23:14:52)
1059.  ブラック・スネーク・モーン 《ネタバレ》 
黒人の男がセックス依存症の白人の女の子を鎖で監禁、ていう目線で宣伝を打つから誤解を招くんだよ。どんなエグイ出来やらと思ったら、むしろハートウォーミング系のお話。映画会社には少し反省してもらいたい。 身も心もボロボロの、見るからに痛々しい女の子をS・L・ジャクソン扮するブルースシンガーが懐の大きさで癒してゆく、まあ人生やり直しドラマ(ふれあい型)のど定番です。 半裸も厭わないC・リッチの文字通り体を張った仕事は立派だし、サミュエルの良すぎる歌声は魅力的なのですが、いかんせんシナリオが凡庸で依存症や入隊した彼氏の不安症候群など難しい心の問題の克服を簡単に扱いすぎでした。役者の力量におもね過ぎの感があります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-15 21:49:45)
1060.  フライト 《ネタバレ》 
アルコール依存症の男が立ち直るまでの軌跡が本筋なのですが、前半の飛行機事故描写があまりにリアルで緊迫感を伴っているためその出来の良さが作品全体のバランスをむしろ崩している感じです。 事故原因と機長の瑕疵との因果関係を追及された「ハドソン川の奇跡」が被り、観てるこちらは主人公がドン・チードル弁護士と共に運輸安全委員会に対して共闘する図式を予測していたのですが、全然違うんだなこれが。ドン・チードル弁護士なんかほぼチョイ出。委員会のメリッサ・レオはもっとガヤ扱い。話の七割で延々デンゼルの酒に吞まれる様を見せられるとは。 D・ワシントン上手いですけどね。なぜそんな情けないことになっちまってるのか脚本が説明していないので、ウィップという人物に対して興味が今一つ持てずじまいでした。もう少し彼の人間性を描写してくれていたら、ラストで「死者に罪をかぶせる」ほど堕ちてはいなかった彼の精神性にもっと感動できたのにな、とは思います。 いやーそれにしても酒瓶一本の画をあれだけ緊張感をもって見つめたのは初めての経験でしたよほんと。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-11 23:21:54)(良:1票)
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